[StudioToolkitforBoxes]...

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[Studio Toolkit for Boxes] ユーザー ガイド

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[Studio�Toolkit�for�Boxes]

ユーザー�ガイド

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[Studio�Toolkit�for�Boxes]

ii

Contents

1.�著作権について............................................................................ 3

2.� Studio� Toolkit� for� Boxes�の必要性........................................................ 5

3.�試用版とライセンス........................................................................ 6

4.� はじめに.................................................................................. 7

5.�基本ボックスを作成する................................................................... 14

6.�ダイの線分に基づきボックスを作成する..................................................... 17

6.1�折り線および切り取り線を割り当てる.................................................. 18

6.2�ベースパネルを選択する.............................................................. 19

6.3�ボードおよびボードの厚さを選択する.................................................. 20

6.4�折り曲げ角度を設定する.............................................................. 21

6.4.1� 3Dと2Dビュー間で切り替える.................................................... 22

7.�ダイのチェックと不備の解決............................................................... 24

7.1�ダイのチェック...................................................................... 24

7.1.1�チェックを設定................................................................ 26

7.2�ダブルラインを削除.................................................................. 26

7.3�[トリムおよび拡張]ツールを使用して隙間を削除.........................................27

7.4�選択項目を折りたたむ際の不備........................................................ 27

7.4.1�自動補正...................................................................... 28

8.� ArtiosCADファイルを折りたたむ............................................................ 30

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1[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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1.�著作権について

©�Copyright�2012�[Esko]�Software�BVBA,�Gent,�Belgium

この権利は全て留保されています。この文書に含まれている資料、情報および使用説明は、[Esko]�Software�BVBA�の所有物です。この資料、情報および使用説明は、一切の保証なく現状のまま提供されるものです。この文書によって与えられるまたは追加される保証はありません。更に� [Esko]� Software� BVBA� は、ソフトウェアの使用およびここに含まれる情報の使用に関していかなる保証も表明も行いません。[Esko]� SoftwareBVBA� は、この文書に含まれているソフトウェアまたは情報の使用または使用できないことから生じる直接的な、間接的な、結果としてのまたは偶発的ないかなる損害の責任も負わないものとします。

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この文書は、これ以前の日付を持つすべての版に取って代わります。

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このソフトウェアは一部、Independent�JPEG�Group�の作業に基づいています。

このソフトウェアの一部の著作権は�©�1996-2002�The�FreeType�Project�(www.freetype.org)�に帰するものです。この権利は全て留保されています。

このソフトウェアの一部の著作権は、2006� Feeling� Software、copyright� 2005-2006� AutodeskMedia�Entertainment�に帰するものです。

このソフトウェアの一部は、©1998-2003�Daniel�Veillard�に帰するものです。この権利は全て留保されています。

このソフトウェアの一部の著作権は�©1999-2006�The�Botan�Projec�に帰するものです。この権利は全て留保されています。

本製品に組み込まれているソフトウェアの一部は�gSOAP�ソフトウェアです。gSOAP�により作成された部分の著作権は�©2001-2004�Robert�A.�van�Engelen,�Genivia�inc.に帰するものです。全ての権利を保有する。

このソフトウェアの一部の著作権は�©1998-2008� The� OpenSSL� Project�および�©1995-1998� EricYoung�([email protected])�に帰するものです。この権利は全て留保されています。

本製品には、Apache� Software� Foundation(http://www.apache.org/� )により開発されたソフトウェアが含まれています。

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Microsoft�および�Microsoft�ロゴは、米国およびその他の国での�Microsoft�Corporation�の登録商標です。

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1 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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SolidWorks�は、SolidWorks�Corporation�の登録商標です。

本ソフトウェアの一部は、Spatial� Corp.� 1986� 2003� が所有するものです。全ての権利を保有する。

JDF�と�JDF�ロゴは、CIP4�機構の商標です。Copyright�2001�The�International�Cooperation�forthe�Integration�of�Processes�in�Prepress,�Press�and�Postpress�(CIP4).この権利は全て留保されています。

[Esko]�ソフトウェアは、「RSA�Data�Security,�Inc.�MD5�Message-Digest�Algorithm」を含んでいます。

Java�およびすべての�Java�ベースの商標とロゴは、米国およびその他の国での�Sun�Microsystemsの商標または登録商標です。

本ソフトウェアの一部は�BestTM�Color�Technology(EFI)による技術を使用しています。EFI�および�Best�は、Electronics�For�Imaging�GmbH�社の米国特許商標局における登録商標です。

Alma�が著作権およびライセンス(2005�–�2007)を取得した�Power�Nest�ライブラリを含みます。

その他すべての製品名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

この出版物に関するお問合せは、下記までお送りください。

[Esko]�Software�BVBA

Kortrijksesteenweg�1095

B�–�9051�Gent

[email protected]

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2.�Studio�Toolkit�for�Boxes�の必要性

StudioおよびVisualizerについて

Studioは、インタラクティブな3Dパッケージングデザインに対応するIllustratorのプラグインです。Visualizerは、素材や特殊仕上げ加工などで、パッケージングに関してハイエンドな3Dによる視覚化を行うアプリケーションです。どちらの製品にも、パッケージの形状を記述する構造デザインファイルが必要です。軟包材の構造デザインファイルには、Studio�Toolkit�for�Flexibles�を使用します。紙器・段ボールパッケージングでは、形状はArtiosCAD、Studio�Toolkit�for�Boxesからも入手できます。印刷可能な領域を持つ�COLLADA�ファイルを使用することもできます。

Studio�Toolkit�for�Boxesについて

このツールキットを使用すると、次の方法でボックスを作成または修正できます。

• 基本ボックスを作成:� この機能を使用すると、幅、高さ、奥行きを指定して基本的なボックスを作成できます。

• ダイの図面がすでにある場合、図面をクリーンアップし、3Dの形状に折りたたむことができます。この機能を使用すると、紙器・段ボール構造を適切に作成することができます。

• 3Dの形状がすでにある場合、このツールキットを使用して3D形状の一部の折り曲げ角度を変更することができます。

Studio� Toolkit� for� Boxesの結果は、実際にはArtiosCAD(ARD)ファイルです。このファイルは、StudioまたはVisualizerで構造デザインファイルとして使用することができます。構造デザインファイルを使用して作業する方法の詳細については、StudioまたはVisualizerのドキュメントを参照してください。

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3.�試用版とライセンス

ローカル�ライセンス

このソフトウェアは不正使用からプロテクトされています。30� 日間はソフトウェアを無料で試用することが可能です。試用期間後も続けて使用する場合は、ライセンスを購入してアクティベートする必要があります。ライセンスを購入するには、http://www.esko.com/store�にアクセスしてください。Esko�プラグインのウィンドウで、30�日間の無料試用を開始または購入したライセンスをアクティベートできます。Illustrator�起動時にこのウィンドウが自動的にポップアップ表示されない場合は、Illustrator� メニューから[ヘルプ(Help)]� >� [Esko]� >� [Esko� プラグイン(Esko� Plug-ins)]を選択してください。ライセンスと試用版を管理するためのより高度なツールとして、Esko� Local� License� Manager�があります。このアプリケーションはアプリケーションフォルダ(Mac)にインストールされます。PC�の場合は、[スタート]�>�>�[プログラム]�>�>[Esko]� >� >�[Local� License� Manager]� >� >�[ローカル�ライセンスの管理(Manage� LocalLicenses...)]を参照してください。

ネットワーク�ライセンス

ネットワーク�ライセンス�サーバー(サイト�フローティング�ライセンス�サーバー)を購入した場合は、必ず[ヘルプ(Help)]�>�[Esko]�>�[Esko�プラグイン...(Esko�Plug-ins...)]の順に選択して設定を行うようにします。[Esko�プラグイン(Esko�Plug-ins)]ダイアログの最下部にある[ネットワーク�ライセンスのセットアップ(Network�License�Setup)]ボタンをクリックします。

使用しているネットワーク�ライセンス�サーバー上で、Esko�Server�License�Manager�からネットワーク�ライセンスをアクティベートする必要があります。

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4[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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4.�はじめに

Studio�Toolkit�for�Boxesの可能性のいくつかを紹介するため、自作のボックスの折り方およびその�3D�PDF�ファイルを作成する方法を�5�つの簡単なステップで説明します。

Note:

最後の�2�つのステップでは、Studio�プラグインも必要になります。

1. インストール� ディスク� イメージ上で(Macintosh� の場合。PC� の場合は、[スタート

(Start)]�>�[プログラム(Programs)]�>�[Esko]�>�[Studio]�>�[Studio�Toolkit

for�Boxes]�[サンプル�ファイル(Sample�Files)]を表示)、you�will�find�a�folder�[サ

ンプル�ファイル(Sample�Files)]フォルダを検索します。Cigarette�Box.ai�を�Illustrator

で開きます。

2. [カット線および折り線をマークする(Mark�the�Cut�and�Crease�lines)]

a) [ウィンドウ]�>�[Esko]�>�[Studio�Toolkit�for�Boxes]�>�[折りたたむウィンドウを

表示(Show�Fold�Window)]の順に選択します。

[折りたたむ(Fold)]パレットが表示されます。

b) すべての実線を選択して、[カット(Cut)]のスワッチをクリックします。

c) すべての破線を選択して、[折り線(Crease)]のスワッチをクリックします。

d) ダイの図面全体を選択して、[折りたたむ(Fold)]ボタンをクリックします。

[折りたたみの選択(Fold�Selection)]ウィンドウが表示されます。

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4 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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3. 上記のようにベース�パネルを選択して、[続行(Continue)]をクリックします。

4. [ボード(Board)]を選択して、[ボードの厚さ(Board�Thickness)]を入力します。

5. ボックスを折りたたみます。ボックスを折りたたむには、各折り線の折り曲げ角度を設定しま

す。

a) 1�つまたは複数の折り線を選択して、適切な角度を設定します。ほとんどの折り線は�90�度

で折り曲げられます。

b) 例外を以下に示します。

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4[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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Tip:� � 正しい折り線を見つけることが困難な場合は、2D� 表示に切り替えて折り線を選択

し、3D�表示に戻って折り曲げ角度を設定します。

結果として、半開きフリップトップのタバコの箱のような形になります。

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c) 完了したら、[別名で保存(Save�As)]をクリックして、ArtiosCAD�ファイルのファイル名

を選択します。

6. Studio�を使用してアートワークをデザインします。

a) [ウィンドウ(Window)]�>�[Esko]�>�[Studio]�>�[Studio�を表示(Show�Studio)]を

選択します。

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4[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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b) 空のレイヤーを作成し、ボックスに描くアートワークの作成を開始します。

c) [Studio]ウィンドウを�3D�ナビゲータとして使用することができます。スピンするにはク

リックおよびドラッグを使用します。Illustrator� ドキュメント� ウィンドウに合わせるに

は、パネルをダブルクリックします。アートワークを更新するには、[更新(Refresh)]

ボタンをクリックします。

7. 完成したデザインをエクスポートします。

a) Studio�のフライアウトメニューから[エクスポート(Export...)]を選択します。

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4 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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b) [エクスポート(Export)]ダイアログで、[ファイル�タイプ(File�type)]を[3D�デザ

インを含む�PDF(PDFwith�3D�Design)]に設定して、3D�PDF�ファイルを保存します。

c) その�PDF�を�Adobe�Reader�で開き、スピンさせてみてください。

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5 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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5.�基本ボックスを作成する

このツールを使用すると、シンプルな長方形ボックスを作成できます。これは、デザインの作業を開始してから最終的なダイの線分を取得する場合や、Illustratorからシンプルなボックスを作成する場合に使用できます。

1. [基本ボックスを作成]ダイアログを開きます。

• [ウィンドウ]�>�[Esko]�>�[Studio�Toolkit�for�Boxes]�>�[基本ボックスを作成]の

順に選択します。

• Studioが表示されている場合、[基本ボックスを作成]をクリックして、[Studio]ウィン

ドウからこのツールにアクセスできます。

[基本ボックスを作成]ダイアログが表示されます。

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2. 作成したいボックスの[横幅]、[縦幅]および[奥行き]を入力します。

3. パネルを定義します。パネルを追加または削除することで、ボックスを作成する方法を選択で

きます。ボックスには連続する6つのパネルが必要です。

• -ボタンをクリックして、パネルを削除します

• +ボタンをクリックして、パネルを追加します

4. [続行]をクリックします。

閉じたボックスの3Dプレビューが取得されます。

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5. 一つ以上の面の折り曲げ角度を修正する場合は、折り目を選択し、スライダを使用して折り曲

げ角度を変更します。

6. [別名で保存(Save�As)]をクリックして、結果をArtiosCADファイルとして保存します。

7. ファイルの名前と場所を指定します。

8. ファイルは直接ドキュメント内に置くこともできます。

[はい(Yes)]をクリックした場合:

• [Studio]ウィンドウに折りたたんだ� ArtiosCAD� ファイルが表示され、これ以前の

ArtiosCAD�は置き換えられます。

• 選択したアイテムがロックされた画層まで移動します。

9. Visualizer�で�ArtiosCAD�ファイルを使用することもできます。

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6.�ダイの線分に基づきボックスを作成する

ダイの図面から開始してボックスを作成することができます。これには、Illustratorにインポートしたダイの図面のどれを使用してもかまいません。

任意の折りたたみ済みボックスに合わせてダイの図面を折りたたむには、[折りたたむ]ウィンドウを使用し、[ウィンドウ]�>�[Esko]�>�[Studio�Toolkit�for�Boxes]�>�[折りたたむウィンドウを表示]の順に選択します。

[折りたたむ]ウィンドウは、ダイを折りたたむ際に必要なすべての手順で助けになるよう表示されます。

1. 折り線および切り取り線を割り当てる。

2. [折りたたむ]ボタンを使用して、デザインを折りたたみます。

3. ダイの図面に不備があり、ダイの図面を正しく折りたためない場合があります。その場合は、

次の方法でダイをチェックし、不備を解決する必要があります。

• 一つ前の手順に戻り、[チェック]機能と手動補正で解決する。

• [折りたたみの選択]ウィンドウの[自動補正]で解決する。

4. ベースパネルを選択します。

5. ボードを選択して、ボードの厚さを入力します。

6. 折り曲げ角度を設定する。

7. [別名で保存(Save�As)]をクリックして、結果をArtiosCADファイルとして保存します。

8. ファイルの名前と場所を指定します。

9. ファイルは直接ドキュメント内に置くこともできます。

[はい(Yes)]をクリックした場合:

• [Studio]ウィンドウに折りたたんだ� ArtiosCAD� ファイルが表示され、これ以前の

ArtiosCAD�は置き換えられます。

• 選択したアイテムがロックされた画層まで移動します。

10.Visualizer�で�ArtiosCAD�ファイルを使用することもできます。

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6.1�折り線および切り取り線を割り当てる

Illustratorにダイの図面をインポートしたら、どの線分を切り取り線とし、どの線分を折り線または折り目とするかを指定する必要があります。

切り取り線は、「切り取り」という名前の指定されたインクを適用することで指定されます。折り線は、「折線」という名前の指定されたインクを適用することで指定されます。

• 正しいパスを選択し、[折りたたむ]ウィンドウで[切り取り]または[折り線]のスウォッチをク

リックします。

• 1つのパスで一部を切り取り線として、また別の一部を折り目として使用する場合は、パスを選

択して、[折りたたむ]ウィンドウの飛出しメニューから[パスを分割]を選択します。これによ

り、選択したパスが別々のセグメントに分割され、折り目が切り取り線とは別に選択できるよ

うになります。

• 一部のダイの図面では、ダイの図面がそれぞれの上部にある長方形で構成されているため、切

り取りおよび折り線のストロークを線分に割り当てるのが困難です。これによりダブルライン

が作成されます。[折りたたむ]ウィンドウの飛出しメニューにある[ダブルラインを削除]を使

用すると、選択した項目にあるダブルラインが削除されます。線分のストロークカラーにかか

わらず、選択した項目にあるすべての線分が対象となります。

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6.2�ベースパネルを選択する

ベースパネルとは、表が下向きになるパネルのことです。その他のパネルはすべて、このベースパネルに関連して折りたたまれます。

1. [折りたたむ(Fold)]ウィンドウで[すべての切り取りおよび折線を選択(Select�All�Cuts

and�Creases)]ボタンをクリックして、すべての切り取り線と折り線を選択します。�

2. [折りたたむ]ボタンをクリックしてください。

Note:��すべてのパネルが表示されない場合や、目的のパネルが選択できない場合は、ダイに不

備がある可能性があります。その場合は、次の方法でダイをチェックし、不備を解決する必要

があります。

3. ベースパネルを選択します。

4. [続行]をクリックします。

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6.3�ボードおよびボードの厚さを選択する

1. ボードの中から�1�つ正しいボードを選択して、ボードの厚さを入力します。

2. [続行]をクリックします。

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6.4�折り曲げ角度を設定する

切り取り線および折り線を選択してベースパネルの定義とボードの選択を行うと、デザインの3Dプレビューが、裏面が表を向き、底面に対して平らに配置された状態で取得されます。すべての折り目の折り曲げ角度を定義することで、ボックスを折りたたむことができます。

• 折り目をクリックして選択し、スライダを使用することにより、または[折り曲げ角度]フィー

ルドに値を入力することにより折り曲げ角度を指定します。

• [Shift]キーを押下して、選択項目に対して折り目を追加または削除します。

• [すべての折り目を選択]をクリックして、すべての折り目を一度に選択し、変更します。

• ある折り目から別の折り目へ折り曲げ角度をコピーできます。

a) 変更する折り目を選択します

b) Macの[オプション]キー、またはWindowsの[Alt]キーを押下し、コピーする折り曲げ角度が

付いている折り目をクリックします。

• キーボードの矢印キーを使用することで、選択した折り目の角度を変更することができます。

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a) 上または下の矢印を使用すると、1度ずつ値が変更されます。

b) [Shift]キーと上または下の矢印を使用すると、10度ずつ値が変更されます。

• [すべてをリセット]をクリックすると、折り曲げ角度が開始時の角度に戻ります。

6.4.1�3Dと2Dビュー間で切り替える

3Dビューで作業中に折り目を選択するのが困難な場合があります。この場合、2Dビューに切り替えると、適切な折り目を選択することができます。折り目を選択した後は、3Dビューに戻して折り曲げ角度を変更する必要があります。

1. [2D]を選択して、2Dビューに切り替えます。

2. 目的の折り目を選択します。必要に応じて、2Dビュー内を移動できます。

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6[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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アクション Mac Windows

ズーム�イン [スペースバー]

および[コマンド]

キーを押下します

[CTRL]キーを押下

して、クリックし

ます

ズーム�アウト [スペースバー]、

[コマンド]および

[オプション]キー

を押下して、ク

リックします

[CTRL]および

[ALT]キーを押下

して、クリックし

ます

パン [スペースバー]を

押下して、クリッ

クおよびドラッグ

します

[CTRL]および

[SHIFT]キーを押

下して、クリック

およびドラッグし

ます

ボックス全体を表

示します

[ウィンドウに合

わせる]をクリッ

クします

3. [3D]を選択して、3Dビューに戻します。

4. 選択した折り目の折り曲げ角度を設定します。

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7.�ダイのチェックと不備の解決

ダイの図面をIllustratorにインポートし、その切り取り線および折り線を定義する際、そのダイの線分にある不備によって、正確で不備のない折り目を生成できなくなることがあります。

このため、Studio�Toolkit�for�Boxesではよく発生する不備についてチェック、補正するツールを複数提供しています。

7.1�ダイのチェック

ダイの図面に不備がある場合、折り目を作成する際に表示させることができます。

• パネルがない可能性があります。

• 切り取り線の一部でアウトラインが作成されないとして、エラーが表示されることがあります。

• 不備が見つかり、[折りたたみの選択]ウィンドウに表示されることがあります。

• ...

不備の場所をより効率的に見つけるには、[チェック]を実行します。

1. [折りたたむ(Fold)]ウィンドウで[すべての切り取りおよび折線を選択(Select�All�Cuts

and�Creases)]ボタンをクリックして、すべての切り取り線と折り線を選択します。�

2. [チェック]ボタンをクリックしてください。ダブルラインと隙間を見つけるためにダイの線分

がチェックされます。

不備が見つかるごとに、ドキュメント上にマーカーが付きます。

ダブルラインが見つかった場合、それらを自動的にクリーンアップすることもできます。

マーカー 不備のタイプ 考えられる補正内容

 

 

[ダブルライン]マーカー。2つの線分がそれぞれの上部でちょうど重なる場合、たとえば、長方形がそれぞれ向かい合った状態でダイの図面が作成された場合などにダブルラインが発生します。

• ラインを手動で削除

• [ダブルラインを削除]機能を使用する

• [チェック]を実行後にダブルラインを自動的にクリーンアップする

 

 

[隙間]マーカー。2つの線分があるべき状態で正確に交わらない場合、隙間が生じます。

 

• 手動で、Illustratorのパスツールを使用

• 手動で、[トリムおよび拡張]ツールを使用

• [折りたたみの選択]ウィンドウで、自動補正値を使用

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7[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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マーカー 不備のタイプ 考えられる補正内容

 

3. [マークされた不備]リストでエントリをクリックして、最初のオカレンスをズームインしま

す。

4. [折りたたみ]ウィンドウの[ステップボタン]を使用して、マーカーをステップしてください。

• [折りたたみ]ウィンドウの左下にある[マーカーを表示]ボタンを使用すると、マーカーの表示/非表示を切り替えられます。

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7 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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• [折りたたみ]ウィンドウの右下にあるゴミ箱アイコンをクリックすると、すべてのマーカーを削除できます。

7.1.1�チェックを設定

[チェックを設定]ダイアログは、フライアウトボタンをクリックして、[折りたたみ]ウィンドウの

フライアウトメニューで[チェックを設定]を選択すると開くことができます。

[チェックの設定]ダイアログで、[次の値よりも小さい隙間を表示]の値を指定できます。[次の値

よりも小さい隙間を表示]で指定した値よりも大きな値は隙間として扱われないため表示されませ

ん。

7.2�ダブルラインを削除

[折りたたむ]ウィンドウのフライアウトメニューにある[ダブルラインを削除]を使用すると、選択した項目にあるダブルラインが削除されます。線分のストロークカラーにかかわらず、選択した項目にあるすべての線分が対象となります。[ダブルラインを削除]機能は、[切り取り]または[折線]のスウォッチを割り当てる前後で適用することができます。

1. ダブルラインの削除を行う項目を選択してください。

2. [折りたたむ]ウィンドウが開かれていない場合、[ウィンドウ]�>�[Esko]�>�[Studio�Toolkit�for

Boxes]�>�[折りたたむウィンドウを表示]の順に選択します。

3. [折りたたむ]ウィンドウのフライアウトメニューから、フライアウトボタンをクリックし

て、[ダブルラインを削除]を選択します。

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7[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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選択項目にあるすべてのダブルラインが削除されます。

Note:��[ダブルラインを削除]機能を使用すると、線分の種類にかかわらず、最下部にある線分が削除されます。どの線分を切り取り線や折り線とするかがすでに示されている場合、キャンバスの裏に移動させることで適切な線分のみを削除するようにしてください。

Note:��[チェック]の実行後に自動的にダブルラインが削除されるように承認した場合も同じように動作しますが、この場合は切り取り線と折り線のみが影響を受けます。

7.3�[トリムおよび拡張]ツールを使用して隙間を削除

[トリムおよび拡張]ツールを使用して、ダイの図面で隙間を補正することができます。これらの隙間は手動で見つけるか、[チェック]機能を使用して見つけることができます。

1. ツールボックスの[トリムおよび拡張]ツールをクリックします。

2. 変更する終点をクリックおよびドラッグします。

• マウスを放して、放したポイントまで線分をトリムまたは拡張します。

• 別の線分の近くまたは上でマウスを放し、二つの線分の交点まで終点をスナップします。

7.4�選択項目を折りたたむ際の不備

[折りたたむ]ウィンドウの[折りたたむ]で折り目を作成すると、ダイの図面がチェックされます。

不備があった場合は、次に示す複数の方法で示されます。

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7 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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• 切り取り線がアウトラインに対して閉じられていない場合、警告メッセージが表示されます。

折り目を作るには、隙間を修正する必要があります。

• 隙間は[折りたたみの選択]ウィンドウで赤と緑の丸で示すことができます。

• 緑色の丸は、[折りたたみの選択]ウィンドウの[自動補正]で設定する値により解決される隙

間であることを示します。

• 赤色の丸は、手動で解決する必要のある隙間であることを示します。

7.4.1�自動補正

[折りたたみの選択]ウィンドウの最下部で行う設定によって、どの隙間を表示するか、それらをど

のように自動補正するかを指定します。

次の値よりも小さい隙間を表示

[折りたたみの選択]ウィンドウで、[次の値よりも小さい隙間を表示]の値を指定できます。[次の値よりも小さい隙間を表示]で指定した値よりも大きな値は隙間として扱われないため表示されません。

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7[Studio�Toolkit�for�Boxes]

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Note:��これは[チェックを設定]で指定する[次の値よりも小さい隙間を表示]の値と同じ設定です。[折りたたみの選択]ウィンドウで値を変更すると、[チェックを設定]の値も変更されます。逆の場合も同様です。

次の値よりも小さい隙間を閉じる

[折りたたみの選択]ウィンドウで、[次の値よりも小さい隙間を閉じる]の値を指定できます。

ここで指定した値以下の隙間は、自動的に閉じられます。この値を増加させると緑の丸で示される隙間が増え、折りたたみツールはそれらを自動的に閉じることを試みます。この値を大きくすると、結果へのリスクが高まりますのでご注意ください。

Note:��[次の値よりも小さい隙間を閉じる]の値を[次の値よりも小さい隙間を表示]の値よりも高くすることはできません。より高い値を設定した場合、[次の値よりも小さい隙間を表示]の値が同じ値に変更されます。

折り目を次の値まで拡張

ダイの図面では、折り線と切り取り線の間によく隙間が発生します。[折り目を次の値まで拡張]を使用して、折り目を入力された値まで拡張することで、これらの隙間を確実に閉じることができます。

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8 [Studio�Toolkit�for�Boxes]

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8.�ArtiosCADファイルを折りたたむ

すでに折りたたまれたボックスの折り曲げ角度を変更する手順について説明します。

1. [折りたたみの選択]ウィンドウを開きます。

• [ウィンドウ]�>�[Esko]�>�[Studio�Toolkit�for�Boxes]�>�[ArtiosCADファイルを折りたた

む...]の順に選択します。

• [Studio]ウィンドウが表示されている場合、フライアウトメニューから[ArtiosCADファイル

を折りたたむ...]を選択できます。

2. 前述したように折り曲げ角度を変更します。

3. [別名で保存(Save�As)]をクリックして、結果をArtiosCADファイルとして保存します。

4. ファイルの名前と場所を指定します。

5. ファイルは直接ドキュメント内に置くこともできます。

[はい(Yes)]をクリックした場合:

• [Studio]ウィンドウに折りたたんだ� ArtiosCAD� ファイルが表示され、これ以前の

ArtiosCAD�は置き換えられます。

• 選択したアイテムがロックされた画層まで移動します。

6. Visualizer�で�ArtiosCAD�ファイルを使用することもできます。