A．塗抹固定法 2

1 塗抹法 2

a． 直接塗抹法 2

b． 引きガラス法 2

c． すり合わせ法 2

d． 捺印法 3

e． 圧挫法 3

f． たたきつけ塗抹 3

g． 吹き付け塗抹 4

2 集細胞法 4

a． 遠心沈殿法 4

b． 遠心直接塗抹法（オートスメア法，サイトスピン法） 5

c． 膜濾過法（ポアフィルター法） 5

3 溶血処理 5

4 固定法 5

a．湿固定（Pap.染色・PAS染色等色素染色，免疫細胞化学染色等） 5

b．乾燥固定（Giemsa染色，脂肪染色等） 5

5 液状化検体細胞診（liquid based cytology；LBC） 6

6 セルブロック法 6

7 細胞転写法 6

B．染色法 6

1 Papanicolaou染色 6

a． 目的 6

b． 原理 6

c． 試薬 8

（1）ギル・ヘマトキシリン5（Gill’sHematoxylinV） 8

（2）OG-6（OrangeG）染色液 8

（3）EA-50（Eosin-Azur）染色液 9

d． 染色法 9

2 Giemsa染色 10

a． 目的 10

b． 原理 10

細胞標本作製法

ix

c． 試薬 10

（1）May-Grünwald染色液 10

（2）Giemsa染色液 10

（3）1/15Mリン酸緩衝液（pH6.4） 11

d． 染色法 11

3 アルシアンブルー染色 12

a． 目的 12

b． 原理 12

c． 試薬 12

0.1％アルシアンブルー染色液（pH2.5） 12

d． 染色法 12

4 PAS反応（periodic acid Schiff reaction） 13

a． 目的 13

b． 原理 13

c． 試薬 14

（1）0.5％過ヨウ素酸水溶液 14

（2）シッフ試薬（boiledSchiff）：加熱法 14

（3）コールド・シッフ試薬 15

（4）亜硫酸水 15

d． 染色法 15

x

総 論 18

A．頸部細胞診の基本 18

1 採取法と採取器具 18

a． ヘラ（プラスチック製，木製，サイトピックα） 18

b． ブラシ（サイトブラシ，HPVサンプラー，サーベックスブラシ，Jフィットブラシ） 18

c． 綿棒 18

2 標本作製法 18

a． 直接塗抹法（従来法） 18

b． 液状化検体細胞診（LBC）法（BD SurePath, ThinPrep, TACAS） 18

（1）重力沈降静電接着法（BDSurePath，TACAS） 19

（2）吸引吸着転写法（ThinPrep） 19

3 染色法 19

a． Papanicolaou（Pap.）染色 19

b． その他 20

4 判定法 20

a． 直接塗抹法（従来法） 20

採取器具による細胞所見の違い 20

b． 液状化検体細胞診（LBC）法 20

（1）直接塗抹法（従来法）との細胞所見の違い 20

（2）処理法による細胞所見の違い 20

B．性器感染症の診断 20

1 ウイルス性感染症 21

ヘルペス感染症 21

2 細菌，真菌，原虫，その他 21

a． トリコモナス症 21

b． カンジダ症 21

c． ガードネレラ腟炎 21

d． レプトトリックス症 21

e． クラミジア感染症 22

f． 放線菌症 22

g． 濾胞性頸管炎 22

外陰・腟・子宮頸部

xi

h． HPV 感染（尖圭コンジローマ） 22

C．報告様式 22

1子宮頸部細胞診報告様式としての日母分類とベセスダシステム2001 22

2 検体の適否 24

3 細胞診判定の基本的な概念 24

4 結果の解釈と取り扱い指針 25

各 論 26

A．外陰腫瘍 26

1 外陰上皮内腫瘍（vulvar intraepithelial neoplasia；VIN） 26

2 外陰扁平上皮癌 26

3 パジェット病 27

B．腟腫瘍 27

1 腟上皮内腫瘍（vaginal intraepithelial neoplasia；VAIN） 27

2 腟扁平上皮癌 28

C．性器悪性黒色腫 28

D．子宮頸部の生理的変化および良性変化 29

1 子宮頸部の生理的変化と化生 29

2 分葉状頸管腺過形成（lobular endocervical glandular hyperplasia；LEGH） 31

E．子宮頸部腫瘍性病変 32

1 扁平上皮病変（squamous lesions） 32

a． 子宮頸部上皮内腫瘍（cervical intraepithelial neoplasia；CIN） 32

（1）CIN1 33

（2）CIN2 33

（3）CIN3 33

xii

xiii

b． 微小浸潤扁平上皮癌（microinvasive squamous cell carcinoma） 34

c． 扁平上皮癌（squamous cell carcinoma） 34

（1）角化型扁平上皮癌 34

（2）非角化型扁平上皮癌 34

2 腺上皮病変 34

a． 上皮内腺癌（adenocarcinoma in situ；AIS） 34

b． 通常型内頸部腺癌（mucinous adenocarcinoma, endocervical type） 35

3 その他の上皮性腫瘍 35

a． 腺扁平上皮癌（adenosquamous carcinoma） 35

b． 小細胞癌（small cell carcinoma） 35

F．その他の腫瘍 36

1 非上皮性悪性腫瘍 36

2 転移性腫瘍 36

G．子宮頸部細胞診のバイオマーカー 37

1 バイオマーカーの意義 37

2 バイオマーカーとその特徴 37

　 a． p16INK4a 37

b． MIB-1（Ki-67） 37

c． HPV L1 38

d． HPV E6/E7 mRNA 38

3 二重免疫細胞化学キット 38

　 a． CINtec PLUS 38

　 b． BD-ProEx C 38

4 今後の展望 38

図 譜 39

総 論 52

A．臨床的背景 52

B．月経周期と内膜変化 52

1 概要 52

2 月経周期とホルモン 52

3 月経周期と内膜変化 53

a． 増殖期 53

b． 分泌期 53

C．内膜細胞診の基本 54

1採取法と採取器具 54

2 標本作製法 55

a． 直接塗抹標本 55

（1）概要 55

（2）採取器具と標本作製法 56

（3）細胞像の比較 57

b． 液状化検体細胞診標本 57

（1）概要 57

（2）ThinPrep（TP）法 57

（3）BDSurePath（SP）法 57

（4）標本作製原理の違いによる細胞像の差異 58

3 染色法 58

a． 固定液 58

（1）95％エチルアルコール 58

（2）固定前乾燥 58

（3）コーティング固定 58

b． 染色 58

c． 採取器具洗浄 58

d． セルブロック法 58

e． 免疫組織化学染色 59

f． 遺伝子解析 59

子宮体部

xiv

4 判定法 59

a． 直接塗抹標本 59

（1）概要 59

（2）正常内膜 59

（3）内膜増殖症 61

（4）高分化型類内膜腺癌 61

b． 液状化検体細胞診標本 62

（1）概要 62

（2）正常子宮内膜 62

（3）子宮内膜腺間質破綻（endometrialglandularandstromalbreakdown；EGBD），

癌（異型増殖症も含む），ATEC-A 62

（4）異型のない増殖症 64

（5）ATEC-US 64

（6）判定法での用語解説 64

D．報告様式 65

1 標本の種類 68

2 標本の適否 68

3 記述式細胞診結果報告 69

a． 陰性（negative for malignancy） 69

（1）炎症やホルモン環境異常に伴う変化 69

（2）医原性変化 69

（3）子宮内膜ポリープ，単純型子宮内膜増殖症 69

b．内膜異型細胞（ATEC） 69

（1）内膜異型細胞；意義不明（ATEC-US） 69

（2）内膜異型細胞；内膜異型増殖症以上を除外できない（ATEC-A） 70

c．子宮内膜増殖症（endometrial hyperplasia） 70

d．子宮内膜異型増殖症（atypical endometrial hyperplasia） 70

e．悪性腫瘍（malignant tumour） 70

各 論 71

A．正常内膜 71

1 正常内膜 71

a． 核所見 71

b． 構造所見 72

c． 重要観察点 72

d． 組織学的背景 72

xv

2 排卵周期における正常内膜細胞像 72

a． 増殖期 72

b． 分泌期 72

c． 月経期 73

d． 萎縮内膜 73

B．ホルモン不均衡内膜および細胞質変化（化生） 73

■ ホルモン不均衡による内膜の変化 73

a． 無排卵に伴うもの 73

（1）子宮内膜腺間質破綻（endometrialglandularandstromalbreakdown；EGBD） 73

（2）不調増殖期内膜（disorderedproliferativephase；DPP，不規則増殖内膜） 74

（3）黄体機能不全に伴うもの（inadequatelutealphase） 74

（4）不規則内膜剥離（irregularshedding） 74

b． 細胞質変化（化生） 74

（1）扁平上皮性変化（化生）（squamousmetaplasia/morule） 74

（2）粘液性変化（化生）（mucinousmetaplasia） 75

（3）線毛性変化（化生）（卵管上皮性変化〔化生〕）（ciliated〔tubal〕metaplasia） 75

（4）淡明細胞（分泌期）性変化（化生）（clearcell/secretorymetaplasia） 75

（5）ホブネイル細胞性変化（化生）（hobnailcellmetaplasia） 75

（6）好酸性変化（化生）（eosinophilicmetaplasia） 75

（7）乳頭状合胞体性変化（化生）（papillarysyncytialmetaplasia） 75

C．子宮内膜増殖症 76

D．類内膜腺癌 78

E．特殊型（漿液性腺癌，肉腫など） 80

1 上皮性腫瘍（epithelial tumours） 80

a． 漿液性腺癌（serous adenocarcinoma） 80

（1）漿液性腺癌（serousadenocarcinoma） 80

（2）漿液性子宮内膜上皮内癌

（serousendometrialintraepithelialcarcinoma;SEIC） 80

b． 明細胞腺癌（clear cell adenocarcinoma） 80

c． 粘液性腺癌（mucinous adenocarcinoma） 81

2 間葉性腫瘍（mesenchymal tumours） 81

a． 子宮内膜間質腫瘍（endometrial stromal tumours） 81

（1）低悪性度子宮内膜間質肉腫（endometrialstromalsarcoma,lowgrade） 81

（2）未分化子宮内膜肉腫（undifferentiatedendometrialsarcoma） 81

b． 平滑筋腫瘍（smooth muscle tumours） 81

平滑筋肉腫（leiomyosarcoma） 81

xvi

3 上皮性・間葉性混合腫瘍（mixed epithelial and mesenchymal tumours） 81

癌肉腫（carcinosarcoma） 81

F．内膜細胞診の応用 82

1 Selective estrogen receptor modulator（SERM） 82

2 免疫細胞化学 83

a． 分化度や悪性度判定のための染色 83

b． 類内膜腺癌と特殊型（いわゆるtype 2の漿液性腺癌等）の染色 84

c． 癌肉腫における上皮性，非上皮性マーカーの染色 84

d． 内膜腹水細胞診における中皮鑑別マーカーの染色 85

e． 子宮内膜良性病変と子宮体癌との鑑別における染色 85

3 遺伝子解析など 86

a． 子宮内膜癌の臨床病理学的特徴 86

b． 子宮内膜癌の発癌機構 86

（1）type1内膜癌の発癌機構 86

（2）type2内膜癌の発癌機構 88

G．まとめ 89

図 譜 90

xvii

総 論 110

A．正常卵巣，月経周期と卵巣の変化 110

1 卵巣の構造 110

2 原始卵胞 110

a． 一次卵胞 110

b． 二次卵胞 110

3 黄体 112

4 卵巣と月経周期 112

B．肉眼観察と採取部位 112

1 肉眼観察と細胞診 112

2 肉眼観察と採取時の注意点 113

a． 表層上皮性・間質性腫瘍（上皮性腫瘍） 113

b． 性索間質性腫瘍 113

c． 胚細胞腫瘍 113

d． その他の腫瘍 114

C．卵巣細胞診の基本 114

1細胞採取法 114

a． 腹水 114

b． 腹腔洗浄液 114

c． 捺印 114

d． 擦過 114

e． 圧挫 114

f． その他 114

2 染色法 114

3 標本作製法と細胞の基本的な見方 115

a． 標本作製法 115

b． 細胞の見方 115

卵　巣

xviii

D．報告様式 130

■標準化とその背景 130

E．卵巣腫瘍細胞診への応用 131

■免疫細胞/組織化学と遺伝子解析の役割と意義 131

各 論 135

A．表層上皮性・間質性腫瘍 135

1 漿液性腫瘍（serous tumors） 135

2 明細胞腫瘍（clear cell tumors） 136

3 類内膜腫瘍（endometrioid tumors） 137

4 粘液性腫瘍（mucinous tumors） 138

5 移行上皮性腫瘍（transitional cell tumors） 139

B．性索間質性腫瘍 140

C．胚細胞腫瘍 142

1 ディスジャーミノーマ（dysgerminoma） 142

2 卵黄囊腫瘍（yolk sac tumor） 142

3 奇形腫（teratoma） 143

D．その他の腫瘍，腫瘍様病変 143

1 大細胞神経内分泌癌（large cell neuroendocrine carcinoma） 143

2 悪性リンパ腫（malignant lymphoma） 143

E．腫瘍様病変（子宮内膜症性囊胞） 144

F．二次性腫瘍（転移性腫瘍） 144

G．腹膜腫瘍 145

図 譜 147

xix

総 論 168

A．尿路の解剖・病理 168

1 解剖 168

2 病理学的事項 168

a．腎 168

b．尿路 168

c．前立腺 168

d．精巣 169

B．細胞診の基本 169

1 検体の種類 169

a．自然尿 169

（1）採取時間による分類 169

（2）採取方法による分類 169

b．導尿 169

c．膀胱洗浄液 169

d．尿管カテーテル法時の採取尿 169

e．腎盂・尿管ブラッシング法 170

f．腎盂・尿管からの経皮的採尿 170

g．その他 170

h．不詳 170

2 標本作製法 170

a．検体の量と性状 170

b．集細胞法 170

（1）遠心沈殿法 170

（2）2回遠心沈殿法（細胞保存液添加法） 170

c．塗抹法 170

（1）用手法 170

（2）遠心塗抹装置 170

（3）フィルター法 170

（4）液状化検体細胞診（liquid-basedcytology：LBC） 173

d．固定法 173

泌尿器

xx

e．染色法 173

C．細胞の見方と判定法 173

1尿路上皮細胞 173

a．高異型度尿路上皮癌（high grade urothelial carcinoma ; HGUC） 173

b．低異型度尿路上皮癌（low grade urothelial carcinoma ; LGUC） 174

2 扁平上皮細胞および腺細胞 174

3 小細胞癌 174

4 その他の異型細胞 174

D．スクリーニングの実際 174

1尿路上皮系細胞 174

a．尿路上皮系細胞（自然尿） 175

（1）細胞が小型の場合（核の長径が平均約9μm未満） 175

（2）細胞が大型の場合（核の長径が平均約9μm以上） 175

b．尿路上皮系以外の癌細胞（自然尿） 175

（1）腺癌細胞 175

（2）扁平上皮癌細胞 175

（3）小細胞癌の細胞 175

（4）転移，浸潤癌に由来する細胞，コンタミネーションによる細胞 175

2 少数，小型，変性細胞 175

3 細胞集塊を形成する細胞 175

E．報告様式 176

1 概要 176

2 推奨される報告様式 176

a．患者基本情報 176

b．細胞評価の大分類 177

c．検体不適の問題 178

d．コメント 178

3 報告様式間の相互関係 178

F．尿細胞診の精度管理 179

1 概要 179

a．施設の精度管理 179

xxi

xxii

b．泌尿器細胞診の特異性 179

c．尿細胞診精度管理の基本 180

2 精度管理の実際 180

a．外部精度管理 180

b．内部精度管理 180

c．尿細胞診精度管理の実際 180

（1）疾患診断能の指標（感度，特異度等） 180

（2）低異型度尿路上皮腫瘍と高異型度腫瘍の感度 181

（3）悪性の危険度（riskofmalignancy） 181

G．免疫染色 181

1概要 181

a．剥離細胞診と穿刺吸引細胞診 181

b．直接塗沫法（従来法）とLBC法 181

c．内在性コントロール 182

2 尿細胞診における免疫染色 182

a．尿細胞診に有用なマーカー 182

b．尿路上皮癌細胞と良性異型細胞との鑑別 182

（1）良性異型尿路上皮細胞との鑑別 182

（2）反応性尿細管上皮細胞との鑑別 182

c．尿路上皮癌と他の組織型との鑑別 183

（1）前立腺癌の尿路浸潤との鑑別 183

（2）小細胞癌との鑑別 183

（3）悪性リンパ腫との鑑別 183

H．FISH法 183

1 定義 183

2 検出される遺伝子異常 183

3 尿細胞診におけるFISH 183

a．標本作製 183

b．UroVysion法 184

c．UroVysion陽性所見 184

I．臨床学的事項 184

1 尿細胞診 184

2 その他の泌尿器細胞診 185

xxiii

各 論 186

A．腎腫瘍 186

1 淡明細胞型腎細胞癌（clear cell renal cell carcinoma） 186

2 その他の腎細胞癌 187

3 良性腫瘍 187

B．尿路の良性・反応性病変 188

1 概要 188

2 細胞の形態的特徴 188

a．異型のない尿路上皮細胞 188

b．良性異型尿路上皮細胞 188

（1）散在性に出現する異型細胞 188

（2）集塊で出現する異型細胞 188

c．尿細管上皮細胞 188

d．デコイ細胞（decoy cell） 189

C．尿路上皮癌 189

1 尿路上皮癌 189

2 尿路上皮癌成分以外を含む場合 190

D．その他の組織型 190

E．ウイルス感染細胞（viral infected cells） 192

1 ポリオーマウイルス（デコイ細胞）（human polyomavirus〔decoy cell〕） 192

2 単純ヘルペスウイルス（herpes simplex virus） 193

3 パピローマウイルス（human papillomavirus） 193

4 サイトメガロウイルス（cytomegalovirus） 193

F．尿路上皮性腫瘍の治療効果と経過観察 194

1 治療効果 194

2 経過観察 194

xxiv

G．前立腺癌 195

H．精巣腫瘍 195

1 セミノーマ（seminoma） 196

2 胎児性癌（embryonal carcinoma） 196

3 悪性リンパ腫（lymphoma） 196

図 譜 198