TA97, TA97a WP2uvrA/pKM101の...TA97, TA97a,WP2uvrA/pKM101の Ames試験データの収集...
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TA97, TA97a,WP2uvrA/pKM101のAmes試験データの収集
共同研究世話人代表:三浦 康義
BMS共同研究
2019年7月6日
1
背景
IWGT Ames Subgroupとして、OECD TG471推奨菌株の再考について議論
これまでに、データベースによる選択的陽性物質を用いた既存菌株との比較を実施
TA100とTA1535の感受性を比較した結果,TA1535を実施する意義は低い
TA97/97aは遺伝的背景は同じ,TA97/97aはTA1537より感受性が高い
WP2uvrA/pKM101はWP2uvrAまたはTA102より感受性が高い
IWGT Ames SubgroupからRecommendされる菌株(2018/11時点)
TA100 hisG46 – 塩基対置換型の変異を検出
TA98 hisD3052 – フレームシフト型の変異を検出
TA97/97a hisO1242, hisD6610 – フレームシフト型の変異を検出
WP2uvrA/pKM101 trpE56 - 塩基対置換型の変異を検出
TA97/97aおよびWP2uvrA/pKM101に関する知見は多いとは言えず、TG化された後、これら菌株に関する知見は有用
OECD TG471推奨菌株となり得る基礎知見を得るには、高い技術レベルを有するJEMS-BMSを中心とした共同研究が有効
2
目的
TA97/TA97aおよびWP2uvrA/pKM101に関する試験データの収集および解析
これら蓄積データに基づく、背景データおよび評価方法の提案
陰性/陽性対照物質の分散、分布データ
既知変異誘発物質でのfold-rule、統計手法を用いた評価
TA97 vs. TA97aの選択
試験精度、クオリティーを通じたBMSの存在感をグローバルに発信(予定)
JEMS学会発表
論文投稿
IWGT Ames Subgroupへの提示 等
会則である微生物を用いる各種変異原性試験分野と共にJEMSの発展に寄与が可能
3
骨子
前提:参加資格として、BMS会員であること
菌株は、共同研究にて集約して、国立食品衛生試験所(杉山会員)から配布
試験方法は、原則として、OECD TG471および各研究機関のSOPに準ずる
Ames試験の材料等は、各研究機関で使用しているものとし、統一はしない
共同研究にかかる材料費等は、各研究機関で負担をお願いしたい
3菌株のいずれかのみでも参加可能とする
(OECDでの議論を踏まえ、Mini-Amesも視野に入れる)
計画
【Step 1-1】 ワーキングカルチャーの作製
シングルコロニーの選定、特性検査、生育曲線、ワーキングカルチャーの作製
【Step 1-2】 陰性・陽性対照物質の蓄積データ取得
OECD TG471 陽性対照物質を用いた用量反応性の把握(n=3)
陰性対照および陽性対照のデータ蓄積(n=10)
【Step 2】 既知物質を用いた試験(仮)
【Step 3】 Mini-Amesとの関係性に関する試験(仮)
4
全体計画(仮)
参加機関に別途 試験デザイン(詳細)を送付予定
★ ★ ☆
2019 2020
05 06 07 08 09 10 11 12 01 02 03 04 05 06 07 08
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BMS定例会 ACEM/JEMS大会/BMS定例会 BMS定例会
募集
【Step 1-1】 ワーキングカルチャー
【Step 1-2】 陰性・陽性対照物質の蓄積データ取得
特性検査結果等 集約
試験結果等 集約
解析・まとめ配布
5
最後に
共同研究 代表(敬称略)
加藤 雅之 シミックファーマサイエンス(株)
共同研究 世話人
世話人代表
三浦 康義 日本たばこ産業(株)R&Dグループ 製品評価センター
電話 045-345-5314 メール [email protected]
世話人(敬称略)
杉山 圭一 国立医薬品食品衛生研究所
福島 俊朗 日本たばこ産業(株)
共同研究参加機関募集(2019年8月2日 締切)
多くの機関からのご参加をお待ちしております