48-TRACK RECORDER / PLAYER -...

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48-TRACK RECORDER / PLAYER R-1000 アプリケーション・ガイド © 2011 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。 ※Roland および REAC は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。 1PS 本書では、R-1000 の各種活用方法と設定について解説します。

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48-TRACK RECORDER / PLAYER R-1000

アプリケーション・ガイド

© 2011 ローランド株式会社 

本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

※Rolandおよび REACは、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。

1PS

本書では、R-1000 の各種活用方法と設定について解説します。

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V-Mixer と接続して使う

R-1000は V-Mixerからのリモート・コントロールを受けることができます。V-Mixer からは、以下の操作を行うことができます。

•再生の開始/停止

•録音の開始/停止

•早送り/巻き戻し

•A/Bリピート再生時のAポイント/Bポイントの設定

•再生開始地点へのジャンプ(CALL)

•再生モードの選択

•マーカー設定/マーカーの削除/マーカー位置へのジャンプ

•トラック・ステータスの設定

•バーチャル・プリアンプの設定

•入出力パッチベイの設定

•ソングの選択/削除およびソング名の変更

※V-Mixer の操作方法については、V-Mixerの「R-1000 リモート・コントロール・ガイド」を以下のローランド・ホームページからダウンロードしてご参照ください。http://www.roland.co.jp/solution/

V-Mixer のバージョンが下記より前である場合、R-1000 のリモート・コントロールには対応していません。リモート・コントロールを行う場合は、V-Mixer のバージョン・ナンバーが下記以降になっていることを確認してください。

•M-480 Ver.1.100

•M-400 Ver.2.300

•M-380 Ver.1.300

•M-300 Ver.1.100

V-Mixer からのリモート・コントロールを受ける

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V-Mixer と接続して使う

V-Mixer の出力をR-1000で録音する場合、以下の図のように、V-Mixer のREAC SPLIT ポートにR-1000を接続します。また、V-Mixer とR-1000を MIDI接続します。

fig.rec-split-out.eps

R-1000 で開いているプロジェクトのサンプリング周波数を、V-Mixer のサンプリング周波数と一致させてください。一致していないと録音することができません。

V-Mixer からの出力を R-1000で録音する

A B SPLITM-480

S-1608 S-1608

STAGE

FOH (Front of House)

40ch

REACスプリット機器

REACマスター機器

REAC スレーブ 機器

REAC スレーブ 機器

A

MIDIOUT/THRU

MIDI IN

MIDIOUT/THRU

MIDIIN

MTC OutputMIDI OUT/THRU

: ON: OUT

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V-Mixer と接続して使う

R-1000 のリモート・コントロール設定この接続でリモート・コントロールを受ける場合、R-1000の設定は以下のとおりにしてください。

パラメーター 設定値

•REAC SETUP REC ONLY

•MTC OUTPUT ON

•MIDI OUT/THRU OUT

※設定方法については、取扱説明書の「メニュー操作とメニューの一覧」をご参照ください。

V-Mixerのリモート・コントロール設定この接続でリモート・コントロールを行う場合、V-Mixer の設定は以下のとおりにしてください。

パラメーター 設定値

•REAC SETUP FOH

•MIDI OUT/THRU OUT

•RECEIVE Sys Ex ON

•SEND Sys Ex ON

•CONTROL TARGET MIDI

※設定方法については、各機種の取扱説明書をご参照ください。

デジタル・スネーク機器の REACモード設定REACモードを [SLAVE]にします。

V-Mixer からのリモート・コントロールで録音を開始するV-Mixer で以下の画面を開き、R-1000をリモート・コントロールします。

R-1000 のトラック設定V-Mixer からのリモート・コントロールで録音用のパッチベイを開き、REAC A ポートからの入力1~40を、録音トラック1~ 40に割り当てます。

※オートマップ機能を使うと、簡単にこの設定にすることができます。V-Mixer のファンクション・ボタンの F7にオートマップ機能が割り当てられています。

fig.patchbay-case1.eps

R-1000 での録音を開始するV-Mixer からのリモート・コントロールで録音トラックを選択し、録音を開始します。

fig.R1000-coontrol-popup1.eps

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V-Mixer と接続して使う

R-1000で録音と再生を行う場合、以下のように接続することができます。この接続では、R-1000 の入出力は以下のとおりになります。

•録音時 V-Mixerの REAC Bポートから出力される40チャンネルまでの音声を録音します。

•再生時 R-1000が再生する 40トラックまでの音声がV-Mixerの REAC Bポートに出力されます。fig.rec-play.eps

R-1000 で開いているプロジェクトのサンプリング周波数を、V-Mixer のサンプリング周波数と一致させてください。一致していないと録音することができません。

R-1000 のクロック・ソースが [WORD CLOCK] に設定されている場合、R-1000 およびV-Mixerのサンプリング周波数を、外部クロック・ソースの周波数と一致させてください。

V-Mixer と接続して録音/再生を行う(1)

AM-380

FOH (Front of House)

REACスレーブ機器

REACマスター機器

STAGE

REAC スレーブ 機器

A

S-4000S-3208

B R-1000

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V-Mixer と接続して使う

R-1000 のリモート・コントロール設定この接続でリモート・コントロールを受ける場合、R-1000の設定は以下のとおりにしてください。

パラメーター 設定値

•REAC SETUP SOUNDCHECK

※R-1000のクロック・ソースが [WORD CLOCK] または [VIDEO SYNC] に設定されている場合は、REAC SETUPの設定値を[EXT.CLOCK with V-MIXER] にしてください。

※設定方法については、取扱説明書の「メニュー操作とメニューの一覧」をご参照ください。

V-Mixerのリモート・コントロール設定この接続でリモート・コントロールを行う場合、V-Mixer の設定は以下のとおりにしてください。

パラメーター 設定値

•REAC SETUP FOH

•出力パッチベイ REAC BポートのOUT 1~ 40に R-1000 に出力するチャンネルを割り当てます。

•入力パッチベイ REAC Bポートの IN 1~ 40に R-1000 の再生トラックを割り当てます。

•CONTROL TARGET REAC B

※R-1000の REAC SETUP が [EXT. CLOCK with V-MIXER]に設定されている場合は、REAC SETUP の設定値を [FOH B(External Clock)]にしてください。

※設定方法については、各機種の取扱説明書をご参照ください。

デジタル・スネーク機器の REACモード設定REACモードを [SLAVE]にします。

V-Mixer からのリモート・コントロールで録音/再生を開始するV-Mixer で以下の画面を開き、R-1000をリモート・コントロールします。

R-1000 のトラック設定V-Mixer からのリモート・コントロールでパッチベイを開き、以下のように割り当てます。

•録音 R-1000 の REAC A入力1 ~40を録音トラック1~40に割り当てます。

•再生 R-1000 の再生トラック1~40を REAC A出力1~40に割り当てます。

※オートマップ機能を使うと、簡単にこの設定にすることができます。V-Mixer のファンクション・ボタンの F7にオートマップ機能が割り当てられています。

fig.patchbay-case2.eps

R-1000 での録音/再生を開始するV-Mixer からのリモート・コントロールでトラックを選択し、録音/再生を開始します。

fig.R1000-coontrol-popup1.eps

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V-Mixer と接続して使う

V-Mixer とデジタル・スネーク機器の間にR-1000を接続することもできます。この接続では、R-1000 の入出力は以下のとおりになります。

•録音時 デジタル・スネーク機器からの出力を録音します。同時にV-Mixer の REAC A/B ポートにスルー出力します。

•再生時 R-1000 のトラック再生がV-Mixer の REAC A/Bポートに出力されます。

この接続では、R-1000 のバーチャル・プリアンプ機能を使うことができます。V-Mixer でプリアンプ・ゲインの調整を行うと、R-1000のトラック再生の音量が変わります。ミュージシャンがいない場合でも、仮想的にデジタル・スネーク機器のプリアンプ・ゲイン調整を行うことができます。

fig.thru-connection.eps

R-1000 で開いているプロジェクトのサンプリング周波数を、V-Mixer のサンプリング周波数と一致させてください。一致していないと録音することができません。

R-1000 のクロック・ソースが [WORD CLOCK] に設定されている場合、R-1000 およびV-Mixerのサンプリング周波数を、外部クロック・ソースの周波数と一致させてください。

V-Mixer と接続して録音/再生を行う(2)

A B M-300

FOH (Front of House)

REACスレーブ機器

REACマスター機器

48ch

S-1608

STAGE

REAC スレーブ 機器

REAC スレーブ 機器

ABCD

R-1000

S-1608

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V-Mixer と接続して使う

R-1000 のリモート・コントロール設定この接続でリモート・コントロールを受ける場合、R-1000の設定は以下のとおりにしてください。

パラメーター 設定値

•REAC SETUP SOUNDCHECK

※R-1000のクロック・ソースが [WORD CLOCK] または [VIDEO SYNC] に設定されている場合は、REAC SETUPの設定値を[EXT.CLOCK with V-MIXER] にしてください。

※設定方法については、取扱説明書の「メニュー操作とメニューの一覧」をご参照ください。

V-Mixerのリモート・コントロール設定この接続でリモート・コントロールを行う場合、V-Mixer の設定は以下のとおりにしてください。

パラメーター 設定値

•REAC SETUP FOH

•入力パッチベイ 入力チャンネル1~16に REAC Aポートの IN 1~ 16を割り当てます。入力チャンネル17~ 32に REAC Bポートの IN 1 ~ 16を割り当てます。

•CONTROL TARGET REAC A

※R-1000の REAC SETUP が [EXT. CLOCK with V-MIXER]に設定されている場合は、REAC SETUP の設定値を [FOH A(External Clock)]にしてください。

※設定方法については、各機種の取扱説明書をご参照ください。

デジタル・スネーク機器の REACモード設定REACモードを [SLAVE]にします。

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V-Mixer と接続して使う

V-Mixer からのリモート・コントロールで録音/再生を開始するV-Mixer で以下の画面を開き、R-1000をリモート・コントロールします。

R-1000 のトラック設定V-Mixer からのリモート・コントロールでパッチベイを開き、以下のように割り当てます。

•録音 REAC C ポートへの入力(1~16)を録音トラック1~16に割り当てます。REAC D ポートへの入力(1~16)を録音トラック17 ~32に割り当てます。

•再生 再生トラック1~16を REAC Aポートからの出力(1~16)に割り当てます。再生トラック17~32を REAC Bポートからの出力(1~16)に割り当てます。

※オートマップ機能を使うと、簡単にこの設定にすることができます。V-Mixer のファンクション・ボタンの F7にオートマップ機能が割り当てられています。

fig.patchbay-case2.eps

R-1000 での録音/再生を開始するV-Mixer からのリモート・コントロールで録音/再生トラックおよびバーチャル・プリアンプの設定を行い、録音/再生を開始します。

fig.R1000-coontrol-popup1.eps

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V-Mixer と接続して使う

外部からのプリアンプ・ゲインの調整についてこの接続を行うと、V-Mixer からのリモート・コントロールで、デジタル・スネーク機器のプリアンプ・ゲインをリモート・コントロールすることができます。また、R-1000のバーチャル・プリアンプ機能がオンになっている場合、R-1000の再生トラックの音量も、V-Mixer の操作に応じて変化します。

音声信号とコントロール信号の流れR-1000内部では、音声信号とプリアンプ・ゲインのコントロール信号は以下の図のように流れます。録音時/停止時と再生時では、信号の流れ方が異なります。

•録音時および停止時の音声信号fig.REC-STOP-audio.eps

•録音時および停止時のコントロール信号fig.REC-STOP-control.eps

この接続を行って、R-1000 の REAC A ポート/チャンネル1に対するプリアンプ・ゲイン調整を行うと、R-1000 の REAC Cポートに接続されたデジタル・スネーク機器の入力チャンネル1に対してプリアンプ・ゲイン調整がはたらきます。

D

C

B

A

AB

TR 1 - 48

REC/STOP - Audio

IN 1 - 40OUT 1 - 40

IN 1 - 40OUT 1 - 40

OUT 1 - 40IN 1 - 40

OUT 1 - 40IN 1 - 40

D

C

B

A

AB

REC/STOP - Preamp Gain Control

IN 1

IN 40

...OUT 1

OUT 40

...

IN 1

IN 40

...OUT 1

OUT 40

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V-Mixer と接続して使う

•再生時の音声信号fig.PLAY-audio.eps

•再生時のコントロール信号fig.PLAY-control.eps

R-1000 のバーチャル・プリアンプ機能がオンになっている場合、V-Mixer でのプリアンプ・ゲイン・コントロールは、デジタル・スネーク機器の入力チャンネルとR-1000 のトラック再生に対して機能します。オフになっている場合は、デジタル・スネーク機器の入力チャンネルに対してのみ機能します。

R-1000 再生時、トラックの出力を受けるV-Mixer の入力チャンネルは、そのトラックの入力のプリアンプ・ゲインを操作します。たとえば、あるトラックの入出力を以下のように設定した場合、R-1000 の REAC A/OUT 1が割り当てられたV-Mixer の入力チャンネルは、R-1000 の REAC C/IN 2に対応するデジタル・スネーク機器のプリアンプ・ゲインを操作します。

•再生 REAC A/OUT 1

•録音 REAC C/IN 2

※R-1000のバーチャル・プリアンプ設定がオンになっている場合、プリアンプ・ゲインの値に応じてトラックの音量も変化します。トラックの音量変化幅は、録音終了時のプリアンプ・ゲインに対して -∞~ +12 dBです。

D

C

B

A

AB

PLAY - Audio

TR 1 - 48

IN 1 - 40OUT 1 - 40

IN 1 - 40OUT 1 - 40

OUT 1 - 40IN 1 - 40

OUT 1 - 40IN 1 - 40

D

C

B

A

AB

PLAY - Preamp Gain Control

IN 1

IN 40

...

IN 1

IN 40

...

OUT 1

OUT 40

...

OUT 1

OUT 40

...

TR 1

TR 40

PATCHBAY

PATCHBAY

...

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外部機器との同期運転を行う

外部機器との同期運転を行う場合、接続する機器に応じて [SYNC] メニューで以下のパラメーターを設定します。設定方法については、取扱説明書の「メニュー操作とメニューの一覧」をご参照ください。

同期運転を行う場合は、あらかじめREAC SETUPで [EXT.CLOCK with V-MIXER]または [EXT.CLOCK with D.SNAKE] を選んでおいてください。

CLOCK SOURCEfig.clocksource-setup.eps

※CLOCK SOURCE でWORD CLOCKを選んだ場合、R-1000 で開いているプロジェクトのサンプリング周波数を、外部ソース機器の周波数に合わせてください。

TC SOURCEfig.TCsource-setup.eps

TC SOURCE でSMPTE (LTC) またはMIDI (MTC)を選んだ場合、R-1000 のフレーム・レートを入力されるタイムコードのフレーム・レートに合わせてください。以下のフレーム・レートを選ぶことができます。

fig.framerate.eps

その他※[TIMECODE] メニューおよび [MIDI] メニューで、以下の設定を行うことができます。

fig.other-setup.eps

R-1000の同期設定について

REAC

WORD CLOCK

VIDEO SYNC

R-1000の内部クロックからサンプリング・クロックを生成します。

WORD CLOCK IN端子から入力される信号に同期します。

VIDEO SYNC IN端子から入力されるブラック・バースト信号を元にサンプリング・クロックを生成します。

設定値 動作

INTERNAL

SMPTE (LTC)

MIDI (MTC)

R-1000の内部クロックからタイムコードを生成します。

SMPTE (LTC) IN端子から入力されるSMPTEタイムコードに同期します。

MIDI IN端子から入力される MIDIタイムコードに同期します。

設定値 動作

29.97D

29.97

25

30

24

29.97 fps(ドロップ・フレーム)

29.97 fps(ノン・ドロップ・フレーム)

25 fps

30 fps

24 fps

OFF/ON

最大23h59m59s29f

OFF, MASTER, SLAVE

[ON]にすると、タイムコード受信と同時に自動的に再生を開始します。

入力されたタイムコードに対しR-1000のタイムコードをオフセットします。

MIDI Machine Controlのモードを設定します。

設定値 動作

[ON]にするとMIDI TImecodeを送信します。 OFF/ON

CHASE PLAY

OFFSET

MMC MODE

パラメーター

MTC OUTPUT

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外部機器との同期運転を行う

以下のようにビデオ機器と接続し、映像と音声のライブ・レコーディングを行うことができます。この接続で録音する場合、ビデオ・デッキからのタイムコードを受信すると同時に録音が自動的に開始されます。

※V-Mixerの REAC Bポートからの出力がR-1000 で録音されます。

外部機器のフレーム・レートとR-1000 のフレーム・レートが一致していない場合、正常に録音できません。fig.video-sync-connection.eps

マスター・クロックやタイムコード・ソースなど、同期用のソース機器は、以下の端子に接続します。

•VIDEO SYNC IN マスター・クロックの Ref Out を接続します。

•SMPTE IN ビデオ・デッキなど、録画機器のTC Outを接続します。

ビデオ機器と同期し、映像/音声のライブ・レコーディングを行う

SMPTE INVIDEO SYNC IN

マスター・クロック

RefRef

RefTC

STAGE

FOH

V-1600HD

V-Mixer

REACスレーブ機器 S-4000S-3208

A B A

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外部機器との同期運転を行う

R-1000 の設定パラメーター 設定値

•REAC SETUP EXT.CLOCK with V.MIXER

•CLOCK SOURCE VIDEO SYNC

•TC SOURCE SMPTE (LTC)

•FRAME RATE 録画用の機器など、外部機器に合わせます。

V-Mixerの設定パラメーター 設定値

•REAC SETUP FOH B (External Clock)

•SAMPLING FREQ 48kHz

•出力パッチベイ REAC BポートのOUT 1~ 40に R-1000 に出力するチャンネルを割り当てます。

デジタル・スネーク機器の REACモード設定REACモードを [SLAVE]にします。

録画用機器の設定パラメーター 設定値

•リファレンス入力 外部ソース機器に同期させます。

•タイムコード 出力するようにします。

録音トラックを設定するR-1000の REAC Aポートに入力されるチャンネル(1~ 40)を、録音トラック(1~ 40)に割り当てます。

fig.input-patchbay-sync.eps

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外部機器との同期運転を行う

タイムコードの受信で録音を開始するタイムコードの受信で録音を開始する場合は、以下のように操作します。[TC SOURCE] で [SMPTE (LTC)] または[MIDI (MTC)] を選んでいる場合、通常の録音操作とは異なります。

1111.... 録音スタンバイ状態にする[REC] ボタンを押して点滅させます。

※通常時は [REC]と [PLAY]が点滅しますが、タイムコード受信で録音を開始する場合は [REC]のみの点滅となります。fig.rec-standby.eps

2222.... タイムコード受信のスタンバイ状態にする[PLAY] ボタンを押して点滅させます。

※通常時は録音が開始されますが、タイムコードを受信するまで録音は開始されず、[REC]と [PLAY]の点滅が続きます。fig.TC-ready.eps

3333.... 録音開始を確認するタイムコードを受信すると、録音が開始されます。同時に [REC] と [PLAY]の点滅が点灯に変わります。受信しているタイムコードがディスプレイに表示されていることを確認してください。

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外部機器との同期運転を行う

R-1000の [WORD CLOCK] 端子にワード・クロック・ジェネレーターからの出力を接続することにより、複数台のR-1000を同期させることができます。以下のように 2台のR-1000を同期させると、96チャンネルまでの録音を行うことができます。

※44.1/48kHzの場合は2台で96チャンネルまで、96kHz の場合は2台で48チャンネルまでとなります。

R-1000 のプロジェクトのサンプリング周波数に、ワード・クロック・ジェネレーターから出力するクロックの周波数を合わせてください。受けたサンプリング周波数が、プロジェクトのサンプリング周波数と異なる場合は、録音/再生は行えません。

この接続では、R-1000 同士をMIDI 接続する必要があります。fig.96ch-rec.eps

複数台の R-1000を同期させる

ワード・クロック・ジェネレーター

48ch 48ch

IN

ClockClock

R-1000R-1000

S-4000S-3208

AB AB

S-1608

REACスレーブ機器

REACスレーブ機器

S-4000S-3208S-1608

REACスレーブ機器

REACスレーブ機器

MTC/MMC マスター機器

MTC/MMC スレーブ機器

IN

MIDI

OUTIN

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外部機器との同期運転を行う

R-1000 の設定パラメーター MMC/MTCマスター機器 MMC/MTCスレーブ機器

•REAC SETUP EXT.CLOCK with D.SNAKE EXT.CLOCK with D.SNAKE

•CLOCK SOURCE WORD CLOCK WORD CLOCK

•TC SOURCE INTERNAL MIDI (MTC)

•FRAME RATE 30 30

•MMC MODE MASTER SLAVE

•MTC OUTPUT ON OFF

•MIDI OUT/THRU OUT OUT

デジタル・スネーク機器の REACモード設定 •REACモードを [SLAVE]にします。

録音トラックを設定するそれぞれのR-1000 で以下のように割り当てます。

•REAC Aポートの入力1~32(S-4000S-3208)をトラック1~32に割り当てます。

•REAC Bポートの入力1~16(S-1608)をトラック33 ~48に割り当てます。fig.input-patchbay-96ch.eps

録音開始と録音停止MMC/MTCマスター機器に設定されているR-1000 で録音開始/停止の操作を行います。MMC/MTCスレーブに設定されているR-1000 での録音開始/停止が追従します。

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その他の機器からリモート・コントロールを受ける

パソコンなど、RS-232C端子に接続した外部機器からのリモート・コントロールを受けることができます。

※RS-232Cコマンドについては、別途「R-1000 RS-232C リファレンス」を以下のローランド・ホームページからダウンロードしてください。http://www.roland.co.jp/solution/

R-1000の通信速度を設定するRS-232C機器からのリモート・コントロールを受ける場合、R-1000の通信速度を以下の手順で設定してください。

1111.... メニューを開く[MENU]ボタンを押してメニュー画面を開きます。

2222.... リモート・コントロールに関するメニューを選ぶ[SYSTEM]を選び、さらに[REMOTE CONTROL]を選びます。リモート・コントロールに関する設定画面が開きます。

3333.... 通信速度を選ぶRS-232Cの[RATE]を選び、接続するパソコンに応じて通信速度を選びます。

フット・スイッチなど、GPI 端子に接続した外部機器からのリモート・コントロールを受けることができます。

GPI 機器からは、以下の操作をリモート・コントロールすることができます。

•ソング再生の開始/停止

•現在位置へのマーカーの追加

•現在位置の直後にあるマーカー位置へのジャンプ

GPI 機器のタイプと GPI端子の機能を設定するGPI 機器からのリモート・コントロールを受ける場合、GPI 機器のタイプとGPI 端子の機能を以下の手順で選んでください。

1111.... メニューを開く[MENU]ボタンを押してメニュー画面を開きます。

2222.... リモート・コントロールに関するメニューを選ぶ[SYSTEM]を選び、さらに[REMOTE CONTROL]を選びます。リモート・コントロールに関する設定画面が開きます。

3333.... GPI機器のタイプを選ぶGPI の[TYPE]を選び、接続する機器のタイプを選びます。

※ローランドDP-2(別売)などを接続する場合は [DP-2] を選んでください。fig.GPI-type.eps

4444.... GPI端子の機能を選ぶひとつ前の画面に戻り、GPI の [FUNCTION]を選びます。以下の中から機能を選びます。

fig.GPI-function.eps

RS-232C機器からリモート・コントロールを受ける

GPI 機器からリモート・コントロールを受ける

GPIDP-2

GPI機器

フット・スイッチ

START/STOPMARKER SETMARKER NEXT

ソングの再生を開始または停止します。

現在位置にマーカーを付けます。

現在位置の直後にあるマーカー位置へジャンプします。

Page 19: 48-TRACK RECORDER / PLAYER - Rolandlib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/62216714/R-1000...※RolandおよびREACは、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。

その他の機器からリモート・コントロールを受ける

電子楽器など、MIDI 端子に接続した外部機器からのリモート・コントロールを受けることができます。以下のMIDIメッセージを送受信することができます。

fig.MIDI-message.eps

デバイス IDと MIDI OUT/THRU端子の設定を行うMIDI 機器からのリモート・コントロールを受ける場合、MIDI デバイス ID の設定とMIDIOUT/THRU 端子の設定を以下の手順で行ってください。

1111.... メニューを開く[MENU]ボタンを押してメニュー画面を開きます。

2222.... リモート・コントロールに関するメニューを選ぶ[SYSTEM]を選び、さらに[REMOTE CONTROL]を選びます。リモート・コントロールに関する設定画面が開きます。

3333.... デバイス ID を選ぶMIDI の[DEVICE ID]を選び、[1] ~ [32] の中からR-1000のデバイス ID を選びます。

4444.... MIDI OUT/THRU端子の機能を設定するひとつ前の画面に戻り、MIDI の [MIDI OUT/THRU]を選びます。以下から機能を選びます。

fig.MIDI-type.eps

パソコンなど、フロント・パネルのUSB PC端子に接続した外部機器からのリモート・コントロールを受けることができます。この場合、以下のMIDI メッセージを送受信することができます。

fig.USB-MIDI-message.eps

パソコンをUSB MIDI 機器として使用する場合、USB MIDI ドライバーをパソコンにインストールする必要があります。USB MIDIドライバーは、以下のローランド・ホームページからダウンロードしてください。

http://www.roland.co.jp/solution/

R-1000 のパネル操作をパソコンからリモート・コントロールする場合、専用リモート・コントロール・ソフトウェア「R-1000RCS」を使用することができます。R-1000 RCSは以下のローランド・ホームページからダウンロードしてください。

http://www.roland.co.jp/solution/

デバイス IDの設定を行うUSB MIDI 機器からのリモート・コントロールを受ける場合、MIDI デバイス ID を以下の手順で設定してください。

1111.... メニューを開く[MENU]ボタンを押してメニュー画面を開きます。

2222.... リモート・コントロールに関するメニューを開く[SYSTEM]を選び、さらに[REMOTE CONTROL]を選びます。リモート・コントロールに関する設定画面が開きます。

3333.... デバイス ID を選ぶUSB MIDI の[DEVICE ID]を選び、[1] ~ [32] の中からR-1000のデバイス ID を選びます。

MIDI 機器からリモート・コントロールを受ける

USB MIDI 機器からリモート・コントロールを受ける

MMCMTC

録音/再生コントロール

録音/再生中の時刻情報

OUTTHRU

MIDI OUT端子として使用します。 MDI THRU端子として使用します。

録音/再生中の時刻情報(送信のみ)

システム・エクスクルーシブ パラメーター・コントロール

MTC

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