SOVERON® AR 航空機搭載用無線機 フォーム用

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Product Flyer | Version 01.01 R&S®AR5000航空機搭載用無線機 は、 SOVERON® ソフトウェア無線機ファミリーの 製品です。 SOVERON® AR 航空機搭載用無線機 回転翼及び固定翼プラット フォーム用 民間用と軍用のアビオニクス器材の基準に適合 世界の空域は主に民間用として使用されているため、軍用機 がこれら空域を制限事項なしに通過するためには、軍用機も 民間基準を満たす必要があります。 R&S®AR5000は、プライマ リの航空管制用無線機として使用することが可能です。民間の アビオニクス安全基準も満たす、市場で唯一の航空機搭載用 ソフトウェア無線機であるR&S®AR5000を使用すれば、軍民で の共同運用において制限を受けることなく、完全な独立性を担 保できます。 統合しやすいデザイン 航空機搭載用無線機の開発プロセスでは、産業界のパートナ ーとの継続的かつ徹底的な専門知識をやり取りすることによっ て、機体とのインテグレーションに関するリスクを排除すること が極めて重要です。 R&S®AR5000は、他の無線機と異なり、容易にインテグ レーション出来るように設計されています。言うまでもな く、 R&SAR5000は、 MILSTD704FMILSTD810FMILSTD461Fに準拠した認定を受けており、プラットフォーム固有 の追加認証の必要性を最小限に抑えることができます。 指揮統制(C2)における優位性を保証 ローデ・シュワルツは、情報の優位性を確保するため、最先端 をゆく広帯域の波形を活用した運用を提案しています。その 用途は、純粋な音声データから空中プラットフォームのあらゆ るシナリオをカバーする高速戦術データまで、多岐にわたりま す。これらの波形を使用することで、動きの速い過酷な環境で も信頼性の高いセキュアな通信が可能になります。さらに、高 速周波数ホッピング、高度な暗号化技術、音声とデータの同時 伝送、埋め込みモバイルアドホックネットワーキング(MANET機能をはじめとする、優れたテクノロジーを数多く取り入れて います。 国内のデータ・リンク・ソリューションをカスタマイズ可能 国際的に認められているSCA規格に基づいて、無線プラットフ ォームと波形アプリケーションが厳密に分離されており、各調 達機関は、無線機のこの部分を国内要件に従って完全に変更 することができます。暗号アルゴリズムを含め、国固有の波形 を開発することで、調達機関の真の独立性が確保されます。 主な特長 周波数レンジ: 30 MHz512 MHz MIL-STD-1553BデータバスまたはRS-485インタフェースを 経由した制御 標準ARINC 600ハウジング、 3 MCU ジェット機とプロペラ機、およびヘリコプターと無人航空機 UAV)に最適 SOVERON® AR空中 用無線機

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R&S®AR5000航空機搭載用無線機は、SOVERON® ソフトウェア無線機ファミリーの製品です。

SOVERON® AR 航空機搭載用無線機回転翼及び固定翼プラットフォーム用

民間用と軍用のアビオニクス器材の基準に適合世界の空域は主に民間用として使用されているため、軍用機がこれら空域を制限事項なしに通過するためには、軍用機も民間基準を満たす必要があります。R&S®AR5000は、プライマリの航空管制用無線機として使用することが可能です。民間のアビオニクス安全基準も満たす、市場で唯一の航空機搭載用ソフトウェア無線機であるR&S®AR5000を使用すれば、軍民での共同運用において制限を受けることなく、完全な独立性を担保できます。

統合しやすいデザイン航空機搭載用無線機の開発プロセスでは、産業界のパートナーとの継続的かつ徹底的な専門知識をやり取りすることによって、機体とのインテグレーションに関するリスクを排除することが極めて重要です。

R&S®AR5000は、他の無線機と異なり、容易にインテグレーション出来るように設計されています。言うまでもなく、R&SⓇAR5000は、MIL‑STD‑704F、MIL‑STD‑810F、MIL‑STD‑461Fに準拠した認定を受けており、プラットフォーム固有の追加認証の必要性を最小限に抑えることができます。

指揮統制(C2)における優位性を保証ローデ・シュワルツは、情報の優位性を確保するため、最先端をゆく広帯域の波形を活用した運用を提案しています。その用途は、純粋な音声データから空中プラットフォームのあらゆるシナリオをカバーする高速戦術データまで、多岐にわたります。これらの波形を使用することで、動きの速い過酷な環境でも信頼性の高いセキュアな通信が可能になります。さらに、高速周波数ホッピング、高度な暗号化技術、音声とデータの同時伝送、埋め込みモバイルアドホックネットワーキング(MANET)機能をはじめとする、優れたテクノロジーを数多く取り入れています。

国内のデータ・リンク・ソリューションをカスタマイズ可能国際的に認められているSCA規格に基づいて、無線プラットフォームと波形アプリケーションが厳密に分離されており、各調達機関は、無線機のこの部分を国内要件に従って完全に変更することができます。暗号アルゴリズムを含め、国固有の波形を開発することで、調達機関の真の独立性が確保されます。

主な特長❙❙ 周波数レンジ:30 MHz~512 MHz❙❙ MIL-STD-1553BデータバスまたはRS-485インタフェースを経由した制御❙❙ 標準ARINC 600ハウジング、3 MCU❙❙ ジェット機とプロペラ機、およびヘリコプターと無人航空機(UAV)に最適SOVERON® AR❙空中

用無線機

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R&S® は、ドイツRohde & Schwarz の商標または登録商標です。 PD 3607.9772.36 | Version 01.01 | 6月❙2019 (as)

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主な仕様環境仕様❙❙ 温度範囲:-40 ℃~+71 ℃❙❙ ストレージ温度範囲:-54 ℃~+90 ℃❙❙ MIL-STD-810Fに準拠した実行テスト

電磁界仕様❙❙ MIL-STD-461Fに準拠した実行テスト

電源入力❙❙ 28 V DC公称電源❙❙ MIL-STD-704Fに準拠、フローティング電源を含む

適合民間規格❙❙ 固定周波数:ED-23C(クラス5およびH2)、 ICAO Annex 10❙❙ 航空電子工学開発:DO-178C Level C、 DO-254 DAL C

SOVERON® WAVE❙❙ データレート❙■ SOVERON® WAVE AJ-NB:最大110 kbps(25 kHz)❙■ SOVERON® WAVE AJ-WB:最大630 kbps(250 kHz)❙■ SOVERON® WAVE WB:最大2100 kbps(500 kHz)❙❙ 音声とデータのMANET機能❙❙ データと最大2つの音声ストリームを同時❙❙ 動的パラメータ適応❙❙ さまざまなメディアアクセス方式❙■ 静的および動的なTDMA❙■ CSMA/CA❙❙ IPv4トランスペアレントIPインタフェース❙❙ COMSEC❙■ AESを使用した組み込み型の暗号化❙❙ TRANSEC❙■ 直交高速周波数ホッピング❙■ 選択した伝送モードに依存しないホップレート

波形❙❙ R&S®SECOS❙❙ SOVERON® WAVE❙❙ 固定周波数STANAG:4204、4205❙❙ 固定周波数民間:ED23C(民間ATC)、 ITU-R M.489-2(海上VHF)❙❙ EPM STANAG:4246、4372 – 要望に応じて

周波数レンジ❙❙ 30 MHz~88 MHz❙❙ 108 MHz~118 MHz(受信モードのみ)❙❙ 118 MHz~174 MHz❙❙ 225 MHz~512 MHz

レシーバー感度❙❙ AM感度:≦-103 dBm、10 dB SINAD❙❙ FM感度:≦-108 dBm、10 dB SINAD

ガードレシーバー❙❙ サポートされているガード周波数:40.5 MHz、121.5 MHz、 156.8 MHz、243 MHz、および1つのユーザー定義周波数(モニタリングまたはスキャンモード専用)

送信出力パワー❙❙ AM:≧20 W❙❙ FM/MSK:≧30 W❙❙ QAM:≧40 W PEP(3 dB~4 dBの代表クレストファクター)❙❙ パワーモード:ハイ、ミディアム、ロー

GPS❙❙ ICD-GPS-060Aに準拠した時刻(ToD)インタフェース (HAVE QUICKインタフェース)

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