本書の特長と学習法4 Through everyday conversations. 手段・手順を聞き取る①...
Transcript of 本書の特長と学習法4 Through everyday conversations. 手段・手順を聞き取る①...
― 2 ―
・本書は、英語のリスニング力を付けるための問題集です。・各Unitは2ページで構成され、1ページ目が「問題」、2ページ目が「復習」となっています。・�「問題」は各種英語試験の出題傾向に沿って作成されていますが、基礎からしっかり学習できるよう、長さや問題形式を調整しています。・「復習」はINPUT→INTAKE→OUTPUTの3ステップで、「実際に使える」英語力を養成します。
特 長
学習法
本書の特長と学習法
1ページ目(表)� 問題
CDについて(生徒用CDは別売です)●弊社制作の音声CDは、CDプレーヤーでの再生を保証する規格品です。●�パソコンでご使用になる場合、CD-ROMドライブとの相性により、ディスクを再生できない場合がございます。ご了承ください。●�パソコンでタイトル・トラック情報を表示させたい場合は、iTunesをご利用ください。iTunesでは、弊社がCDのタイトル・トラック情報を登録しているGracenote社のCDDB(データベース)からインターネットを介してトラック情報を取得することができます。●�CDとして正常に音声が再生できるディスクからパソコンやmp3プレーヤー等への取り込み時にトラブルが生じた際は、まず、そのアプリケーション(ソフト)、プレーヤーの製作元へご相談ください。
CDを聞いて2〜4題の演習問題に取り組み、各ページの下にある解答欄の、正解と思われる数字を塗りつぶします。答え合わせをした後、ページ右下にあるボックスに英語の音声が聞き取れた割合を記入しておきます。復習の後でもう一度音声を聞き、どのくらい聞き取れるようになったか比べてみましょう。
問題ごとのトラックには、会話やモノローグに続けて、質問の音声が収録されています。解答するためのポーズ(無音の間
ま
)は入っていませんので、自分のレベルや対策したい試験に合わせて制限時間を設定し、取り組みましょう。
なお、問題用の音声は、160wpm(1分間に160語が読まれる速さ。wpm�=�words�per�minute)程度のスピードで収録されています。 ― 7 ―
─会話─
解答欄 問1 問21 2 3 4 1 2 3 4
テストの時と復習の後でどのくらい聞き取れたか比べてみよう。
テスト 復習後
% %
Unit 1
問1 ● │▶CD 05│How will the woman get to Kyoto?1 By train.2 By bus.3 By bicycle.4 By plane.
問2 ● │▶CD 06│How did the man learn to speak French?1 By studying it for many years.2 With the help of a private teacher.3 With a new kind of textbook.4 Through everyday conversations.
手段・手順を聞き取る①
問1、問2について会話を聞き、続いて聞こえてくる質問への答えとして最も適切なものを、それぞれ四つの選択肢(1~4)のうちから一つ選びなさい。
※このUnitでは、質問が文字でも示されています。
― 3 ―
学習法
2ページ目(裏)� 復習
より速い音声を使ったオーバーラッピングです。本書では、160wpmのトラックでオーバーラッピングをした後で、180wpmのトラックを使ってスピード・オーバーラッピングに取り組みましょう。
英文を見ながら、聞こえてくる音声にぴったり重ねるように口に出していきます。発音やリズム、イントネーションなど、全てをそっくりまねる必要があります。うまく重ならない箇所は、そこだけを繰り返し練習しましょう。
聞こえてくる音声に少し遅れるようにして、そっくりまねながら、影(シャドー)のように追い掛けて口に出していきます。本来は英文スクリプトを見ずに音声だけで取り組む練習法ですが、初めのうちは英文を見ながら行っても構いません。
スピード・オーバーラッピングオーバーラッピングシャドーイング
音声を使った効果的なトレーニング
どのトレーニングも、英文スクリプトを読み、内容をしっかり理解した上で取り組みましょう。注意!
❷のINTAKE Stageでは、CDの音声を活用し、ぜひ次のようなトレーニングも行いましょう。「英語の音」を体に染み込ませることで、リスニング力が格段にアップします。
❶ INPUT Stageディクテーション
音声を適当な箇所で止めながら聞き、空所に英語を書き取ります。終了後、別冊の英文スクリプトを見て答え合わせをしながら、聞き取れなかった部分を確認し、英文の内容もしっかり理解します。
❸ OUTPUT Stage 英作文/スピーチ
英文スクリプトの一部を応用した英作文問題に挑戦します。Unit�11以降には、スピーチの課題もあります。なるべく何も見ずに力試しをしましょう。
❷ INTAKE Stage 音読→暗唱
内容を理解した英文を、20回音読します。その際、このページの下の囲み内に紹介したトレーニングも、ぜひ一緒に行いましょう。160wpmだけでなく180wpmの音声にも重ねて音読すると、実際の試験問題の聞き取りが容易になってきます。最終的には英文を暗唱できることを目指して、1回音読するごとに、リストのチェックボックスに✓を入れましょう。
― 8 ―
復習
ディクテーションINPUT Stage
1.
あなたは疲れているように見えます。
2.
私は毎日、1時間歩こうと努力しています。
3.
動画を見るだけでは、泳げるようにはなりません。
Unit 1
問1 ● │▶CD 05│M:
W:
M:
W:
問2 ● │▶CD 06│W:
M:
W:
M:
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
音読したら、下のリストにチェック□しよう。[音読チェックリスト] ▶CD 05-06(160wpm)/▶CD 07-08(180wpm)
音読 ➡ 暗唱INTAKE Stage 180wpmで音読できるように頑張ろう!(→音読法の詳細はp.3参照)
英作文OUTPUT Stage
❶
❷
❸
※160wpmのトラックには、末尾に各問題の質問の音声が収録されています。2ページ目の学習の際は、その前で音声を止めて取り組んでください。
― 7 ―
─会話─
解答欄 問1 問21 2 3 4 1 2 3 4
テストの時と復習の後でどのくらい聞き取れたか比べてみよう。
テスト 復習後
% %
Unit 1
問1 ● │▶CD 05│How will the woman get to Kyoto?1 By train.2 By bus.3 By bicycle.4 By plane.
問2 ● │▶CD 06│How did the man learn to speak French?1 By studying it for many years.2 With the help of a private teacher.3 With a new kind of textbook.4 Through everyday conversations.
手段・手順を聞き取る①
問1、問2について会話を聞き、続いて聞こえてくる質問への答えとして最も適切なものを、それぞれ四つの選択肢(1~4)のうちから一つ選びなさい。
※このUnitでは、質問が文字でも示されています。
― 8 ―
復習
ディクテーションINPUT Stage
1.
あなたは疲れているように見えます。
2.
私は毎日、1時間歩こうと努めています。
3.
動画を見るだけでは、泳げるようにはなりません。
Unit 1
問1 ● │▶CD 05│M:
W:
M:
W:
問2 ● │▶CD 06│W:
M:
W:
M:
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
音読したら、下のリストにチェック□しよう。[音読チェックリスト] ▶CD 05-06(160wpm)/▶CD 07-08(180wpm)
音読�➡�暗唱INTAKE Stage 180wpmで音読できるように頑張ろう!(→音読法の詳細はp.3参照)
英作文OUTPUT Stage
C□ get on ~ (電車・バス・飛行機など)に乗る ⇔ get off ~□ get in ~ (車・タクシーなど)に乗る ⇔ get out of ~□ ride (乗り物全般)に乗る□ board (電車・バス・飛行機など)に乗り込む□ take (乗り物全般)に乗って行く、(乗り物全般)を利用する□ catch (電車・バスなど)に(間に合って)乗る□ drive (車など)を運転する、車で行く□ transfer (乗り物から乗り物に)乗り換える※「乗る」だけでもいろいろな表現がある。細かいニュアンスを辞書で調べてみよう。
olumn 1_乗り物に関する単語・表現 英語で言えますか ? …「乗る」のいろいろ
― 1 ―
Unit 1 正解―会話文―
問1
Unit 1
▶CD 05
M: You look happy. What’s up?W: I just got a new bike I love. And on top of that,
I’m going to Kyoto tomorrow.M: Kyoto? That’s a long way to go by bike.W: Oh, I’ve booked a bus. I’m not cycling there.
How will the woman get to Kyoto?1 By train.2 By bus.3 By bicycle.4 By plane.
男性:楽しそうだね。どうしたの?女性: すてきな新しい自転車を手に入れたばかりなのよ。そ
れに、明日、京都に行くの。男性:京都? 自転車で行くには遠いね。女性: あら、バスを予約してあるのよ。自転車で行くわけじ
ゃないわ。
女性はどのようにして京都に行きますか。1 列車で。2 バスで。3 自転車で。4 飛行機で。
解 答 の ポ イ ン ト
女性が京都に行く方法を聞き取る問題。手段に関する問題は英検2級にも出題されている。男性が「京都? 自転車で行くには遠いね」と言ったのに対して、女性は「あら、バスを予約してあるのよ。自転車で行くわけじゃないわ」と答えている。つまり、京都旅行にはバスで行くことが分かる。よって正解は2。
ディクテーション・発音のポイント
・ on top of thatの topと thatは、語尾のpと tの音が消えて「オントッオVザッ」と聞こえる。(→ Rule④)・ I’ve bookedは I have bookedの短縮形。聞き取りにくいので気を付けよう。
重 要 単 語 ・ フ レ ー ズ
□What’s up?:どうしたの?□ on top of that:それに加えて□ book:~を予約する□ cycle:自転車で旅行する□ plane:飛行機
問1 2 問2 4手段・手順を聞き取る①―会話―
キムタツ先生の
ワンポイント
アドバイス
― 2 ―
問2
正解Unit 1
▶CD 06
問1 2 問2 4
W: You speak French fluently. How did you learn to speak it so well?
M: I try to talk to as many people as possible every day.
W: That sounds like a good idea, but I’m too shy.
M: I’ll help you. It’s impossible to learn to speak any language just by studying a textbook!
How did the man learn to speak French?
1 By studying it for many years.2 With the help of a private teacher.3 With a new kind of textbook.4 Through everyday conversations.
女性: あなたはフランス語を流ちょうに話すわね。どうやってそんなに上手に話せるようになったの?
男性: 毎日、できるだけ多くの人と話そうとしているんだ。
女性: それはいいアイデアね。でも、私は恥ずかしがりすぎて。
男性: 僕が手伝ってあげるよ。教科書で勉強するだけじゃ、言葉なんて何も話せるようにはならないからね!
男性はどのようにしてフランス語が話せるようになりましたか。1 何年も勉強することによって。2 個人レッスンの教師の助けを借りて。3 新しい種類の教科書を使って。4 日常会話を通じて。
解 答 の ポ イ ン ト
男性が話すフランス語について、女性が「どうやってそんなに上手に話せるようになったの?」と尋ねたのに対して、男性は「毎日、できるだけ多くの人と話そうとしているんだ」と答えている。これとほぼ同じことを指すのは「日常会話を通じて」。よって4が正解。
ディクテーション・発音のポイント
・ That sounds like ~でのように、口語では、likeが接続詞として用いられ、asや as ifの意味を表す場合がある。
・ butは、その前と後で話の内容が変わる、内容理解の上で重要な語だが、語尾の tがほとんど発音されず、次の Iとつながって「バライ」程度にしか聞こえない。聞き逃さないように注意。
重 要 単 語 ・ フ レ ー ズ
□ fluently:流ちょうに□ learn to ~:~できるようになる□ so well:そんなに上手に□ sound like ~:~のように聞こえる
手段・手順を聞き取る①
「リスニングが苦手」という人のほとんどは、聞く量が少ないはずです。週に1日や2日練習した程度では、ほとんど成果は出ません。英語を本当に聞
けるようになりたいのであれば、相当な量を聞き込まなければなりません。音声付きの教材やリスニング問題集を使ったり、あるいはインターネットを利用したりしながら、たくさんの、そしてさまざまな種類の英語を聞く必要があることを、常に念頭に置いてください。