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JPC0249 2016.12 3K NP 本文またはその一部をInstitut Straumann AGの書面による許可なくして複製または発行することはできません。 Straumann® および他の商標とStraumann® のロゴは、 Straumann Holdings AGおよびその関連会社の商標および登録商標です。 ストローマン・ジャパン株式会社 108-0014 東京都港区芝5-36-7 三田ベルジュビル 6受注専用ダイヤル:0120-418-995 製品サポート: 0120-689-930 デジタルサポート: 0120-4 1 8-320 FAX (共通): 0120-4 1 8-089 TEL 受付時間:平日9 0017 30 (デジタルサポート 18 00まで) 当日出荷受付時間:平日17 00まで エムドゲイン当日出荷受付時間:平日14 00まで [ 登録技工所] エトコン・ジャパン株式会社 Technical Information Straumann® Guided Surgery Basic Information

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JPC

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本文またはその一部をInstitut Straumann AGの書面による許可なくして複製または発行することはできません。Straumann® および他の商標とStraumann® のロゴは、Straumann Holdings AGおよびその関連会社の商標および登録商標です。

ストローマン・ジャパン株式会社〒108-0014 東京都港区芝5-36-7 三田ベルジュビル 6階受注専用ダイヤル: 0120-418-995製品サポート: 0120-689-930デジタルサポート: 0120-4 1 8-320FAX(共通): 0120-4 1 8-089TEL受付時間: 平日9:00~17:30(デジタルサポート 18:00まで)当日出荷受付時間: 平日1 7:00まで エムドゲイン当日出荷受付時間: 平日14:00まで

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Straumann® Guided Surgery

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ITI(International Team for Implantology)は独立した学術研究団体であり、 これからも Straumann 社のパートナーとして 〈研究・奨学・教育〉 に関する活動を行っていきます。

目 次

1. Straumann® デンタル インプラント システムの術前計画とガイデッドサージェリー

2. 治療計画と臨床ソリューション 2.1 サージカルガイド

2.2 Straumann® ガイデッドサージェリーのコンセプト

3. 手術手順 3.1 粘膜パンチの使用

3.2 一般的な症例におけるインプラント床の基本形成(十分な歯間空隙がある場合)

3.3 歯間空隙が狭い場合のインプラント床の基本形成

3.4 パイロットドリル(ガイデッド)を使用したインプラント床の基本形成

3.5 プロファイルドリルおよびタップを使用したインプラント床の最終形成

3.6 インプラント体の埋入

4. 製品概要 4.1 スリーブポジションとインプラントの長さ

4.2 Straumann® ドリル(ガイデッド)のデザイン

4.3 ガイデッドサージェリーに使用する切削用インスツルメントのカラーコードとラベル

4.4 マニュアルで行う埋入のためのサージカルプロトコールテンプレート(複写用)

5. 追加情報 5.1 サージカルインスツルメント

5.2 インスツルメントの手入れとメンテナンス

5.3 Straumann® デジタル インプラント システムの表示およびカラーコード

5.4 関連資料

免責規定

4

66

11

1818

19

26

28

29

39

4545

46

47

49

5050

51

52

53

55

1

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本書について

本書は、Straumann® デンタル インプラント システムに対応したStraumann® ガイデッド サージェ

リーを使用する歯科医師および専門家に対し、治療計画の基本的な手順とガイデッド サージェリー

の手順を説明することを目的としています。

本書は、以下の内容で構成されています。

■ Straumann® デンタル インプラント システムの術前計画とガイデッドサージェリー

■ 治療計画と臨床ソリューション

■ 外科的処置

■ 製品規格

■ インスツルメントに関する情報

Straumann® デンタル インプラント システムの使用に際し、本書の内容だけでは十分ではありません。

インプラント歯学に関する知識が必要であり、また『ベーシック インフォメーション SURGICAL

PROCEDURES』に記載されているStraumann® デンタル インプラント システムの取り扱いに関する

詳しい説明もあわせてご参照ください。

32

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1. Straumann® デンタル インプラント システムの 術前計画とガイデッドサージェリー

2. スキャンテンプレートの製作 3. CTスキャニング 4. ソフトウェアベースの プランニング

5. ガイデッド インスツルメントを 使用した外科手術

6. 補綴手順1. 治療計画 サージカルガイドの製作

Straumann® ガイデッドインスツルメントは、術前に3Dプランニングソフトウェアによってプランニングされた治療

計画に対して使用することを目的とし、サージカルガイドを伴ったStraumann® デンタルインプラントシステムの

インプラント床形成に使用するためにデザインされています。

また、Straumann® ガイデッドインスツルメントでは術前計画のためStraumann® プランニングソフトウェア

(coDiagnostiX™)を使用します。

次にガイデッドサージェリーに必要な6項目をステップごとに説明します。

  ステップ1 – 治療計画ガイデッドサージェリーにおいては診査診断および最終補綴物の種類や形態、インプラント体の埋入本数、暫間補綴

(患者からの審美的な要望も考慮)の回数、そしてCT撮影に関する手順等を考慮し治療計画を立案します。

  注)サージカルガイドを使用した術式では、インスツルメントの高径を確保できる開口量が必要です。

  ステップ2 – スキャンテンプレートの製作X線不透過性の材料を用いて既存補綴物または暫間補綴物を複製したスキャン用のテンプレートを使用することで

治療計画に必要なさらなる情報を得ることが可能です。CT撮影時に患者口腔内に前述の方法で製作されたスキャン

テンプレートを使用すると、歯牙形態の配列された画像として撮影することができます。

また、スキャンテンプレートを使用することで、プランニングソフトウェア上で軟組織の状態も反映させることができ

ます。さらに基準点(例:ガッタパーチャなどを埋め込む)を設定することでプランニングソフトウェア上でスキャン

テンプレート上に配列された歯牙の確認も行うことができます。

スキャンテンプレートの製作手順は、ソフトウェアまたはサージカルガイドの固定方法(粘膜/骨/歯牙支持)によって

も異なってきます。

  ステップ3 – CTスキャニングどのようなCT(機種)を使用する場合でも、正しいパラメーターに従ったスキャニングをすることにより、プランニング

ソフトウェアを用いた正確な計画とインプラントの正確な埋入が可能となります。

適切なスキャンデータを得るには、放射線技師および患者に正確な指示を与える必要があり、スキャニングの指示/

パラメーターはプランニングソフトウェアのガイドラインに従う必要があります。

  ステップ4 – ソフトウェアを用いたプランニングとサージカルガイドの製作プランニングソフトウェアを使用しプランニングを行うことによって、ソフトウェア上にてインプラントの埋入計画を

行うことができます。ソフトウェア上での埋入計画が終了後、データを送信することにより、3Dガイドの製作を行い

ます(ストローマンの場合: 成田ミリングセンター)。

  注)Straumann® ガイデッドインスツルメントを使用する場合は必ずStraumann® 提供のスリーブを使用してください。

(8ページ参照)

  ステップ5 – Straumann® ガイデッド インスツルメントを使用した外科手術患者口腔内にサージカルガイドを固定後、サージカルカセット(ガイデッド)に収納されているガイデッドインスツル

メントを使用して、S、SP、TE、BLそれぞれのインプラント床の形成を行います。サージカルガイドと一緒に提供される

サージカルプロトコールには、それぞれのインプラントの埋入部位の形成に必要となるインスツルメントが示されて

います。

  ステップ6 – 補綴手順Straumann® デンタルインプラントシステムは広範囲にわたる補綴ソリューションを提供しています。補綴に関する

詳細に関しては下記ベーシックインフォメーションを参照ください。

■ JPC0108 ベーシックインフォメーション PROSTHETIC PROCEDURES Straumann® Tissue Level Implant

■ JPC0023 ベーシックインフォメーション PROSTHETIC PROCEDURES Straumann® Bone Level Implant

1 2 3 4 5 6

54

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2. 治療計画と臨床ソリューション

2.1.1 サージカルガイドの固定症例に応じて下記の方法を選択します。

2.1.2 サージカルガイドのスリーブスリーブは、解剖学的状況と隣接するインプラントの計画されている埋入軸によって、3種類の直径から選択すること

ができます。

■ スリーブを固定するスペースが十分ある場合に使用するØ5mmのスリーブ

■ 歯間空隙が狭い場合に使用するØ2.8mmのスリーブ

傾斜や狭い歯間空隙が原因で

スリーブが緩衝する場合

代わりにØ2.8mmのスリーブを使用

■ パイロットドリル用のØ2.2mmスリーブも選択できます。

2.1 サージカルガイド

  注)サージカルガイドの固定には、アンカーピン等(3章を参照)で固定することも可能です。

内径5mm

内径2.8mm

粘膜によるサポート 歯牙によるサポート骨によるサポート

内径2.2mm

76

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Dm

ax

d

Dmin

H

Dm

ax

d

H

Dmin

Dco

llar

d

Dmin

H

Dco

llar

d

H

Dmin

h

h

Dm

ax

Dco

llar

d

Dmin

H h

Dm

axD

max

スリーブØ5mm(ガイデッド)

034.050V4 d = 5mm Dmin = 5.7mm

Dmax = 6.3mm

H = 5mm 使用する

スリーブØ2.8mm(ガイデッド)

034.052V4 d = 2.8mm Dmin = 3.2mm

Dmax = 3.8mm

H = 6mm

使用しない: ミリングカッターおよびツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド)による直接的なガイダンス

T-スリーブØ5mm(ガイデッド)

034.053V4 d = 5mm Dmin = 5.7mm

Dcollar = 7.0mm

Dmax = 6.3mm

H = 5mm

h = 4.5mm

使用する

T-スリーブØ2.8mm(ガイデッド)

034.055V4 d = 2.8mm Dmin = 3.2mm

Dcollar = 4.4mm

Dmax = 3.8mm

H = 6mm

h = 5.5mm

使用しない: ミリングカッターおよびツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド)による直接的なガイダンス

T-スリーブØ2.2mm(ガイデッド)

046.712V4 d = 2.2mm Dmin = 2.6mm

Dcollar = 3.8mm

Dmax = 3.2mm

H = 6mm

h = 5.5mm

使用しない: ツイストドリルPRO Ø2.2mm(ガイデッド)による直接的なガイダンス

2mmスリーブ高さ

5m

m

スリーブ高さ

6m

m

4mm2mm

4mm6mm6mm

Ø2.8mm/Ø2.2mm スリーブØ5mm スリーブ

H2 H4 H6 H2 H4 H6

製品名 製品番号 スリーブ内径 スリーブ高さスリーブ外径 ドリルハンドル2.1.3 スリーブポジションこのシステムでは、サージカルガイドに3つのポジションでスリーブを設置することができます。スリーブポジションに

は、骨縁より上、2mm(H2)、4mm(H4)、6mm(H6)の3つがあります(下図参照)。

プランニングソフトウェアでそれぞれのインプラントに対応するスリーブポジションを決定する際には、手術手順

において良好な状態を維持するために以下の条件を考慮する必要があります。

■ サージカルガイドの固定方法(歯牙または粘膜によるサポート)と粘膜の厚さによってスリーブポジションが決ま

ります。

■ サージカルガイドにスリーブを設置するときは、インスツルメントを取り出すスペースを十分取っておく必要があり

ます。

■ スリーブは軟組織に接しないようにしてください。

■ 一貫性をチェックするために、製品規格のスリーブポジションとインプラントの長さの表を参照してください

(4.1参照)。

  注)スリーブは解剖学的条件が許す限り、軟組織に近づけて設置します。

98

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2.1.4 サージカルガイドの製作サージカルガイドは、手術部位に適切な注水ができるように調整する必要があります。サージカルガイドには、注水

のための開口部を含めることができます。

スリーブにドリルハンドルのシリンダーを正しくフィットさせるために、スリーブの周りの余剰なマテリアル(レジン等)

を取り除いてください(2.2.1参照)。

  重要)■ スリーブはサージカルガイドにしっかり固定してください。

■ スリーブがサージカルガイドに適切に保持されるようにするため、スリーブに放射状および軸方向の荷重がかから

ないようにする必要があります。

■ 外科的処置を開始する前に、模型および患者の口腔内に設置したサージカルガイドのフィット感と安定性を確認

してください。サージカルガイドが届いたら、注水のための開口部のサイズと位置も確認してください。サージカル

ガイドのスリーブポジションと方向が術前計画に一致しているか確認してください。

2.1.5 サージカルガイドの殺菌消毒サージカルガイドのマテリアルを傷つけないようにしてください。

サージカルガイドは使用前に適切な殺菌消毒を行ってください。

2.2.1 ドリルハンドルを用いたインプラント床の基本形成Straumann® ドリルハンドルは、ミリングカッターとドリル(ガイデ

ッド)をスリーブ・イン・スリーブ・コンセプトに基づいて誘導します

(右図参照)。ドリルハンドルのシリンダーは、サージカルガイドに

固定されたスリーブ(Ø5mm)にのみ挿入できます。それぞれのインスツルメントの直径(Ø2.2mm、Ø2.8mm、Ø3.5mm、Ø4.2mm)に

合わせてドリルハンドルが用意されています。

すべてのドリルハンドルには、片側に高さが1mm高くなったシリン

ダーと、もう一方に3mm高くなったシリンダーが付いています

(下図参照)。

サージカルプロトコール(2.2.3参照)には、それぞれのインプラントに

どのドリルハンドル(+1mm、+3mm)を使用するかが示されています。

2.2 Straumann® ガイデッド サージェリーのコンセプト

ドリルハンドルドリルをガイドするシリンダー付き

スリーブサージカルガイドに固定

切削深度 ∆ 2mm

+1mm +3mm

1110

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+3 mm

+1 m

m

034.751

034.752

034.750

6mm

2mm

4mm

1mm 3mm

034.150 Ø2.2mm

034.250 Ø2.8mm

034.450 Ø3.5mm

034.650 Ø4.2mm

034.750

034.751

034.752

手術中に確認できるよう、ガイデッドサージェリー用のStraumann® ドリルハンドルは、カラーコード化されマークが

付いています(下図参照)。

ドリルハンドルシリンダー

ドリルハンドル Ø2.2mm

(ガイデッド)

ドリルハンドル Ø2.8mm

(ガイデッド)

ドリルハンドル Ø3.5mm

(ガイデッド)

ドリルハンドル Ø4.2mm

(ガイデッド)

C-ハンドルH2mm(ガイデッド)

H2

骨縁の2mm上

C-ハンドルH4mm(ガイデッド)

C-ハンドルH6mm(ガイデッド)

H4

骨縁の4mm上

H6

骨縁の6mm上

カラーコードとマーク

製品番号 製品名 スリーブポジション

2.2.2 C-ハンドルを用いたインプラント床の最終形成インプラント床の最終形成に使用するStraumann® C-ハンドルも、

スリーブ・イン・スリーブ・コンセプトに基づいてデザインされています。

C-ハンドルのシリンダーは、サージカルガイドに固定されたスリーブ(Ø5mmのみ)に挿入できます。それぞれのC-ハンドルは、下図に示す

ように特定のスリーブのポジション(H2、H4、H6)に対応しています。

Straumann® C-ハンドルは、プロファイルドリル(ガイデッド)と

タップ(ガイデッド)を誘導します(下図参照)。

製品番号 製品名 対応ドリル径 +1mm +3mm

H2 H4 H6

1312

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4mm

2.2.3 ガイデッドサージェリーのサージカルプロトコールガイデッドインスツルメントを使用したインプラント床の形成は、プランニングソフトウェアから出力されたサージ

カルプロトコールに従って行います。サージカルプロトコールには、スリーブの直径とポジションが選択されたバーチ

ャルプランに基づいて、それぞれのインプラントに使用するドリルハンドルシリンダーとStraumann® ガイデッド イン

スツルメントの正しい組み合わせが提示されています。下表は、サージカルプロトコールの例を示しています。

インプラント床の基本形成 インプラント床の最終形成

21 033.562S

凡例

SP、RNØ4.1mm10mm

SLActive

5mm H4 Ø3.5mm RN、Ø4.1mm

H4 SP、Ø4.1mm長

ガイデッド+1mm

= •

  重要)■ 手術を始める前に、サージカルプロトコールが術前に決定した治療計画に合っているか確認してください。■ すべてのStraumann® ドリル(ガイデッド)とプロファイルドリル(ガイデッド)(4.4参照)にはストップが付いて

います。インプラントに必要な深さに達するには、ストップがハンドルのシリンダーにあたるまでドリリングを行う

必要があります。サージカルプロトコールにリストアップされているガイデッドインスツルメントの組み合わせは、

このルールに基づいて提示されています。■ サージカルプロトコールは治療に対する提案です。歯科医師は、臨床的状況がバーチャルプランと異なる場合には

サージカルプロトコールを調整する必要があります。

  注)■ 一貫性をチェックするために、製品規格のスリーブポジションとインプラントの長さの表を参照してください

(4.1参照)。

インプラントポジション

製品番号 スリーブの高さ

スリーブポジション

ミリングカッター

ドリル(ガイデッド)

プロファイルドリル

(ガイデッド)

ドリルハンドルのシリンダー

インプラントタイプ

C-ハンドル タップ(ガイデッド)

1514

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2.2.4 サージカルカセット(ガイデッド)(034.001)サージカルカセット(ガイデッド)(右図参照)は、Straumann® デン

タル インプラント システム(5.2参照)のサージカルインスツルメント

と補助インスツルメントの安全な保管と滅菌のために使用します。

カセットは色分けして配列されているので、外科的処置を適切に

行うのに役立ちます。また、分かりやすいイラストによって、インス

ツルメントが正しく収納されていることを一目で確認できます。

インスツルメントは、滅菌と保管のためにシリコンホルダーに保持

されます。

2.2.5 ガイデッドベーシックサージカルカセット(034.281)共通のインスツルメントとシングルラインの切削用インスツルメント

が格納できるカセットです。

2.2.6 安全上の注意■ ガイデッドインスツルメントは、サージカルガイドに固定されたスリ

ーブおよびハンドルと組み合わせて使用する必要があります。■ 手術を行う前にインスツルメントの操作性を確認し、必要に応じて

新しいものに交換してください。■ 切削用インスツルメントは、スリーブやハンドルに差し込むとき、

または外すときには回転させないようにしてください(右図参照)。■ インスツルメントに側方圧をかけないようにしてください。側方圧

がかかるとインスツルメント、ハンドルのシリンダー、スリーブを損傷

する恐れがあります。ドリリングをするときには、ドリルハンドル

をしっかり持ってください。■ インプラント床の形成中および形成後は患者口腔内をきれいに

ゆすぎ、吸引する必要があります。■ パイロットドリル(ガイデッド)とツイストドリルPRO(ガイデッド)は、

先端がインプラント埋入深度より最大で0.4mm長くなっています。■ ドリリングは間欠的に行ってください。■ パッケージラベルに表示されているとおり、ハンドルは必ずガイ

デッドインスツルメントと組み合わせて使用してください。■ ハンドルを曲げないでください。■ 切削用インスツルメントを使用する場合は、冷却した滅菌生理

食塩液(NaCl)等で十分冷やしてください。これは、ハンドルを

使用するインスツルメントも同様です。回転させない 挿入後回転させる

1716

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6mm

4mm

2mm

3. 手術手順

3.1 粘膜パンチの使用

オプションとして、ミリングカッターを使用する前に5mmのスリーブを介してパンチを

使用することも出来ます。下図に示すとおり、3つの径の粘膜パンチがあります。

3.2 一般的な症例におけるインプラント床の基本形成 (十分な歯間空隙がある場合)

サージカルガイドは、歯肉を切開した後に設置します。インプラント床の形成を開始する前に、サージカルガイドの

装着状態と安定性を確認します。骨を平坦化させインプラント床の基本形成を開始します(下記ステップ1)。その

後、術前計画で選択したインプラントの骨内部分の直径に従って、パイロットドリル(ガイデッド)とツイストドリル

PRO(ガイデッド)を使用してインプラント床の基本形成を行います(下記ステップ2-5)。

BLTインプラントに関しては、骨密度(Class1=非常に硬い骨、Class4=非常に柔らかい骨)に応じて、異なるドリ

リングプロトコルが適用される場合があります。それぞれの骨質と解剖学的状況によってインプラント床の形成を

調整できる柔軟性を得ることができます。

3つの深度表示マークは、骨縁からそれぞれのスリーブ下縁までの

距離を示しています。

最大回転数(rpm)

034.010 15

034.011 15

034.012 15

粘膜パンチØ3.4mm(ガイデッド)

粘膜パンチØ4.0mm(ガイデッド)

粘膜パンチØ4.7mm(ガイデッド)

ステップ 1 ステップ 2-5

製品番号 製品名

インプラント床の基本形成 インプラント床の最終形成

21 033.562S SP、RNØ4.1mm10mm

SLActive

5mm H4 Ø3.5mm RN、Ø4.1mm

H4 SP、Ø4.1mm長

ガイデッド+1mm

= •

インプラントポジション

製品番号 スリーブの高さ

スリーブポジション

ミリングカッター

ドリル(ガイデッド)

プロファイルドリル

(ガイデッド)

ドリルハンドルのシリンダー

インプラントタイプ

C-ハンドル タップ(ガイデッド)

* Lekholm U et al. : Patient selection and preparation. Tissue integration prostheses.

Chicago: Quintessence Publishing Co. Inc. 1985; 199-209

1918

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Ø3.3 Ø4.1 Ø4.8

2mm

034.250

034.250

034.150

034.215

034.415

034.615

600

500

400

ステップ 1 – 骨を平坦化するサージカルプロトコールに示されている正しいミリングカッターを使用すると、骨の表面が平らになり骨に十分な広さが

作られます。皮質骨が固い場合は、直径の太いミリングカッターを使用することができます。下表は、それぞれのインプ

ラント床に使用するミリングカッターを示しています。

ステップ 1b – 骨を平坦化するミリングカッターを使って歯槽頂(または堤)を形成します。深さは

ミリングカッターのレーザーマーキング(2mm間隔)を参考にして

ください。

  注)ミリングカッターは歯槽堤を平らにする目的のみに使用してくだ

さい。

ステップ 2 – インプラント床をØ2.2mmで形成するØ2.2mmのパイロットドリル(ガイデッド)と対応するドリルハンドル

を使用し、インプラント床をドリリングします。プランニングソフト

ウェアが提示するサージカルプロトコールに示されているように、

ドリルハンドルの正しいシリンダー(+1mm または+3mm)と正しい

長さ(短、長、極長)のドリルを必ず使用してください(19ページ参照)。

ステップ1a – 骨レベルを確認するサージカルプロトコールに示されているとおり、ミリングカッターと

対応するドリルハンドルを選びます*。ドリルハンドルのシリンダー

(推奨:+1mm)をサージカルガイドのスリーブに設置します。ミリング

カッターを骨レベルにあたるまでシリンダーに挿入します。深さは

ミリングカッターのレーザーマーキング(2mm間隔)を参考にして

ください。

ミリングカッターØ2.8mm(ガイデッド)ミリングカッターØ3.5mm(ガイデッド)ミリングカッターØ4.2mm(ガイデッド)

  注)ミリングカッターにデプスストップはありません。

  重要)ドリルハンドルのシリンダーにドリルを完全に挿入した後、ドリリング

を開始してください。

  注)必要な切削深度に達するようにするために、必ずドリルのストップが

ドリルハンドルのシリンダーにあたるまでドリリングしてください。

切削深度のチェックのため従来の深度ゲージも使用できます。

* 上記はØ2.8mmのドリルハンドルと、それに対応するØ2.8mmの ミリングカッターの例です。

最大回転数800rpm

最大回転数(rpm)製品番号 骨内部分の直径(mm)製品名

1a

1b

2

2120

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034.255 034.455

H6H4H2

H6H4H2

034.250 034.450

ステップ 3 – インプラント床をØ2.8mmまで拡大するツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド)を使ってインプラント

床の基本形成を続けます。BLTインプラントの場合は Ø2.8mmの

BLTドリル(ガイデッド)を使用します。

骨内部分の直径がØ3.3mmのインプラントであれば、基本形成は

ここで終了となります。非常に柔らかい骨質でBLTインプラント

Ø4.1mmを使用の場合、インプラント床の基本形成をここで終了

するケースもあります。オプションのサージカルガイド固定ピンを

使用して残りのインプラント部位のインプラント床の基本形成を続け

るか、インプラント床の最終形成(3.4参照)に進んでください。

Ø4.1mmおよびØ4.8mmのインプラントの場合

ステップ 4 – インプラント床をØ3.5mmまで拡大するツイストドリルPRO Ø3.5mm(ガイデッド)を使ってインプラント床

の形成を続けます。BLTインプラントの場合は Ø3.5mmのBLTドリ

ル(ガイデッド)を使用します。

骨内部分の直径がØ4.1mmのインプラントであれば、基本形成は

ここで終了となります。非常に柔らかい骨質でBLTインプラント

Ø4.8mmを使用の場合、インプラント床の基本形成をここで終了

するケースもあります。オプションのサージカルガイド固定ピンを

使用して残りのインプラント部位のインプラント床の基本形成を続け

るか、インプラント床の最終形成(3.4参照)に進んでください。

オプション – サージカルガイド固定ピンサージカルガイドをサージカルガイド固定ピンで固定すると、安定性

が高まります。ピンは誤飲することがないようしっかり固定してく

ださい。

  重要)フラップレスサージェリーの場合は、軟組織への損傷を防ぐために

サージカルガイド固定ピンには力を加えないでください。

オプション – サージカルガイド固定ピンサージカルガイドをサージカルガイド固定ピンで固定すると、安定性

が高まります。ピンは誤飲することがないようしっかり固定してく

ださい。

  重要)フラップレスサージェリーの場合は、軟組織への損傷を防ぐために

サージカルガイド固定ピンには力を加えないでください。

1b43

最大回転数600rpm 最大回転数500rpm

2322

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Ø3.3 Ø4.1 Ø4.8

034.650

034.655

H6H4H2

Ø4.8mmのインプラントの場合

ステップ 5 – インプラント床をØ4.2mmまで拡大するツイストドリルPRO Ø4.2 mm(ガイデッド)を使ってインプラント床

の基本形成を完了させます。BLTインプラントの場合は Ø4.2mmの

BLTドリル(ガイデッド)を使用します。

オプションのサージカルガイド固定ピンを使用して、残りのインプラン

ト部位のインプラント床の基本形成を続けるか、インプラント床の最

終形成(3.4参照)に進んでください。

オプション – サージカルガイド固定ピンサージカルガイドをサージカルガイド固定ピンで固定すると、安定性

が高まります。ピンは誤飲することがないようしっかり固定してく

ださい。

  重要)フラップレスサージェリーの場合は、軟組織への損傷を防ぐために

サージカルガイド固定ピンには力を加えないでください。

下記の表は、インプラントの骨内部分の直径にあわせてインプラント床の基本形成をするため使用するインスツルメント

をまとめたものです。すべてのドリル(ガイデッド)には、短、長、極長の3種類*があります。

インプラント床の基本形成に使用するインスツルメント

034.215

034.415

034.615

034.123034.126034.129034.257034.258034.259034.223034.226034.229034.260034.261034.262034.423034.426034.429034.263034.264034.265034.623034.626034.629034.266034.267034.268

1

ミリングカッター Ø2.8mm(ガイデッド)

ミリングカッター Ø3.5mm(ガイデッド)

ミリングカッターØ4.2mm(ガイデッド)

パイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド、短、長、極長)

BLTパイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド、短、長、極長)

BLTドリル Ø2.8mm(ガイデッド、短、長、極長)

BLTドリル Ø3.5mm(ガイデッド、短、長、極長)

BLTドリル Ø4.2mm(ガイデッド、短、長、極長)

ツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド、短、長、極長)

ツイストドリルPRO Ø3.5mm(ガイデッド、短、長、極長)

ツイストドリルPRO Ø4.2mm(ガイデッド、短、長、極長)

骨の平坦化

Ø2.2mmのインプラント床形成

Ø2.8mmのインプラント床形成

Ø3.5mmのインプラント床形成

Ø4.2mmのインプラント床形成

* 短、長、極長があります

5

最大回転数400rpm

ステップ 製品番号 製品名最大回転数(rpm) 骨内部分の直径(mm)

4

2

3

5

600

500

400

800

600

500

400

2524

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034.256

H6H4H2

狭い歯間空隙用のØ2.8mmのスリーブを使用する場合は、ドリルハンド

ルは必要ありません。歯肉を切開しサージカルガイドを設置したら、

Ø2.8mmのミリングカッターを使用した歯槽堤の形成によりイン

プラント床の基本形成を開始します(ステップ1)。その後、ツイスト

ドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド)を使ってインプラント床を形成

します(ステップ2)。BLTインプラントの場合は Ø2.8mmのBLTドリル

(ガイデッド)を使用します。パイロットドリルによるドリリングは

必要ありません。

ステップ 1 – 骨を平坦化するØ2.8mmのミリングカッターで骨の表面を平らにし、骨に十分な

広さを作ります。

ステップ1a – 骨レベルを確認するØ2.8mmのミリングカッターを、骨レベルにあたるまでサージカル

ガイドのスリーブに挿入します。深さはミリングカッターのレーザー

マーキング(2mm間隔)を参考にしてください。

  Ø2.8mmのスリーブに関する注記■ ドリルハンドルは必要ありません。

■ Ø2.8mmのスリーブの高さは6mmです。

ステップ 1b – 骨を平坦化するミリングカッターを使って歯槽頂(または堤)を形成します。深さは

ミリングカッターのレーザーマーキング(2mm間隔)を参考にして

ください。

  注)ミリングカッターは歯槽堤を平らにする目的のみに使用してください。

オプション – サージカルガイド固定ピンサージカルガイドをサージカルガイド固定ピンで固定すると、安定性

が高まります。ピンは誤飲することがないようしっかり固定してくだ

さい。

3.3 歯間空隙が狭い場合のインプラント床の基本形成

スリーブ Ø2.8mm T-スリーブ Ø2.8mm

ドリルハンドルは必要ありません

ドリルハンドルは必要ありません

ステップ2 – インプラント床をØ2.8mmで形成するツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド)を使ってインプラント床の

形成を続けます。BLTインプラントの場合は Ø2.8mmのBLTドリル

(ガイデッド)を使用します。

歯間空隙が狭い症例の場合、インプラント床の基本形成はここで

終了です。オプションのサージカルガイド固定ピンを使用して、残りの

インプラント部位のインプラント床の基本形成を続けるか、または

サージカルガイドを外して、インプラント床の最終形成およびインプ

ラント部位へのインプラントの埋入のため、従来の手順に従いイン

プラント床を広げます。サージカルガイドを使用しない従来の手順は、

『ベーシック インフォメーション SURGICAL PROCEDURES』を、BLT

インプラントの場合は、『ベーシック インフォメーション SURGICAL

PROCEDURES BLT Implant』を参照ください。

  Ø2.8mmのスリーブに関する注記■ 必要な深度に到達するよう、ドリルのストップがスリーブにあたる

までドリリングしてください。■ Ø2.8mmのスリーブを使用すると、インプラント床の最終形成は

行えません。必ず従来の手順で使用するインスツルメントを用意

してください。

  注)Ø2.8mmを最初に使用する場合には、確実な注水やポンピングテクニ

ックを使用し、骨の熱傷に留意してください。

1

2

1b

最大回転数600rpm

最大回転数600rpm

2726

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インプラント床の最終形成では、プロファイルドリルによるドリリングとタッピングを行います。インプラントのタイプ、

骨内部分の直径、および骨密度によってインスツルメントを選択します。

  重要)■ インプラント床の最終形成(プロファイルドリルによるドリリングおよびタッピング)は、Ø2.2mmおよびØ2.8mm

のスリーブでは行えません。また、現在WN(ワイドネック)インプラントのプロファイルドリル(ガイデッド)は提供

していません。サージカルガイドを外し、『ベーシック インフォメーション SURGICAL PROCEDURES』 で説明され

ている、サージカルガイドを使用しない従来の手順に従ってください。■ WNインプラントに対応したプロファイルドリル(ガイデッド)は現在提供していません。サージカルガイドを

外し、『ベーシック インフォメーション SURGICAL PROCEDURES』または『ベーシック インフォメーション

SURGICAL PROCEDURES BLT Implant』で説明されている、サージカルガイドを使用しない従来の手順に従って

ください。■ 従来の手順を行う場合は、専用のインスツルメントを用意してください。

サージカルプロトコールには、インプラント床の最終形成に必要なインスツルメントがリストアップされています。

3.5 プロファイルドリルおよびタップを使用した インプラント床の最終形成

パイロットドリル(ガイデッド)用のØ2.2mmスリーブを使用して、

サージカルガイドをパイロットホールの形成のみに使用することが

できます。この術式にはハンドルは必要ありません。歯肉を切開し、

通法に従い骨の平坦化(歯槽堤の形成)を行います(ステップ1参照)。

その後、サージカルガイドを装着しパイロットドリル(ガイデッド)を

使用してインプラント床の形成を行います(ステップ2参照)。

ステップ1 – 骨の平坦化(歯槽堤の形成)径の大きなラウンドバーを使用して、幅が狭くテーパー形状の歯槽堤

を慎重に形成し、平坦化させることにより、十分な骨幅を確保します。

ステップ2 – Ø2.2mmのインプラント床の形成Ø2.2mmのパイロットドリル(ガイデッド)を使用してインプラント

床の形成を行います。

  注) Ø2.2mmスリーブについて■ ドリルハンドルは必要ありません。

■ Ø2.2mmスリーブの高さは6mmです。

パイロットドリル(ガイデッド)を使用したインプラント床の基本形成は

ここで終了です。続けてその他の部位のインプラント床形成を行う、

または、サージカルガイドを取り外して、ノンガイデッドの方法(通常

のインプラント床形成)でインプラント床の拡大やプロファイリング

等の最終形成を行います。

サージカルガイドを使用しない外科術式については、『ベーシック

イ ン フ ォメ ー ション SURGICAL PROCEDURES Straumann®

Dental Implant System』および『ベーシックインフォメーション

SURGICAL PROCEDURES Straumann® BLT Implant』を参照し

てください。

  注) Ø2.2mmスリーブについて■ 必要な切削深度に達するようにするために、必ずドリルストップが

スリーブにあたるまでドリリングを行ってください。

■ Ø2.2mmスリーブを使用したサージカルガイドを装着した状態

では、インプラント床の最終形成は行うことができません。必ず

通常のインスツルメントも準備しておいてください。

3.4 パイロットドリル(ガイデッド)を使用した インプラント床の基本形成

インプラント床の基本形成 インプラント床の最終形成

21 033.562S SP、RNØ4.1mm10mm

SLActive

5mm H4 Ø3.5mm RN、Ø4.1mm

H4 SP、Ø4.1mm長

ガイデッド+1mm

= •

インプラントポジション

製品番号 スリーブの高さ

スリーブポジション

ミリングカッター

ドリル(ガイデッド)

プロファイルドリル

(ガイデッド)

ドリルハンドルのシリンダー

インプラントタイプ

C-ハンドル タップ(ガイデッド)

1

2

ドリルハンドルは必要ありません

最大回転数800rpm

2928

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034.235034.751

034.235034.751

034.752

034.235

ステップ 2 – インスツルメントを設置するC-ハンドルに挿入したプロファイルドリル(ガイデッド)を、サージカルガイドに固定されているØ5mmのスリーブに

差し込みます。

ステップ 3 – プロファイルドリルを使ってドリリングを行う対応するプロファイルドリル(ガイデッド)を使ってインプラント床の歯冠側を形成します。推奨される最大回転数は、

SPプロファイルドリルが400rpm、BL/TEプロファイルドリルが300rpmです。

  注)必要な深度に到達するよう、プロファイルドリル(ガイデッド)のストップがC-ハンドルのシリンダーにあたるまで

ドリリングしてください。

3.5.1 一般的な症例におけるプロファイルドリルによるドリリングプロファイルドリルは、特定のStraumann® インプラントの形状に合ったインプラント床の形成に使用します。

Straumann® スタンダードプラス、テーパードエフェクト、およびボーンレベル インプラントには、骨質のクラスに

かかわらずプロファイルドリルが必要です。BLTインプラントでは、骨質がClass3または4であっても、皮質骨が厚い

場合、プロファイルドリルを使用し、皮質骨部分の形成を行うことを推奨します。

  注)ネック部分に広がりがないため、以下のインプラントはプロファイルドリルによるドリリングを行わずに埋入します。■ Straumann® スタンダードプラス インプラント NN Ø3.3mm

■ Straumann® スタンダードプラス インプラント RN Ø4.8mm

ステップ 1 – プロファイルドリル(ガイデッド)をC-ハンドルに挿入するプロファイルドリル(ガイデッド)をC-ハンドルのシリンダーに側方から挿入し押し下げ、ガイディングパーツをはめます。

ガイディングパーツ

11

2

3

3130

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Ø3.3mm Ø4.1mm Ø4.8mm Ø3.3mm Ø4.1mm Ø4.8mm

034.751

034.245034.751

6 mm8 mm

10 mm12 mm

ステップ1 & 2 – タップ(ガイデッド)をC -ハンドルに挿入し インスツルメントを取り付けるタップ(ガイデッド)をC-ハンドルのシリンダーに側方から挿入し押し

下げ、ガイディングパーツをはめます(3.3.1参照)。C-ハンドルに挿入し

たタップ(ガイデッド)を、サージカルガイドに固定したスリーブ

(Ø5mm)にはめます。

ステップ 3 – スレッドのタッピング骨質のクラスと骨内部分の直径に従ってインプラント床をタッピング

します。深さはタップ(ガイデッド)のレーザーマーキング(2mm

間隔)を参考にしてください。

  重要)使用前には、必ずドリルおよびタップ等の回転切削機器の形状を確認

し、シャフトに屈曲等の損傷がある場合には使用しないでください。

また、タップの破損を防ぐため、60Ncm以下のトルク値での使用を

推奨します。

ガイディングパーツ

3.5.2 一般的な症例におけるタッピングタッピングによりスレッドタイプに対応したインプラント床を形成します。タッピングは、適切な初期固定を得るために

骨質のクラスにあわせてプロトコールを調整する際のオプションとなるステップです。挿入トルクを望ましい数値に

保つため、骨密度が高い場合や骨内部分の直径が大きなインプラントの場合に推奨されます。下記の表に、推奨される

タップについてまとめます。

  注)Straumann® ガイデッド インスツルメントを使用すると精度の高いインプラント床の形成が行えるため、埋入トルク

が高くなります。

骨の密度に応じたタッピング

骨の分類* S/SP インプラント BL/TE インプラント

骨内部分の直径 骨内部分の直径

Class 1

Class 2

Class 3

Class 4

全体

歯冠側

全体

歯冠側

全体

全体

全体

全体

全体

全体

全体

全体

全体

全体

全体

全体

* Class 1: 最も硬い、Class 4: 最も軟らかい歯冠側=インプラント床の歯冠側にのみスレッドタッピング全体=インプラント床全体にスレッドタッピング

1 2

3

最大回転数15rpm

034.245

3332

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ハンドピース

タップ(ガイデッド)

最大回転数15rpm

ラチェット

Straumann® タップ(ガイデッド)には、ハンドピースに直接取り付ける

方法、またはラチェット用のタップアダプターを使ってラチェットに取り

付ける方法の2種類の使い方があります(下図参照)。

ハンドピースでのタッピングタップ(ガイデッド)をハンドピースに取り付けます。

ラチェットでのタッピング(35Ncmまでのトルクの場合)ラチェットによるタッピングをする場合、ラチェット用のタップアダプター

を使用します。ゆっくり回転させることでスレッドをタップできます。

034.005タップアダプターラチェット用

034.245

034.245

タップ(ガイデッド)

非常に硬い骨

硬い骨

軟らかい骨

非常に軟らかい骨

最大回転数rpm

Class 1

Class 2

Class 3

Class 4

3.5.3 BLTインプラントでのインプラント床基本形成

BLTインプラントでは、骨密度(Class1=非常に硬い骨、Class4=非常に柔らかい骨)に応じて、異なるドリリング

プロトコルが適用される場合があります。それぞれの骨質と解剖学的状況によってインプラント床の形成を調整

できる柔軟性を得ることができます。

BLTインプラント用のドリル類にはカラーコード別に2本のマーキングが施されています。

BLTインプラントでは、骨質がClass 3または4であっても、皮質骨が厚い場合、プロファイルドリルを使用し、皮質骨

部分の形成を行うことを推奨します。

BLTパイロットドリルØ2.2mm

BLTドリルØ2.8mm

BLTプロファイルドリルØ3.3mm

BLTタップØ3.3mm

インプラント

推奨ステップ

皮質骨が厚い時のみ

600 300 15 15800

StraumannBLTインプラント Ø3.3mm NC

A B C

サブマージ治癒

待時負荷

ノンサブマージ治癒

待時負荷 即時負荷

3534

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最大回転数rpm 最大回転数rpm

非常に硬い骨

硬い骨

軟らかい骨

非常に軟らかい骨

Class 1

Class 2

Class 3

Class 4

BLTインプラントでは、骨質がClass 3または4であっても、皮質骨が厚い場合、プロファイルドリルを使用し、皮質骨

部分の形成を行うことを推奨します

BLTインプラントでは、骨質がClass 3または4であっても、皮質骨が厚い場合、プロファイルドリルを使用し、皮質骨

部分の形成を行うことを推奨します

推奨ステップ

皮質骨が厚い時のみ

非常に硬い骨

硬い骨

軟らかい骨

非常に軟らかい骨

Class 1

Class 2

Class 3

Class 4

推奨ステップ

皮質骨が厚い時のみ

BLTパイロットドリル

Ø2.2mm

BLTドリルØ2.8mm

BLTドリルØ3.5mm

BLTプロファイルドリル

Ø4.1mm

BLTタップØ4.1mm インプラント

BLTパイロットドリル

Ø2.2mm

BLTドリルØ2.8mm

BLTドリルØ3.5mm

BLTドリルØ4.2mm

BLTプロファイルドリル

Ø4.8mm

BLTタップØ4.8mm インプラント

600 300500 15 15800 600 300500 400 15 15800

Straumann® BLTインプラント Ø4.1mm RC Straumann® BLTインプラント Ø4.8mm RC

サブマージ治癒

待時負荷

ノンサブマージ治癒

待時負荷 即時負荷

A B C

サブマージ治癒

待時負荷

ノンサブマージ治癒

待時負荷 即時負荷

A B C

3736

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3.5.4 インプラント床の最終形成に使用するガイデッドインスツルメント

SP-RNプロファイルドリル Ø3.3mm用(ガイデッド)

SP-RNプロファイルドリル Ø4.1mm用(ガイデッド)

S/SPハンドピースタップ Ø3.3mm用(ガイデッド)

S/SPハンドピースタップ Ø4.1mm用(ガイデッド)

S/SPハンドピースタップ Ø4.8mm用(ガイデッド)

TE-RNプロファイルドリル Ø3.3mm用(ガイデッド)

TE-RNプロファイルドリル Ø4.1mm用(ガイデッド)

BLプロファイルドリル Ø3.3mm用(ガイデッド)

BLプロファイルドリル Ø4.1mm用(ガイデッド)

BLプロファイルドリル Ø4.8mm用(ガイデッド)

BL/TEハンドピースタップ Ø3.3mm用(ガイデッド)

BL/TEハンドピースタップ Ø4.1mm用(ガイデッド)

BL/TEハンドピースタップ Ø4.8mm用(ガイデッド)

BLTプロファイルドリル Ø3.3mm用(ガイデッド)

BLTプロファイルドリル Ø4.1mm用(ガイデッド)

BLTプロファイルドリル Ø4.8mm用(ガイデッド)

BLTハンドピースタップ Ø3.3mm用(ガイデッド)

BLTハンドピースタップ Ø4.1mm用(ガイデッド)

BLTハンドピースタップ Ø4.8mm用(ガイデッド)

最大回転数(R.P.M)

インプラント床の最終形成のためのガイデッドインスツルメント

製品番号 製品名

034.235

034.435

034.245

034.445

034.645

034.237

034.437

026.2503

026.4503

026.6503

026.2510

026.4510

026.6510

034.269

034.270

034.271

034.272

034.273

034.274

400

15

15

15

300

300

3.6 インプラント体の埋入

3.6.1 ガイデッドアダプターの使用

Straumann® ガイデッドアダプターはLoxim™ トランスファーピースが装着されたインプラントをサージカルガイド

の5mmスリーブを通じて埋入する際に使用するためにデザインされています。このアダプターはハンドピースまたは

ラチェットを使用して、インプラント体埋入時の垂直方向の深度の調整を行うことができます。

Straumann® ガイデッドアダプターには識別を容易にするためのレーザーマーキングが施されています。インプラント

タイプに応じたアダプターを選択してください。間違ったアダプターを使用すると、計画した深度コントロールが

できなくなる場合が想定されます。

骨レベル

BL、BLTSP、TESP

H6

H4

H2

3938

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H6H4H2

3.6.2 ガイデッドアダプターの装着

ステップ1 – 埋入深度の確認ガイデッドアダプターにはH2,H4,H6の高さに応じてマーキングが施されています。インプラント体の埋入前には必

ず術式および各部位の埋入深度の確認を行ってください。

ハンドピースを使用した埋入方法例: SPインプラント使用時

ステップ2 - ガイデッドアダプターの装着内部アンプルの側面部を持ち、ハンドピース用のガイデッドアダ

プターをインプラント体のトランスファーピース(Loxim™)に装着

します。

ラチェットを使用した埋入方法例: ボーンレベルインプラント使用時

ステップ2 - ガイデッドアダプターの装着内部アンプルの側面部を持ち、ラチェット用のガイデッドアダプター

をインプラント体のトランスファーピース(Loxim™)に装着します。

ステップ3 - 内部アンプルからインプラント体を取り出す内部アンプルを下方に引き、インプラント体を持ち上げながら取り

出します。

ステップ3 - 内部アンプルからインプラント体を取り出す内部アンプルを下方に引き、インプラント体を持ち上げながら取り

出します。

2

1

2

3 3

4 4

ステップ4 - トランスファーピース(Loxim™)への 確実な装着ピンセット等を使用して、トランスファーピース(Loxim™)を把持し、

アダプターに確実に装着します。この際、ハンドピースを若干回転

させるとより容易に行えます。クリック感が伝わるまで挿入します。

ステップ4 - トランスファーピース(Loxim™)への 確実な装着ピンセット等を使用して、トランスファーピース(Loxim™)を把持し、

アダプターに確実に装着します。この際、ハンドピースを若干回転

させるとより容易に行えます。アバットメント側のCrossFit® の位置

を合わせるために、トランスファーピース(Loxim™)のマーキング

(3つあるくぼみ)がアダプターのライン上に来るように設定し、クリ

ック感が伝わるまで挿入します。

4140

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H6

H4

H2

ハンドピースを使用した埋入方法例: SPインプラント使用時

ステップ5 - インプラント体の埋入サージカルガイド上の埋入予定位置のスリーブにハンドピースに装

着されたアダプターおよびインプラント体を挿入していきます。ス

リーブの軸方向へアダプターのシリンダー部分(約5mm)軸を合わ

せます。インプラント体を15r.p.m.以下で時計回りに埋入します。適

正な深度を目視しながら埋入していきます。アダプターのレーザー

マーキングの下縁がH2/H4/H6の位置になります。

ラチェットを使用した埋入方法例: ボーンレベルインプラント使用時

ステップ5 - インプラント体の埋入サージカルガイド上の埋入予定位置のスリーブにラチェットに装着

されたアダプターおよびインプラント体を挿入していきます。スリ

ーブの軸方向へアダプターのシリンダー部分(約5mm)軸を合わせ

ます。インプラント体を時計回りに埋入します。適正な深度を目視

しながら埋入していきます。アダプターのレーザーマーキングの下縁

がH2/H4/H6の位置になります。

ステップ7 - トランスファーピース(Loxim™)の方向設定インプラントが完全に埋入される前であれば、Loxim™ を再装着しインプラント埋入を簡単に修正できます。埋入中に

インプラント撤去が必要な場合は、Loxim™ を反時計回りに回します。挿入後は、Loxim™ をアダプターごと上に持ち

上げ外します。

インプラントが最終ポジションに達する前に埋入トルクが35Ncmを越えた場合は、インプラント床が正しく形成

されていること、骨への過剰な圧縮がないことを確認する必要があります。

Loxim™ では、インプラントの内部構造を保護するため破折ポイントが80Ncmに設定されています。

3.6.3 注意事項■ Ø5mmスリーブにはWN(ワイドネック 6.5㎜)のインプラント体は使用できません。■ ティッシュレベルインプラント S(スタンダード)インプラント体の埋入を計画する場合には、スリーブとインプラント

体のネック部分の距離を保つためにH4またはH6スリーブポジションに設定してください。■ 既成アバットメントにおけるCrossFit® コネクションの位置をより確実にするために、トランスファーピース

(Loxim™)のマーキング位置とアダプターの縦のラインを垂直に持ってくるように心がけてください。もし、位置が

ずれた状態で装着した場合、ライン位置の中間に位置する点線の切れ目部分を頬側または唇側に持ってくるよう

にしてください。■ 正確な深度コントロールのため、アダプターにトランスファーピース(Loxim™)が完全に装着できていることを

確認してください。■ サージカルガイドによるタッピングは12mmまでです。■ ガイデッドアダプターはトランスファーピース(Loxim™)が装着されているインプラント体の埋入は可能ですが、

サージカルガイドの設定や製作に関してはご使用のソフトウェアをご確認ください。

ステップ6 - トランスファーピース(Loxim™)の方向設定 (BL/BLT CrossFit® の場合)最終的なインプラントポジションへと埋入していく際、青色の

Loxim™ トランスファーパーツ上にあるガイドホールが頬側に正確

に向いているか確認します。インプラント内部の4つの軸のポジシ

ョンが適切な位置にあることにより、適切なアバットメントの装着

が可能になります。次のガイドホールまで4分の1回転すると、垂直

方向に0.2mm移動します

6

5 5

7 7

4342

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046.708

046.709

026.0083

046.710

046.711

026.0084

3.6.4 関連製品リスト

SP/TE ガイデッドアダプター ハンドピース用

S ガイデッドアダプター ハンドピース用

BL/BLT ガイデッドアダプター ハンドピース用

SP/TE ガイデッドアダプター ラチェット用

S ガイデッドアダプター ラチェット用

BL/BLT ガイデッドアダプター ラチェット用

製品番号 製品名

4. 製品概要4.1 スリーブポジションとインプラントの長さ

4.1.1 サージカルガイドのØ5mmスリーブの スリーブポジションとインプラントの長さ

4.1.2 サージカルガイドのØ2.2mmまたはØ2.8mmスリーブ(歯間空隙が狭い場合)の スリーブポジションとインプラントの長さØ2.2mmおよびØ2.8mmのスリーブを使用する場合は、ドリルハンドルは必要ありません。

プランニングソフトウェアは、インプラント埋入のバーチャルプランおよびスリーブのタイプとポジションの選択に

基づいてサージカルプロトコールを算出します。サージカルプロトコールによって、個々のインプラント床の形成に

必要なドリルハンドルのシリンダー(+1mmまたは+3mm)とドリル(短、長、極長)の長さがわかります。

例 : 骨縁より4mm上(H4)に取り付けられたサージカルガイドに固定されているスリーブに10mmのインプラントの

インプラント床を形成する場合、必要なインプラント床の深さを確保するには、ドリル(長)とドリルハンドルの1mm

のシリンダーを使用する必要があります。

例:骨縁より2mm上(H2)に取り付けられたサージカルガイドに固定されているスリーブに8mmのインプラントの

インプラント床を形成する場合、必要なインプラント床の深さを確保するには、ドリル(短)を使用する必要があります。

6mm 8mm 10mm 12mm 14mm 16mm

H2 2mm

H4 4mm

H6 6mm

ドリル(短)+3mmドリルハンドル

ドリル(短) Ø2.8mm ドリルハンドル不要

ドリル(長) Ø2.8mm ドリルハンドル不要

ドリル(短) Ø2.8mm ドリルハンドル不要

ドリル(長) Ø2.8mm ドリルハンドル不要

ドリル(長) Ø2.8mmドリルハンドル不要

ドリル(極長)Ø2.8mmドリルハンドル不要

ドリル(極長)Ø2.8mmドリルハンドル不要

ドリル(極長)Ø2.8mmドリルハンドル不要

ドリル(短)+1mmドリルハンドル

ドリル(長)+3mmドリルハンドル

ドリル(長)+1mmドリルハンドル

ドリル(極長)+3mmドリルハンドル

ドリル(長)+1mmドリルハンドル

ドリル(極長)+3mmドリルハンドル

ドリル(極長)+1mmドリルハンドル

ドリル(極長)+3mmドリルハンドル

ドリル(極長)+1mmドリルハンドル

ドリル(極長)+1mmドリルハンドル

ドリル(長)+3mmドリルハンドル

ドリル(長)+1mmドリルハンドル

ドリル(短)+1mmドリルハンドル

ドリル(長)+3mmドリルハンドル

インプラントの長さ

インプラントの長さ 6mm 8mm 10mm 12mm 14mm 16mm

H2 2mm

H4 4mm

H6 6mm

スリーブポジション

スリーブポジション

4544

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4.3 ガイデッドサージェリーに使用する切削用インスツルメントのカラーコードとラベル

ガイデッドインスツルメントのカラーコード

インプラント床の基本形成のためのインスツルメント

製品番号 製品名 サイズ マーク ガイドの長さ

最大回転数(rpm)

034.215

034.415

034.615

034.123

034.126

034.129

034.223

034.226

034.229

034.423

034.426

034.429

034.623

034.626

034.629

ミリングカッター Ø2.8mm(ガイデッド)

ミリングカッター Ø3.5mm(ガイデッド)

ミリングカッター Ø4.2mm(ガイデッド)

パイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド 短)

パイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド 長)

パイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド 極長)

ツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド 短)

ツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド 長)

ツイストドリルPRO Ø2.8mm(ガイデッド 極長)

ツイストドリルPRO Ø3.5mm(ガイデッド 短)

ツイストドリルPRO Ø3.5mm(ガイデッド 長)

ツイストドリルPRO Ø3.5mm(ガイデッド 極長)

ツイストドリルPRO Ø4.2mm(ガイデッド 短)

ツイストドリルPRO Ø4.2mm(ガイデッド 長)

ツイストドリルPRO Ø4.2mm(ガイデッド 極長)

極長

極長

極長

極長

全体の長さ

32mm

36mm

40mm

32mm

36mm

40mm

32mm

36mm

40mm

32mm

36mm

40mm

16mm

20mm

24mm

16mm

20mm

24mm

16mm

20mm

24mm

16mm

20mm

24mm

600

500

400

800

800

800

600

600

600

500

500

500

400

400

400

Ø2.2mm

Ø2.8mm

Ø3.5mm

Ø4.2mm

パイロットドリル

Ø3.3mm

Ø4.1mm

Ø4.8mm

インスツルメント直径 骨内部分の直径

4.2 Straumann® ドリル(ガイデッド)のデザイン

Straumann® ガイデッド インスツルメントには、使用できるインプ

ラントの長さに対応した2mm間隔の深さのマーキングがついています。

従来のインスツルメントと比較すると、Straumann® ドリル(ガイデ

ッド)はインスツルメントの直径に従ってカラーコード化されており、

ガイドの長さがシャフトの部分に表示されています(下図参照)。

  重要)適切なガイダンスを確保するため、ガイデッドインスツルメントは、

必ず指定されたスリーブが固定されたサージカルガイドと共に使用

してください。

サイズ 全体の長さドリルの

長さのマーク

極長

ガイドの長さ

16mm

20mm

24mm

32mm

36mm

40mm

ドリルの長さのマーク

ツイストドリルプロ ガイデッド

ガイドの長さ

全体の長さ

–=

BLTドリル ガイデッド

–=

–=

–=

–=

4746

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034.257

034.258

034.259

034.260

034.261

034.262

034.263

034.264

034.265

034.266

034.267

034.268

BLTパイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド 短)

BLTパイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド 長)

BLTパイロットドリル Ø2.2mm(ガイデッド 極長)

BLTドリル Ø2.8mm(ガイデッド 短)

BLTドリル Ø2.8mm(ガイデッド 長)

BLTドリル Ø2.8mm(ガイデッド 極長)

BLTドリル Ø3.5mm(ガイデッド 短)

BLTドリル Ø3.5mm(ガイデッド 長)

BLTドリル Ø3.5mm(ガイデッド 極長)

BLTドリル Ø4.2mm(ガイデッド 短)

BLTドリル Ø4.2mm(ガイデッド 長)

BLTドリル Ø4.2mm(ガイデッド 極長)

極長

極長

極長

極長

33.4mm

37.4mm

41.4mm

33.4mm

37.4mm

41.4mm

33.4mm

37.4mm

41.4mm

33.4mm

37.4mm

41.4mm

16mm

20mm

24mm

16mm

20mm

24mm

16mm

20mm

24mm

16mm

20mm

24mm

800

800

800

600

600

600

500

500

500

400

400

400

製品番号 製品名 サイズ マーク ガイドの長さ

最大回転数(rpm)

全体の長さ

インプラント床の基本形成のためのインスツルメント

–=

–=

–=

–=

4.4 マニュアルで行う埋入のためのサージカルプロトコールテンプレート(複写用)

インプラント床の基本形成 インプラント床の最終形成

インプラントポジション

製品番号インプラントタイプ

スリーブの高さ

スリーブポジション

ミリングカッター

タップ(ガイデッド)

ドリル(ガイデッド)

ドリルハンドルのシリンダー

プロファイルドリル

(ガイデッド)C -ハンドル

4948

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5.2 インスツルメントの手入れとメインテナンス

サージカルカセット(ガイデッド)を使用したガイデッドインスツルメントの滅菌に関するガイドライン

Straumann® のコンポーネントの多くは未滅菌の状態で納品され

ます。必ずステンレス用の溶剤を使用し、その溶剤の使用方法に

従ってください。塩素系の溶剤やシュウ酸を含む溶剤を、他の殺菌剤

や洗剤と一緒に使用しないでください。また、134℃を超える温度に

よる洗浄や滅菌をしないでください。

必要に応じて、滅菌する前にサージカルカセット(ガイデッド)を

滅菌パック(例えば、フォイルで密封、またはタオルで包むなど)して

おいてください。

  重要)■ 化学薬品による滅菌は行わないでください。■ 乾熱滅菌器での滅菌は行わないでください。

オートクレーブにサージカルカセット(ガイデッド)を正しく入れ滅菌

してください。置き方が不適切な場合は、サージカルカセット(ガイ

デッド)が破損する可能性があります(右図参照)。

  注)サージカルインスツルメントのメンテナンスや取り扱いは、歯科

医療現場における衛生管理の一環です。(『ケアアンドメンテナンス

外科インスツルメント 補綴インスツルメント』および『ベーシック

インフォメーション SURGICAL PROCEDURES』参照)。

* 完全に乾燥させないとインスツルメントが腐食する場合があります。

方法 温度 暴露時間 乾燥時間

プレバキューム式スチーム滅菌サイクル

乾熱滅菌器での滅菌は行わないでください!

134°C 4–18分 20–60分*

5. 追加情報5.1 サージカルインスツルメント

インスツルメントは、損傷の有無や機能に問題がないかをチェック

しておくことが重要です。万一に備え、予備のインプラントや滅菌済

みのインスツルメントを常に用意しておいてください。組立式インス

ツルメントは分解して洗浄滅菌してください。メンテナンスの行き

届いたインスツルメントは、感染から守ります。

患者の安全確保をするため、インスツルメントやコンポーネントの

取り扱いにおいては、誤飲防止の措置を取る必要があります。また、

術野の汚染を防止するために、使用するインスツルメントや製品は

全て使用する前に滅菌されていなければなりません。滅菌済みインス

ツルメントを汚染させないよう、滅菌されたピンセットでサージカル

カセットから取り出し、ハンドピースやラチェットに取り付けます。

5150

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インプラントタイプS : スタンダード インプラント

SP : スタンダードプラス インプラント

TE : テーパードエフェクト インプラント

BL : ボーンレベル インプラント

BLT : ボーンレベル テーパード インプラント

5.3 Straumann® デンタル インプラント システムの表示およびカラーコード

名称および表示

カラーコード

コネクションのタイプ

骨内部分の直径 Ø3.3mm

骨内部分の直径 Ø4.1mm

骨内部分の直径 Ø4.8mm

NN:ナローネック Ø3.5mm

RN:レギュラーネック Ø4.8mm

WN:ワイドネック Ø6.5mm

NC:ナロー CrossFit® Ø3.3mm

RC:レギュラー CrossFit® Ø4.1mmおよびØ4.8mm

Ø3.5mm

Ø4.8mm

Ø6.5mm

Ø3.3mm

Ø4.1mm Ø4.8mm

インスツルメントの手入れとメンテナンスメンテナンスの行き届いたインスツルメントは、治療の成功の基本

条件です。詳しくは『ケアアンドメンテナンス 外科インスツルメント

補綴インスツルメント』をご参照ください。

Straumann製品保証プログラム長期研究に裏付けされたStraumann® デンタル インプラント シス

テムは、徹底した品質管理のもと製造されており、多くの国々で

使用されています。弊社では、今後も継続してお使いいただくために、

インプラントとアバットメントの交換を保証する「ストローマン

製品保証プログラム」をご提供しております。保証内容や保証条件

などに関しては、「ストローマン製品保証プログラム」のカタログを

ご参照いただくか、弊社担当営業までお問い合わせください。

5.4 関連資料

参考文献Straumann® デンタル インプラント システムは、25年以上に

わたって包括的に臨床的に実証されてきました。現在の研究文献に

ついての参考文献は、弊社ウェブサイト、www.straumann.com

をご覧ください。

コースとトレーニングトレーニングへの継続的な参加は長期的な成功に不可欠です。

Straumann® デンタル インプラント システムのコースやトレー

ニングに関する情報は、www.straumann.jpをご覧いただくか、

弊社担当営業までお問い合わせください。

5352

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製造元による表示例

ロット/製造番号

製品番号

ガンマ線滅菌

最低温度制限

最高温度制限

温度制限

CEマークがついたストローマン製品は医療機器指令93/42 EECの要件を満たしています。

US連邦法により、この機器の販売は認可された歯科医師に対してのみ、又は認可された歯科医師の指導の下で行うように規制されています。

非滅菌

再使用禁止(使い捨て用)

包装中の添付文書を参照

使用期限厳守

直射日光・高温厳禁

取り扱い説明書を参照

本書に掲載されている製品、写真やイラストならびに表記、また、日本語や英語の表記や表現方法が、予告なく変更される場合もございます。Straumann® インプラントの使用者は、製品に関する添付文書の確認ならびに、最新の情報に基づいて、製品の利用をお願いいたします。

Straumann® デンタル インプラント システムの使用に関するトレーニング・コースも提供しております。トレーニング・コースに関する情報はwww.straumann.jpをご覧いただくか、弊社担当営業までお問い合わせください。

Straumann® インプラントは一貫したコンセプトの一部であり、インプラントに付随するオリジナルパーツやインスツルメント類を含め、Straumann社の指示と忠告に従って使用してください。そうでない場合、Straumann社および販売者は一切の責任を負いません。Straumann製品を他社製品と併用された場合は、Straumann社の保証はすべて無効となります。

Straumann製品の使用に関する説明については、製品発売時の最新情報を口述、書面、電子媒体またはトレーニングコースで提供しています。

Straumann製品の使用者は、それぞれの患者様に対し、どの製品がどの状況に適当であるか否かを決定する義務を負います。専門的判断の誤りや、Straumann® インプラントの使用またはそれに関連して発生した直接・間接的損害に対し、Straumann社および販売者は一切の責任を負いません。また使用者は、Straumann® システムとその使用方法について定期的に学ぶことを強くお勧めします。

Straumann製品を口腔内で使用する場合は、誤飲のないように充分な注意と対策を行ってください。

注意Straumann® デンタル インプラント システムを使用する場合は、本書や製品に添付されている添付文書を熟読の上、ご使用ください。さらに、十分な知識と使用経験のある歯科医師の指導を受けることを強くお勧めします。

記載内容の有効性について本書の発行により、旧版はすべて無効となります。

製品の販売について本書に記載されているパーツやインスツルメントは歯科医師の注文にもとづき販売されることが規定されています。

その他説明書についてStraumann® デンタル インプラント システムに関する詳しい説明書については、弊社担当営業までお問い合わせください。

著作権本文またはその一部をInstitut Straumann AGの書面による許可なくして複製または発行することはできません。Straumann® Dental Implant Systemは Institut Straumann AG社の登録商標です。Straumann® およびStraumann® 製品に使用されるロゴは、Straumann Holding AGの登録商標です。

Sand-blasted, Large grit, Acid-etchedサンドブラスト・ラージグリット・酸エッチングSLA

MDD 93/42/EECに準拠した品質保証Institute Straumann AGの全製造工程にはEN ISO 9001の品質保証システムが適用されています。このヨーロッパの基準は企業が製造

工程で遵守すべき包括的品質基準を詳細に規定しています。医療

製品には特に高い基準が求められています。医療機器に関する

基準はISO 13485に定められていますが、Institute Straumann AGはこれにも準拠し、ストローマンの製品は、いつでも再現・追跡が

できるようになっています。ストローマン製品はMedical Device Directive 93/42/ EECの基本要件に準拠し、CEマークを表示しています。

Institute Straumann AGは、医 療 機 器に適 用されるEuropean Directive MDD 93/42/EECやEN ISO 9001、ISO 13485の厳格な要件を全てクリアしています。

免責規定略語一覧

SCS = Screw Carrying System

HDD = Horizontal Defect Dimension (水平的骨欠損サイズ)

SLA® = Sand-blasted、Large-grit、Acid-etched

NN = Narrow Neck(ナローネック)

RN = Regular Neck(レギュラーネック)

WN = Wide Neck(ワイドネック)

NC = Narrow CrossFit®(ナロー CrossFit®)

RC = Regular CrossFit®(レギュラー CrossFit®)

SP = Standard Plus(スタンダードプラス)

TE = Tapered E�ect(テーパードエフェクト)

BL = Bone Level(ボーンレベル)

BLT = Bone Level Tapered(ボーンレベルテーパード)

SLActive® = Sand-blasted、Large-grit、Acid-etched、 親水性

S = Standard(スタンダード)

5554

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NOTES 本カタログに掲載されている製品は、下記の医療機器承認/認証/届出番号を得ています。

ストローマンインプラント(Roxolid SLActive)TL 高度管理医療機器 22700BZX00428000

ストローマン サージカル インスツルメント 管理医療機器 227AGBZX00052000

ストローマン サージカル インスツルメント(ガイデッド用) 一般医療機器 13B1X101630 0 017 2

ストローマン インプラント用マニュアルツール 一般医療機器 13B1X10163000305

販売名 承認/認証/届出番号分類

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