Systemwalker IT Change Manager -...

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B1X1-0020-01Z0(00) 200910Windows/Solaris/Linux Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド

Transcript of Systemwalker IT Change Manager -...

  • B1X1-0020-01Z0(00)2009年10月

    Windows/Solaris/Linux

    Systemwalker IT Change Manager

    導入ガイド

  • まえがき

    本書の目的

    本書は、Systemwalker IT Change Manager V14.0.0の導入方法について説明しています。

    本書の読者

    本書は、Systemwalker IT Change Managerを利用して、運用管理作業をする方を対象としています。

    なお、本書を読むためには、以下の知識が必要です。

    ・ Solarisに関する基本的な知識

    ・ Windows(R)に関する基本的な知識

    ・ Linuxに関する基本的な知識

    ・ インターネットに関する基本的な知識

    ・ リレーショナルデータベースに関する基本的な知識

    ・ Webサーバに関する基本的な知識

    ・ LDAPに関する基本的な知識

    ・ Javaに関する基本的な知識

    本書の構成

    本書は、1章~7章から構成されています。

    第1章 インストールの前に

    Systemwalker IT Change Managerをインストールする前の準備について説明します。

    第2章 インストール

    Systemwalker IT Change Managerのインストールについて説明します。

    第3章 セットアップ

    Systemwalker IT Change Managerのインストール後のセットアップについて説明します。

    第4章 起動・停止

    Systemwalker IT Change Managerの起動および停止について説明します。

    第5章 動作確認

    Systemwalker IT Change Managerのセットアップ後の動作確認について説明します。

    第6章 アンセットアップ

    Systemwalker IT Change Managerのアンセットアップについて説明します。

    第7章 アンインストール

    Systemwalker IT Change Managerのアンインストールについて説明します。

    - i -

  • 本書の位置づけ

    Systemwalker IT Change Managerのマニュアルの概要については、"マニュアル体系と読み方"を参照してください。

    記号について

    [ ]記号

    Systemwalker IT Change Managerで提供している画面名、メニュー名、および画面項目名をこの記号で囲んでいます。

    コマンドで使用する記号

    コマンドで使用している記号について以下に説明します。

    記述例

    [PARA={a |b |c |・・・}]

    記号の意味

    記号 意味

    [ ] この記号で囲まれた項目を省略できることを示します。

    { } この記号で囲まれた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

    __ 省略可能記号"[ ]"内の項目をすべて省略したときの省略値が、下線で示された項目であることを示します。

    | この記号を区切りとして並べられた項目の中から、どれか1つを選択することを示します。

    ・・・ この記号の直前の項目を繰り返して指定できることを示します。

    マニュアルの記号について

    マニュアルでは以下の記号を使用しています。

    注意

    特に注意が必要な事項を説明しています。

    ポイント

    知っておくと便利な情報を説明しています。

    参考

    知っておくと参考になる情報を説明しています。

    参照

    参照先に注意が必要な事項を説明しています。

    - ii -

  • 略語表記について

    ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows 7"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows(R) 7 Home Premium

    - Microsoft(R) Windows(R) 7 Professional

    - Microsoft(R) Windows(R) 7 Ultimate

    ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Server 2008"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM)

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM)

    ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Vista"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic

    - Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium

    - Microsoft(R) Windows Vista(R) Business

    - Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate

    - Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise

    ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows Server 2003"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

    - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

    ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows 2000 Server"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server operating system

    - iii -

  • ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows(R) 2000"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

    - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server operating system

    ・ 以下の製品すべてを示す場合は、"Windows(R) XP"と表記します。

    - Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition

    - Microsoft(R) Windows(R) XP Professional

    - Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition

    ・ Systemwalker IT Change Manager プロセス管理クライアントを、"プロセス管理クライアント"と略しています。

    ・ Systemwalker IT Change Manager Standard Editionを"SE版"と略しています。

    ・ Standard EditionをSEと略しています。

    ・ Systemwalker IT Change Manager Enterprise Editionを"EE版"と略しています。

    ・ Enterprise EditionをEEと略しています。

    ・ Solaris(TM) オペレーティングシステムを"Solaris"と略しています。

    ・ Red Hatオペレーティングシステムを"Linux"と略しています。

    ・ Interstage Business Process Managerを"BPM"と略しています。

    ・ Interstage Business Process Manager Studioを"BPM Studio"と略しています。

    ・ Microsoft(R) Cluster Server、またはMicrosoft(R) Cluster Serviceを、"MSCS"と略しています。

    輸出管理規制について

    当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場

    合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。

    商標について

    Microsoft、Windows、およびWindows Serverまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

    Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。

    UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

    Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

    ITIL(R)は、英国政府OGC(Office of Government Commerce)および米国特許商標局の登録商標です。

    Systemwalker、Interstage、CollaborationRing、およびSymfowareは、富士通株式会社の登録商標です。

    そのほか、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

    また、本書に記載されている会社名、システム名、製品名等には必ずしも商標表示(TM・(R))を付記しておりません。

    Microsoft Corporationのガイドラインに従って、画面写真を使用しています。

    - iv -

  • 改版履歴

    平成21年10月 初 版

    Copyright FUJITSU LIMITED 2009

    マニュアル体系と読み方

    Systemwalker技術情報ホームページ

    Systemwalker技術情報ホームページでは、最新のSystemwalker IT Change Managerのマニュアルが公開されています。特殊な運用方法やマニュアルの補足情報も公開されています。

    最初に、Systemwalker技術情報ホームページを参照するようにしてください。URLは以下のとおりです。

    http://systemwalker.fujitsu.com/jp/man/

    Systemwalker IT Change Managerのマニュアル体系

    Systemwalker IT Change Managerのマニュアルには、以下のものがあります。

    製品添付オンラインマニュアル

    以下のマニュアルは、CD-ROMにHTML形式で格納されています。CD-ROMから直接参照する、またはハードディスクにコピーして参照してください。マニュアルを参照するためには、Adobe Readerが必要となります。

    ・ 製品マニュアル

    - 解説書

    - 変更管理ガイド

    - 導入ガイド

    - 管理者ガイド

    - 利用者ガイド

    - カスタマイズガイド

    - クラスタ適用ガイド

    ・ 保守マニュアル

    - トラブルシューティングガイド

    Systemwalker IT Change Managerオンラインヘルプ

    Systemwalker IT Change Managerの各画面のヘルプメニュー、またはヘルプボタンから、オンラインヘルプを表示することができます。各画面での操作方法、および入力内容は、ヘルプを参照してください。

    Systemwalker IT Change Managerマニュアルの読み方

    Systemwalker IT Change Managerでは、Systemwalker IT Change Managerを管理する運用フロー管理者と、Systemwalker IT ChangeManagerを利用して運用フローの申請、承認、および照会を行う運用フロー使用者の2種類にユーザーを区別します。各ユーザーの作業と対象マニュアルについて、以下に示します。

    - v -

  • 運用フロー管理者の作業と対象マニュアル

    作業の流れ 対象マニュアルと対象記事

    Systemwalker IT Change Managerの概要、基本用語を知る 解説書

    変更管理の概要、基本用語を知る

    Systemwalker IT Change Managerを利用した変更管理の方法について知る

    変更管理ガイド

    Systemwalker IT Change Managerの概要、基本用語を知る

    Systemwalker IT Change Managerの運用および使用上で必要な基礎となる知識を得る

    管理者ガイド

    (第1章)

    導入手順およびインストール前に検討する項目について知

    導入ガイド

    (第1章)

    インストールする

    セットアップをする

    セットアップ完了後の操作を確認する

    アンインストールする

    導入ガイド

    (第2章~第7章)

    Systemwalker IT Change Managerの運用に必要な情報を定義する

    Systemwalker IT Change Managerの運用フローの操作を確認する

    管理者ガイド

    (第2章)

    Systemwalker IT Change Managerで導入する運用フローの設計、設定をする

    管理者ガイド

    (第3章)

    Systemwalker IT Change Managerのカスタマイズについて知る

    電子フォームの開発とカスタマイズの方法を調べる

    カスタマイズした伝票の動作を確認する

    カスタマイズガイド

    構築したシステムの保守作業をする

    運用環境を変更する

    管理者ガイド

    (第4章、第5章、付録B~D、G、H)

    コマンドの使用方法、ファイル形式を確認する

    Systemwalker IT Change Managerで出力するメッセージを確認する

    管理者ガイド

    (付録A、E、F)

    Systemwalker IT Change Managerの運用時に発生したトラブルの原因を知り、対処する

    トラブルシューティングガイド

    クラスタシステムの構築や運用方法について確認する。 クラスタ適用ガイド

    運用フロー使用者の作業と対象マニュアル

    作業 対象マニュアル

    Systemwalker IT Change Managerを利用する場合の基礎となる知識を得る

    利用者ガイド

    (第1章、第2章)

    Systemwalker IT Change Managerを利用し、運用フローの申請・承認・照会などの処理を行う

    利用者ガイド

    (第3~5章)

    変更管理テンプレートを使用し、変更作業を実施する 変更管理ガイド

    関連マニュアル

    本書を読むにあたり、下記のマニュアルも併せて参照してください。

    - vi -

  • 以下のマニュアルは、"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック"または"Systemwalker IT Change ManagerV14g Enterprise Edition メディアパック"に同梱されています。

    ・ "Interstage Business Process Manager Studio ユーザーズガイド"

    ・ "Interstage Business Process Manager 管理者ガイド"

    ・ "Interstage Business Application Server アンインストールガイド"

    ・ "Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)"

    ・ "Interstage Application Server クライアントパッケージインストールガイド"

    ・ "Interstage Studio Enterprise Edition インストールガイド"

    ・ "Interstage Form Coordinator デザイナ ユーザーズガイド"

    ・ "Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)"

    ・ "Symfoware Server インストールガイド(クライアント編)"

    ・ "Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)"

    また、連携製品については、各製品に添付されている以下のマニュアルも参照してください。

    ・ "Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編"

    ・ "Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編"

    ・ "Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編"

    ・ "Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編"

    ・ "Systemwalker Operation Manager 導入手引書"

    ・ "Systemwalker Operation Manager 使用手引書"

    ・ "Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド Windows編"

    ・ "Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド UNIX編"

    ・ "Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)"

    ・ "Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド"

    ・ "Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド"

    - vii -

  • 目 次

    第1章 インストールの前に..........................................................................................................................................................11.1 Systemwalker IT Change Managerの導入手順..................................................................................................................................1

    第2章 インストール.....................................................................................................................................................................42.1 インストール前の作業【Solaris/Linux】................................................................................................................................................4

    2.1.1 システムパラメタのチューニング..................................................................................................................................................42.1.2 Solarisサーバでファイアウォールの設定.....................................................................................................................................92.1.3 hostsファイルまたはDNSサーバの設定の確認.........................................................................................................................12

    2.2 プロセス管理サーバへのインストール..............................................................................................................................................122.2.1 SMEEのインストール..................................................................................................................................................................132.2.2 Securecryptoライブラリランタイムのインストール........................................................................................................................152.2.3 Systemwalker IT Change Managerをインストール.....................................................................................................................172.2.4 インストール後の注意事項.........................................................................................................................................................30

    2.3 プロセス管理クライアントへのインストール.......................................................................................................................................322.3.1 フロー作成ツールのインストール...............................................................................................................................................322.3.2 電子フォーム作成ツールのインストール...................................................................................................................................362.3.3 Webブラウザの設定...................................................................................................................................................................39

    2.4 エージェントのインストール...............................................................................................................................................................392.4.1 Windowsへのインストール.........................................................................................................................................................40

    2.4.1.1 SMEEのインストール...........................................................................................................................................................402.4.1.2 Securecryptoライブラリランタイムのインストール.................................................................................................................422.4.1.3 エージェントのインストール.................................................................................................................................................44

    2.4.2 Solarisへのインストール.............................................................................................................................................................482.4.2.1 SMEEのインストール...........................................................................................................................................................482.4.2.2 Securecryptoライブラリランタイムのインストール.................................................................................................................492.4.2.3 エージェントのインストール.................................................................................................................................................51

    2.4.3 Linuxへのインストール...............................................................................................................................................................532.4.3.1 SMEEのインストール...........................................................................................................................................................532.4.3.2 Securecryptoライブラリランタイムのインストール.................................................................................................................542.4.3.3 エージェントのインストール.................................................................................................................................................55

    2.5 一般端末の導入................................................................................................................................................................................572.5.1 Webブラウザの設定...................................................................................................................................................................582.5.2 Java実行環境の設定..................................................................................................................................................................58

    2.6 Interstage Application Development Cycle Managerと連携するときの追加手順............................................................................582.6.1 ファイル転送ツールの導入........................................................................................................................................................58

    第3章 セットアップ....................................................................................................................................................................623.1 プロセス管理サーバのセットアップ...................................................................................................................................................62

    3.1.1 セットアップ前の注意事項.........................................................................................................................................................633.1.2 セットアップの前準備.................................................................................................................................................................633.1.3 LDAPへのユーザーの登録.......................................................................................................................................................64

    3.1.3.1 Active Directory へのユーザーの登録..............................................................................................................................643.1.3.2 OpenLDAP へのユーザーの登録......................................................................................................................................683.1.3.3 Interstage ディレクトリサービス へのユーザーの登録........................................................................................................77

    3.1.3.3.1 Interstage ディレクトリサービスの環境構築..................................................................................................................773.1.3.3.2 LDIFファイルの利用....................................................................................................................................................793.1.3.3.3 ユーザー情報の設定登録...........................................................................................................................................80

    3.1.4 Interstage BPMの環境構築【Windows】....................................................................................................................................893.1.5 Interstage BPMの環境構築【Solaris/Linux】..............................................................................................................................913.1.6 Systemwalker IT Change Managerのセットアップ【Windows】..................................................................................................933.1.7 Systemwalker IT Change Managerのセットアップ【Solaris/Linux】..........................................................................................1033.1.8 クラスタ環境のセットアップ.......................................................................................................................................................1113.1.9 セットアップ後の注意事項【Solaris】........................................................................................................................................111

    3.2 エージェントのセットアップ..............................................................................................................................................................1113.2.1 Systemwalker Centric Manager用エージェントのセットアップ ...............................................................................................111

    - viii -

  • 3.2.2 Interstage Application Server用エージェントのセットアップ....................................................................................................1133.2.3 .NETアプリケーション用エージェントのセットアップ...............................................................................................................1143.2.4 レガシーアプリケーション用エージェントのセットアップ..........................................................................................................1143.2.5 クラスタ環境でのエージェントのセットアップ...........................................................................................................................1163.2.6 セットアップ済みのエージェントの確認方法...........................................................................................................................116

    第4章 起動・停止...................................................................................................................................................................1174.1 Systemwalker IT Change Managerの起動......................................................................................................................................1174.2 Systemwalker IT Change Managerの停止......................................................................................................................................1184.3 エージェントの起動.........................................................................................................................................................................1194.4 エージェントの停止.........................................................................................................................................................................120

    第5章 動作確認.....................................................................................................................................................................1225.1 セットアップ完了後の確認作業......................................................................................................................................................122

    5.1.1 初期データ...............................................................................................................................................................................1225.1.2 Systemwalker IT Change Managerの起動...............................................................................................................................1235.1.3 動作確認..................................................................................................................................................................................123

    第6章 アンセットアップ............................................................................................................................................................1256.1 アンセットアップ前の注意事項.......................................................................................................................................................1256.2 プロセス管理サーバのアンセットアップ..........................................................................................................................................125

    6.2.1 Systemwalker IT Change Managerの停止...............................................................................................................................1266.2.2 Systemwalker IT Change Managerの環境を削除【Windows】................................................................................................1266.2.3 Systemwalker IT Change Managerの環境を削除【Solaris/Linux】..........................................................................................1296.2.4 Interstage BPMの環境を削除【Windows】...............................................................................................................................1326.2.5 Interstage BPMの環境を削除【Solaris/Linux】........................................................................................................................1326.2.6 LDAPに登録したユーザーの削除..........................................................................................................................................1336.2.7 アンセットアップ後の注意事項【Solaris/Linux】.......................................................................................................................134

    6.3 エージェントのアンセットアップ.......................................................................................................................................................1356.3.1 シングル環境でのエージェントのアンセットアップ..................................................................................................................1356.3.2 クラスタ環境でのエージェントのアンセットアップ....................................................................................................................137

    6.4 クラスタ環境のアンセットアップ.......................................................................................................................................................137

    第7章 アンインストール..........................................................................................................................................................1387.1 アンインストール前の注意事項.......................................................................................................................................................1387.2 アンインストール手順......................................................................................................................................................................138

    7.2.1 プロセス管理サーバのアンインストール..................................................................................................................................1387.2.1.1 Systemwalker IT Change Managerのアンインストール.....................................................................................................1387.2.1.2 Interstage Business Application Serverのアンインストール..............................................................................................1417.2.1.3 Symfoware Serverのアンインストール...............................................................................................................................149

    7.2.2 プロセス管理クライアントのアンインストール...........................................................................................................................1567.2.2.1 電子フォーム作成ツールのアンインストール...................................................................................................................1567.2.2.2 フロー作成ツールのアンインストール...............................................................................................................................156

    7.2.3 エージェントのアンインストール...............................................................................................................................................1577.3 アンインストール後の注意事項.......................................................................................................................................................159

    用語集...................................................................................................................................................................................163

    索引......................................................................................................................................................................................172

    - ix -

  • 第1章 インストールの前に本章では、Systemwalker IT Change Managerをインストールする前の準備について説明します。

    1.1 Systemwalker IT Change Managerの導入手順Systemwalker IT Change Managerの導入手順について説明します。

    製品の概要を理解

    Systemwalker IT Change Managerによる運用を実施する上で、機能の概要を理解する必要があります。

    "Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"概要"で基本用語、運用および使用上で必要となる知識を得てから、設計作業を行ってください。

    運用の設計

    以下の項目について、運用に合わせた設計を行います。

    ・ 運用モデルの設計

    運用モデルの設計は以下の手順で行います。

    1. Systemwalker IT Change Managerを利用するユーザー数および伝票数を設計します。

    2. Systemwalker IT Change Managerが想定する以下のモデルと比較し、保有伝票数および一定期間の伝票処理数に応じて、処理終了後の伝票を削除する契機などの保守設計を実施します。

    なお、Systemwalker IT Change Managerが想定するユーザー数および保有伝票数については、“Systemwalker IT ChangeManager 解説書”の“プロセス管理サーバの資源”の“想定規模”を参照してください。

    ・ メール送信機能の利用

    伝票の起票、承認などのアクションが発生した場合、利用者個人宛てにメールで知らせることができます。メール送信機能の詳細

    は、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"を参照してください。

    - 1 -

  • ・ LDAPの利用

    Systemwalker IT Change Managerで使用するLDAPを新規で設定するか、既存のシステムを使用するかを設計します。詳細は、“LDAPへのユーザー登録”を参照してください。

    LDAPへのユーザー追加の計画

    Systemwalker IT Change Managerはユーザーの認証にLDAPを利用しているため、Systemwalker IT Change Managerを導入する際には、LDAPの設定を変更する必要があります。

    ・ 導入時に必要なユーザー

    Systemwalker IT Change Managerが導入時に必要とするユーザーには以下のとおりです。

    - Systemwalker IT Change Managerが内部で利用するユーザー

    - Systemwalker IT Change Managerの導入時の動作確認で利用するユーザー

    LDAPへの導入時に必要なユーザーの追加については"LDAPへのユーザーの登録"を参照してください。

    ・ 運用でSystemwalker IT Change Managerを利用するユーザー

    導入後には、運用でSystemwalker IT Change Managerを利用するユーザーの登録が必要となります。運用でSystemwalker ITChange Managerを利用するユーザーは、LDAPに登録済みのユーザーを利用することも、新たに追加したユーザーを利用することも可能です。

    Systemwalker IT Change Managerへのユーザーの登録については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"ユーザー定義管理"を参照してください。

    Systemwalker IT Change Managerの導入

    ・ システム構成およびインストール種別の決定

    Systemwalker IT Change Managerを導入する環境を考慮し、システム構成およびインストール種別を検討します。システム構成については、"Systemwalker IT Change Manager 解説書"の"システム構成"を参照してください。Systemwalker IT Change Managerでは、以下のインストール種別を用意しています。

    - プロセス管理サーバ

    - プロセス管理クライアント

    - エージェント

    - 一般端末

    ・ Systemwalker IT Change Managerのインストール

    Systemwalker IT Change Managerのインストールを行います。インストール手順については、"インストール"を参照してください。

    ・ Systemwalker IT Change Managerのセットアップ

    Systemwalker IT Change Managerのインストール後に、セットアップを行います。セットアップは、Systemwalker IT Change Managerが提供するセットアップツールおよびコマンドを使用します。セットアップ方法については、"セットアップ"を参照してください。

    注意

    Interstage Application Development Cycle Managerと連携してアプリケーションリリース管理を行う場合は、

    Interstage Application Development Cycle Managerが導入されているサーバに、ファイル転送用のツールを

    インストールする必要があります。インストール方法については、"インストール"を参照してください。

    - 2 -

  • 初期データを使用した動作確認

    セットアップ完了後、Systemwalker IT Change Managerが用意したサンプルのデータを使用して、伝票の申請から承認までの操作を確認します。

    Systemwalker IT Change Managerでは、以下の動作確認用データを用意しています。

    ・ ユーザー

    ・ 電子フォーム

    ・ 回覧ルート

    Systemwalker IT Change Managerの運用作業

    Systemwalker IT Change Managerの運用に必要な情報を定義し、運用を開始します。詳細は、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"を参照してください。

    Systemwalker IT Change Manager導入時の注意

    マニュアル上Administratorとは、特に明記がない限りローカルのAdministrator権限を持ったユーザーを意味します。

    - 3 -

  • 第2章 インストール本章では、Systemwalker IT Change Managerのインストールについて説明します。

    2.1 インストール前の作業【Solaris/Linux】インストール前に必要な作業について説明します。

    2.1.1 システムパラメタのチューニングプロセス管理サーバでは、システムパラメタのチューニングを行う必要があります。チューニングが必要なシステムパラメタとその値につ

    いては、以下の表を参照してください。パラメタにより、既に設定されている値(初期値)に加算する場合と、既に設定されている値と比較し大きい方の値(最大)を設定する場合があります。(加算の場合、設定のシステム上限値も確認してください。)各パラメタがどちらに当たるかは、表の"種別"を参照してください。

    詳細についてはSolarisおよびLinuxのマニュアル等を参照してください。

    ・ Solarisの設定値

    ・ Linuxの設定値

    Solarisの設定値

    Systemwalker IT Change Managerは、以下のプロジェクト配下で動作します。

    ・ systemプロジェクト

    OS初期設定状態で存在するデーモンなどが動作するプロジェクト

    ・ user.rootプロジェクト

    OS初期設定状態でroot権限で動作するプロセスが所属するプロジェクト

    システムパラメタのチューニング値

    ・ 共有メモリ

    パラメタ 説明 値 種別 特権

    project.max-shm-memory 共有メモリセグメントの最大サイズ

    262581759 加算 特権レベル

    project.max-shm-ids 共有メモリ識別子の最大数

    165 加算 特権レベル

    ・ セマフォ

    パラメタ 説明 値 種別 特権

    project.max-sem-ids セマフォ識別子の数 3060 加算 特権レベル

    process.max-sem-nsems セマフォ識別子ごとの最大セマフォ数

    737 最大 特権レベル

    process.max-sem-ops セマフォコールごとの最大操作数

    60 最大 特権レベル

    ・ メッセージキュー

    パラメタ 説明 値 種別 特権

    process.max-msg-qbytes 待ち行列上の最大バイト数

    44237 最大 特権レベル

    - 4 -

  • パラメタ 説明 値 種別 特権

    project.max-msg-ids メッセージ待ち識別子の数

    1902 加算 特権レベル

    process.max-msg-messages メッセージキュー内のメッセージの最大

    2078 加算 特権レベル

    ポイント

    特権レベルは、/etc/projectに"privileged"を指定します。

    システムパラメタの設定

    システムパラメタを編集するには、/etc/projectファイルを編集します。

    注意

    システムパラメタを設定する際には、システムの初期値および、設定可能名値の上限を確認した後、値を確認してください。確認方法

    の例は以下のとおりです。

    # projects -l

    system

    projid : 0

    comment: "System account"

    users : (none)

    groups : (none)

    attribs:

    user.root

    projid : 1

    comment: "root user"

    users : root

    groups : root

    attribs:

    noproject

    projid : 2

    comment: ""

    users : (none)

    groups : (none)

    attribs:

    default

    projid : 3

    comment: "Default project setting"

    users : (none)

    groups : (none)

    attribs: ←"attribs"にエントリがないプロジェクトを確認

    # newtask -p default

    # prctl $$

    process: 1000: sh

    NAME PRIVILEGE VALUE FLAG ACTION RECIPIENT

    process.max-port-events

    privileged 65.5K - deny -

    system 2.15G max deny -

    process.max-msg-messages

    privileged 8.19K - deny -

    system 4.29G max deny -

    - 5 -

  • system 16.8M max deny -

    *

    /etc/projectファイル編集例

    system:0:System account:::project.max-shm-memory=(privileged,2144047674163,deny);project.max-shm-ids=(privileged,175,deny);project.max-sem-ids=(privileged,778,deny);process.max-sem-nsems=(privileged,567,deny);project.max-msg-ids=(privileged,655,deny);process.max-msg-messages=(privileged,8934,deny)user.root:1:root user:::project.max-shm-memory=(privileged,2144047674163,deny);project.max-shm-ids=(privileged,175,deny);project.max-sem-ids=(privileged,778,deny);process.max-sem-nsems=(privileged,567,deny);project.max-msg-ids=(privileged,655,deny);process.max-msg-messages=(privileged,8934,deny)

    注意

    ・ 設定値は、プロジェクトごとに1行で記載してください。

    ・ チューニングパラメタの設定は、システムとスーパーユーザーに対して行ってください。

    システムパラメタの確認

    上記設定をした後、以下のコマンドにより設定情報を確認できます。

    # projects -l

    確認コマンド実行例

    # projects -l

    system

    projid : 0

    comment: "System account"

    users : (none)

    groups : (none)

    attribs: project.max-msg-ids=(privileged,527,deny)

    process.max-msg-qbytes=(privileged,162972,deny)

    process.max-sem-nsems=(privileged,512,deny)

    process.max-sem-ops=(privileged,50,deny)

    project.max-sem-ids=(privileged,829,deny)

    project.max-shm-memory=(privileged,3398861600,deny)

    user.root

    projid : 1

    comment: "root user"

    users : root

    groups : root

    attribs: project.max-msg-ids=(privileged,527,deny)

    process.max-msg-qbytes=(privileged,162972,deny)

    process.max-sem-nsems=(privileged,512,deny)

    process.max-sem-ops=(privileged,50,deny)

    project.max-sem-ids=(privileged,829,deny)

    project.max-shm-memory=(privileged,3398861600,deny)

    noproject

    - 6 -

  • projid : 2

    comment: ""

    users : (none)

    groups : (none)

    attribs:

    default

    projid : 3

    comment: "Default project setting"

    users : (none)

    groups : (none)

    attribs:

    Linuxの設定値

    システムパラメタのチューニング値

    ・ 共有メモリ

    パラメタ 説明 値 種別

    shmmax 共有メモリの最大セグメントサイズ 139986287 最大

    shmmni 共有メモリセグメントの最大数 202 加算

    ・ セマフォ

    セマフォの設定値は、各パラメタ値を以下の形式で指定します。

    kernel.sem = para1 para2 para3 para4

    パラメタ 説明 値 種別

    para1 セマフォ識別子あたりの最大セマフォ数 738 最大

    para2 システム全体のセマフォ数 22761 加算

    para3 セマフォコールあたりの最大演算子数 60 最大

    para4 システム全体のセマフォ識別子数 3770 加算

    ・ メッセージキュー

    パラメタ 説明 値 種別

    msgmax メッセージの最大サイズ 19815 最大

    msgmnb 1つのメッセージキューに保持できるメッセージの最大値

    44237 最大

    msgmni メッセージキューIDの最大値 1895 加算

    チューニング作業手順

    1. 以下のコマンドを使用して、現在システムに設定されている上記表に該当するパラメタの設定値を確認します。

    #/sbin/sysctl -a

    (例)

    #/sbin/sysctl -a・

    (省略)

    - 7 -

  • kernel.sem = 250 32000 32 128kernel.msgmnb = 16384kernel.msgmni = 16kernel.msgmax = 8192kernel.shmmni = 4096kernel.shmall = 2097152kernel.shmmax = 33554432・

    (省略)

    2. 上記の"システムパラメタのチューニング値"を参照し、現在の設定値と比較を行い、パラメタごとに最大、加算の種別を考慮して、適切な設定値を算出します。

    3. /etc/sysctl.confを編集します。

    システムパラメタをチューニングするために、/etc/sysctl.confファイルにチューニングのためのレコードを、以下の例のように編集します。

    (例)

    kernel.shmmax=139986287kernel.shmmni=4298

    kernel.sem=738 54761 60 3898

    kernel.msgmax=19815kernel.msgmnb=44237kernel.msgmni=1911

    4. /etc/sysctl.confへの編集内容が反映されていることを、以下のコマンドで確認します。

    #/bin/cat /etc/sysctl.conf

    5. 上記設定を有効にするために、下記のどちらかの方法を実行します。

    方法1 : システムをリブートして設定を反映

    # cd /# /sbin/shutdown -r now

    方法2 : /sbin/sysctl -p を使用して設定を反映

    # /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf

    ※このコマンドを使用した場合リブートの必要がありません。

    6. 設定したシステムパラメタが反映されていることを、以下のコマンドの出力から確認します。

    # /sbin/sysctl -a

    確認コマンドの実行例

    # /sbin/sysctl -a

    (省略)

    kernel.sem = 738 54761 60 3898

    kernel.msgmnb = 44237

    - 8 -

  • kernel.msgmni = 1911

    kernel.msgmax = 19815

    kernel.shmmni = 4298

    kernel.shmall = 2097152

    kernel.shmmax = 139986287

    (省略)

    2.1.2 Solarisサーバでファイアウォールの設定Solaris 10では、標準でIP Filterというファイアウォール機能がインストールされており、設定次第で有効にすることができます。Solaris 10のファイアウォール機能を利用している環境にSystemwalker IT Change Managerをインストールする場合には、以下のどちらかの対応が必要です。

    ・ ファイアウォール機能に対して必要な通信を許可する

    ・ ファイアウォール機能を無効とする

    注意

    本作業は、システム上でスーパーユーザーになってから行ってください。

    ファイアウォール機能が有効になっているか確認する

    Solaris 10でファイアウォール機能が有効になっているかどうかは、以下のコマンドなどで確認できます。詳細は、Solaris 10のマニュアルを参照してください。

    # /usr/bin/svcs -a

    STATE STIME FMRI

    legacy_run Mar_08 lrc:/etc/rcS_d/S29wrsmcfg

    legacy_run Mar_08 lrc:/etc/rc2_d/S10lu

    legacy_run Mar_08 lrc:/etc/rc2_d/S20sysetup

    legacy_run Mar_08 lrc:/etc/rc2_d/S40llc2

    ・・・

    online 17:06:23 svc:/network/ipfilter:default (*)

    ・・・

    *:"svc:/network/ipfilter:default"エントリがonlineになっている場合に有効

    ファイアウォール機能により、どの通信が制限されているかを確認するには、以下のコマンドなどで確認可能です。

    詳細は、Solaris 10のマニュアルを参照してください。

    # /usr/sbin/ipfstat -iopass out quick on lo0 allblock out log quick on hme0 from any to any port = 80pass in quick on lo0 allblock in log quick on hme0 from any to any port = 80

    ファイアウォール機能に対して必要な通信設定を行う場合

    Solaris 10標準のファイアウォールの設定を変更し、必要な通信のみを許可する設定を行う場合は、以下の手順に従ってください。

    注意

    本手順は、一般的な設定を記載しています。導入している環境により、設定内容を修正してください。

    - 9 -

  • 1. IP Filterを利用してフィルタリングするネットワークインタフェースを有効にします。

    ネットワークインタフェースを有効にするには、ファイル/etc/ipf/pfil.apをテキストエディタで開き、有効化するネットワークインタフェースに付けられたコメントを削除します。有効化するネットワークインタフェースが記述されていない場合は、追加します。

    例:ネットワークインタフェースhme0を有効化する場合

    ---------------------------------------------------

    #le -1 0 pfil

    #qe -1 0 pfil

    #hme -1 0 pfil ---> この箇所の「#」を削除

    #qfe -1 0 pfil

    ---------------------------------------------------

    2. /etc/ipf/pfil.apに対する変更を有効化するため、システムを再起動します。

    # /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i6

    3. IP Filterの起動を確認します。

    # svcs -a

    IP Filterが起動している場合は、"ipfilter"が"online"と出力されます。

    online 18:20:29 svc:/network/ipfilter:default

    IP Filterが起動していない場合は、以下のコマンドを実行してIP Filterを起動します。

    # svcadm enable ipfilter

    4. フィルタリングルールを設定します。

    フィルタリングルールを設定するには、ファイル/etc/ipf/ipf.confをテキストエディタで開き、以下の項目を設定します。

    a. 自サーバ内通信の許可

    この例では、ループバックデバイス(lo0)と通信用のインタフェース(hme0)とします。ネットワーク性能を低下させないため、できるだけファイルの先頭に記載します。

    ループバックデバイスからパケットを受信する場合、およびループバックデバイスへパケットを送信する場合の通信を許可

    します。"lo0"は、ループバックデバイス名です。確認は、ifconfig(1M)を参照してください。

    pass in quick on lo0 allpass out quick on lo0 all

    b. すべての通信を拒否する設定

    初めにすべての通信を拒否してから、使用するポートの設定を行います。

    block in log on hme0 allblock out log on hme0 all

    c. Systemwalker IT Change Managerで使用するポートの許可

    Systemwalker IT Change Managerが使用する以下のポートに通信を許可します。

    機能 使用ポート番号/プロトコル

    運用管理API-ワークフロー制御サーバ間通信用 9990/tcp

    LDAP接続用 389/tcp

    Webサーバ(Interstage HTTP Server) 80/tcp (初期値)

    Interstage管理コンソール用 12000/tcp (初期値)

    - 10 -

  • pass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 9990 keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 389 keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 80 keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 12000 keep state

    Systemwalker IT Change Managerが使用するポートについては、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“ポート一覧”を参照してください。

    d. 必要であれば、その他に使用するポートの許可

    例えば、telnetが使用するポート番号に通信を許可します。

    pass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 23 keep statepass out quick on hme0 proto tcp from any to any port = 23 keep state

    5. IP Filterの設定を有効にします。

    IP Filterの設定を有効にするには、以下のコマンドを実行します。

    # /usr/sbin/ipf -Fa -E -f /etc/ipf/ipf.conf

    6. 有効化したIP Filterのフィルタリングルールを確認します。

    有効化したIP Filterのフィルタリングルールを確認するには、以下のコマンドを実行します。

    # /usr/sbin/ipfstat -iopass out quick on lo0 allblock out log on hme0 allpass out quick on hme0 proto tcp from any to any port = telnet keep statepass in quick on lo0 allblock in log on hme0 allpass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 9990 keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = ldap keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 80 keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 12000 keep statepass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = telnet keep state

    ファイアウォール機能を無効とする場合

    サーバの外部などでファイアウォールが存在し、Solaris 10に標準で添付されているファイアウォールを使用しなくてもセキュリティが確保できる場合は、ファイアウォール機能自身を無効化することができます。

    その場合は、以下の手順を実施します。

    # /usr/sbin/ipf -Fa

    なお、次回以降のシステム起動時にも恒久的に無効化したい場合は、上記の手順に加え、以下のファイルも削除してください。

    ・ /etc/ipf/ipf.conf

    ・ /etc/ipf/pfil.ap

    上記ファイルについては、削除(コマンドでは"rm(1)")ではなく、リネーム(コマンドでは"mv(1)")により、別名で保存することをお勧めします。

    上記ファイルを削除、またはリネームした後は、リブートを行い、ファイアウォールの設定が無効になっていることをipfstat(1M)で確認してください。

    - 11 -

  • 2.1.3 hostsファイルまたはDNSサーバの設定の確認自ホスト名からIPアドレスが正しく求められる必要があります。インストール前にhostsファイルまたはDNSサーバの設定を確認し、正しく名前解決ができることを確認してください。

    2.2 プロセス管理サーバへのインストールプロセス管理サーバへのインストール手順について、説明します。

    注意

    排他製品がインストールされていないことを確認してください。

    【Windows】

    ・ すでにJava Runtime Environment(JRE)やJava Development Kit(JDK)がインストールされている場合は、あらかじめアンインストールしておいてください。

    ・ Systemwalker IT Change Managerをインストールする場合、OSが日本語環境であることを確認してください。

    ・ ターミナルサーバーがインストールされている場合、以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更してください。

    CHANGE USER /INSTALL

    ・ Internet Information Service(IIS)がすでにインストールされている場合、Interstage Business Application ServerのWebサーバのポート番号と重複する可能性があります。この場合、あらかじめIISのポート番号を変更しておくか、Systemwalker IT Change Managerのインストール時にポート番号が重複しないように指定してください。

    ・ プロセス管理サーバは上書きインストールできません。

    ・ ご利用OSがWindows Server 2008の場合、Windowsファイアウォール機能が初期設定で有効になっているため、使用ポート番号/プロトコルについて、ファイアウォールの例外に指定しておく必要があります。

    使用ポート番号/プロトコルの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"ポート番号一覧"を参照してください。

    設定状態は、Windowsの「コントロールパネル」-「Windowsファイアウォール」で確認できます。

    参考

    Windowsファイアウォールの設定方法

    以下の手順で設定します。

    1. 「コントロールパネル」-「Windowsファイアウォール」ダイアログボックスを開き、「例外」タブを選択します。

    2. 「例外」タブの[ポートの追加]ボタンをクリックし、[ポートの追加]ダイアログボックスを表示します。

    3. [ポートの追加]ダイアログボックスに名前(任意)およびポート番号を入力し、プロトコル(TCP/UDP)を選択します。

    4. [OK]ボタンをクリックし、[ポートの追加]ダイアログボックスを終了します。

    5. [OK]ボタンをクリックし、「Windowsファイアウォール」ダイアログボックスを終了します。

    なお、ファイアウォールの上記以外の項目については、ユーザーのセキュリティポリシーに従って、設定してください。

    【Solaris】

    ・ /etc/default/initのLANGの値を参照し、システムの文字コードが、"ja"、"ja_JP.PCK"、"ja_JP.UTF-8"のいずれかであることを確認してください。

    【Linux】

    ・ /etc/sysconfig/i18nのLANGの値を参照し、システムの文字コードが、"ja_JP.UTF-8"であることを確認してください。

    - 12 -

  • 2.2.1 SMEEのインストールご利用OSがx64環境の場合、アプリケーションリリース管理を利用するためには、あらかじめCD-ROMに同梱されているセキュア通信ライブラリ(SMEE)をインストールする必要があります。また、SMEEを動作させるためにSecurecryptoライブラリランタイムをインストール必要があります。Securecryptoライブラリランタイムのインストールについては"Securecryptoライブラリランタイムのインストール"を参照してください。

    注意

    SMEEのインストールはx64環境の場合のみインストールが必要です。その他の環境ではインストールする必要はありません。

    1. SMEEインストール状況の確認

    すでにSMEEがインストールされている場合、以下の手順でインストールされているSMEEのバージョンレベルを確認します。

    1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。

    2. [名前]テキストボックスに「regedit」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 画面の[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[Fujitsu]-[Install]-[F3FSSMEE]配下の[VersionLevel]を参照します。

    2. 1で確認したバージョンレベルが「V4.0L15」よりも古い場合、またはSMEEがインストールされていない(レジストリキーが存在しない)場合、Standard Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.0.0) Disc No.6/9"、Enterprise Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.0.0) Disc No.6/9"のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。

    3. [CD-ROM]-[tool]-[smee]-[x64]にある「Setup.exe」を起動します。

    [ようこそ]ダイアログボックスが表示されます。

    4. [次へ]ボタンをクリックします。

    以下の画面が表示されます。[ユーザ名]および[会社名]を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。

    - 13 -

  • 5. インストール先のフォルダを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    インストールが開始されます。

    - 14 -

  • 6. [完了]ボタンをクリックします。

    2.2.2 Securecryptoライブラリランタイムのインストール本項では、Securecryptoライブラリランタイムのインストール方法について説明します。

    注意

    Securecryptoライブラリランタイムのインストールはx64環境の場合のみインストールが必要です。その他の環境ではインストールする必要はありません。

    1. SMEEインストール状況の確認

    すでにSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされている場合、以下の手順でインストールされているSecurecryptoライブラリランタイムのバージョンレベルを確認します。

    1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択します。

    2. [名前]テキストボックスに「regedit」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 画面の[HKEY_LOCAL_MACHINE]-[SOFTWARE]-[Fujitsu]-[Install]-[Securecrypto Library R]配下の[VersionLevel]を参照します。

    2. 1で確認したバージョンレベルが「V2.0L14」よりも古い場合、またはSecurecryptoライブラリランタイムがインストールされていない(レジストリキーが存在しない)場合、Standard Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 6/9"、Enterprise Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 6/9"のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。

    3. [CD-ROM]-[tool]-[sclr]-[x64]にある「Setup.exe」を起動します。

    [ようこそ]ダイアログボックスが表示されます。

    - 15 -

  • 4. [次へ]ボタンをクリックします。

    以下の画面が表示されます。[ユーザ名]および[会社名]を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。

    5. インストール先のフォルダを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    インストールが開始されます。

    - 16 -

  • 6. [完了]ボタンをクリックします。

    2.2.3 Systemwalker IT Change ManagerをインストールSystemwalker IT Change Managerをインストールする手順について、以下に説明します。

    Windowsへのインストール

    Solarisへのインストール

    Linuxへのインストール

    Windowsへのインストール

    注意

    ・ ディレクトリを指定する際は、必ず新規のディレクトリを指定してください。

    ・ ディレクトリを指定する際は、「\\」で開始するパスおよび相対パス表記での指定はできません。

    - 17 -

  • ・ ディレクトリ名に指定可能な文字は、半角英数字、「-」、「_」です。

    ・ インストールに失敗した場合は、再起動後にインストールを実施したユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってInterstageBusiness Application ServerおよびSymfoware Serverをアンインストールしてください。その後、失敗した原因を取り除いた後、再度インストールを実施してください。アンインストールについては、"アンインストール"を参照してください。

    1. Administratorsグループに所属するアカウントでログインします。

    2. インストーラを起動します。

    Standard Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 1/9"、Enterprise Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 1/9のCD-ROMをCD-ROM装置にセットすると、自動的にインストーラが起動します。起動しない場合はswsetup.exeを実行し、インストーラを起動してください。

    注意

    ご利用OSがWindows Server 2008の場合は、管理者として実行してください。

    3. 「インストール」を選択します。「ようこそ」画面が表示されます。

    [次へ]ボタンをクリックしてください。

    - 18 -

  • 4. インストール先を指定します。

    [インストール先の選択]画面で、インストール先ディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    注意

    - インストール先のパス長は最大58バイトです。

    - インストール先ディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。

    5. Interstage Business Application Serverのインストール先を指定します。

    [インストール先の選択]画面で、Interstage Business Application Serverのインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    - 19 -

  • 注意

    - インストール先ディレクトリにはNTFS形式のディスクを指定してください。

    - インストール先のパス長は最大30バイトです。

    6. Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を設定します。

    [ポート番号の設定]画面で、Interstage Business Application Serverが使用するポート番号を指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    注意

    - 現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。

    > netstat -a -n

    - 現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"ポート番号一覧"を参照してください。

    - 20 -

  • 7. Interstage BPMのインストール先を指定します。

    [インストール先の選択]画面で、Interstage BPMのインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    注意

    インストール先のパス長は最大255バイトです。

    8. Symfoware Server クライアント機能のインストール先を指定します。

    [インストール先の選択]画面で、Symfoware Server クライアント機能のインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    9. Symfoware Server サーバ機能のインストール先を指定します。

    [インストール先の選択]画面で、Symfoware Server サーバ機能のインストールディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    - 21 -

  • 10. Symfoware Server 制御ファイル格納先を指定します。

    [制御ファイル格納先の選択]画面で、Symfoware Server 制御ファイルの格納先ディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    注意

    NTFS形式のディスクを指定してください。

    11. CMDBマネージャのデータベース格納先を指定します。

    [データベース格納先の選択]画面で、CMDBマネージャのデータベース格納先ディレクトリを指定し、[次へ]ボタンをクリックします。なお、CMDBマネージャのデータベースは、専用ディスクに配置することを推奨します。他のアプリケーションとディスクI/Oが競合すると、パフォーマンスが低下します。

    - 22 -

  • 注意

    格納先のパス長は最大64バイトです。

    12. プロセス管理サーバのホスト名を指定します。

    [ホスト名の入力]画面で、Webコンソールから名前解決できるプロセス管理サーバのホスト名を指定し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    注意

    - ホスト名に使用できるのは、半角英数、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)のみです。

    - ホスト名に指定できる最大長は63バイトです。

    13. インストールを確認します。

    [インストールの確認]画面で、入力内容の確認を行い、内容に誤りがなければ、[インストール]ボタンをクリックしてください。インストールが開始されます。

    - 23 -

  • 14. インストールを開始します。

    インストールの準備が整うと、ファイルのコピーが開始されます。インストール処理を行っている間は、以下のような進行状況の表

    示画面、およびインフォメーションゲージが表示されます。

    CD-ROMの交換を要求するメッセージが表示された場合は、インストールCDの交換を行ってください。なおCDの交換はインストール中に複数回要求されますので、インストーラの指示に従って入れ替えてください。

    15. インストールを終了します。

    インストールが完了すると以下の画面が表示されます。[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]ボタンをクリックします。

    - 24 -

  • 再起動後は、インストールしたユーザーでログオンしてください。

    Solarisへのインストール

    1. システム上でスーパーユーザーになります。

    2. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

    Standard Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 1/10"、Enterprise Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 1/10"のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    # mount -F hsfs -o ro /dev/~ CD-ROMのマウントポイント

    注意

    CD-ROMデバイス名(/dev/~)はシステムによって異なる場合がありますので、事前に確認してください。

    3. インストーラを起動します。

    本ソフトウェア専用のインストールコマンド(swpm_install)を実行することにより、複数

    のパッケージを一括インストールします。インストーラの起動方法を以下に示します。

    # CD-ROMのマウントポイント/swpm_install

    4. インストール先ディレクトリを設定します。

    #################################################################

    # #

    # Systemwalker IT Change Manager インストーラ #

    # V14.0.0 #

    # #

    # Copyright FUJITSU LIMITED 2009 #

    # #

    #################################################################

    !!!!! 注意 !!!!!

    インストールを行う前にIPC資源のチューニングを必ず実施してください。

    - 25 -

  • 実施方法については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"を参照

    してください。

    [ インストール先ディレクトリの指定 ]

    プログラムの配置先 : /opt

    設定ファイルの配置先 : /etc/opt

    作業ファイルの配置先 : /var/opt

    CMDBデータベースの配置先 : /var/opt

    上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q]

    インストール先ディレクトリを変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみを押下します。

    5. インストール先を指定します。

    "y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。

    プログラムの配置先 (省略: /opt) [q] /opt2設定ファイルの配置先 (省略: /etc/opt) [q] /etc/opt2作業ファイルの配置先 (省略: /var/opt) [q] /var/opt2CMDBデータベースの配置先 (省略: /var/opt) [q] /var/cmdb

    インストール先ディレクトリを変更する場合は変更後のインストールディレクトリを入力し、デフォルトのインストールディレクトリに設

    定する場合は[Enter]を押下します。

    6. Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を設定します。

    [ ポート番号の指定 ]

    Interstage管理コンソール : 12000

    Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 80

    CORBAサービス : 8002

    上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q]

    ポート番号を変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみ入力します。

    注意

    - 現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。

    # netstat -an

    - 現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、“Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド”の“ポート番号一覧”を参照してください。

    7. Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を指定します。

    "y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。

    Interstage管理コンソール (省略: 12000) [1-65535,q] 12001Webサーバ(Interstage HTTP Server) (省略: 80) [1-65535,q] 81CORBAサービス (省略: 8002) [1-65535,q] 8003

    - 26 -

  • ポート番号を変更する場合は変更後のポート番号を入力し、デフォルトのポート番号に設定する場合は[Enter]を押下します。

    8. プロセス管理サーバのホスト名を指定します。

    [プロセス管理サーバのホスト名の指定]画面で、Webコンソールから名前解決できるプロセス管理サーバのホスト名を指定し、[Enter]ボタンを押下してください。

    [ プロセス管理サーバのホスト名の指定 ]

    Webコンソールから名前解決できるホスト名を指定してください。

    このコンピュータのホスト名 (省略: itcm) [q] itcm2

    注意

    - ホスト名にqおよびQのみの指定はできません。

    - ホスト名に使用できるのは、半角英数、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)のみです。

    - ホスト名に指定できる最大長は63バイトです。

    9. インストールを確認します。

    [インストール処理続行の確認]画面で、入力内容の確認を行い内容に誤りがなければ、"y"を入力してください。インストールが開始されます。インストール情報を再入力する場合は"n"を入力してください。

    >

    [ インストール先ディレクトリ ]

    プログラムの配置先 : /opt2

    設定ファイルの配置先 : /etc/opt2

    作業ファイルの配置先 : /var/opt2

    CMDBデータベースの配置先 : /var/cmdb

    [ ポート番号 ]

    Interstage管理コンソール : 12001

    Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 81

    CORBAサービス : 8003

    [ プロセス管理サーバのホスト名 ]

    ホスト名 : itcm2

    上記の設定でインストールを開始してよろしいですか? [y,n,q]

    10. インストールを開始します。

    インストールの準備が整うと、以下の画面が表示され、インストールが開始されます。

    'Systemwalker IT Change Manager'のインストールを開始します。

    CD-ROMの交換を要求するメッセージが表示された場合は、インストールCDの交換を行ってください。なおCDの交換はインストール中に複数回要求されますので、インストーラの指示に従って入れ替えてください。

    "Systemwalker IT Change Manager V14.0.0 Disc No. 2/10"のディスクを挿入してください。

    ディスクがマウントされていることを確認して、Enterキーを押してください。

    - 27 -

  • 11. インストールを終了します。

    インストールが完了すると以下の画面が表示されます。

    'Systemwalker IT Change Manager'をインストールしました。システムを再起動後、本製品の環境構築を実施してください。

    12. システムを再起動します。

    Linuxへのインストール

    1. システム上でスーパーユーザーになります。

    2. CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットします。

    Standard Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Standard Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 1/8"、Enterprise Editionの場合は"Systemwalker IT Change Manager V14g Enterprise Edition メディアパック (14.0.0) Disc No. 1/8"のCD-ROMをCD-ROM装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    # mount -t iso9660 -r /dev/cdrom CD-ROMのマウントポイント

    3. インストーラを起動します。

    本ソフトウェア専用のインストールコマンド(swpm_install)を実行することにより、複数

    のパッケージを一括インストールします。インストーラの起動方法を以下に示します。

    # CD-ROMのマウントポイント/swpm_install

    4. インストール先ディレクトリを設定します。

    #################################################################

    # #

    # Systemwalker IT Change Manager インストーラ #

    # V14.0.0 #

    # #

    # Copyright FUJITSU LIMITED 2009 #

    # #

    #################################################################

    !!!!! 注意 !!!!!

    インストールを行う前にIPC資源のチューニングを必ず実施してください。

    実施方法については、"Systemwalker IT Change Manager 導入ガイド"を参照

    してください。

    [ インストール先ディレクトリの指定 ]

    プログラムの配置先 (変更不可) : /opt

    設定ファイルの配置先 (変更不可) : /etc/opt

    作業ファイルの配置先 (変更不可) : /var/opt

    CMDBデータベースの配置先 : /var/opt

    上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q]

    インストール先ディレクトリを変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみを押下します。

    5. インストール先を指定します。

    "y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。

    - 28 -

  • CMDBデータベースの配置先 (省略: /var/opt) [q] /var/cmdb

    インストール先ディレクトリを変更する場合は変更後のインストールディレクトリを入力し、デフォルトのインストールディレクトリに設

    定する場合は[Enter]を押下します。

    6. Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を設定します。

    [ ポート番号の指定 ]

    Interstage管理コンソール : 12000

    Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 80

    CORBAサービス : 8002

    上記の設定を変更しますか? (省略: n) [y,n,q]

    ポート番号を変更する場合は"y"を入力します。変更しない場合は、"n"もしくは[Enter]のみ入力します。

    注意

    - 現在動作しているポート番号が以下のコマンドで確認できます。このコマンドで表示されるポート番号は指定しないでください。

    # netstat -an

    - 現在動作していない場合でも、指定するポート番号が他で使用されている可能性があります。使用されていないことを確認するためには、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"ポート番号一覧"を参照してください。

    7. Interstage Business Application Serverで使用するポート番号を指定します。

    "y"を入力した場合、変更する情報を入力するために、以下のメッセージが出力されます。

    Interstage管理コンソール (省略: 12000) [1-65535,q] 12001Webサーバ(Interstage HTTP Server) (省略: 80) [1-65535,q] 81CORBAサービス (省略: 8002) [1-65535,q] 8003

    ポート番号を変更する場合は変更後のポート番号を入力し、デフォルトのポート番号に設定する場合は[Enter]を押下します。

    8. プロセス管理サーバのホスト名を指定します。

    [プロセス管理サーバのホスト名の指定]画面で、Webコンソールから名前解決できるプロセス管理サーバのホスト名を指定し、[Enter]ボタンを押下してください。

    [ プロセス管理サーバのホスト名の指定 ]

    Webコンソールから名前解決できるホスト名を指定してください。

    このコンピュータのホスト名 (省略: itcm) [q] itcm2

    注意

    - ホスト名にqおよびQのみの指定はできません。

    - ホスト名に使用できるのは、半角英数、「-」(ハイフン)、「.」(ピリオド)、「_」(アンダースコア)のみです。

    - ホスト名に指定できる最大長は63バイトです。

    - 29 -

  • 9. インストールを確認します。

    [インストール処理続行の確認]画面で、入力内容の確認を行い内容に誤りがなければ、yを入力してください。インストールが開始されます。インストール情報を再入力する場合は"n"を入力してください。

    >

    [ インストール先ディレクトリ ]

    プログラムの配置先 : /opt

    設定ファイルの配置先 : /etc/opt

    作業ファイルの配置先 : /var/opt

    CMDBデータベースの配置先 : /var/cmdb

    [ ポート番号 ]

    Interstage管理コンソール : 12001

    Webサーバ(Interstage HTTP Server) : 81

    CORBAサービス : 8003

    [ プロセス管理サーバのホスト名 ]

    ホスト名 : itcm2

    上記の設定でインストールを開始してよろしいですか? [y,n,q]

    10. インストールを開始します。

    インストールの準備が整うと、以下の画面が表示され、インス�