MITSUBISHI MOTORS - 2001 三菱自動車 ファクト …Motors...

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2001 三菱自動車 ファクトブック

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2001三菱自動車 ファクトブック

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1理念方針

1経営理念・方針 w~e1理念方針

2三菱自動車ターンアラウンド r~u2ターンアラウンド

3概 要 i~!53概要

4沿 革 !6~!74沿革

5業 績 !8~@55業績

6組 織  @6~@76組織

7研究・開発 @8~#37研究開発

8生 産 #4~#58生産

9国内販売 #6~#99国内販売

10海外事業 $0~^310海外事業

11安 全 ^4~^511安全

12環境対策 ^6~^912環境対策

13製品の歩み &0~*513製品の歩み

15文化・社会活動 *8~(2

15文化社会活動

14三菱自動車グループの概要 *6~*714グループの概要

FAC

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S

はじめに

「三菱自動車ファクトブック」は、自動車産業を担当されている報道関係の方や

自動車産業を調査・研究・分析されている方々に、当社の事業概要を理解していた

だくために毎年作成しております。

2000年度の連結業績につきましては、主に国内乗用車の台数減少によりまして、

連結ベースでの車両売上台数は、1,444千台となり、前年度に比べ96.4%となり、売

上高も3兆2,767億円と前年度に対し98.3%と減収になりました。

利益面ではグループを挙げてコスト低減などの体質改善策に取り組んでまいりま

したが、営業損失は739億円、経常損失は940億円、また退職給付債務の本年度にお

ける一括償却、事業構造改革のための費用およびリコール関連特別対策費用として

の追加計上などにより、当年度純損失は2,781億円となりました。

国内登録・届出台数は519千台(前年比90%)となり、輸入車を除く国内市場で

のシェアは9.1%となりました。連結ベースでの車両販売台数は1,444千台となり、

前年度に比べ54千台の減少となりました。

また、2000年7月来のリコール関係業務に関する一連の問題につきましては、

2000年10月に監督官庁から行政処分を受けるとともに、2001年5月には、当社役

員経験者及び法人としての当社が、刑事処分を受けました。

当社といたしましては、常に遵法精神を念頭において社会的な信頼回復に努めて

まいる所存であります。そして全社一丸となって、ダイムラークライスラー社との

戦略的提携、及び「三菱ターンアラウンド」の必達により、業績の早期回復、財務

体質の強化に全力を傾注いたします。

2001年7月

三菱自動車 広報部

インターネット ホームページも御利用下さい

アドレス http://www.mitsubishi-motors.co.jp/

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「三菱」は創業以来、その発展の過程で事業を通じて国家社会に貢献することを信条とし、国家社会に対する奉仕・商行為の公明正大・政治への不関与を指針としてきました。この経営理念は1920年(大正9年)に岩崎小彌太が三菱商事の場所長会議で行なった訓諭をもとにつくられた三綱領の「所期奉公」「処事光明」「立業貿易」に示されています。三菱グループの1社として三菱自動車は1970年(昭和45年)に三菱重工業から分離・発足と同時に三菱伝統の経営理念を受け継ぎ、次の社是を制定しています。

当社は、企業体質の改善を推進するため、98年3月より三菱自動車グループ全体の新企業ポリシーとして「いいもの ながく」を制定しました。この「いいもの ながく」のスローガンは、高い品質と独創性を追求してきた当社の企業姿勢を大きく変わりつつある「お客様にとっての価値」という視点でもう一度捉え直し、より以上に「永く愛される」商品・サービスを提供する企業になろうという決意を表したものです。

三菱自動車グループの開発、生産、販売、サービスなど全ての業務に携わる社員一人ひとりが、お客様の視点に立って行動しなければなりません。この積み重ねがCSの向上につながり、最後には業績に現れてくるものと考えています。そして、この「いいもの ながく」を具現化するために、2000年1月よりお客様との新しいコミュニケーション・ワード「Heart-Beat Motors, MitsubishiMotors」を設定致しました。この狙いは、「クルマの話しをするだけでドキドキする。」「クルマに乗っているとワクワクする。」「クルマをもっているとウキウキする。」ような商品・サービスを提供する自動車会社になっていく三菱自動車の新たな企業ブランド目標を明確にしたものです。またこれを実現するために、今後当社がお客様に提供する全ての商品・サービスなどに共通する中心的価値(コアバリュー)として以下の3点を設定しました。

地球を楽しむ技術   = Earth Technology本物が持つ魅力    = Industrial Beauty次代を切り拓く創造力 = Next Frontierこの3つのコアバリューを企業の一貫した意志としてお客様に提供していきます。

1理念方針1経営理念・方針

e

1870年(明治3年)、岩崎彌太郎により海運会社として創業した三菱は、その後岩崎家4代にわたる経営を経て重化学工業・金融・商事など多角的に発展しました。その中にあって、自動車事業には1917年(大正6年)に着手し、造船、航空機と並ぶ成長産業として期待されましたが、戦時体制による軍需生産の要請により大きく発展するには至りませんでした。戦後、禁止された航空機事業の技術と生産工場の転用により、再度自動車事業へ進出しました。以来、わが国モータリゼーションの発展とともに事業を拡大し、1970年(昭和45年)、自動車事業専業化の方針により三菱重工業から分離独立して三菱自動車工業と

して発足し、翌年、米国クライスラー社の出資を得て合弁会社として運営されることになりました(1985年合弁解消)。以降も開発・生産・販売体制の強化を図り、積極的な海外展開を行ってきましたが、さらに発展を期するため1988年(昭和63年)には株式一部上場を実現しました。21世紀を向かえ、今後ますます厳しくなる国際市場での競争力を強め、グローバルな事業基盤を確立・強化するため、ドイツのダイムラー・クライスラー社と、資本・業務提携を行っております。

(詳細は16ページの年表ご参照下さい)

2000年度の世界経済は、長期好調を続けてきた米国経済の先行き等不透明な要因もあるものの、欧州経済の安定した拡大により総じて良好な状態で推移してまいりました。一方、国内経済は政府の経済諸施策の効果もあり全体としては緩やかな改善を続けたものの、失業率が最高水準で推移するなど雇用情勢は依然厳しく、個人消費もおおむね横ばいの状態にあり、年度末には景気の改善に足踏みがみられました。当社では、2000年3月にダイムラークライスラー社との間で、乗用車の開発・生産・販売等広範囲な分野にわたって、相互協力を積極的に推進するという戦略的提携に合意し、2001年4月にはトラック・バス事業の戦略的パートナーがスウェーデンのABボルボ社からダイムラークライスラー社に変更されダイムラークライスラー社はボルボ社から同社が保有する当社株式3.3%及び事業提携に関する諸契約を正式に取得しました。これにともない、今後は乗用車事業、トラック・バス事業ともにダイムラークライスラー社との提

携の下、事業展開を推進することとなりました。また当社は安定した成長を実現し、お客様の信頼を回復するための新経営計画「三菱ターンアラウンド計画」を本年2月に公表しました。この計画は2003年度の連結営業利益率4.5%の達成を目標とするものであり、既に職務分担と個人責任の明確化、マネジメント階層の削減や人事・報酬委員会の設置等の抜本的な機構改革、常任顧問制度の廃止、資材費の低減、グループ総従業員の14%削減、より一層品質の高い車を提供する新品質管理システムの導入、乗用車生産能力の20%削減などの様々な具体的な施策を実行に移しております。当社は社員一丸となって「三菱自動車を必ず再生させる」という不退転の決意の下、市場における最大の効果と、企業としての最大の利益の実現に向け、「三菱自動車ターンアラウンド」を迅速かつ確実に遂行し、ダイムラークライスラー社との提携効果を早期に実現してまいります。

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1経営理念・方針

3. 三菱自動車の中期的戦略経営1. 沿革概略

・軽自動車から大型トラック・バスまでフルラインの製品を開発・生産・販売する世界でもユニークな自動車総合企業・長い車作りの歴史を持つが、一方わが国で最も若い自動車メーカー・ダイムラークライスラー社などの海外有力メーカーとの業務提携によるワールドワイドな事業展開・ユーザーニーズを的確にとらえた新分野の開拓(次世代クロスオーバーRV「エアトレック」など)・三菱直噴ガソリンエンジン「GDI」エンジンに代表される高性能技術・安全公害対策の積極的開発・実用化

2. 経営理念・方針

4. 三菱自動車の特長

これは岩崎家の家紋「三階菱」と土佐藩主山内家の家紋「三ッ柏」の組み合わせからなるもの。その後、下の図のような変遷を経て、明治43年に現在の形で三菱合資会社の英文営業案内書に使われました。

三菱マークの由来

1917年に製作された三菱A型

一、顧客第一の信念に徹し、社業を通じて社会の進歩に貢献する。

一、誠実を旨とし、和を重んじて公私の別を明らかにする。

一、世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める。

社是

三階菱

三ッ柏

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2ターンアラウンド

1経営理念・方針

t

■1.新経営体制と新組織について

三菱自動車ではターンアラウンドを強力に推進するための新経営体制と新組織を'01年3月28日に発表しました。

この新しい組織は、改正決定までのスピードの速さと既存の組織や人事の枠組みを大きく超えた新体制であること

に特徴があります。

機構改革の狙い・職務分担及び個人の責任の明確化。

・マネジメント階層の削減により社内での正しい情報提供及び情報収集の迅速化。

・マネジメントの業務運営レベルでの権限委譲。

・全社レベルでの厳格な業務運営規則と事業管理手法の導入。

・個人の業績を反映した報酬体制の確立と全社員への適用。

(1)シンプルでスリムな新組織体制

新組織体制の考え方は、従来よりも簡素化することと、機敏に動ける組織にすることにあります。同時に各部

門の中では、部長・課長レベルでの目標の達成責任を明確化し、それに応じ、権限委譲も進めています。また各

本部内での部課レベルでの再編は、管理階層を4階層に簡素化し、管理職ポストを大幅に削減していきます。こ

れは組織を管理する者(管理者)とその仕事をするための専門知識を有する者(専門職)という2つの次元での

処遇を行うことで達成します。

これに伴い、2001年6月に執行役員(オーバーシーズフェローを含む)は38名から30名に削減され、三菱自動

車では常任顧問制度を廃止、またグループ会社における会長、相談役、常任顧問制度も廃止となりました。

三菱自動車はダイムラークライスラー社との協業という新しい時代を迎え、ベストパートナーであるダイムラークライスラー社とともにダイナミックに、しかも着実に世界的な戦略を展開していく新しいステージに立ちました。そこで三菱自動車は新しい目的意識と新しい使命感を持ち、すばらしい価値を社会に向かって創り出すため「三菱自動車ターンアラウンド」を策定し、'01年4月1日から具体的な施策を展開しています。「三菱自動車ターンアラウンド」は新しい品質とデザインの基準により、世界中の皆様から高く評価、信頼される自動車メーカーとなること、そしてダイナミックでオープンな姿勢により安定した成長を実現し、お客様の信頼回復することを目指すものです。また三菱自動車ではこの計画の実行により2001年度にブレークイーブンを図り、2003年度には売上高営業利益率4.5%を達成します。そしてこの計画の成功によりお客様、株主、サプライヤー、販売会社並びに社員へ大きく貢献することを目指しています。三菱自動車は過去3年間に「Renewal Mitsubishi 2001」と「Heart-Beat 21」の2つの中期計画を策定し、推進してきました。トラック・バス事業においては工場の閉鎖、人員削減、販売会社体制整理等を実行し、往時の半分程度の国内総需要で成立する体質に仕上げたという成果がありました。しかし、乗用車事業においては残念ながら充分な成果をあげることが出来ませんでした。その原因として企業文化の問題、組織の肥大化など事業構造上の問題がありました。三菱自動車ではこれらの問題の本質的な解決を図るとともに企業体質の改善を行い、いいものを作り上げようという職人としての情熱など残すべき伝統を継承しつつ、「三菱自動車ターンアラウンド」を必ず実現させます。

r

2三菱自動車ターンアラウンド

ターンアラウンドの概要

(2)人事制度と教育

「より公正な評価制度」、「信賞必罰」という基本に立ち返り、責任と権限を明確にして目標の達成状況を評価

と報酬に反映する人事制度とました。また、管理職コースと専門職コースそれぞれについての教育、役員・社員

ともに自己を変革していく教育、個別専門教育、コミュニケーション教育など、三菱自動車が誇る人材への教育

にも取り組んでいきます。

評価制度も、多面的な評価制度を早い段階で構築します。併せて管理職は次のステップに進む場合、アセスメ

ントを経なければ進めないような、審査制度も導入します。

■2.ターンアラウンドの事業別進捗状況(2001年7月1日現在)

(1)乗用車事業

①新商品戦略

三菱自動車では本年6月、「三菱ターンアラウンド」施行後初となる新型車、次世代クロスオーバーRV「エ

アトレック」を日本国内市場に投入しました。この「エアトレック」は当社の新しいグローバルカーとして欧

米にも展開していきます。また2001年秋には全く新しいコンセプトの軽自動車の日本国内市場投入を計画して

おり、2002年の後半にはZカーの国内市場投入など今後も積極的に新商品を投入していきます。

これに伴い、2001年度は開発研究費を300億円増額しており、2002年度以降も研究開発に重点的に投資して

いく予定です。また、本年5月にダイムラークライスラー社からデザイン部門のトップとしてオリビエ・ブー

レイをむかえいれ、6月に実施した組織改正ではデザイン部門も強化しました。今後、商品のエクステリアと

インテリアのデザインを高質化することや、仕様面で顧客要求を適切に満たすことなどによって、商品の魅力

を一層向上させます。その一環として2001年10月の東京モーターショーで将来の三菱自動車のブランド目標を

視覚的に示す斬新でエキサイティングなコンセプトカーを展示します。

一方でプラットフォームを合理的に共有する方法を研究、また部品の共有率を高める仕組みを導入し商品力

をアップすると共にプラットフォームや車種数の削減など開発工数とのバランスの最適化を進めております。

②乗用車生産/販売事業

三菱自動車では乗用車生産能力を20%以上削減し適正化を図ります。その第1ステップとして2001年9月に

名古屋製作所大江工場の乗用車組立ラインを閉鎖します。またコアビジネスに集中するという観点からアウト

ソーシングできるものについては検討を行っており更なるスリム化を推進しています。また、国内販売網につ

いては、販社体制の再構築を行うと同時に、販売活動支援を目的とした投資を行っており、2001年度に国内乗

用車事業のブレークイーブンを図ります。そして欧州乗用車事業では構造改革によるコスト削減、販売強化の

ための長期商品戦略、Z-Car導入による現地生産対応強化を進め、2003年度には欧州乗用車事業のブレークイ

ーブンを図ります。

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2ターンアラウンド

y

(2)トラック・バス事業

トラック・バス事業はすでにターンアラウンドを実現し、2000年度には利益体質を確立しています。東京製作

所丸子工場の閉鎖をはじめとする生産能力の適正化や人員の適正化等により損益分岐点も1998年度の16.5万台か

ら2000年度には14.9万台まで下げることが出来ました。また国内販体制も販売会社数を1998年度の45社から36

社に統合するなど効率化も図りました。トラック・バス事業では「三菱自動車ターンアラウンド」を通じてこの

構造改革を更に強化していきます。

(3)ダイムラークライスラー社とのアライアンス

ダイムラークライスラー社との協業において優先度の高い主なテーマは、プラットフォームの共通化や購買、

流通分野での協業です。

とりわけプラットフォームの案件では、三菱自動車の役割は極めて大きなものとなり、すでに準備が進んでい

るいる欧州Z-Carプロジェクトを始めとして、クライスラーグループとの中・小型車のプラットフォーム共通化

等の検討もしております。アライアンスのシナジー効果として、部品共用化、コンポ共用化・相互供給などにより、

投資シェアでの負担軽減、開発工数の負担軽減、規模の経済によるコスト低減などが見込まれます。

またダイムラークライスラー社との先端技術交流については、燃料電池技術の受け入れが期待されています。

これにより三菱自動車の燃料電池自動車開発ロードは大幅に軽減され、成果を短時間で受け入れることができま

す。

さらに2001年4月から乗用車事業に加えてトラック・バス事業についてもダイムラークライスラー社をパート

ナーとすることが決まり、三菱自動車グループとしてのシナジー効果を最大限に生み出し、事業体質の強化を図

ることができる体制が整いました。

トラック・バス事業におけるダイムラークライスラー社との協業の可能性については両社で協議を始めたとこ

ろであり、今後双方にとってWin-Winの関係が成り立つような内容を探り、具体化していきます。

(4)資材費の低減

資材費低減は主にサプライヤーと公正で結果重視の緊密な関係(COSMOS:Common Supplier and MMC

Operation System)と新コスト低減プログラムの導入、そしてグローバル・ソーシングの増加により達成しま

す。新コスト低減プログラムはダイムラークライスラー社で導入しているコスト低減手法をベースにしたベンチ

マーキング及び価値分析(Value Analysis)を軸としたものです。

(5)固定費の削減

ターンアラウンド計画におけるコストの適性化効果により、今後3年間で固定費が大幅に削減されます。重要

な施策の一つは、2003年度末までに行われる14%、約9,500名の人員削減です。その内訳は、三菱自動車で4,000

名強、関連会社(含む海外)で5,000名強で、2001年度にはグループ全体で約2,400名の削減を予定しています。

これは自然減の不補充、新規採用の凍結・抑制、早期退職プログラムの実施、アウトソーシング等により実現い

たします。

(6)業務プロセス変革とIT投資

業務プロセスの改善は、ターンアラウンド計画の重要な目的のひとつです。業務プロセスの効率化、すなわち

「プロセス変革」を徹底するためのツールが IT(Information Technology)で、その要点は業務効率を極限ま

で高めることにあります。

IT化に関しては、まず全世界レベルでMMCグループの電子メール/グループウェアの統合化に着手し、グロ

ーバルベースでITインフラを近代化させる予定です。これはダイムラークライスラー社との協業をより一層加速

させていくための必須条件です。次世代化させたITインフラをベースに、開発・購買・生産・販売・品質・経

理・人事などの各システムをインターネット時代にふさわしい、一貫した新しい仕組みとして検討していきます。

ターンアラウンドの利益目標達成には業務プロセス変革のための投資が不可欠であり、今後業務プロセス変革

へ向け多大な投資を予定しています。

(7)品質管理強化

品質面ではダイムラークライスラー社の品質システムをベースとしたクォリティー・チェック・ゲート・シス

テム(QCG)をとりいれました。これは商品開発の構想段階からフル生産までの各段階に、15のチェック・ゲー

ト(関門)を設置し、各ゲート毎にその時点の開発要件が全て満たされていることが確認されない限り、次のス

テップに進ませないというシステムです。また発売後の品質改善に向けて自動登録管理システムを取り入れ、市

場からの不具合情報に対し人による判断のバラツキや抜け防止を図ります。また、不具合情報のデータベース化

を推進し対策のスピードアップと質的向上も図ります。

お客様の期待を超える品質(110%の品質)の実現に向け、開発・生産・販売各部門は情報と品質目標を共有し、

開発する商品に関しては品質ターゲットをクリアしない限り、絶対に発売しません。そして、市場の品質不具合

に対しては、顧客の視点で迅速・オープンに対応していきます。

(8)経営管理プロセス強化

業務プロセスのうち、経営管理プロセスのコントローリング機能は大幅な強化を実施しています。明確な前提

条件を提示して各部門のボトムアップの質をあげるとともに、計画を遂行する上での責任の所在を「コミットメ

ント」という形で明らかにし、それをフォローしていきます。

さらに、連結ベースでの管理を重視し、グループ全体の効率化を最優先する意識改革も推進しており、各本

部/事業所/主要子会社などに分散しているコントローリング機能を整理集約し、より直接的に、より早く情報

がとれる体制に変更しています。

(9)ターンアラウンドの推進

ターンアラウンド室は、ターンアラウンドを推進するため、すべてのとりまとめを行っています。ターンアラ

ンド室では同計画の推進にあたり、様々な会議体などを設置し、各職制が明確な目標を持ってフレキシブルに業

務が遂行できるように調整するとともに、各職制の遂行状況把握し、厳格に成果をフォローしていきます。

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3概要

1経営理念・方針

o

三菱自動車工業株式会社(MITSUBISHI MOTORS CORPORATION)

設     立 1970年(昭和45年)4月22日営 業 開 始 1970年(昭和45年)6月1日

(1)自動車及びその構成部品、交換部品並びに付属品の開発、設計、製造、組立、売買、輸出入その他の取引業。(2)農業機械、産業用エンジン等及びその構成部品、交換部品並びに付属品の開発、設計、製造、組立、売買、輸

出入その他の取引業。(3)中古自動車及びその構成部品並びに交換部品及び付属品の売買。(4)計量器等の販売。(5)損害保険及び自動車損害賠償保障法に基づく保険の代理業。(6)金融業。(7)前各号に付帯関連する事業。(注)このうち、農業機械に関する事業は現在営んでいない。

三菱自動車は1970年(昭和45年)に三菱重工業から分離・独立したわが国自動車メーカーの中で最も若い自動車会社です。しかしながら当社は三菱重工業時代からの技術と伝統を受け継ぎ、軽自動車から大型トラック・バスまでそれぞれの分野で優れた車を開発・生産・販売する世界でも例をみないユニークなフルラインメーカーです。

i

3概要

1. 商   号

2. 設立及び営業開始時期

3. 目   的

4. 資   本

5. 大 株 主

資 本 金 額

発行済株式の総数

発行する株式の総数

252,201,223,926円

1,470,163,624株

3,220,000,000株

(2001年3月31日現在)

表1 資本金及び発行済株式総数の推移

年 月 日

1970年 4 月22日1971年 9 月10日

1985年 6 月 4 日

1988年12月 5 日

1989年12月27日

1994年12月27日

1997年 3 月31日1998年 3 月31日1999年12月 8 日

2000年10月19日

千円

29,900,0005,277,000

29,900,450

44,400,000

26,186,093

557,6262,502

14,506,284

101,470,768

千円

29,900,00035,177,000

65,077,450

109,477,450

135,663,543

136,221,669136,224,171150,730,455

252,201,223

千株

2,9903,517.7

703,540

773,894

853,894

920,525

921,785921,791970,308

1,470,164

会社設立第三者割当増資、割当先、クライスラー社、発行価格1株18,137円資本組入額1株10,000円額面変更(10,000円e50円)のための1:200の株式分割公募 発行価格 1株 850円

資本組入額1株 425円公募 発行価格 1株 1,110円

資本組入額1株 555円1990年発行の米貨建分離型新株引受権付社債のワラント行使(98%)による資本金増転換社債の転換等による増加転換社債の転換による増加第三者割当増資、割当先、ABボルボ社、発行価額1株598円、資本組入額1株299円第三者割当増資、割当先、ダイムラークライスラー社、発行価額1株405円、資本組入額1株203円

増 資 額 増資後資本金 発行済株式総数 摘 要

株主の総数は、39,146人 (2001年3月31日現在)

転換社債残高

表2 転換社債の転換状況

第 1 回 無 担 保転  換  社  債(1996 年 発 行)

80,094,000千円 887円 444円

第 2 回 無 担 保転  換  社  債(2000 年 発 行)

19,200,000千円 405円 203円

転換価額 資本組入額

(2001年3月31日現在)

大株主の氏名又は名称

ダイムラークライスラー・アーゲー

三 菱 重 工 業 株 式 会 社キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー三 菱 商 事 株 式 会 社アクティエボラゲート・ボルボ(常任代理人 日本ボルボ株式会社)三 菱 信 託 銀 行 株 式 会 社株 式 会 社 東 京 三 菱 銀 行ザ チェースマンハッタン バンクエヌ エイ ロンドン エス エルオムニバスアカウント(常任代理人 株式会社富士銀行兜町カストディ業務室)明 治 生 命 保 険 相 互 会 社三 菱 自 動 車 社 員 持 株 会

計 ー

499,856

248,58996,802

77,50848,516

44,34243,02623,301

19,99519,468

1,121,403

34.00

16.916.58

5.273.30

3.022.931.58

1.361.32

76.28

ドイツ連邦共和国 70546 シュツットガルト、エッペレシュトラーセ 225(仮住所:東京都港区六本木一丁目9番9号六本木ファーストビル ダイムラークライスラー日本ホールディング(株)代表取締役社長)東京都千代田区丸の内二丁目 5 番 1 号アメリカ合衆国カリフォルニア州90071、ロスアンジェルス、サウスホープ・ストリート333東京都千代田区丸の内二丁目 6 番 3 号スウェーデン王国 ヨーテボリ 08 S-405(東京都港区虎ノ門四丁目3-13 秀和神谷町ビル)東京都千代田区永田町二丁目11番 1 号東京都千代田区丸の内二丁目 7 番 1 号ウールゲート ハウス、コールマン ストリートロンドン EC2P 2HD、英国(東京都中央区日本橋兜町 6 番 7 号)

東京都千代田区丸の内二丁目 1 番 1 号東京都港区芝五丁目33番 8 号

住    所 所有株式数 発行済株式総数に対する所有株式数の割合

(注)1. 前事業年度末では主要株主でなかったダイムラークライスラー・アーゲーは、当事業年度末現在では主要株主となっている。2. キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーは、共同保有者所有分を含め上記のとおり当社株式を実質所有しているが、平成13年3月31日現在名義書換を行っていないので、常任代理人を選任代理人を選任していない。

3. 三菱信託銀行株式会社の所有株式数には、投資信託等同社が信託を受けている株式が15,233千株含まれている。4. アクティエボラゲート・ボルボは、当社との提携解消に関連し、機動的な株式処分を可能とするため、平成13年4月9日付で同社が所有する当社株式を同社子会社であるヘルクレス・アインウントハイツィヒステ・フェアヴァルトゥングスゲゼルシャフト・エムベーハーにすべて譲渡している。

5. 平成13年4月2日、株式会社東京三菱銀行・三菱信託銀行株式会社・日本信託銀行株式会社は共同で持株会社株式会社三菱東京フィナンシャル・グループを設立したため同社が保有する当社株式数が90,836,857株となった旨の大量保有報告書の写しを平成13年5月18日付で同社から提出を受けた。

千株 %

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!1

3概要

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役名及び職名 氏    名(生 年 月 日)

略       歴

(代表取締役)

取締役執行副社長

最高執行責任者(COO)

1964年 4 月 新三菱重工業株式会社入社1970年 6 月 当社入社1998年 6 月 ミツビシ・モーター・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ・インク取締役会長兼

ミツビシ・モーター・セールス・オブ・アメリカ・インク取締役会長1999年 6 月 当社常務取締役2000年 6 月 当社取締役兼副社長・上級執行役員(SEO)、国際協業推進チームリーダー2000年11月 当社取締役社長、最高経営責任者(CEO)兼

企業倫理担当役員(CBEO)(現職)

園その

部べ

孝たかし

(1940年11月21日生)

(代表取締役)

取締役社長

最高経営責任者(CEO)

企業倫理担当役員(CBEO)

1963年 4 月 三菱日本重工業株式会社入社1970年 6 月 当社入社1995年 6 月 当社取締役、トラック・バス開発本部副本部長1998年 6 月 当社常務取締役2000年 6 月 当社副社長・上級執行役員(SEO)、三菱ふそうトラック・バスカンパニー

副社長兼企画・管理本部長2001年 4 月 当社副社長・上級執行役員(SEO)、最高執行責任者(COO)兼

三菱ふそうトラック・バスカンパニー社長2001年 6 月 当社取締役副社長・最高執行責任者(COO)兼

三菱ふそうトラック・バスカンパニー社長(現職)宇う

佐さ

美み

隆たかし

(1940年 7 月20日生)

(代表取締役)

取締役執行副社長

最高執行責任者(COO)

三菱ふそうトラック・バス

カンパニー社長

1965年 4 月 三菱重工業株式会社入社1970年 6 月 当社入社1995年 6 月 当社中国事業準備室副室長兼経営企画室室長付1996年11月 当社経営企画室室長付兼中国事業本部本部長付1997年 6 月 当社経営企画室副室長兼中国事業本部本部長付1998年 6 月 当社取締役、副社長補佐2000年 6 月 当社上級執行役員(SEO)、財務・PR本部長2001年 4 月 当社上級執行役員(SEO)、最高財務責任者(CFO)2001年 6 月 当社取締役兼副社長、最高財務責任者(CFO)(現職)

緑川淳二みどりかわじゅんじ

(1940年12月12日生)

(代表取締役)

取締役

副社長

最高財務責任者(CFO)

1965年 4 月 三菱重工業株式会社入社1970年 6 月 当社入社1995年 6 月 当社海外企画部長兼中国事業準備室室長付1996年11月 当社海外企画部長1997年 6 月 ミツビシ・モーター・セールス・オブ・アメリカ・インク取締役執行副社長1998年 6 月 同社取締役社長2000年 6 月 当社乗用車北米本部長兼ミツビシ・モーター・セールス・オブ・アメリカ・インク取締役社長2001年 4 月 当社経営戦略担当兼ミツビシ・モーター・セールス・オブ・アメリカ・インク取締役社長2001年 6 月 当社取締役兼副社長、経営戦略室長(現職)

矢や

島じま

弘ひろし

(1941年 6 月18日生)

(代表取締役)

取締役

副社長

経営戦略室長

スティーブン・エー・トーロック(1951年 7 月20日生)

1973年 6 月 クライスラー・コーポレーション入社2000年 5 月 ダイムラークライスラー・コーポレーション シニアバイスプレジデント2000年10月 当社取締役兼副社長・上級執行役員(SEO)、

インターナショナル・カー・オペレーションズ担当2001年 4 月 当社取締役兼副社長・上級執行役員(SEO)、乗用車海外販売統括担当2001年 6 月 当社取締役兼副社長、乗用車海外販売統括本部長兼欧州本部長(現職)

(代表取締役)

取締役

副社長

乗用車海外販売統括本部長

兼欧州本部長

ロルフ・エクロート(1942年 6 月25日生)

1966年 4 月 ダイムラー・ベンツ・アーゲー入社1998年12月 ダイムラークライスラー・レイル・システムズ・ゲーエムベーハー(アドトランツ)

プレジデント兼チーフエグゼクティブオフィサー2001年 1 月 当社取締役副社長、最高執行責任者(COO)2001年 6 月 当社取締役執行副社長、最高執行責任者(COO)(現職)

ウルリッヒ・ヴァルキャ(1951年 8 月20日生)

1978年 4 月 ダイムラー・ベンツ・アーゲー入社2000年 7 月 ダイムラークライスラー・アーゲー シニアバイスプレジデント2000年10月 当社取締役兼副社長・上級執行役員(SEO)、乗用車マーケティング戦略室長2000年12月 当社取締役兼副社長・上級執行役員(SEO)、マーケティング戦略本部長兼

乗用車商品戦略本部長2001年 4 月 当社取締役兼副社長・上級執行役員(SEO)、乗用車開発・マーケティング

統括担当2001年 6 月 当社取締役兼副社長、乗用車開発・マーケティング統括本部長(現職)

(代表取締役)

取締役

副社長

乗用車開発・

マーケティング統括本部長

役名及び職名 氏    名(生 年 月 日)

略       歴

(代表取締役)

取締役

副社長

乗用車生産統括本部長

谷たに

正紀まさのり

(1942年10月29日生)

1966年 4 月 三菱重工業株式会社入社1970年 6 月 当社入社1992年 4 月 当社乗用車開発本部電子技術部長1996年11月 同本部商品開発室プロジェクトマネージャー1997年 6 月 同本部商品開発室副室長1998年 4 月 同本部副本部長1998年 6 月 当社乗用車技術センター副所長1999年 6 月 同所チーフプロジェクトマネージャー1999年12月 当社乗用車マーケティング戦略室チーフプロジェクトマネージャー2000年 2 月 同室チーフプロジェクトマネージャー兼乗用車北米本部チーフプロジェクトマネージャー2000年 6 月 当社執行役員(EO)、乗用車マーケティング戦略室副室長兼乗用車北米本部チーフ

プロジェクトマネージャー2000年12月 当社執行役員(EO)、乗用車商品戦略本部副本部長兼マーケティング戦略本部

副本部長兼乗用車北米本部チーフプロジェクトマネージャー2001年 4 月 当社執行役員(EO)、乗用車生産統括担当2001年 6 月 当社取締役兼副社長、乗用車生産統括本部長(現職)

マンフレッド・ビショフ(1942年 4 月22日生)

1976年11月 ダイムラー・ベンツ・アーゲー入社1995年 5 月 同社マネージメントボードメンバー

(エアロスペース及びレイルシステムズ担当)2000年 3 月 ダイムラークライスラー・アーゲー マネージメントボードメンバー

(エアロスペース及びインダストリアルビジネシス担当)(現職)2000年10月 当社取締役兼務(現職)<他の会社の代表状況>ヨーロピアン・エアロノーティク・ディフェンス・アンド・スペース・カンパニーチェアマンオブザボード

取締役

西にし

岡おか

喬たかし

(1936年 5 月 3 日生)

1959年 4 月 新三菱重工業株式会社入社1992年 6 月 三菱重工業株式会社取締役1995年 6 月 同社常務取締役1998年 6 月 同社取締役副社長1999年 6 月 同社取締役社長(現職)2000年 6 月 当社取締役兼務(現職)<他の会社の代表状況>三菱重工業株式会社取締役社長

取締役

佐さ

々さ

木き

幹みき

夫お

(1937年10月 8 日生)

1960年 4 月 三菱商事株式会社入社1992年 6 月 同社取締役1994年 6 月 同社常務取締役1998年 4 月 同社取締役社長(現職)2000年 6 月 当社取締役兼務(現職)<他の会社の代表状況>三菱商事株式会社取締役社長

取締役

氏    名(生 年 月 日)

役名及び職名 役名及び職名 氏    名(生 年 月 日)

露つゆ

野の

孝彦たかひこ

(1940年 5 月 5 日生)

監査役

(常勤)

静川靖敏しずかわやすとし

(1940年 9 月 5 日生)

監査役

(常勤)

三木み き

繁光しげみつ

(1935年 4 月 4 日生)

監査役

㈱東京三菱銀行

頭取

南條なんじょう

宏ひろし

(1940年 6 月 1 日生)

監査役

三菱重工業㈱

常務取締役

(注)監査役南條宏及び監査役三木繁光は、商法特例法第18条1項に定める「社外監査役」です。

6. 役員の略歴(2001年6月26日現在)

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3概要

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氏    名(生 年 月 日)

役名及び職名 氏    名(生 年 月 日)

役名及び職名

クリスチャン・カーン・フォン・ゼーレン(1965年 5 月15日生)

常務執行役員(SEO)

ターンアラウンド室長

ヨアヒム・クアーズ(1965年12月23日生)

常務執行役員(SEO)

コントロール部門担当

花はな

輪わ

亮あき

男お

(1941年 1 月27日生)

常務執行役員(SEO)

三菱ふそうトラック・バス

カンパニー副社長、

同カンパニートラック・バス

開発本部長

渡辺わたなべ

悠ひさし

(1943年 1 月 1 日生)

常務執行役員(SEO)

三菱ふそうトラック・バス

カンパニー常務、

同カンパニートラック・バス

生産本部長

犬飼基昭いぬかいもとあき

(1942年 7 月 5 日生)

常務執行役員(SEO)

乗用車国内営業本部長

植うえ

場ば

惇あつし

(1941年 9 月14日生)

常務執行役員(SEO)

人事・組織本部長

鈴すず

木き

正勝まさかつ

(1942年10月 1 日生)

常務執行役員(SEO)

経営戦略室戦略企画室長

貴き

島じま

彰あきら

(1943年12月 2 日生)

常務執行役員(SEO)

乗用車開発・

マーケティング統括本部

乗用車開発本部長

アレキサンダー・パウフラー(1953年 1 月 4 日生)

常務執行役員(SEO)

財務部門担当

ハラルド・ブルストラー(1950年10月28日生)

常務執行役員(SEO)

グローバル購買・

物流本部長

丹たん

治じ

正まさ

幸ゆき

(1944年 1 月18日生)

執行役員(EO)

乗用車生産統括本部

名古屋製作所長

樹じゅ

下げ

忠ただ

義よし

(1943年11月 9 日生)

執行役員(EO)

乗用車生産統括本部

京都製作所長

大おお

宮みや

正ただし

(1943年 9 月29日生)

執行役員(EO)

経営戦略室

コミュニケーション本部長

ベルント・シュタウディンガー(1963年 3 月21日生)

執行役員(EO)

情報化推進担当役員(CIO)

グローバルIT本部長

兼同本部CRM IT部長、

海外IT統括部長

中林規貢なかばやしみつぐ

(1942年 7 月15日生)

執行役員(EO)

コントロール部門

プロジェクトリーダー

前まえ

田だ

眞人まこ と

(1945年 2 月25日生)

執行役員(EO)

乗用車生産統括本部

水島製作所長

氏    名(生 年 月 日)

役名及び職名 氏    名(生 年 月 日)

役名及び職名

平たいら

邦昭くにあき

(1942年 1 月28日生)

執行役員(EO)

ネザーランズ・カー・ビー・ブイ

[NedCar]副社長

只ただ

井い

喜信よしのぶ

(1940年12月13日生)

執行役員(EO)

瀋陽航天三菱汽車発動機

製造有限公司

[SAME]董事兼総経理

飯島いいじま

拓ひら

甫お

(1943年10月14日生)

執行役員(EO)

乗用車海外販売統括本部

米州本部長

越川こしかわ

忠ただし

(1942年12月 1 日生)

執行役員(EO)

三菱ふそうトラック・バス

カンパニー

品質保証・購買担当

堀ほり

道みち

夫お

(1943年 3 月10日生)

執行役員(EO)

三菱ふそうトラック・バス

カンパニー

企画・管理本部長

藤ふじ

野の

孝こう

爾じ

(1942年 5 月 8 日生)

執行役員(EO)

ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・

ビー・ブイ[MME]副社長兼

ミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・

トューリン・エス・アール・エル

[MME-Turin]社長

太おお

田た

武たけし

(1942年 4 月10日生)

執行役員(EO)

ペルサハーン・オートモービル・

ナショナル・ビーエイチディー

[PROTON]取締役

カイ・ウヴェ・ザイデンフス(1965年 7 月23日生)

執行役員(EO)

乗用車開発・

マーケティング統括本部

乗用車マーケティング本部長

長なが

野の

正まさ

之ゆき

(1945年 3 月 7 日生)

執行役員(EO)

三菱ふそうトラック・バス

カンパニー

トラック・バス国内販売本部長

中川なかがわ

泰やす

夫お

(1945年11月27日生)

執行役員(EO)

グローバル購買・物流本部

購買企画部長

オリビエ・ブーレイ(1957年 8 月 9 日生)

執行役員(EO)

乗用車デザイン本部長

安あん

東どう

弘ひろ

光みつ

(1947年10月28日生)

執行役員(EO)

乗用車開発・

マーケティング統括本部

乗用車開発本部

プロジェクトリーダー

八や

島しま

進すすむ

(1945年 1 月 3 日生)

執行役員(EO)

乗用車海外販売統括本部

海外業務本部長

岡おか

本もと

彬あきら

(1944年 2 月24日生)

執行役員(EO)

品質保証本部長

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3概要

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7. 従業員の状況(1)従業員数、平均年齢、平均勤続年数

(1)実績

(2)連結会社における従業員数

*従業員数・平均年齢・平均勤続年数は、休職派遣者を含む。

(各年3月31日付)

8. 新卒者採用の状況

9. 主な事業の場所

従業員数

事務・技術系 技能系 計 休職派遣者平均年齢 平均勤続年数

1997年度 10,926 16,398 27,324 (2,976) 39.7 17.9

1996年度 11,132 16,695 27,827 (3,103) 39.6 17.7

1998年度 10,736 16,013 26,749 (3,015) 39.8 18.1

10,389 15,457 25,846 (3,180) 40.1 18.41999年度

人9,770

人14,590

人24,360

人(3,284)

歳40.1

年18.82000年度

大 学 卒(含む高専)

事 務 系

技 術 系

小    計

短大・専門・高校卒

合    計

1996年度実績(平成 8 年度)

名22

118

140

427

567

1997年度実績(平成 9 年度)

名40

148

188

519

707

1998年度実績(平成10年度)

名52

171

223

505

728

1999年度実績(平成11年度)

名24

106

130

308

438

2000年度実績(平成12年度)

名22

52

74

82

156

2001年度実績(平成13年度)

名26

129

155

131

286

事業の種類別セグメントの名称

自動車事業

62,598

金融事業

289

62,8872000年度

65,219 266 65,4851999年度

人 人 人

(3)労働組合の状況当社及び国内連結子会社(一部を除く)の労働組合は、三菱自動車労働組合連合会を通じて全日本自動車産業労働組合総連合会に所属しています。

(2001年7月1日現在)

住所     ・ 電話番号

〒108-8410 東京都港区芝五丁目33-8 1東京(03)3456-1111(大代表)

〒444-8501 岡崎市橋目町字中新切1 1岡崎(0564)32-5204

〒080-0271 北海道河東郡音更町字長流枝22-1 1音更(0155)32-7111

〒211-8522 川崎市中原区大倉町10 1川崎(044)587-2102

〒329-1411 栃木県塩谷郡喜連川町大字鷲宿4300 1喜連川(028)686-4711(代表)

〒455-8501 名古屋市港区大江町2 1名古屋(052)611-9100(総務部大江総務担当)

〒444-8501 岡崎市橋目町字中新切1 1岡崎(0564)31-3100(総務部岡崎総務担当)

〒616-8501 京都市右京区太秦巽町1 1京都(075)864-8000(総務部庶務担当)

〒520-3212 滋賀県甲賀郡甲西町小砂町2-1 1甲西(0748)75-3131(総務部滋賀総務担当)

〒629-0102 京都府船井郡八木町大字室橋小字山田10-1 1八木(0771)43-2200(総務部八木駐在担当)

〒712-8501 倉敷市水島海岸通1-1 1倉敷(086)444-4114(総務部庶務・広報担当)

〒211-8522 川崎市中原区大倉町10 1川崎(044)587-2000(総務部総務担当)

〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4001 1中津(046)286-8111(総務部中津総務担当)

〒213-0033 川崎市高津区下作延1823 1川崎(044)833-1761

〒569-0015 高槻市井尻2-13-1 1高槻(0726)69-4865

〒261-0002 千葉市美浜区新港68-1 1千葉(043)238-7910

〒243-0806 厚木市下依知300番地 1厚木(0462)45-1111(代表)

〒490-1446 愛知県海部郡飛島村東浜1-5-8 1南海部(05675)5-1721(代表)

〒569-0015 高槻市井尻2-13-1 1高槻(0726)69-4861~4

〒712-8072 倉敷市水島中通り1-10-3 1倉敷(086)446-2233(代表)

〒063-0835 札幌市西区発寒15条13-4-50 1札幌(011)662-3211(代表)

〒983-0034 仙台市宮城野区扇町1-3-22 1仙台(022)284-2271(代表)

〒811-2101 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美字胡麻田2631-2 1糟屋(092)932-1110(代表)

〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4001 1中津(046)286-8119(代表)

〒063-0835 札幌市西区発寒15条13-4-50 北海道デポ内 1札幌(011)665-9801(代表)

〒983-0002 仙台市宮城野区蒲生2-31-1 仙台港モータープール内 1仙台(022)254-5220(代表)

〒949-5406 新潟県三島郡越路町大字浦字中の坪561-3 1新潟(0258)92-6365(代表)

〒343-0822 埼玉県越谷市大字西方字上手2646-2 1越谷(0489)61-5900(代表)

〒243-0806 厚木市下依知300番地 厚木部品センター内 1厚木(0462)45-9233(代表)

〒444-2148 岡崎市仁木町字川越17-1 三菱自動車教育センター㈱内 1岡崎(0564)45-8301(代表)

〒569-0011 高槻市道鵜町4-135-19 1高槻(0726)69-5250(代表)

〒712-8003 倉敷市水島明神町79-7 1倉敷(086)444-4821(代表)

〒769-1615 香川県三豊郡大野原町大字丸井字中尾913-1 丸井福田原工業団地内 10875-57-1111(代表)

〒811-2101 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美字胡麻田2631-2 九州デポ内 1糟屋(092)933-8377(代表)

〒053-0052 北海道苫小牧市新開町2-10-5

〒983-0002 仙台市宮城野区蒲生2-31-1

〒243-0801 神奈川県厚木市上依知字上原3008

〒210-0869 川崎市川崎区東扇島21(東扇島23,東扇島20-3)

〒443-0036 愛知県蒲郡市浜町66

〒675-1311 兵庫県小野市万勝寺字中山900-1

〒812-0051 福岡市東区箱崎ふ頭5-9-23

〒811-2101 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美字胡麻田2631-2

本 社

乗用車技術センター

十 勝 研 究 所

ト ラ ッ ク バ ス

技 術 セ ン タ ー

喜 連 川 研 究 所

名 古 屋 製 作 所

大 江 工 場

岡 崎 工 場京 都 製 作 所

京 都 工 場

滋 賀 工 場

八 木 工 場

水 島 製 作 所

川 崎 製 作 所

中 津 工 場

津田山オートスクエア

高槻オートスクエア

千葉オートスクエア

厚 木 部 品 セ ン タ ー

名古屋部品センター

高 槻 部 品 セ ン タ ー

水 島 部 品 セ ン タ ー

北 海 道 部 品 デ ポ

東 北 部 品 デ ポ

九 州 部 品 デ ポ

中 津 部 品 デ ポ

札幌テクニカルセンター

仙台テクニカルセンター

長岡テクニカルセンター

東関東テクニカルセンター

厚木テクニカルセンター

岡崎テクニカルセンター

高槻テクニカルセンター

倉敷テクニカルセンター

四国テクニカルセンター

福岡テクニカルセンター

苫小牧モータープール

仙台港モータープール

厚木モータープール

東扇島モータープール

蒲郡モータープール

兵庫小野モータープール

博多港モータープール

福岡モータープール

〒206-0035 東京都多摩市唐木田1-16-1 1東京(042)389-7307多摩デザインセンター

Page 10: MITSUBISHI MOTORS - 2001 三菱自動車 ファクト …Motors 」を設定致しました。この狙いは、 「クルマの話 しをするだけでドキドキする。」 「クルマに乗っていると

昭59 10.1 田中利治昭60 6.27 岡野良定

平成元 6.29 舘 豊夫

平成7 6.29 中村裕一

平成9 11.27 木村雄宗

昭59 10.1 舘 豊夫

平成元 6.29 中村裕一

平成7 6.29 塚原董久

平成8 6.27 木村雄宗

平成9 11.27 河添克彦

平成12 11.1 園部 孝

4沿革

1経営理念・方針

!7

三菱の自動車事業は1917年わが国最初の量産乗用車「三菱A型」と1932年ガソリンバス「ふそうB46型」の製作からスタートし、戦後は三菱重工業の自動車部門としてトラック・バス及びスクーター、三輪トラックの生産からはじまり、1960年には乗用車の生産も開始しました。1970年に三菱重工業㈱から分離独立し、三菱自動車工業株式会社として新しく発足しました。1984年には三菱自動車販売株式会社を統合して工販一体化し、1988年には株式を東京証券取引所他で一部上場を実現、パブリック・カンパニーとなりました。

三菱の自動車誕生と展開

!6

4沿革

工販統合から株式上場

年 推     移

旧 三菱造船㈱神戸造船所で三菱A型乗用車製作旧 三菱造船㈱神戸造船所の内燃機部門を分離して神戸内燃機製作所設立、自動車製作事業を引き継ぐ三菱内燃機製造㈱を三菱内燃機㈱と改称、名古屋製作所を設立、自動車事業を同所に移管旧 三菱造船㈱神戸造船所でB46型ガソリンバス完成、「ふそう」と命名三菱造船㈱、三菱重工業㈱と社名変更、三菱航空機㈱を合併。東京製作所を東京機器製作所と改称旧 三菱重工業㈱神戸造船所で、わが国初めてのディーゼルバスBD46型完成。陸軍向け九四式6輪トラック生産丸子工場操業開始、神戸造船所の自動車事業を東京機器製作所へ移管。以後、同所と川崎機器製作所(昭和18年設立)で生産を継続軍需会社法による軍需会社に指名され、自動車生産を一旦中止小型3輪トラック「みずしま」生産開始(水島機器製作所<昭和18年、水島航空機製作所として設立>)4トントラックKT1型完成(京都機器製作所<昭和19年設立>) B1型ガソリンバス・トラック生産開始(川崎機器製作所)スクータ「シルバーピジョン」生産開始(名古屋機器製作所)かつらエンジン生産開始(京都機器製作所) ふそうB1型ディーゼルバス・トラック生産開始(川崎機器製作所)ふそうトラック・バスの販売会社/ふそう自動車販売㈱設立旧 三菱重工業㈱、東日本重工業㈱・中日本重工業㈱・西日本重工業㈱の3社に分割される。東京製作所、川崎製作所は東日本重工業、名古屋製作所、水島製作所、京都製作所は中日本重工業にそれぞれ編入され、両社が自動車の生産を継続乗用車「ヘンリーJ」KD車完成(川崎製作所)東・中・西の重工3社、それぞれ、三菱日本重工業㈱、新三菱重工業㈱、三菱造船㈱と社名変更ふそう自動車販売㈱、三菱ふそう自動車㈱と社名変更  ジープの生産開始(名古屋製作所)ジープの総販売会社/菱和自動車販売㈱設立東京製作所と川崎製作所を統合、東京自動車製作所設置スクータ生産累計20万台達成(名古屋製作所)中型4輪トラック「ジュピター」、軽3輪車「レオ」発売(水島製作所) T380型キャブオーバー大型トラック生産開始(東京自動車製作所)小型乗用車「三菱500」発売(名古屋製作所)名古屋製作所を名古屋機器製作所と名古屋自動車製作所に分離  水島製作所を水島自動車製作所に改称軽4輪ライトバン「三菱360」発売(水島自動車製作所) 小型バス「ローザ」発売(名古屋自動車製作所)小型乗用車「コルト600」発売(名古屋自動車製作所) 軽乗用車「三菱ミニカ」発売(水島自動車製作所) 名古屋自動車製作所岡崎試験場完成菱和自動車販売㈱、新三菱自動車販売㈱に社名変更  小型4輪トラック「キャンター」発売(川崎自動車製作所)小型4輪トラック「ジュピタージュニア」発売(水島自動車製作所) 乗用車「コルト1000」発売(名古屋自動車製作所)三菱三重工合併、新生・三菱重工業㈱発足三菱ふそう自動車㈱と新三菱自動車販売㈱合併、三菱自動車販売㈱発足(10月1日)乗用車「デボネア」発売(名古屋自動車製作所) 4トントラックT620型発売(川崎自動車製作所)乗用車「コルト1500」発売(名古屋自動車製作所) わが国初ファストバックスタイル乗用車「コルト800」発売(水島自動車製作所)軽トラック「三菱ミニキャブ」発売(水島自動車製作所)いすゞ自動車との業務提携協定書に調印(6月19日)「デリカ」トラック(0.6トン積)発売(水島自動車製作所)米国クライスラー社と合弁事業に関する覚書調印(5月12日) いすゞ自動車との業務提携解消(5月21日)自動車事業部を自動車事業本部に編成替え(6月1日) 自動車技術センター設置(10月1日)軽自動車「ミニカ’70」発売(水島自動車製作所) 乗用車「コルトギャラン」発売(名古屋自動車製作所)クライスラー社と合弁事業に関する基本契約締結(2月13日)

1917年(大正 6 年)1919年(大正 8 年)1921年(大正10年)1932年(昭和 7 年) 1934年(昭和 9 年)1935年(昭和10年)1937年(昭和12年)1944年(昭和19年)1946年(昭和21年)

1948年(昭和23年)1949年(昭和24年)1950年(昭和25年)

1951年(昭和26年)1952年(昭和27年)

1954年(昭和29年)1957年(昭和32年)1958年(昭和33年)1959年(昭和34年)1960年(昭和35年)

1962年(昭和37年)1963年(昭和38年)

1964年(昭和39年)

1965年(昭和40年)1966年(昭和41年)1968年(昭和43年)1969年(昭和44年)

1970年(昭和45年)

1976年(昭和51年)1977年(昭和52年)

1978年(昭和53年)1979年(昭和54年)

1980年(昭和55年)

1981年(昭和56年)

1982年(昭和57年)

1983年(昭和58年)1984年(昭和59年)

推     移三菱自工

会長 社長 会長 社長三菱自販

ギャラン生産累計100万台達成  「ギャランΣ」、「ギャランΛ」発売(名古屋自動車製作所)第1回ギャラントーナメント開催  第1回ミラージュボウル開催名古屋自動車製作所岡崎工場竣工  日本自動車エンジニアリング㈱設立(現・三菱自動車エンジニアリング)FF小型乗用車「ミラージュ」発売(水島自動車製作所) カープラザ系販売会社営業開始京都製作所滋賀工場竣工  「ランサーEX」発売(水島自動車製作所)輸出台数累計200万台達成  ふそうトラック・バス国内販売累計100万台達成クライスラー・オーストラリア社の株式取得、同社を豪州三菱自動車(MMAL)に社名変更トラック・バス技術センター喜連川研究所竣工  新型ギャランΣ,Λ、エテルナΣ,Λ発売(名古屋自動車製作所)クライスラー社とのアメリカ合衆国流通契約を改訂、独自チャンネルの米国三菱自動車販売(MMSA)設立「ミニカアミL」、「ミニカエコノ」発売(水島自動車製作所)韓国・現代自動車に資本参加  名古屋自動車製作所バス工場竣工 ふそう新大型観光バス「エアロバス」発売「トレディア」「コルディア」「スタリオン」「パジェロ」発売(名古屋自動車製作所)「シャリオ」発売(名古屋自動車製作所) ふそう大型トラック「ザ・グレート」発売(東京自動車製作所)中国向け大・中型トラック1万台輸出(東京自動車製作所)

昭546.29

久保富夫

昭586.30

東条輝雄

昭586.30

舘 豊夫

昭586.29

鈴木正雄

昭546.29

曽根嘉年

昭566.30

東条輝雄

昭511.15

久保富夫

昭566.29

横山栄二

昭586.29

田中利治

昭511.15

横山栄二

昭566.29

鈴木正雄

三菱自動車工業の発足と事業の発展年

1970年(昭和45年)

1971年(昭和46年)

1973年(昭和48年)

1974年(昭和49年)1975年(昭和50年)

推     移三菱自工

会長 社長 会長 社長三菱自販

三菱重工業㈱自動車事業本部分離、三菱自動車工業㈱設立(4月22日、営業開始6月1日)クライスラー社とアメリカ合衆国流通契約締結、台湾中華汽車工業股 有限公司と技術援助契約締結

ギャランGTO発売(名古屋自動車製作所)クライスラー社、15%資本参加実施(9月10日) 資本金351億7,700万円となる。クライスラー・オーストラリア社と流通・商標・技術援助契約を締結北米でクライスラーチャンネルによりコルトギャラン販売開始  東北三菱自動車部品㈱設立(現三菱自動車テクノメタル)インドネシアのクラマユダ社の合弁による三菱クラマユダ社(MKM)設立三菱自動車販売金融㈱設立(現・三菱オートクレジット・リース) 韓国・現代自動車と技術援助契約締結乗用車「ランサー」発売(水島自動車製作所)かつらエンジン生産累計100万台達成(京都製作所) 欧州への輸出開始東京自動車製作所中津工場竣工タイUnited Development Motor Industries 社(UDMI)と技術援助契約締結ポルトガルのUnivex社と技術援助契約締結、サイレントシャフト採用のアストロン80エンジン完成

佐藤勇二 佐藤勇二

1984年(昭和59年)1985年(昭和60年)

1987年(昭和62年)1988年(昭和63年)

1989年(平成元年)

1990年(平成 2 年)1991年(平成 3 年)

1992年(平成 4 年)1993年(平成 5 年)1994年(平成 6 年)

1995年(平成 7 年)

1996年(平成 8 年)

1997年(平成 9 年)

1998年(平成10年)1999年(平成11年)

2000年(平成12年)

2001年(平成13年)

三菱自動車工業㈱、三菱自動車販売㈱を統合、新生・三菱自動車工業㈱発足(10月1日)三菱重工業・クライスラー社間の当社合弁事業基本契約を解消クライスラー社と米国に合弁会社:ダイヤモンド・スター・モーターズ・コーポレーション(DSM)設立(10月7日)米国にトラック販売会社(MFTA)設立、北米で中・小型トラックを発売マレーシア重工業公社との合弁会社(PROTON)の工場竣工、国民車「SAGA」発売ギャラン生産累計300万台達成(名古屋自動車製作所)キャンター生産累計100万台達成新型ギャラン、’87-’88日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞豪州三菱自動車(MMAL)製「マグナステーションワゴン2600」、韓国・現代自動車製「ヒュンダイ1.5XL」を国内販売DSM工場竣工、「エクリプス」生産開始東京、大阪、名古屋各証券取引所市場第一部に株式上場(12月5日)第1回公募増資京都製作所自動車エンジン生産累計1,500万台達成   新型ミニカ発売第2回公募増資、新資本金1,094億7,745万円となる 京都、広島、福岡、新潟、札幌各証券取引所に株式上場「ディアマンテ」発売、4輪車生産累計2,000万台達成、GTO発売、シグマ発売ディアマンテ/シグマ’90-’91日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞ボルボ社とオランダでの乗用車合弁生産提携契約調印Ned Car B.V.発足DSM社株式のうちクライスラー社保有の全株式(50%)を取得「新型ギャラン、エテルナ」発売 「新型ファイター」発売 「新型エアロバス」発売、「新型デボネア」発売クライスラー社との資本提携解消 「新型ミニカ」発売 「新型キャンター」発売4輪車生産累計2,500万台達成 「新型デリカスペースギア」発売京都製作所自動車エンジン生産累計2,500万台達成 「FTO」発売 ’94-’95日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞 「パジェロミニ」発売「ニューディアマンテ」「新型ランサー」「新型ミラージュ」「パジェロジュニア」発売  NedCarにて「カリスマ」生産開始  MMMA生産100万台(10月) 筒内噴射ガソリンエンジン(GDIエンジン)発表  京都製作所滋賀工場、緑化推進運動功労者として「内閣総理大臣賞」受賞多摩デザインセンター設立 「チャレンジャー」大型トラック「スーパーグレート」発売中国航空工業総公司並びに中国航天汽車工業総公司と自動車用エンジンの合弁契約書調印「新型ギャラン」「レグナム」発売’96-’97日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞、「カリスマ」発売GDIエンジン’96-’97RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤー受賞  十勝研究所竣工ダカール~アガデス~ダカールラリーでパジェロ総合優勝・2位・3位・チャレンジャー4位(篠塚建次郎、日本人初の総合優勝)中東部品供給センター開所  ベトナムVSM社新工場竣工 「新型ストラーダ」発売「シャリオグランディス」、「新型RVR」発売「パジェロイオ」「アスパイア」「新型ミニカ」「トッポBJ」「新型パジェロミニ」発売「ミラージュディンゴ」「新型ミニキャブバン・トラック」発売 「トッポBJワイド」「タウンボックス」「タウンボックスワイド」「新型パジェロ」発売名古屋製作所、水島製作所及び東京製作所へ名称変更低燃費GDI統合パワートレイン GDIシグマシリーズ発表 ABボルボ社 第三者割当増資として5%の資本参加実施。新資本金150,730,455,000円となるABボルボ社とトラック・バス事業における戦略的業務提携契約を締結GDIの生産累計台数80万台を突破「ディオン」「プラウディア」「ディグニティ」「ランサーセディア」「ランサーセディアワゴン」発売京都製作所八木工場竣工ダイムラークライスラー社と乗用車事業における包括的提携契約を締結ダイムラークライスラー社第三者割当増資として34%の資本参加実施。新資本金252,201,223,926円となるトラック・バス事業における戦略的提携パートナーをABボルボ社からダイムラークライスラー社に変更「エアトレック」発売ダイムラークライスラー社がABボルボ社所有当社株式を購入(出資比率が37.3%となる)

会 長三 菱 自 動 車 工 業 ㈱

社 長

昭485.30

久保富夫昭4911.29久保富夫

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5業績

1経営理念・方針

!9!8

5業績1. 業績の推移

発足当時の決算は、売上高が2千億円台から始まり、1980年度決算で売上高は1兆円を突破し、1989年度決算では、売上高は2兆円を越えるに到りました。1986年度から連結財務諸表を作成し、関連会社を含めた三菱自動車グループの経営状況を連結するとともに、これを公開しました。

1972年度 (昭和47)

1971年度 (昭和46)

1970年度 (昭和45)

1973年度 (昭和48)

1974年度 (昭和49)

1975年度 (昭和50)

1976年度 (昭和51)

1977年度 (昭和52)

1978年度 (昭和53)

1979年度 (昭和54)

1980年度 (昭和55)

1981年度 (昭和56)

1982年度 (昭和57)

1983年度 (昭和58)

1984年度 (昭和59)

1985年度 (昭和60)

1986年度 (昭和61)

1987年度 (昭和62)

1988年度 (昭和63)

1989年度 (平成元)

1990年度 (平成2)

1991年度 (平成3)

1992年度 (平成4)

1993年度 (平成5)

1994年度 (平成6)

1995年度 (平成7)

1996年度 (平成8)

1997年度 (平成9)

1998年度 (平成10)

1999年度 (平成11)

2000年度 (平成12)

100億円

200億円

300億円

400億円

500億円

600億円

5,000億円

10,000億円

15,000億円 500千台

20,000億円 750千台

25,000億円 1,000千台

30,000億円 1,250千台

1,400千台

営業利益

経常利益

売 上 台 数

売 上 高

(海外生産用部品を除く)

4,467

1,579

511.7

7,412

3,181

823.0

5,905

2,256

688.2

8,745

3,319

914.9

11,079

5,611

1,151.9

9,030

3,610

944.8

3,715

549.1

2,881

470.8470.5

390.6千台

4,172

1,242

496.4

10,822

5,683

1,080.6

10,614

5,768

960.6

11,736

6,034

974.6

14,083

7,840

1,090.1

15,788

9,044

1,185.0

15,587

8,438

1,180.2

17,527

8,873

1,246.8

18,988

9,191

1,263.9

20,257

9,884

1,268.7

23,136

10,984

1,367.2

25,541

12,260

1,402.3

26,160

12,579

1,415.2

11,778

24,559

1,323.7

1,340.9 1,313.8

1,253.2

1,207.21,187.6

1,025.3

961.8千台

����

114.62

20.8 31.3

92.12

9.4億円

109.74億円

61.74 56.0

104.00 100.7

233.3

275.05291.6

222.59233.8

206.29 199.34

100.4

62.0645.20

11.6������

16.3155.12������������

221.57

306.2

229.08

180.7

123.13

70.6

310.53

207.4

292.12

174.7

319.58

107.3

406.35

208.1

440.72

337.2

487.74

414.2

658.22

502.1

561.86

505.4

574.93

465.7

400.85

353.5

677.45

480.46

623.59

553.93

396

2,6632,216億円

583

11,677

26,525

285.46

9,886

25,22625,859

25,006

571.48 580.35

217.50

52.31

134.35

63.36

480144億円

11,051

13,038

23,340

21,066

11,981

852.66

������������

823.50

10,149

20,127億円

(国内)

(輸出)

11,330億円

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@1

5業績

@0

2. 貸借対照表・損益計算書

(1)5年間の貸借対照表 単独ベース

〔資産の部〕 (単位:百万円) 〔負債及び資本の部〕 (単位:百万円)

年 度 

科 目

876,334

829,576

1,705,910

8,7675,641521,77864,57488,37711,74786,59063961-

11,657-

80,377△ 4,203

(517,543)91,73022,841176,9603,65422,399177,91022,045(1,415)1,415

(310,617)37,618202,53932,57922,76115,331-

8,213△ 8,425

1996年度1997年 3 月31日

790,450

933,803

1,724,254

22,6474,780351,96658,740120,09611,94788,352-

1,440-

40,077-

93,656△ 3,254

(535,081)93,30323,647181,2994,01722,671184,47025,670(1,397)1,397

(397,324)37,204317,1931,92225,84615,440-

7,959△ 8,241

1997年度1998年 3 月31日

流 動 資 産 699,649

899,723

1,599,373

23,8143,063373,30851,01546,99210,64472,2501701,00015,5402,887-

100,981△ 2,019

(489,051)80,14819,315147,0903,10918,893211,8338,661

(5,424)5,424

(405,248)47,475308,9235,46935,5128,533-

9,377△ 10,043

1999年度2000年 3 月31日

821,114

976,151

1,797,265

22,4543,069336,22811,00072,16712,73068,821-921

90,447101,85081,08327,317△ 6,976

(455,239)76,85118,469121,1582,94715,069211,0279,716(7,153)7,153

(513,758)136,437319,2904,69637,6297,6208,96310,292

△ 11,172

2000年度2001年 3 月31日

697,423

939,809

1,637,233

24,1142,940365,90150,29159,53210,05182,0696801,457-

5,810-

97,168△ 2,595

(534,592)86,84421,744170,9193,34621,252212,34718,138(1,372)1,372

(403,844)45,214315,2261,88028,22813,757-

8,425△ 8,888

1998年度1999年 3 月31日

固 定 資 産

資 産 合 計

現 金 預 金受 取 手 形売 掛 金有 価 証 券製 品原 材 料 貯 蔵 品仕 掛 品前 渡 金前 払 費 用繰 延 税 金 資 産短 期 貸 付 金未 収 入 金その他流動資産貸 倒 引 当 金

有 形 固 定 資 産建 物構 築 物機 械 装 置車 両 運 搬 具工 具 器 具 備 品土 地建 設 仮 勘 定

無 形 固 定 資 産無 形 固 定 資 産

投 資 等投 資 有 価 証 券子 会 社 株 式長 期 貸 付 金出 資 ・ 保 証 金長 期 前 払 費 用繰 延 税 金 資 産そ の 他 投 資 等貸 倒 引 当 金

年 度 

科 目

流 動 負 債

支 払 手 形買 掛 金短 期 借 入 金コマーシャル・ペーパー社債(1年以内)未 払 金未 払 法 人 税 等未 払 事 業 税 等未 払 費 用前 受 金預 り 金社 員 預 金製 品 保 証 引 当 金そ の 他 流 動 負 債

固 定 負 債

社 債長 期 借 入 金預 り 保 証 金繰 延 税 金 負 債退 職 給 与 引 当 金退 職 給 付 引 当 金保 証 債 務 引 当 金

負 債 合 計

資 本 金法 定 準 備 金資 本 準 備 金利 益 準 備 金

剰余金(“△”は欠損金)

特 別 償 却 準 備 金海外投資等損失準備金固定資産圧縮積立金別 途 積 立 金当年度未処分利益(うち当年度利益)その他有価証券評価差額金

資 本 合 計

負債・資本合計

828,896

26,959393,880190,414

--

98,910-

3,24735,7746,51312,25428,58424,5107,847

399,705

208,92399,14618,416-

73,218--

1,228,602

136,221113,704105,3378,367

227,381

159979

19,160170,00037,082

(15,067)-

477,308

1,705,910

1996年度1997年 3 月31日

807,818

22,621343,916139,85994,500-

101,8901001,37033,4893,48310,15227,11426,0923,226

471,403

288,91891,26218,723-

72,500--

1,279,221

136,224114,369105,3399,029

194,438

144921

18,825178,000△ 3,453

(△ 25,656)-

445,032

1,724,254

1997年度1998年 3 月31日

669,816

17,016347,430138,740

--

65,482261-

23,395759

23,81522,11424,6736,127

426,103

241,27597,00517,1491,14469,529--

1,095,919

150,730128,875119,8469,029

223,847

692,01722,425178,00021,335(515)-

503,453

1,599,373

1999年度2000年 3 月31日

826,153

24,206389,777101,909

-39,700128,949

72-

22,7471,37965,21817,79027,1807,221

586,464

203,89476,65014,801--

158,482132,636

1,412,618

252,201229,846220,8169,029

△ 133,050

531,92723,836178,000

△ 336,867(△ 356,897)

35,649

384,647

1,797,265

2000年度2001年 3 月31日

739,145

16,233332,234159,095

-50,00078,539100-

25,8401,77420,24724,43027,5143,134

430,916

249,76091,77619,250-

70,129--

1,170,061

136,224114,369105,3399,029

216,577

1333,67818,518178,00016,248

(22,138)-

467,171

1,637,233

1998年度1999年 3 月31日

決算説明会

Page 13: MITSUBISHI MOTORS - 2001 三菱自動車 ファクト …Motors 」を設定致しました。この狙いは、 「クルマの話 しをするだけでドキドキする。」 「クルマに乗っていると

2,688,822

136,224105,339112,049

----

353,613

3,060,386

17,950

1998年度1999年 3 月31日

21,335(930)1690824

22,266

---

(2,235)--

2,235-

20,030

△ 336,867(861)071790

△ 336,004

---

(392)--392-

△ 336,397

@3

5業績

@2

〔利益処分〕

(単位:百万円) 〔資産の部〕

〔負債・資本の部〕

(単位:百万円)

(2)5年間の損益計算書 単独ベース (3)5年間の貸借対照表 連結ベース

年 度

科 目

1996年度1996年 4 月~97年 3 月

当年度未処分利益任意積立金取崩高特別償却準備金取崩高海外投資等損失準備金取崩高固定資産圧縮積立金取崩高合       計

利益処分利 益 準 備 金利 益 配 当 金役 員 賞 与 金(監 査 役 分)任意積立金特 別 償 却 準 備 金海外投資等損失準備金固定資産圧縮積立金別 途 積 立 金翌 年 度 繰 越 利 益

37,082(407)1457334

37,490

3393,226172(11)

(8,000)---

8,00025,751

1997年度1997年 4 月~98年 3 月

1998年度1998年 4 月~99年 3 月

△ 3,453(318)11-307

△ 3,134

---

(2,756)-

2,756--

△ 5,890

16,248(707)14212480

16,955

---

(20,494)--

20,494-

△ 3,538

年 度 1996年度1997年 3 月31日

1997年度1998年 3 月31日

3,233,239 3,370,526

科 目

資 産 合 計

負 債 合 計

資 本 金資 本 準 備 金連 結 剰 余 金利 益 準 備 金そ の 他 の 剰 余 金その他有価証券評価差額金為 替 換 算 調 整 勘 定

資 本 合 計

負債・少数株主持分・資本合計

2,746,782

136,221105,337

-8,367236,531

--

486,457

3,233,239

3,020,779

136,224105,339

-9,02999,153--

349,747

3,370,526

売 上 高売 上 原 価販売費及び一般管理費営 業 利 益営業外収益受取利息及び配当金そ の 他 の 収 益

営業外費用支 払 利 息そ の 他 費 用経 常 利 益特別利益固 定 資 産 売 却 益貸 倒 引 当 金 戻 入 益有 価 証 券 売 却 益

特別損失固 定 資 産 廃 却 損固 定 資 産 売 却 損固 定 資 産 処 分 損退職給付引当金繰入額特 別 対 策 費構 造 改 革 損 失保証債務引当金繰入額子 会 社 株 式 評 価 損そ の 他 損 失

税引前当年度利益法人税、住民税及び事業税法人税等調整額(△は減算)

当 年 度 利 益前年度繰越利益過年度税効果調整額税効果会計適用に伴う特別償却準備金取崩高税効果会計適用に伴う海外投資損失等準備金取崩高税効果会計適用に伴う固定資産圧縮積立金取崩高中間配当額利益準備金積立額当年度未処分利益

2,585,9402,203,247325,54457,14818,82711,5207,30617,93914,0143,92558,03510,096--

10,09647,764--

4,585----

43,178-

20,367-

5,30015,06725,560-

3,223322

37,082

2,500,6142,173,598342,527△ 15,51216,78510,6386,14623,43015,4877,943

△ 22,1571,019-

1,019-

4,417--

4,417------

△ 25,556-100

△ 25,65625,751-

3,226322

△ 3,453

2,333,9712,024,269287,95121,75010,3408,3631,97626,85815,57611,2815,23125,70125,701--

8,7344,8081,456-----

2,267202

22,19860-

22,138△ 5,890

--

16,248

1999年度1999年 4 月~2000年 3 月

2,106,5521,867,664225,45213,43522,4457,85914,58629,54413,20916,3356,3366,1056,105--

12,1713,575122-----

8,473-2693,789

△ 4,035515

△ 3,5386,756

49

1,448

16,106

--

21,335

2000年度2000年 4 月~2001年 3 月

2,012,6901,840,957257,000△ 85,26618,8237,71211,10915,9069,3496,557

△ 82,3502,789801-

1,987387,895

---

102,97550,65242,886132,63641,75416,989

△ 467,45660

△ 110,619△ 356,89720,030-

--

△ 336,867

1,532,97467,111754,53076,653458,2104,63091,769-

80,17213,218

△ 13,3211,645,7861,213,6146,370--

436,477△ 10,67511,24943,229

1,582,83997,310652,46564,299537,8165,566130,150

-96,77613,171

△ 14,7161,707,1011,314,1246,204--

400,978△ 14,20628,09652,489

2000年度2001年 3 月31日

2,981,6683,060,386

1,227,588102,180444,27915,512350,807

-18,04597,102212,806

-△ 13,1471,754,0801,270,17911,024157,21484,432253,074△21,844

--

流 動 資 産現 金 預 金受 取 手 形 ・ 売 掛 金有 価 証 券た な 卸 資 産前 払 費 用短 期 貸 付 金繰 延 税 金 資 産そ の 他 の 流 動 資 産前 払 税 金貸 倒 引 当 金

固 定 資 産有 形 固 定 資 産無 形 固 定 資 産投 資 有 価 証 券長 期 貸 付 金投 資 そ の 他 の 資 産貸 倒 引 当 金

連 結 調 整 勘 定為 替 換 算 調 整 勘 定

流 動 負 債支 払 手 形 ・ 買 掛 金短 期 借 入 金コマーシャル・ペーパー割 賦 未 実 現 利 益未 払 金 ・ 未 払 費 用未 払 法 人 税 等未 払 事 業 税 等製 品 保 証 引 当 金そ の 他 の 流 動 負 債

固 定 負 債社 債長 期 借 入 金無 金 利 長 期 借 入 金退 職 給 与 引 当 金退 職 給 付 引 当 金繰 延 税 金 負 債そ の 他 の 固 定 負 債

少数株主持分

1,884,698583,630988,140

-1,630192,5716,0385,05125,00682,628846,455380,835340,476

-89,887--

35,25715,628

2,159,715522,2671,086,463198,9651,044207,6692,6382,33326,383111,678841,589431,358296,508

-92,340--

21,38219,474

2,732,368

252,201220,816

△ 200,304--

36,400△ 53,045

256,068

2,981,668

1,945,179633,511839,170

--

276,6167,200-

27,691160,988787,189272,425215,06357,536-

202,93919,06220,161-

少数株主持分 - - △ 6,768

1999年度2000年 3 月31日

2,784,119

1,177,78188,762516,63855,123341,443

-27,71319,637139,981

-△ 11,5171,542,5381,219,28626,56061,05190,668160,136△ 15,165

-63,798

2,418,142

150,730119,84676,786----

347,363

2,784,119

1,680,749483,444872,402

--

169,8003,728-

24,966126,407737,392309,902290,976

-89,814-

24,65122,046-

18,613

1,304,04699,921597,54576,793380,696

-33,068-

127,490-

△ 11,4681,692,2731,312,30328,11376,856125,626161,807△ 12,434

-64,065

1,968,749483,9321,160,772

--

186,6703,470-

27,739106,163720,072334,610276,569

-87,382--

21,510-

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1998年度実績(平成10年度)

('98/4~'99/3)

60.1

51.1

111.2

前年比

96%

92%

94%

59.3 77%

2000年度実績(平成12年度)

('00/4~'01/3)

52.0

46.2

98.2

前年比

90%

109%

99%

83.8 115%

2001年度計画(平成13年度)

('01/4~'02/3)

52.8

40.2

93.0

前年比

102%

87%

95%

86.0 103%

2000年実績(平成12年)

( 1 ~12月)

54.4

47.1

101.5

前年比

93%

109.4%

100%

81.6 116%

1999年度実績(平成11年度)

('99/4~'00/3)

57.6

41.9

99.5

前年比

96%

82%

89%

72.7 123%

1999年実績(平成11年)

( 1 ~12月)

58.4

43.1

101.5

前年比

98%

82%

91%

70.5 121%

('97/4~'98/3)

62.3

55.6

117.9

前年比

81%

120%

96%

75.2 99%

(注)輸入車は除く。国内販売は登録・届出台数。

@5

5業績

1975年からは年産100万台を目指した体制作りが始まり、岡崎工場、滋賀工場、中津工場が次々に建設され、また1978年から大規模な部品デポが厚木、水島、名古屋に、開発では喜連川研究所が建設されました。1980年以降は、エンジン・トランスミッション設備の拡充、高性能化・コスト低減のための自動化設備、単一ラインで複数の車を生産する混流生産のためのFMS(フレキシブル・マニュファクチュアリング・システム)化等の投資が行われています。

@4

(単位:百万円)

3. 設備投資

2000年度の国内販売は、軽自動車の新規格投入効果に陰りが見え始めましたが、各社の相次ぐ新型車投入等により、569万台(前年比102%輸入車除く)となりました。当社は「ランサーセディア」や「ランサーセディアワゴン」を投入しましたが、国内販売は前年を下回る結果となりました。一方、輸出出荷と海外生産については、北米の好調やアジアの回復により前年度を上回る結果となりました。

(1)年度ベース (単位:万台)

(単位:万台)(2)暦年ベース

(注)輸入車は除く。国内販売は登録・届出台数。

計画は年度ベースのみ

国内最大規模の総合物流拠点 千葉オートスクエア

4. 国内販売・輸出出荷台数実績及び計画(4)5年間の損益計算書 連結ベース

年 度

科 目

1996年度1996年 4 月~97年 3 月

1997年度1997年 4 月~98年 3 月

1996年度実績(平成 8 年度)

('96/4~'97/3)

76.7

46.2

122.9

前年比

95%

95%

95%

国内販売

輸出出荷

合計

76.3 114%(外数)海外生産

国内販売

輸出出荷

合計

1996年実績(平成 8 年)

( 1 ~12月)

75.3

45.5

120.8

前年比

92%

90%

91%

72.2 105%

1997年度実績(平成 9 年度)

1997年実績(平成 9 年)

( 1 ~12月)

67.9

55.2

123.1

前年比

90%

121%

102%

80.1 111%

1998年実績(平成10年)

( 1 ~12月)

59.6

52.3

111.9

前年比

88%

95%

91%

58.3 73%(外数)海外生産

自動車専用船

0

500

1,000

1,500

億円

年度

設備投資額の推移(着工ベース)

'81 '82 '83 '84 '85 '86 '87 '88 '89 '90 '91 '92 '93 '94 '95

447

786

472

919968

647 615 638

1,305

1,598 1,639

1,058

891830

873

'96

1,016

'97 '98 '01

784

369 358

700

'00

333

計画

'99

売 上 高売 上 原 価

割賦未実現利益調整前売上総利益割賦未実現利益調整額売 上 総 利 益

販売費及び一般管理費営 業 利 益

営 業 外 収 益営 業 外 費 用経 常 利 益

特 別 利 益特 別 損 失為 替 換 算 調 整税 引 前 当 期 利 益

法人税、住民税及び事業税法 人 税及び住民税少 数 株 主 損 益連結調整勘定当期償却額持分法による投資損益当 期 純 利 益

3,672,0852,994,885677,199839

678,039632,37845,66032,81068,9479,52410,8106,366-

13,968-

14,4514,686

△ 2,88910,28611,599

3,735,2283,050,216685,0123,170688,182684,9853,19725,15182,870

△ 54,52010,31246,905-

△ 91,113-

6,0811,135

△ 5,532△ 254

△ 101,846

1999年度1999年 4 月~2000年 3 月

3,334,9742,789,769545,204802

546,006523,53322,47342,83369,065△ 3,7589,56718,459-

△ 12,65116,310-

5,629--

△ 23,331

2000年度2000年 4 月~2001年 3 月

3,276,7162,754,852521,863239

522,103595,968△ 73,86523,26543,457

△ 94,0577,274320,506

-△ 407,289△ 108,623

-20,527--

△ 278,139

1998年度1998年 4 月~99年 3 月

3,512,6062,816,067696,5392,016698,555642,61155,94425,46985,590△ 4,17631,31615,356-

11,7837,735-

1,621--

5,668

Page 15: MITSUBISHI MOTORS - 2001 三菱自動車 ファクト …Motors 」を設定致しました。この狙いは、 「クルマの話 しをするだけでドキドキする。」 「クルマに乗っていると

6組織

1経営理念・方針

@7

三菱重工業から分離・独立した1970年の会社発足時の組織は、管理部門、乗用車事業部、トラック事業部及び輸出本部からなる事業部制組織でした。1974年、第一次オイルショック後の低成長時代に対処するため、全社の各機能部門が専門分野の能力をフルに発揮できるように機能中心的な全社組織としました。1984年の工販統合・1988年の株式上場を経て、1995年からは機能別組織としました。2000年には、ダイムラー・クライスラー社等の当社経営への参画に対応するため、また、当社のマネジメント機構の改革、特に執行役員制の導入によって業務執行体制を明確化するため、組織単位の表示や括りをより鮮明な形としました。そして2001年には、「三菱ターンアラウンド」を確実に推進する為、これまでの組織を根本から見直し、企業活動のグローバル化や三菱自動車グループとして連結的運営に対応した、かつコントロール機能やクロスファンクショナルな運営等の新しいコンセプト・機能を反映した組織としました。

@6

6組織(2001年7月1日現在)

経 理 部 ビジネスコントロール部 セールスコントロール部 プロダクトコントロール部 トラック・バスコントロール部 資 金 部 税 務 部 広 報 部 お 客 様 関 連 部 総 務 部 法 務 部 人 事 部 社 員 相 談 室 I T 戦 略 部 I T 技 術 計 画 部 デ ー タ 総 合 センター e I T 部 マ ネ ジ メント I T 部 S C M   I T 部 C R M   I T 部 トラック・バ ス I T 部 海 外 I T 統 括 部 総 務 部 生 産 管 理 部 大 江 工 作 部 岡 崎 工 作 部 品 質 管 理 部 管 理 部 京 都 工 作 部 滋 賀 工 作 部 鋳 造 部 品 質 管 理 部 病 院 総 務 部 生 産 管 理 部 乗 用 車 組 立 工 作 部 軽・商用車組立工作部 部 品 工 作 部 品 質 管 理 部 病 院 生 産 企 画 部 生 産 技 術 部 [商品生産化プロジェクト] 名 古 屋 生 産 技 術 部 京 都 生 産 技 術 部 水 島 生 産 技 術 部 先 行 デ ザ イ ン 部 プロダクトデ ザイン部 デ ザ イン 技 術 管 理 部 ブ ラ ン ド 戦 略 部 マーケティングコミュニケーション部 マーケティング企 画 部 商 品 企 画 1 部 商 品 企 画 2 部 商 品 企 画 3 部 商 品 企 画 4 部 グローバルアフターセールス部 用 品 開 発 部 [ 技 術 検 証 室 ] 企 画 管 理 部 環 境 技 術 部 知 的 財 産 部 認 証 部 品 質 推 進 部 試 作 部 先 行 技 術 部 技 術 戦 略 部 [商品開発プロジェクト] シ ャ シ ー 設 計 部 振 動 実 験 部 車 両 実 験 部 ボ デ ー 設 計 部 内 装 設 計 部 材 料 技 術 部 安 全 実 験 部 パワートレイン研 究 部 エンジンシステム開発部 エンジン 要 素 開 発 部 駆 動 系 開 発 部 性 能 実 験 部 電 子 研 究 部 電 装 品 開 発 部

株 主 総 会

幹 部 会

取 締 役 会

C O O

乗 用 車 生 産 統 括 本 部

乗 用 車 開 発 ・ マ ー ケ テ ィ ン グ 統 括 本 部

経 営 戦 略 室

C F O 経 営 戦 略 室

国際協業推進チーム(臨時職制)

戦 略 企 画 室

人 事 ・ 組 織 本 部

グ ロ ー バ ル I T 本 部

名 古 屋 製 作 所

乗 用 車 デ ザ イン 本 部

[乗用車開発・マーケティング    統括本部企画推進部門]

[ 新 商 品 プロジェクト]

財 務 部 門

コミュニ ケ ーション 本 部

乗 用 車 生 産 本 部

水 島 製 作 所

京 都 製 作 所

乗用車マーケティング本部

[ 乗 用 車 ブランド 部 門 ]

乗 用 車 開 発 本 部

海 外 業 務 部 海 外 商 品 計 画 部 海 外 部 品 サ ービス部 北 米 部 中 南 米 部 欧 州 部 ア ジ ア 部 ア セ ア ン 部 大 洋 州 部 中 東 ・ ア フ リ カ 部 海 外 企 画 室 乗 用 車 販 売 企 画 部 営 業 改 革 推 進 部 乗 用 車 営 業 部 乗 用 車 経 営 管 理 部 乗 用 車 C S 推 進 部 乗 用 車 サ ー ビ ス 部 乗 用 車 特 販 部 東 京 法 人 営 業 部 北 部 地 区 販 売 部 東 部 地 区 販 売 部 中 部 地 区 販 売 部 西 部 地 区 販 売 部 軽 四 輪 営 業 部 部 品 営 業 部 購 買 企 画 部 パワートレイン部品購買部 シャシー・ボデー部品購買部 装備・電装部品購買部 材料・外製部品購買部 資 材 部 物 流 企 画 部 生 産 計 画 部 物 流 部 ターンアラウンドコントロール部 ターンアラウンド企画推進部 [ 保 安 品 質 監 査 P M ] 管 理 部 市 場 品 質 部 品 質 管 理 部 経 営 企 画 部 総 務 部 管 理 部 商 品 企 画 部 品 質 統 括 部 購 買 部 車 両 開 発 室 管 理 部 デ ザ イ ン 部 コ ス ト 管 理 部 品 質 情 報 部 キ ャ ブ 設 計 部 エ ン ジ ン 設 計 部 駆 動 系 設 計 部 電 子 技 術 部 材 料 技 術 部 車 両 研 究 部 エ ン ジ ン 研 究 部 車 両 実 験 部 機 能 実 験 部 エ ン ジ ン 実 験 部 駆 動 系 実 験 部 試 作 部 生 産 管 理 部 生 産 技 術 部 組 立 工 作 部 エ ン ジ ン 工 作 部 部 品 工 作 部 小 型 バ ス 工 作 部 品 質 管 理 部 営 業 部 販 売 部 バ ス 販 売 部 特 販 第 一 部 特 販 第 二 部 特 販 第 三 部 部 品 販 売 部 サ ー ビ ス 部 産 業 エ ン ジ ン 部 海 外 販 売 部

乗 用 車 国 内 営 業 本 部

グローバル 購買・物流 本 部

米 州 本 部 ( 在 米 )

三菱ふそうトラック・バスカンパニー

C O O

海 外 業 務 本 部 乗用車海外販売統括本部

アジア・オセアニア・中東阿本部

タ ー ン ア ラ ウ ン ド 室

品 質 保 証 本 部

トラック・バ ス 開 発 本 部

トラック・バ ス 生 産 本 部

トラック・バス国内販売本部

欧 州 本 部 ( 在 欧 )

[物流部門]

[ 品 質 保 証 部 門 ]

[ 購 買 部 門 ]

[ 海 外 販 売 部 門 ]

企 画 ・ 管 理 本 部

(注)[ ]は機能の括りの呼称であり、組織ではありません。

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7研究開発

1経営理念・方針

@9

三菱自動車の研究・開発は、最新のコンピュータシステムや各種実験装置を導入して、新型車の開発とともに安全性の向上や環境問題に関する研究開発を行っています。

@8

7研究・開発

1. 研究開発体制

2. 主要設備

3. 研究開発費の推移

4. 最近の新技術

乗用車技術センター・十勝研究所

設 備 名 完成時期 備  考

トラック・バス技術センター・喜連川研究所

設 備 名 完成時期 備  考

研究開発費

売上高比

(売上高)

1996年度実績

1,200

4.6%

(25,859)

1997年度実績

1,260

5.0%

(25,006)

1998年度実績

1,200

5.1%

(23,340)

1999年度実績

1,040

4.9%

(21,066)

2000年度実績

980

4.9%

(20,127)

2001年度計画

1,100

5.5%

(20,000)

(単位:億円)

(注1)研究開発費には、審査車評価損、商品企画部・乗用車デザイン室等一般管理費などを含んでいる。 (注2)研究開発費は、当社費用ベース。

乗用車デザイン本部

乗用車開発・マーケティング統括本部

乗用車マーケティング本部 マーケティング企画部 商 品 企 画商 品 企 画 1 部 商 品 企 画商 品 企 画 2 部 商 品 企 画商 品 企 画 3 部

商 品 企 画商 品 企 画 4 部 グローバルアフターセールス部 用 品 開 発 部

乗用車開発本部 [ 技 術 検 証 室技 術 検 証 室 ] 企 画 管 理 部 環 境 技 術 部 知 的 財 産 部 認 証 部認 証 部 品 質 推 進 部 試 作 部試 作 部 先 行 技 術 部 技 術 戦 略 部 [商品開発商品開発プロジェクト] シャシー 設 計 部設 計 部 振 動 実 験 部 車 両 実 験 部

ボ デ ー 設 計 部設 計 部 内 装 設 計 部 材 料 技 術 部 安 全 実 験 部 パワートレイン研究部 エンジンシステム開 発 部開 発 部 エンジン要素開発部 駆 動 系 開 発 部 性 能 実 験 部 電 子 研 究 部 電 装 品 開 発 部

先 行先行デザイン部 プロダクトデザイン部

デザイン技術管理部技術管理部

商 品 企 画 部商 品 企 画 部

トラック・バス開発本部 車 両 開 発 室 管 理 部管 理 部 デ ザ イ ン 部 コ ス ト 管 理 部 品 質 情 報 部 キ ャ ブ 設 計 部 エンジン設計部設計部 駆 動 系 設 計 部 電 子 技 術 部

材 料 技 術 部 車 両 研 究 部 エンジン研究部研究部 車 両 実 験 部 機 能 実 験 部 エンジン実験部実験部 駆 動 系 実 験 部駆 動 系 実 験 部 試 作 部試 作 部

乗用車

トラック・バス

●商品企画 ●デザイン・基本計画 ●設計 ●試作・試験

〈試験設備〉 ●乗用車技術センター・十勝研究所●乗用車技術センター・十勝研究所

●多摩デザインセンター●多摩デザインセンター

●トラック・バス技術センター・●トラック・バス技術センター・  喜連川研究所 喜連川研究所

支援体制

-国内関連会社- ・三菱自動車エンジニアリング㈱(設計・製図・実験等エンジニアリング) ・㈱エムエムシー・コンピューターリサーチ(コンピューターによる開発支援業務) ・㈱アバ・デザイン(デザイン・モデル製作) ・エムエムシーテストアンドドライブ㈱(耐久走行試験業務) -海外開発拠点- 〈米国〉 ・アナーバー(1982年9月ミシガン州・ラボ) ・サイプレス(1984年1月カリフォルニア州・スタジオ・ラボ) ・ブルーミントン・ノーマル(1987年5月イリノイ州・設計) ・ブリッジポート(1982年ニュージャージ州・設計) ・ニューヨーク(1986年ニューヨーク州・法務) ・ワシントン(1989年ワシントンDC・技術情報) 〈欧州〉 ・トレバー(1989年2月ドイツ・スタジオ・ラボ) ・ヘルモンド(1992年11月オランダ・設計) ・トラマガウト(1995年9月ポルトガル・設計) ・アムステルダム・ボーン(1996年6月オランダ・技術情報)

風胴試験室

低圧試験室

高低温室

電波暗室

台上自動耐久運転装置

衝突試験設備

圧雪・氷上路(十勝)

クロスカントリー路

フラットベルト式C/D

ボデーシステム耐久試験装置

高速ブレーキ試験路

ブレーキダイナモ試験装置

基準凹凸路無人耐久システム

高速周回路(十勝)

最高風速216km/h

400mmHg~760mmHg

+50℃~-50℃

電界強度100v/m

max180km/h

max120km/h

1km

2.9km

max250km/h

最大加振力3ton

ABS・TCL試験

max250km/h

0.6km

10km・max300km/h

1981/6

1986/4

1969/9

1989/1

1987/12

1987/3

1996/11

1968/5

1990/4

1988/12

1990/6

1989/1

1990/1

1996/11

側突試験設備 max80km/h1997/1

視界安全試験室

構造試験装置

大型2軸シャシダイナモ

高速周回路

クロスカントリー路

基準凹凸路

ABS試験路

電波シールド室

車輌無響室

衝突安全関係設備

スーパーコンピューター

市場シミュレート路

中・小型シャシダイナモ

エンジン低温試験室

ブレーキダイナモ試験装置

視界試験

550kW

3.6km・max200km/h

5.3km

1km

0.2km・max100km/h

大型トラック

370kwシャシダイナモ

計測・解析装置

クレイ社C92A

試験路(5種類)

370kW、220Kw

0℃~-40℃

max1000rpm、135kW

1988/3

1980/5

1993/3

1980/6

1980/6

1980/6

1990/6

1986/10

1976/5

1992/12

1993/10

1994/2

1997/4

スーパーコンピューター SGI社 ORIGIN2000/4 電波試験棟 電界発生装置200V/m以上1999/4

1992/12

1992/2

1.三菱ASV-2三菱自動車では、従来から培ってきた安全技術の開発ノウハウを駆使して21世紀の実用化技術を集約した3種類の「三菱ASV-2」

(乗用車)を開発しました。「ASV-2」は、これまで取り組んできた ”事故を未然に防止する予防安全技術” ”万一の事故での安

全性を最大限に確保する衝突安全技術”という基本的な安全技術に加えて”高齢ドライバーを含むすべての人に優しく対応する

ためのITS(*)技術”を盛り込みました。

(*)ITS‥‥Intelligent Transport System

(1)ITS-ASV車両に搭載した様々なセンサーと情報通信システムにより、道路環境を

認識し、ドライバーに対して音声や表示で情報提供。危険な状態になる

とドライバーの回避操作を補助するシステム等を搭載しています。

先行車との車間距離と相対速度を安定して検出する電波レーダー、分解

性能に優れるレーザーレーダー、明るさの大きな変化にも対応できるカ

メラ、各種センサーなど、道路環境を認識する「マルチアイシステム」

や、HUD(*)などを用いてドライバーに必要な情報提供を行うととも

に、音声操作システム、ハンドフリー電話の採用など21世紀の情報社会

に適合するドライバーにやさしい「フレンドリーコックピット」、及び運

転そのものを支援する操舵アクチュエーター、ブレーキアクチュエーター

などで構成しています。 (*)HUD‥‥Head Up Display

(2)ハイモビリティASVユニバーサルデザイン・コンセプトを適用した新しい運転操作系

や高度な車両運動制御システムを搭載し、ドライバーの身体特性

や運動性能によらず、高いモビリティ(移動のしやすさ、機動性)

を提供。ドライバーの運転操作と車両運動の関係を自在に制御可

能な「ドライブバイワイヤ(機械的な結合なしに電子制御で操作

する機能)」を利用した、すべての人に扱いやすい「ユニバーサ

ルデザインコックピット」や、すべての人が高い運動性能を発揮

できる「車両運動総合制御システム」などで構成されています。

(3)スマートクルーズ21 対応ASV運輸省・建設省共催の共同実証実験「スマートクルーズ21」に対

応する専用実験車(*)。道路インフラからの情報提供を利用し、

衝突防止や車線逸脱防止などを支援しています。

(*)ITS-ASVに搭載しているインフラからの情報を利用するシステムを集約。

道路インフラと車両間で通信する路車間通信器、路面に設置された

マーカーを検出するレーンマーカーセンサーなどを搭載しました。

HUDなどドライバーへの情報提供手段と、運転そのものを支援す

る操舵アクチュエーター、ブレーキアクチュエーターなども搭載し

ています。

ITS-ASV

ハイモビリティASV

スマートクルーズ21対応ASV

(注)乗用車技術センター、トラック・バス技術センターは職制ではなく地域呼称です。

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#1

7研究開発

#0

回転

受 熱

停 止 高温雰囲気に噴射 起動と同時

上死点で点火

壁面 壁面

初爆

1 6

(2)GDI-ASG:アイドルストップシステム従来型エンジンとアイドルストップの組み合せでは、停

止したエンジンを起動するのに遅れが生ずるため、スタ

ート手順に一定の制約があり違和感を生ずるという課題

がありました。

GDI-ASGは、緻密な制御と再起動システム、そしてGDI

自体の持つすぐれたエンジン特性によって、これら問題

点を解決するもので、車両停止時のアイドルストップ状

態(車速0km/h状態/シフトレバー位置ニュートラル/

クラッチ結合時)からの再起動操作は、クラッチペダル

ターボ

ターボ

ターボ無し

ターボ無し

30

20

4 6 8

リーン領域拡大

燃費率 g/PSh

空燃比 A/F

平均有効圧 kgf/cm2

(4)GDI-ターボ:高レスポンス・低燃費GDIターボ従来型エンジンにターボを適用した場合、ノッキングのために低中速トルクが

不足、そのノッキングをおさえるために圧縮比を下げるので燃費の悪化、加速

初期のターボラグが発生する課題がありました。

GDI-ターボでは、独自のノッキング抑止技術である2段混合を利用し、高圧縮

比を維持したまま低中速トルクを増大することができ、燃費の悪化を防ぐとと

もに低燃費の超リーン運転領域を広げることができます。また、加速前はリー

ン運転でタービンに全開とほぼ同量の空気を流すのでタービン回転数が高くタ

ーボラグを小さくできます。

(主にパジェロイオ、ランサーセディアワゴンに搭載)

(3)GDI-HEV:ハイブリッドシステムハイブリッドシステムは、効率が高い優れた低燃費技術ではありますが、従来

のハイブリッドシステムでは複雑な駆動機構と大容量モーター/ジェネレータ

ー、大容量バッテリーを使用するため、その分のコストが必要でした。

GDI-HEVでは、従来のハイブリッドシステムでの課題を克服するため、GDIの

優れた始動性、わずかな燃料噴射でも燃焼が成立する特性、低負荷燃費が良い

特性を活用し、小容量モーター/ジェネレーター、小容量バッテリーのシンプ

ルな機構の採用が可能となりコストを抑えることができます。

アクセル

目標トルク 油圧上昇

加速判定

実際の油圧から 許容トルク算出

トルクリミット

CVT-ECU GDI-ECU

トルク制御

3.GDI関連技術

(1)GDI-CVT:GDI&CVT統合制御従来型エンジンとCVTの組み合わせでは、ベルトの摩擦損失、トルクコンバー

ターの内部損失、車体振動の発生、CVTとエンジンの低燃費域の不一致により

効果が低減されてしまう課題がありました。

GDI-CVTでは、トルクが自由に制御可能、低燃費域が広いなどの特性を持った

GDIとCVTの統合制御により、低燃費特性、ドライビリティの両面で優れた

CVTが実現できます。

(主にランサーセディア、ランサーセディアワゴン、ミラージュディンゴに搭載)

を踏み込むだけとなります。このように発進に特別な手順が必要なく、また起動時間も従来型エンジンの数分の1と短いため、

エンジンの起動操作に伴う排出ガス特性の悪化や発進のもたつきによる渋滞などの懸念もありません。

(主にピスタチオ(限定)に搭載)

・GDI:Gosoline Direct Injection ・CVT:Continuously Variable Transmission

・ASG:Automatic Stop & Go

・HEV:Hybrid Electric Vehicle

2.アクティブセンターデフセンターデフの差動制限を従来のVCU(Viscous Coupling Urit)に代えて電子制御油圧多板クラッチとすることにより、走行状況に

応じて前後駆動力配分50:50に設定されたセンターデフの前後輪差動制限力を、フリー状態から直結状態までコントロールし、

操舵応答性と駆動性能を向上させるとともに、高次元で両立させました。

(ランサーエボリューションⅦに搭載)

Active Center Diflerential

4.三菱ASV-2トラック三菱自動車トラック・バスの開発は、従来から「安全」

「環境」「効率」を基本理念として取り組んでおります。

大型車の場合、車両寸法や重量が大きいため、事故発

生時には自身の被害性のみならず、相手側への加害性

も大きなものとなることから、「三菱ASV-2トラック」

には、ドライバーへの安全情報提供と運転負荷軽減を

目的とする“予防安全技術”に主眼を置いたシステム

を数多く盛り込みました。

また、市販の大型車において実用化可能なASV技術は、

これまでに三菱ふそうトラック・バスにいち早く商品

化しております。

(1)MDASⅡ(運転注意力モニター)ドライバーの注意力低下により起こる事故を未然に防ぐシステムで、運転の単調度、

操舵量、車両の蛇行率などから運転注意力レベルを判断。必要に応じて、メーター

内の多重表示と、音声警報により注意を促します。1996年に商品化、新たに香りに

よる注意力維持機能と、車間距離警報も加え高機能化しています。

(スーパーグレートに搭載)

(2)車両挙動制御システム速度超過でのコーナーリングなど、限界時の車両挙動時に各

車輪の制動力を独立に制御、スピンやドリフトアウトなどの

危険を未然に防ぎます。ハンドル角度やアクセル開度、車速、

加速度、角速度などの情報をもとに実際の走行状態と規範の

車両挙動をコントローラーが比較、危険回避の必要性がある

場合に、ブレーキアクチュエーターとエンジンコントローラ

ーに信号を送り、車両挙動の安定化を図ります。

(3)配光制御ヘッドランプ夜間走行時の視認性を向上するもので、ハンドル操作に連動し、ハン

ドル角センサー、車速センサーのデータをもとに、ヘッドランプの照

射方向を独立制御します。最大配光角度は半径25mのカーブもカバーす

る±20°を設定しています。

(4)自動追従走行システム先導車の走行情報を追従車に送るとともに、高精度GPSシステムなどを利用

し、自動追従走行を行います。専用道での実用化に向け研究中で、将来はド

ライバー支援技術へも応用予定です。

(三菱ASV-2トラックとは別の試験車両にて開発/試験を行っております)

Page 18: MITSUBISHI MOTORS - 2001 三菱自動車 ファクト …Motors 」を設定致しました。この狙いは、 「クルマの話 しをするだけでドキドキする。」 「クルマに乗っていると

#2

・大型トラック視界改善車試作プロジェクト(1979年)・メタノール自動車プロジェクト(1988年~)他・国土交通省主導ASVプロジェクト(1991年~)・技術研究組合 走行支援道路システム開発機構(AHS研究組合)(1996年~)・高効率クリーンエネルギー自動車の研究開発(1997年~)

#3

7研究開発

5. 技術受賞記録

6. 車両受賞記録

7. グッドデザイン受賞

8. 社外プロジェクトへの参加

9. 外部への発表

1988年1989年1991年1992年1994年1996年2000年

ギャラン、'87-'88日本カー・オブ・ザ・イヤー、ミラージュ、西独ゴールデンステアリング賞ギャラン、'89米インポート・カー・オブ・ザ・イヤーディアマンテ/シグマ'90-'91日本カー・オブ・ザ・イヤー、GTO、'91米インポート・カー・オブ・ザ・イヤーパジェロ '91-'92日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員特別賞・独ゴールデンステアリング賞FTO '94-'95日本カー・オブ・ザ・イヤー '94-'95RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤーギャラン/レグナム '96-'97日本カー・オブ・ザ・イヤー '96-'97RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤーFIA(世界自動車連盟)より国際ラリー活動の貢献に対しての特別表彰受賞

受  賞  名

1989年度1990年度1991年度1992年度1993年度1994年度1995年度1996年度1997年度1999年度

ミニカ(4型式)、ミラージュ、デリカディアマンテ(2型式)、ミニカトッポ(2型式)、ミラージュ、パジェロ、ふそうエアロミディRVR-Z・2WD((輸出機器部門部門賞))、RVR-X、パジェロ(2型式)、シャリオMX 2WDギャランMX、ミラージュ3ドアR、ふそうファイターDバン(FRP)、同アルミブロック煽シャリオ スーパーMX クリスタル、RVRオープンギア、ミニカSR、ミニカトッポQ3、パジェロ メタルトップワイド ZR、パジェロ ミッドルーフワイドEXCEEDデリカスペースギア 2WD EXCEED、デリカスペースギア 4WDロングROYAL EXCEED、デリカスペースギア 4WD SUPER EXCEED、シャリオ(車椅子仕様車)FTO GR、FTO GPXチャレンジャー、レグナム、ふそうスーパーグレートデリカスターワゴン((ロングライフデザイン賞))、パジェロメタルトップワイド、ふそうエアロスター(ノーステップバス)パジェロショート

受  賞  対  象  車

受賞年月

1989年 4 月1989年 5 月1989年 5 月

1989年 5 月1989年11月1990年 4 月1990年 4 月1990年11月1991年 5 月1991年 5 月1991年 7 月1992年 5 月1992年 6 月1993年 5 月

1993年 5 月

1994年 4 月

1994年 5 月1994年11月

1995年 5 月1995年 5 月

1995年12月

1995年10月

1996年 2 月

1997年 4 月1997年 5 月1997年 6 月1998年 2 月1998年 3 月1998年 4 月1998年12月2001年 4 月

昭和63年度日本機械学会賞技術賞第39回自動車技術会賞論文賞第39回自動車技術会賞論文賞

日本油空圧学会技術開発賞第24回機械振興協会賞平成元年度日本機械学会賞平成元年度日本機械学会賞第25回機械振興協会賞第41回自動車技術会賞論文賞第41回自動車技術会賞技術開発賞全日本建設技術協会平成2年度全建賞第42回自動車技術会賞技術開発賞日本ガスタービン学会技術賞第43回自動車技術会賞技術開発賞

第43回自動車技術会賞論文賞

平成5年度日本機械学会賞技術賞

第44回自動車技術会賞論文賞ばね技術研究会論文賞

SAE-IMechE「VTMS-2」論文賞第45回自動車技術会賞技術開発賞

第30回機械振興協会賞

SAE Horning Memorial Award

第6回21世紀型省エネルギー機器・システム表彰通産大臣賞平成8年度日本機械学会賞技術賞第47回自動車技術会賞技術開発賞平成9年度環境庁長官表彰SAE Colwell Merit AwardSAE Horning Memorial Award(社)日本ガスタービン学会技術賞第33回機械振興協会賞(社)日本機械学会激励賞(研究)

アクティブ電子制御サスペンションの開発(乗用車技術センター)車体構造の薄肉銅板結合部剛性について(乗用車技術センター)新噴射率制御ポンプによる大型ディーゼルエンジンの排出ガスと冷間安定性の改善(トラック・バス技術センター)操舵力・車速応動型全油圧式四輪操舵システムの開発(乗用車技術センター)プレストローク制御式燃料噴射ポンプの開発(トラック・バス技術センター)フルタイム4WD車用油圧カップリング(HCU)の開発(乗用車技術センター)プレストローク制御式燃料噴射ポンプの開発(トラック・バス技術センター)フルタイム4WD車用油圧カップリング(HCU)の開発(乗用車技術センター)熱発生率立下り速度を利用した予感型のノックセンシング(乗用車技術センター)駆動力制御システム(TCL)の開発(乗用車技術センター)高速度除雪車スーパー・トラック・グレーダーの開発(トラック・バス開発本部)従渦層状給気リーンバーンエンジン(MVV)の開発(乗用車開発本部)セラミック・ラジアルタービンローターの試作研究(トラック・バス開発本部)ファジィ制御を導入した新アクティブセーフティーシステム(INVECS)の開発(乗用車開発本部)ディーゼルエンジンの構造減衰量の計測と振動・騒音低減への応用(トラック・バス開発本部)ファジィ制御を導入した自動車用アクティブセーフティシステムの開発(乗用車開発本部)成長ひずみ法によるリゾット体の形状最適化(乗用車開発本部)ばね鋼の疲労強度に影響を及ぼす、介在物、ショットピーニング、脱炭層、微少表面ピットの総合的評価(トラック・バス開発本部)「SET」による車室内温熱快適性の評価法(トラック・バス開発本部)新型オートマチックトランスミッション(A/T)の先進制御技術の開発(乗用車開発本部)新型オートマチックトランスミッション(A/T)の先進制御技術の開発(乗用車開発本部)縦渦層状給気のコンセプトを適用した中心点火4弁希薄燃焼エンジンの筒内流動と混合気形成の最適化(乗用車開発本部)三菱筒内噴射ガソリンエンジン(乗用車開発本部)

三菱筒内噴射ガソリンエンジン(GDI)の開発(乗用車開発本部)三菱筒内噴射ガソリンエンジンの開発(乗用車開発本部)三菱筒内噴射ガソリンエンジンの開発(乗用車開発本部)筒内噴射ガソリンエンジンのための燃焼制御技術(乗用車開発本部)筒内噴射ガソリンエンジンの開発(乗用車開発本部)自動車用CGT(セラミックガスタービン)(トラック・バス開発本部)筒内噴射ガソリンエンジンの開発(乗用車技術センター)二段燃焼によるディーゼル機関の排気改善の研究(トラック・バス開発本部)

団体・賞名 件名(担当部門)

研究開発の成果・新製品を発表する技術情報誌として「三菱自動車テクニカルレビュー」を年1回発刊しています。

(1)交互再生式1993年以来路線バスで実用試験が行われてきたもので、通常のマフラーに

相当する部分に2個のセラミックフィルターを装着、捕捉したPMを交互に

電気ヒーターで燃やしてフィルターを再生するシステムです。定期的にメ

ンテナンスが必要なこと、装置が大きく搭載方法を選ぶなどの課題があり

ます。

(2)連続再生式「連続再生式(Continuously Regenerating)DPF」は、セラミックフィルターで排出ガス中のPMを捉えながら、溜まったPMを連

続的に燃焼させフィルターを再生します。低温時は触媒効果が低下するため、運転状況の変化にもつねに安定したフィルター再

生能力が得られるよう、実用化に向けさらに研究開発中です。

5.エアロノーステップバスHEV三菱自動車では1966年に電気自動車(EV)の研究に取り組

んで以来、大型電気バス(1973年)、制動エネルギー回収バ

スMBECS(1984年)などを実用化、東京モーターショーで

は1993年以降、毎回HEVを出品してきた。

このたび開発した「エアロノーステップバスHEV」は、低

公害車として全国に普及させるためインフラ整備が不要で

実績ある現行ディーゼルエンジンを動力源としながらも、

排出ガス、燃費、騒音を大幅低減し、環境との調和を図る

と共に、合理的な機器配置によりノーステップバス室内平

面床の拡大を可能とする、人にやさしく実用性の高い理想

的な路線バスとなっております。

6.ディーゼル粒子状物質除去装置(DPF)PMの削減には燃料噴射の高圧化や燃焼方法の改良、燃料の改質などが必要ですが、DPFは排出ガス中のPMをセラミックフィル

ターで捕捉、燃焼処理するものです。DPFには2つのフィルターを持ち交互に燃焼する「交互再生式」と、1つのフィルターで

連続燃焼する「連続再生式」があり、いずれもPMを大幅に除去することができます。

(5)三菱ふそうトータルサポートシステム高い輸送品質が商品力になる昨今の物流業界に欠かせない運行管理、車両管理、輸送品質管理を効率良く行えるのが、三菱ふそ

うトータルサポートシステム。車両に搭載したコンピューターが稼動状況や位置情報を自動的に収集、バケット通信(NTT

DoPa)により管理サーバーが車両

の情報をリアルタイムに把握しま

す。車両位置や稼動状況はもとよ

り、冷凍車の庫内温度などきめこ

まかな管理が行えます。また業務

日報や輸送品質管理データ出力、

整備管理機能も併せ持つシステム

で、データと専用設備の維持管理

は受託管理方式が活用できます。

Dopa

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8生産

1経営理念・方針

#5

三菱自動車では、軽自動車から大型トラック・バスまで巾広い車種を生産しています。特に乗用車の生産ラインは数多くのロボットを使い単一ラインで複数の車種を生産するFMS(フレキシブルマニュファクチュアリングシステム)など自動化、省力化を採り入れている最新鋭の生産設備です。

#4

8生産

2. 車種別生産台数の推移

1,400

千台

1,300

1,200

1,100

1,000

900

800

700

600

500

400

300

200

1970年度 (S45)

1971年度 (S46)

1972年度 (S47)

1973年度 (S48)

1974年度 (S49)

1975年度 (S50)

1976年度 (S51)

1977年度 (S52)

1978年度 (S53)

1979年度 (S54)

1980年度 (S55)

1981年度 (S56)

1982年度 (S57)

1983年度 (S58)

1984年度 (S59)

1985年度 (S60)

1986年度 (S61)

1987年度 (S62)

1988年度 (S63)

1989年度 (H元)

1990年度 (H2)

1991年度 (H3)

1992年度 (H4)

1993年度 (H5)

1994年度 (H6)

1995年度 (H7)

1996年度 (H8)

1997年度 (H9)

1998年度 (H10)

1999年度 (H11)

2000年度 (H12)

乗用車

乗用車・トラック・バス合計

トラック・バス

249 (シェア7.4%)

253 (6.7%)

220 (シェア10.5%)

218 (10.4%)

469 (シェア8.6%)

471 (8.0%)

237 (5.7%)

233 (9.8%)

470 (7.2%)

288 (10.8%)

272 (6.3%)

560 (8.0%)

244 (9.8%)

242 (6.0%)

485 (7.5%)

307 (6.6%)

226 (9.2%)

533 (7.5%)

419 (8.2%)

267 (9.1%)

685 (8.5%)

542 (9.6%)

295 (9.3%)

837 (9.5%)

567 (9.8%)

353 (11.1%)

919 (10.3%)

547 (8.5%)

424 (11.6%)

971 (9.6%)

669 (9.4%)

602 (8.7%)

455 (11.2%)

478 (11.5%)

1,124 (10.1%)

1,080 (9.7%)

566 (8.1%)

406 (10.6%)

971 (9.0%)

508 (7.1%)

470 (11.6%)

978 (8.7%)

555 (7.8%)

555 (12.5%)

1,110 (9.6%)

595 (7.7%)

594 (12.7%)

1,189 (9.6%)

614 (13.8%)

563 (7.2%)

1,177 (9.6%)

641 (14.6%)

616 (7.7%)

639 (7.7%)

756 (8.1%)

857 (8.6%)

917 (9.4%)

498 (13.7%)

509 (14.1%) 491

(14.3%)

615 (13.7%)

1,257 (10.2%)

1,253 (9.8%)

1,254 (9.7%)

1,367 (10.1%)

1,408 (10.7%)

962 (10.3%)

444 (14.6%)

1,407 (11.4%)

919 (11.2%)

406 (15.3%)

1,325 (12.2%)

920 (11.7%)

430 (15.4%)

1,350 (12.7%)

874 (11.6%)

797 (9.9%)

410 (16.3%)

424 (16.8%)

774 (9.2%)

785 (9.7%)

743 (9.1%) 696

(8.4%)

401 (16.8%)

307 (16.2%) 258

(14.5%) 264

(15.1%)

1,284 (12.7%)

1,221 (11.5%) 1,175

(10.9%) 1,093

(11.0%)

1,002 (10.1%) 960

(9.6%)

(注)乗用車・トラック・バスの台数は自工会区分による。

(2001年5月1日現在)

製作所 設立年 敷地面積

215,000

425,000

1,245,700

307,900

172,800

437,000

35,700

建物延面積

163,000

140,000

465,400

259,500

64,000

305,500

15,200

従業員数

1,600

1,800

4,900

2,400

500

3,500

180

主要生産品目

パジェロ、チャレンジャー、小型バス

ディアマンテ、ギャラン、レグナム、シャリオグランディス、

RVR、パジェロイオ

ランサー、ミラージュディンゴ、ディオン、ランサーセディア、セディアワゴン、エアトレック、リベロ、デリカスペースギア、ミニカ、トッポBJ、タウンボックス、ミニキャブ、パジェロミニ、軽自動車用エンジン・トランスミッション、小型乗用車用エンジン・トランスミッション

自動車用エンジン・トランスミッション

自動車用エンジン

ふそう大型トラック、中型トラック、小型トラック、特殊大型車両、トラック・バス用エンジン、トラック・バス用トランスミッション・車軸

歯車関係部品

1920年

1977年

1943年

1944年

1979年

1940年

1975年

名古屋

製作所

水島製作所

大江工場

岡崎工場

京 都

製作所

京都工場

滋賀工場

東 京

製作所

川崎工場

中津工場

233,300 30,400 140 無段変速トランスミッション(CVT)2000年八木工場

車   種

1,284,343 1,221,171 1,175,282

1,053台--

20,2026

7,6012,92847,16844,6146,174-142

33,64830,137

-101,391117,39418,29824,690

----

15,98671,18585,180

-35,33154,88237,32633,81055,16833,90294,691845

39,06635,56129,52427,98890,24517,5861,8377814,831

1996年度(平成8年度)

1,001,742

797台--

13,088-

5,4961,96077,31462,5435,340--

59,44822,861

-93,848100,86814,51613,934

----

10,29843,30273,684

-41,79948,87830,44735,89333,60237,04599,8961,16743,43251,59422,15522,16985,23914,9692,0095575,134

1997年度(平成9年度)

463台--

4.246-

2,2071,03338,74626,3028701,706-

88,25113,976

-95,661120,75810,786149

54,262--

3,5968,14848,792111,1852,26127,47541,93929,90034,61422,29029,27466,401717

24,87971,56213,03415,42463,16010,5271,9464405,632

1998年度(平成10年度)

230台38315

8,279-

2,355616

28,07616,8095,8801,302-

63,01020,33315,28277,80086,31910,796

-51,51650

3,6167219,00036,580112,54214,42137,31141,83128,53617,75813,88814,01376,511413

11,75995,91414,14016,14652,2678,8231,4543874,660

1999年度(平成11年度)

960,014

-台75942

4,406-114160

18,5148,27615,63055-

26,7344,02830,97757,937120,8754,761-

24,783-

1,4414788,13724,895112,5898,95343,99334,93527,83518,3479,89511,174127,141622

16,14392,47514,16015,02057,35310,1121,5133774,377

2000年度(平成12年度)

合    計

デ ボ ネ アプ ラ ウ デ ィ アデ ィ グ ニ テ ィデ ィ ア マ ン テシ グ マG T OF T Oギ ャ ラ ンレ グ ナ ムエ テ ル ナア ス パ イ アエ メ ロ ー ドシャリオ/シャリオグランディスR V Rデ ィ オ ンミ ラ ー ジ ュランサー/ランサーセディアリ ベ ロパジェロジュニアパ ジ ェ ロ イ オピ ス タ チ オタウンボックスワイドト ッ ポ B J ワ イ ドリ ベ ロ カ ー ゴパ ジ ェ ロ ミ ニミニカ・トッポB Jタ ウ ン ボ ッ ク スミ ニ カ バ ンミ ニ キ ャ ブミ ニ キ ャ ブ バ ンデ リ カデ リ カ Wパ ジ ェ ロパ ジ ェ ロ Wジ ー プス ト ラ ー ダチ ャ レ ン ジ ャ ー大 型 ト ラ ッ ク中 型 ト ラ ッ クキ ャ ン タ ーキャンター(1.5t)大 型 バ ス中 型 バ ス小 型 バ ス

(注)・表中台数は完成車及びKD車を示す。(海外生産用部品は不含) ・*印の車種は生産台数の推移のグラフの中ではトラック・バスに含まれる。

1. 生産台数の推移

3. 生産工場の概要

****

**

*******

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9国内販売

1経営理念・方針

#7#6

9国内販売1. 国内販売チャネルの概要 3. 国内のサービス体制

2. 国内登録・届出台数の推移

乗・ト 乗  用  車 トラック・バス

ふそう系

36社

(1.5t積以上のトラック)ふそう大型トラックスーパーグレート

ふそう中型トラックファイター・ファイターNXファイターミニヨン

ふそう小型トラックキャンターキャンターガッツ

(バス)ふそう大型・中型バスふそう小型バスローザ

ギャラン系

118社

〈乗用車〉ディアマンテギャラン、レグナムランサーセディアランサーセディアワゴンシャリオグランディスディオン、エアトレックディアマンテワゴン(輸入車)

〈商用車〉デリカリベロカーゴ、パジェロ、パジェロイオチャレンジャー

〈軽自動車〉ミニカ、トッポBJミニキャブ(バン・トラック)タウンボックス、パジェロミニ

カープラザ系

113社

ディアマンテアスパイア、レグナムランサーセディアランサーセディアワゴンシャリオグランディスRVR、ミラージュディンゴディオン、エアトレックディアマンテワゴン(輸入車)

デリカリベロカーゴ、パジェロイオチャレンジャー

チャネル

販社数

(2001年7月1日現在)

国内の自動車販売は、全国267社の販売会社(乗用車系は“ギャラン系”“カープラザ系”の2つの販売チャネル、またトラック・バスは“ふそう系”の販売チャネル)を通じて販売しています。

車両のエレクトロニクス化、ハイテク化に伴う車両整備の高度化に対応し、お客様へのサービス体制の一層の強化を図るため、三菱自動車直営の「テクニカルセンター」(最先端技術対応の整備拠点)と乗用車系販売会社の「テクニカルピット」(高難度整備工場)を全国に展開しています。

テクニカルセンター

・10拠点

・非常に高精度な測定が必要な電子回路・部品の故障診断・車両の走行状態を再現しつつ測定・チェックの必要な各種故障診断

・三菱自動車直営

テクニカルピット

・99拠点

・MUT(マルチユーステスター=電子制御システムの故障診断テスター)では判別しにくい電気回路故障診断・一般拠点では対応の難しい走行安定性、振動などの故障診断

・販売会社に在籍するテクニカルマスター(三菱自動車が定めたテクニカルマスター制度の認定試験に合格したサービススタッフ)が主体となって運営

拠 点 数

故障診断の

対応レベル

運   営

(注)乗用車、トラック・バスの台数は自工会区分による。上表は輸入車を不含。

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

台数 ※グラフ内の( )はシェアを表わす。

業  界

年  度

乗 用 車

トラック・バス

合  計

168,854 (5.1%)

575,013

406,159 (14.5%)

9.4%

170,869 (4.8%)

628,022

457,153 (14.8%)

9.5%

263,592 (5.7%)

660,851

397,259 (14.9%)

9.1%

332,085 (6.8%)

737,056

404,971 (15.0%)

9.7%

335,811 (7.3%)

756,409

420,598 (16.0%)

10.5%

342,885 (8.1%)

744,198

401,313 (16.4%)

11.1%

373,954 (9.5%)

721,621

347,667 (15.6%)

11.7%

406,113 (10.2%)

425,038 (10.4%)

381,767 (16.1%)

384,634 (16.0%)

12.4%12.5%

乗用車 トラック・バス

787,880809,672

379,488 (8.5%)

387,617 (16.2%)

11.2%

767,105

323,794 (8.3%)

299,480 (14.5%)

10.5%

623,274

331,367 (8.5%)

269,157 (15.7%)

10.7%

600,524

315,748 (8.1%)

260,710 (15.4%)

10.3%

576,458

286,775 (7.2%)

232,215 (13.6%)

9.1%

518,990

1987年度 (昭和62年度)

3,298,396

2,809,762

6,108,158

1988年度 (昭和63年度)

3,523,567

3,082,921

6,606,488

1989年度 (平成元年度)

4,588,808

2,658,892

7,247,700

1990年度 (平成2年度)

4,878,590

2,707,518

7,586,108

1991年度 (平成3年度)

4,611,427

2,625,107

7,236,534

1992年度 (平成4年度)

4,239,254

2,450,258

6,689,512

1993年度 (平成5年度)

3,947,078

2,224,444 2,406,191

6,171,522

1995年度 (平成7年度)

4,086,881

6,493,072

2,399,210

1996年度 (平成8年度)

4,450,864

6,850,074

2,067,456

1997年度 (平成9年度)

3,886,028

5,953,484

1,714,978

1998年度 (平成10年度)

3,876,259

5,591,237

1,687,720

1999年度 (平成11年度)

3,917,563

5,607,283

1,708,489

2000年度 (平成12年度)

3,987,950

5,696,439

2,365,924

1994年度 (平成6年度)

3,998,210

6,364,134

Page 21: MITSUBISHI MOTORS - 2001 三菱自動車 ファクト …Motors 」を設定致しました。この狙いは、 「クルマの話 しをするだけでドキドキする。」 「クルマに乗っていると

北海道

青森 秋田

山形

新潟

長野

東京

千葉

神奈川

愛知

岐阜

山梨

静岡 三重

徳島

香川

高知

愛媛

大分

宮崎

熊本

沖縄

長崎

佐賀

福岡

山口 広島

島根

岡山 鳥取 京都

鹿児島

奈良

大阪

兵庫

和歌山

埼玉

富山

福井

滋賀

石川

岩手

宮城

福島 栃木

群馬

茨城

-乗用車 

-トラック・バス

乗 ト 15  2

乗 ト 2  1

乗 ト 3  1

乗 ト 4  1

乗 ト 6  1 乗 ト 4  1

乗 ト 5  1

乗 ト 17  1

乗 ト 7  1

乗 ト 12  1

乗 ト 13  2

乗 ト 6  1

乗 ト 3  1

乗 ト 15  1

乗 ト 9  2

乗 ト 4  0

乗 ト 2  0

乗 ト 4  1

乗 ト 8  1

乗 ト 2  1 乗 ト 3  0

乗 ト 3  1

乗 ト 2  1

乗 ト 2  0

乗 ト 3  0

乗 ト 2  1

乗 ト 3  1

乗 ト 2  1

乗 ト 3  1

乗 ト 1  0

乗 ト 5  1

乗 ト 6  1

乗 ト 7  1

乗 ト 4  1

乗 ト 3  1 乗 ト 5  0

乗 ト 3  1

乗 ト 2  0 乗 ト 2  1

乗 ト 3  0

乗 ト 6  1

乗 ト 8  0

乗 ト 2  0

乗 ト 4  0

乗 ト 2  0

乗 ト 3  0

乗 ト 2  1

#9

「企業ポリシーである『いいもの ながく』の実現に向けて部・用品供給部門としては、お客様に三菱の高品質な自動車に末永くお乗り頂く為に、部・用品をスピーディーに供給する事が、最大の使命と考えます。その為に、“必要な部品を、必要な時に、必要な場所へ”をスローガンに掲げ、お客様が必要とする部品を迅速且つ全国どこにおいても同一のサービスが提供できるよう努めています。」

(1)部品デポ体制厚木、名古屋、高槻、水島の4部品センターと北海道、東北、中津、九州の4部品デポからそれぞれが担当する地域の販売会社へ部品を供給しており、業界トップレベルのサービスをより少ない在庫で実現するよう推進しています。

(2)お客様へ部品が届くまで本社コンピューターを中心としたオンラインネットワークと専用輸送網により販売会社から午後4時30分までに受注した部品は翌朝迄に販売会社へ届けています。

9国内販売

#8

4. 国内部品供給体制 国内自動車販売網

●都道府県別販売会社

三菱の販売会社 (2001年7月1日現在)

乗用車

トラック・バス

合 計

ふそう系

ギャラン系プラザ系

118社113社

36社

267社

乗用車系販売会社 ふそう系販売会社

三菱自動車本社(コンピューター)

国内・海外販社

製作所・部品メーカー

部品センター・部品デポ

注文 納期回答

お客様

納入

出荷

販売

生産指示

出荷指示

九州部品デポ

水島部品センター

高槻部品センター

北海道部品デポ

東北部品デポ

名古屋部品センター

厚木部品センター 中津部品デポ

(厚木部品センター大物部品収納自動倉庫“ハイラック”)

部品センター・部品デポの配置と担当地域 部品センターの内部

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10海外事業

1経営理念・方針

$1

三菱自動車で生産される車の約半数が世界各地(170ヶ国以上)へ輸出されています。完成車(BU:Buildup)の輸出の他に、各国の産業保護育成のための国産化奨励策や雇用拡大のため、当社から構成部品、コンポーネントを供給し、タイヤ・バッテリー等の現地調達部品と合わせ組立を行う方式(KD:KnockedDown)の輸出があります。又、KDの中でも出荷金額が1台分の構成部分品の60%未満のものを「海外生産用部品」(PPC:Pro-duction Parts & Components)として、KDとは別分類して台数カウントから除外しています。

$0

10海外事業1. 三菱自動車の海外生産会社の概況

社名(略称) 所在地 設立年月日 資本金 出資比率

三菱自動車 97.12%三菱商事他 2.88%

三菱自動車(MME) 99.0%現地 1.0%

三菱自動車 85%MIE 15%

三菱自動車 51%日商岩井 49%

三菱自動車 5.3%日商岩井 5.3%現地 89.4%

三菱自動車 8.0%三菱商事 8.0%現地 84.0%

三菱自動車 46.23%MHTC 52.04%現地 1.73%

三菱自動車 32.3%三菱商事 32.3%現地 35.4%

三菱自動車 88%三菱商事 12%

ダイムラークライスラー 10.46%三菱自動車 1.71%三菱商事 2.84%現地 84.99%

三菱自動車 14.61%三菱商事 5.01%現地 80.38%

三菱自動車 25%三菱商事 25%PROTON 25%現地 25%

1985年10月

1996年3月

1991年12月

1987年2月

1973年1月

1983年5月

1987年1月

1973年8月

100 North Mitsubishi MotorwayNormal, Illinois 61761 U.S.A.

Apartado 7, 2200 Tramagal, PortugaL

Dr.Hub van Doorneweg 1,6121 RD Born,The Netherlands

Ortigas Avenue Extention, Cainta, Rizal,Philippines

Carmelray Industrial Park, Canlubang, Calamba Laguna Philippines

HICOM Industrial Estate, Batu 3P.O.Box 710040198 Shah AlamSelangor Darul EhsanMalaysia

69-69/1-3 MU11Phaholyothin Road, Tambol KlongneungAmpur Klongluang, Phathumthanee 12120Thailand

Petukangan 3, JI. Raya BekasiKM-21 Pulogadung, Jakarta TimurP.O.Box. 3348/JKT 10033 & 1389/JKT13013 Jakarta , Indonesia

1284 South Road, Clovelly ParkSouth Australia 5042 Australia(Box 1851, G,P,O. Adelaid, S. A. 5001)

231, Yangjae-Dong,Seocho GuSeoul, 137-938, Korea

台北市敦化南路二段2號11樓

An Binh Village, Thuan An District,Binh-Duong Province, Vietnam(243 Truong Son Road, Thu Duc Dist,HCM City)

Mitsubishi Motor Manufacturingof America Inc. (MMMA)

Mitsubishi Trucks Europe-Sociedade Europeiade Automoveis,S.A.(MTE)

Netherlands Car B.V.(NedCar)

Mitsubishi Motors Philippines Corp.(MMPC)

Asian Transmission Corp.(ATC)

Perusahaan Otomobil Nasional Bhd.(PROTON)

MMC Sittipol Co.Ltd.(MSC)

Mitsubishi Motors Australia Ltd.(MMAL)

Vina Star Motors Corp.(VSM)

Hyundai Motor Co.(HMC)〔現代自動車株式会社〕

China Motor Corp.(CMC)〔中華汽車工業股 有限公司〕

⑭仁 分

P.T. Mitsubishi Krama Yudha Motors &Manufacturing (MKM)

1951年10月資本参加1979年5月( )

1967年12月資本参加1982年4月( )1969年6月資本参加1986年6月( )

1994年4月

88.75百万ドル

1,500百万エスクード

551百万ギルダー

1,640百万ペソ

350百万ペソ

543百万マレーシアドル

834百万バーツ

11,451百万ルピア

279百万豪ドル

1,476,454百万ウォン

11,293百万NTドル

16百万ドル

生産台数 売上高 従業員 事業内容

自動車製造生産車(エクリプス、ギャラン、ストラタス、セブリング)生産能力:24万台/年

自動車製造生産車(キャンター)生産能力:1万2千台/年(キャンターベース)

自動車製造生産車(三菱カリスマ、スペーススター、ボルボS40/V40)

自動車輸入・組立・販売組立車(ギャラン、ランサー、ストラーダ、デリカ、アドベンチャー、パジェロ、キャンター、

ふそうトラック、バス)生産能力:62,500台/年

部品製造(トランスミッション)トランスミッション加工・組立エンジン組立

自動車製造・エンジン組立・エンジン部品加工生産車(サガイスワラ、ウィラ、サトリア、プトラ、ペルダナ、ワジャ)生産能力:23万台/年

自動車製造・輸入・販売生産車(ランサー、ストラーダ)組立車(キャンター、ふそうトラック)

プレス部品製造、エンジン製造

自動車製造・輸入・販売生産車(マグナ、マグナワゴン、ベラーダ、ベラーダワゴン)生産能力:7万台/年

自動車製造・販売生産能力:1,500千台/年

自動車製造生産車(デリカ、バリカ、スペースギア、フリーカ、ギャラン、ランサー、キャンター、

ふそうトラック)生産能力:120千台/年

自動車製造・販売組立車(デリカミニバス、キャンター、パジェロ、ランサー、ジョリー、ウィラ*)生産能力:2.5千台/年

*ウィラはプロトン車

3,100人(41人)( )内日本人・内数

413人(16人)

5,061人(29人)

1,354人(10人)

562人(5人)

6,236人(7人)

2,945人(34人)

895人(9人)

3,355人(9人)

52,000人(0人)

2,929人(4人)

226人(6人)

2,882.6百万ドル('96年)2,890.4百万ドル('97年)2,433.8百万ドル('98年)2,480.7百万ドル('99年)3,477.7百万ドル('00年)

99.0億エスクード('96年)205.5億エスクード('97年)279.8億エスクード('98年)324.6億エスクード('99年)351.0億エスクード('00年)

3,558.0百万ギルダー('96年)5,127.8百万ギルダー('97年)6,505.3百万ギルダー('98年)7,132.2百万ギルダー('99年)6,033.5百万ギルダー('00年)

13,613百万ペソ('96年)10,693百万ペソ('97年)8,373百万ペソ('98年)9,500百万ペソ('99年)10,200百万ペソ('00年)

3,625百万ペソ('96年)3,051百万ペソ('97年)2,754百万ペソ('98年)3,200百万ペソ('99年)3,700百万ペソ('00年)

5,932百万マレーシアドル('96年)6,053百万マレーシアドル('97年)3,039百万マレーシアドル('98年)5,400百万マレーシアドル('99年)6,903百万マレーシアドル('00年)

393億バーツ('96年)302億バーツ('97年)320億バーツ('98年)390億バーツ('99年)457億バーツ('00年)

6,781億ルピア('96年)6,746億ルピア('97年)1,844億ルピア('98年)5,723億ルピア('99年)1,864億ルピア('00年)

1,828百万豪ドル('96年)2,475百万豪ドル('97年)2,438百万豪ドル('98年)2,203百万豪ドル('99年)2,448百万豪ドル('00年)

11兆4,898億ウォン('96年)11兆6,620億ウォン('97年)8兆6,980億ウォン('98年)14兆2,445億ウォン('99年)18兆2,310億ウォン('00年)

311億NTドル('96年)467億NTドル('97年)529億NTドル('98年)489億NTドル('99年)526億NTドル('00年)

12百万ドル('96年)20百万ドル('97年)20百万ドル('98年)18百万ドル('99年)26百万ドル('00年)

193,000台('96年)189,000台('97年)157,364台('98年)162,199台('99年)222,414台('00年)

5,552台('96年)7,130台('97年)9,210台('98年)11,405台('99年)11,714台('00年)

145,100台('96年)197,200台('97年)242,500台('98年)262,400台('99年)215,000台('00年)

37,800台('96年)29,600台('97年)15,257台('98年)15,502台('99年)15,257台('00年)

237,600台('96年)233,300台('97年)213,171台('98年)298,386台('99年)414,478台('00年)

198,000台('96年)213,000台('97年)92,000台('98年)170,702台('99年)188,572台('00年)

87,700台('96年)78,400台('97年)65,341台('98年)77,857台('99年)92,008台('00年)

75,600台('96年)73,100台('97年)7,700台('98年)23,200台('99年)66,900台('00年)

43,200台('96年)58,900台('97年)47,296台('98年)34,883台('99年)38,452台('00年)

三菱自動車 25%三菱商事 9.3%現地 65.7%

三菱自動車 15.3%三菱商事 5.7%現地 79%

1997年8月中華人民共和国遼寧省瀋陽市大東区東塔街3号

中華人民共和国黒龍江省ハルピン市平房区煙台路51号

Harbin Dongan Automotive EnginManufacturing Co., Ltd.(HDMC)〔ハルピン東安自動車エンジン製造有限公司〕

Shenyang Aerospace Mitsubishi MotorsManufacturing Co., Ltd(SAME)〔瀋陽航天三菱汽車発動機製造有限公司〕

1998年9月

738百万元

500百万元

自動車用ガソリンエンジン 製造及・販売自動車用ガソリンエンジン部品 製造・販売

自動車用ガソリンエンジン 製造・販売自動車用ガソリンエンジン部品 製造・販売

566人(11人)

120人(2人)

-('96年)-('97年)-('98年)

150百万元('99年)780百万元('00年)

-('96年)-('97年)

37台('98年)4,916台('99年)25,221台('00年)

三菱自動車 21.3%現地 78.7%

1996年11月中華人民共和国湖南省永州市冷水灘区張家舗

Hunan Changfeng Motor Co., Ltd.(CFA)〔湖南長豊汽車製造股 有限公司〕

⑫仁 分

222.6百万元自動車製造・販売自動車部品製造・販売

1,869人(8人)

-('96年)423百万元('97年)259百万元('98年)845百万元('99年)1,870百万元('00年)

-('96年)2,015台('97年)1,050台('98年)4,000台('99年)10,874台('00年)

1,281,800台('96年)1,242,100台('97年)812,078台('98年)1,307,031台('99年)1,525,167台('00年)

80,000台('96年)97,300台('97年)111,164台('98年)119,809台('99年)159,214台('00年)

208台('96年)659台('97年)684台('98年)560台('99年)947台('00年)

(注)生産台数はKDを含む

(2001年7月1日現在)

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大洋州

$3

10海外事業

$2

2. 三菱自動車の主な海外出資会社社名(略称) 所在地 設立年月日 資本金

115百万ドル

10百万ドル

5.7百万ドル

260百万ドル

13.5百万ドル

116.7百万ギルダー

3.5百万ギルダー

1百万マルク

1.5百万マルク

66百万デンマーククローネ

200百万ペセタ

1981年12月

1985年 4 月

1973年10月

1990年 8 月

1982年 4 月

1977年 1 月

1993年 4 月

1993年 4 月

1993年 4 月

1990年 4 月

1992年 7 月

6400 West Katella AvenueCypress CA 90630-0064U.S.A

100 Center Square RoadBridgeport, New Jersey 08014U.S.A.

6400 West Katella Avenue Cypress, CA 90630, U.S.A.3,000 Town Center Suite 1960SouthField,Michigan 48075 U.S.A.

6363 Katella Avenue, Cypress,CA 90630-5205 U.S.A.

Carr.2, Km20.1Barrio Candelaria, Toa Baja,Puerto Rico 00759

Douglassingel 1,1119MB Schlpol-RijkTHE NETHERLANDS

Douglassingel 1,1119MB Schlpol-RijkTHE NETHERLANDS

Schieterstein 11A65439 Florsheim FEDERAL REPUBLIC OF GERMANY

Diamantstrasse 165468 TreburFEDERAL REPUBLIC OF GERMANY

Provestensvej 50・DK-3000Helsingor, DENMARK

Mania Tubau, 7-Torre A,Planta 4aCtra・Fuencarral-Alcobendas, km・1222028050 Madrid, SPAIN

Mitsubishi Motor Sales of America, Inc.(MMSA)

Mitsubishi Fuso Truck of America, Inc.(MFTA)

Mitsubishi Motors America, Inc.(MMA)

Mitsubishi Motors Credit of America, Inc.(MMCA)

Mitsubishi Motors Europe B.V.(MME)

Mitsubishi Motor Sales Europe B.V.(MMSE)

Mitsubishi Motor Sales Denmark AS(MMSD)

Mitsubishi Motor Marketing ResearchEurope Gmbh (MMRE)

Mitsubishi Motor R&D Europe Gmbh(MRDE)

MMC Automoviles Espana SA(MMCE)

Mitsubishi Motor Sales of Caribbean, Inc.(MMSC)

欧               州

出資比率 売上高 従業員 事業内容

自動車輸入・販売及び関連事業(ディアマンテ、ギャラン、エクリプス、ミラージュ、パジェロ、チャレンジャー)

自動車輸入・販売(キャンター、ふそうトラック)

自動車関連情報収集

自動車販売金融業

自動車輸入・販売(ディアマンテ、ギャラン、エクリプス、ミラージュ、パジェロ、チャレンジャー、ストラーダ)

欧州事業統括、並びにNedCar等現地生産事業支援

車両・部品のマーケティング及び販売、各種サービス業務

MMSEの各種業務の支援、市場調査、サービス情報収集

製品開発、デザイン、各種試験、認証取得

自動車輸入・販売

自動車輸入・販売

821人(10人)

124人(9人)

31人(15人)

279人(2人)

95人(4人)

7人(6人)

280人(32人)

26人(5人)

72人(29人)

54人(1人)

110人(1人)

3,691百万ドル('96年)4,626百万ドル('97年)4,678百万ドル('98年)5,590百万ドル('99年)7,602百万ドル('00年)133.4百万ドル('96年)166.0百万ドル('97年)184.7百万ドル('98年)203.6百万ドル('99年)191.0百万ドル('00年)70.0百万ドル('96年)72.4百万ドル('97年)54.3百万ドル('98年)51.4百万ドル('99年)49.5百万ドル('00年)

687.0百万ドル('96年)754.5百万ドル('97年)717.9百万ドル('98年)747.4百万ドル('99年)858.7百万ドル('00年)532.0百万ドル('96年)534.1百万ドル('97年)546.5百万ドル('98年)514.1百万ドル('99年)498.6百万ドル('00年)

16.0百万ギルダー('96年)111.7百万ギルダー('97年)61.2百万ギルダー('98年)2.4百万ギルダー('99年)3.2百万ギルダー('00年)

1,748.0百万ギルダー('96年)3,155.8百万ギルダー('97年)5,113.0百万ギルダー('98年)8,636.7百万ギルダー('99年)7,901.0百万ギルダー('00年)

10.0百万DM('96年)9.8百万DM('97年)9.0百万DM('98年)10.0百万DM('99年)9.8百万DM('00年)28.2百万DM('96年)30.4百万DM('97年)26.4百万DM('98年)26.0百万DM('99年)32.1百万DM('00年)488.0百万DK('96年)572.0百万DK('97年)586.3百万DK('98年)749.0百万DK('99年)323.4百万DK('00年)

26,652百万ペセタ('96年)35,372百万ペセタ('97年)45,455百万ペセタ('98年)85,214百万ペセタ('99年)68,522百万ペセタ('00年)

三菱自動車 97.2%三菱商事 2.0%米国三菱商事 0.8%

三菱自動車 100%

三菱自動車 100%

2百万ドル1996年 2 月100N. Mitsubishi MotorwayNormal, IL 61761 U.S.A.

Mitsubishi Motors R & D of America, Inc.(MRDA) 製品開発、デザイン、各種試験、認証取得

123人(42人)

18.7百万ドル('96年)24.9百万ドル('97年)26.1百万ドル('98年)25.2百万ドル('99年)31.0百万ドル('00年)

MMA 100%

MMSA 100%

三菱自動車 100%

三菱自動車 100%

MME 82%

MCAE 18%

MME 100%

MME 100%

MME 100%

MME 50%

MCAE 25%

現地 25%

*MCAEとは、Mitsubishi Corporation Automobile (Europe) N.V.の略で、三菱商事の欧州現地法人

① MMNZ

MMSA ①

中近東

20ケ国

アフリカ

40ケ国

ヨーロッパ

30ケ国

北京事務所 ⑬ HMC

⑧ MKM

⑭ CMC⑤ ATC

④ MMPC

⑨ MMAL

⑦ MSC

⑩ SAME

⑫ CFA

⑪ HDMC

クアラルンプール 駐在事務所

イスタンブール駐在 事務所

ドバイ駐在 事務所

ヨハネスブルグ駐在 事務所

ジェッダ駐在 事務所 トリポリ駐在

事務所

⑥ MMCE

③ NedCar⑥ MME⑥ MMSE⑥ MMRE⑥ MRDE⑥ MMSD

② MTE

主な海外展開

① MFTA

① MMSC

中南米

41ケ国

大洋州

14ケ国

アジア・アセアン

23ケ国

VSM⑮

MMMA ①� MRDA ①

D

① MMCAEA

B

F

PROTON ⑥

L

HG

IJK

M

①MMAC

○A

○B

○C

○D

○E

○F

○G

○H

○I

○J

○K

○L

38.2百万NZドル1987年 5 月Todd Park, Heriot Drive Porirua, New Zealand

Mitsubishi Motors New Zealand Ltd.(MMNZ)

自動車輸入・販売(ランサー、ギャラン、シャリオ、デリカ、キャンター、パジェロ、ふそうトラック)

69人(2人)

370.4百万NZドル('96年)324.9百万NZドル('97年)291.0百万NZドル('98年)324.0百万NZドル('99年)327.2百万NZドル('00年)

三菱自動車(MHNZ) 100%

○M

(2001年7月1日現在)

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1998年

65.419.823.5

10.09.98.0

285.7

1998年

15.8前年比45%

19.3 65%9.0 13%

111.3 110%84.1 102%

前年比

89%108%99%

95%85%113%

111%

1999年

68.120.820.6

9.38.611.1

293.7

1999年

19.2前年比122%

15.7 81%24.4 271%101.8 91%69.9 83%

前年比

104%105%88%

93%87%139%

103%

2000年

52.316.619.3

10.27.510.5

269.1

2000年

30.2前年比158%

16.1 103%64.0 262%94.9 93%73.3 105%

前年比

77%80%94%

110%87%94%

92%

1997年

73.118.323.8

10.511.77.1

257.4

1996年

74.8前年比105%

36.5 115%76.3 104%77.8 75%61.1 94%

1996年

65.513.717.7

9.111.34.8

227.8

前年比

106%126%148%

103%109%126%

117%

1997年

35.2前年比47%

29.6 81%70.1 92%101.1 130%82.3 135%

前年比

112%134%135%

115%104%148%

113%

1999年度前年比

111%

95%

94%

174%

68%

149%

120%

175

110

104

304

30

10

734

2000年度前年比

130%

87%

127%

121%

133%

214%

121%

228

96

132

367

40

22

886

8,563

1998年

9,921

1999年

1,121

1996年

11,384

1997年

128,808

13,799-

67,513

81,312

53,8079,309-

65,692

1996年

101,157

10,206-

67,308

77,514

48,50310,066

-42,588

1997年

102,157

2,957-

57,668

60,625

45,61912,336

-44,202

1998年

136,656

--

43,239

43,239

53,1238,751-

74,782

1999年

9,219

2000年

167,759

--

24,173

24,173

57,34913,958

-96,452

2000年

56,742

81

56,823

4,245

4,245

8,3171,5973,1742-

31,33712,083232-

1,1371,3351,773

4,346

81--

65,414

1996年

76,415

207

76,622

6,08618191-

31,7176,91531,659

---

4,917

207--

81,539

1997年

79,795

79,795

4,164----

33,0724,12038,439

---

5,764

---

85,559

1998年

114,677

114,677

3,419----

47,1365,11559,007

---

6,010

---

120,687

1999年

137,439

137,439

117----

49,36921,57866,375

---

5,422

---

142,861

2000年

エクリプスエクリプススパイダーミラージュギャラン

MMSA合計

ECLIPSEECLIPSE SPYDERMIRAGEGALANT

レーザー/タロンミラージュアベンジャー/セブリング

C社合計

LASER/TALONSUMMITAVENGER/SEBRING

MMSA経由

クライスラー経由

1996年度前年比

120%

92%

75%

114%

107%

79%

119%

95%

81

146

83

60

60

32

1

462

1997年度前年比

99%

126%

94%

141%

135%

147%

159%

120%

80

185

78

84

81

47

2

556

1998年度前年比

113%

92%

48%

102%

100%

101%

67%

92%

90

169

37

86

81

47

1

511

■1.米国での販売状況(暦年)

■2.その他の販売状況〈乗用車+トラック〉(暦年)欧  州

アジア・アセアン・大洋州

(1)三菱自動車製車 (単位:台)

(単位:台)

(単位:台)

(単位:千台)

(2)米国三菱自動車製車

(3)豪州三菱自動車製車

$5

10海外事業

$4

3. 地域別輸出実績

北      米

欧      州

ア ジ ア

中 南 米

中近東・アフリカ

大 洋 州

そ の 他

合      計

1999年度前年比

139%

68%

102%

60%

61%

83%

75%

82%

126

115

38

51

49

39

1

419

2000年度前年比

121%

93%

153%

96%

94%

124%

69%

110%

152

107

58

49

46

49

1

462

(単位:千台)

1996年度前年比

101%

138%

76%

122%

144%

38%

110%

208

58

83

381

50

1

781

19967年度前年比

79%

170%

134%

91%

117%

97%

100%

165

98

111

346

58

1

780

1998年度前年比

95%

118%

100%

51%

76%

608%

78%

158

115

111

175

44

7

610

4. 地域別海外生産用部品出荷実績

北      米

欧      州

ア ジ ア

ア セ ア ン

大 洋 州

そ の 他

合      計

(単位:千セット)

販売チャンネル 車名(日本国内)

GTOディアマンテギャランシャリオRVRミラージュパジェロチャレンジャーその他

(乗用車計)

(商用車計)

MMSA合計

GTOシャリオ・RVRミラージュ

ストラーダ

(乗用車計)

(商用車計)

C社合計

キャンター/ふそう

ストラーダパジェロデリカ

現地車名

3000GTDIAMANTEGALANTEXPOEXPO LRVMIRAGEMONTEROMONTERO SPORT

STEALTHCOLT VISTACOLT/SUMMIT

RAM 50

FUSO

MIGHTY MAXMONTEROVAN

米国三菱自販(MMSA)経由

クライスラー経由

MFTA経由

合      計

ドイツオランダ英国

スイスオーストリアスウェーデン

欧州合計

タイフィリピンインドネシア台湾オーストラリア

販売チャンネル 車名(日本国内) 現地車名

マグナ/ベラーダ DIAMANTEMMSA経由

販売チャンネル 車名(豪州国内) 現地車名

(単位:千台)

0

100

200

300

400

500

600(千台)

2000年度

90

511

169

37

86

81

47

80

556

185

78

84

81

47

462

北米 81

欧州 146

アジア 83

中南米 60

中近東・アフリカ 60

大洋州 321996年度 1997年度 1998年度 1999年度

419

126

115

38

51

49

39

152

107

58

49

46

49

462

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900(千セット)

2000年度

610

158

115

111

175

44

165

780

98

111

346

58

781

北米 208

アジア 83

アセアン 381

大洋州 50

欧州 58

1996年度 1997年度 1998年度 1999年度

734

175

110

104

304

3010 22

886

228

96

132

367

40

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4)特  長  約600台のロボットを使い、溶接工程では90%を超える自動化率、また組立工程でも約20%の自動化率です。さらに多車種混流生産に対応できるフレキシブルで高能率・高精度な生産ラインを持つことなどが評価され、1989年1月には「全米プロフェッショナル・エンジニアーズ協会」から『1988年最優秀技術革新賞』を受賞しています。

(5)生産1)生産車種3ドア・ハッチバック・スポーツ・スペシャリティ●三菱エクリプス(MITSUBISHI ECLIPSE)4ドアセダン●三菱ギャラン(MITSUBISHI GALANT)2ドア・スポーツ・クーペ●ダッヂ・ストラタス(DODGE STRATUS)、クライスラー・セブリング(CHRYSLER SEBRING)2ドア・スポーツ・スペシャリティ(コンバーティブル)●三菱エクリプス・スパイダー(MITSUBISHI ECLIPSE SPYDER)

2)生産/販売生産/販売実績(暦年)

3)部品調達関係車のエンジン、トランスミッション等のコンポーネントは日本から輸出していますが、その他の多くの部品は現地で調達しています。現時点で現地調達率は約70%以上です。

$7

■1.Mitsubishi Motor Manufacturing of America Inc.(略称:MMMA)(1)所在地米国イリノイ州ブルーミントン・ノーマル市100 N.Mitsubishi Motorway, Normal Illinois 61761 U.S.A(注)正確にはブルーミントン市とノーマル市の二つの市の総称であるが、通常両市を併せ、あたかも一つの市の様に呼称します。この様な形

態を米国ではツインシティと呼びます。

(2)沿革1985年4月 米国における乗用車合弁生産についてクライスラー社との覚書に調印

10月 クライスラー社と合弁でDSM(Diamond Star Motors)を設立。1988年9月 DSM工場生産立上り1989年1月 三菱エクリプス/プリムス・レーザー販売開始

9月 4WD車(三菱エクリプスGSX、イーグル・タロン)販売開始11月 優秀環境保全事業賞を受賞

1990年2月 三菱エクリプスを日本国内で販売開始7月 三菱ミラージュ/イーグルサミット生産開始(1992年5月まで生産)

1991年3月 エクリプスを欧州に初輸出10月 クライスラー社保有のDSM株式全株を購入

1992年10月 生産累計50万台達成1993年1月 三菱ギャラン生産開始(7月から販売)1994年5月 新型三菱エクリプス/イーグルタロン生産開始

7月 ダッジ・アベンジャー生産開始(10月から販売)9月 生産累計75万台達成11月 クライスラー・セブリング生産開始(1995年1月から販売)

1995年7月 MITSUBISHI MOTOR MANUFACTURING OF AMERICA, Inc. に社名変更10月 10周年100万台達成記念式典開催12月 三菱エクリプス・スパイダー生産開始

1996年1月 輸出車生産累計 55万台達成1997年9月 ギャラン生産累計 25万台達成1998年5月 新型三菱ギャラン生産開始(7月から販売)1999年5月 新型三菱エクリプス生産開始(1999年7月から販売)

9月 ISO9002認証取得2000年1月 新型三菱エクリプス・スパイダー生産開始(2000年2月から販売)

(3)会社概要1)資本金 88.75百万$2)株主  株主構成:三菱グループ100%3)従業員数 2000年12月31日現在 3,100人

(4)工場概要1)敷地面積  257万平方メートル(78万坪)2)建物延面積 19万平方メートル(6万坪)3)生産能力  24万台/年(2直フル稼働時)

10海外事業

$6

5. 主要会社の概要

1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年

GALANTECLIPSE/LASER/TALONECLIPSE SPYDERMIRAGE/SUMMITAVENGER/SEBRING/STRATUS

合   計 90,663 148,532 153,506 140,156 135,610 170,318 218,507

-90,631-32

-138,689-9,843-

-120,341-33,165-

-126,206-13,950-

42,52293,088---

65,42690,195--14,697

55,53980,994--81,974

(単位:台)

生 産

MITSUBISHI GALANTMITSUBISHI ECLIPSEECLIPSE SPYDERMITSUBISHI MIRAGEDODGE AVENGERDODGE STRATUSCHRYSLER SEBRINGEAGLE TALONPLYHMOUTH LASEREAGLE SUMMIT

合   計 60,261 119,318 135,830 126,047 120,195 154,151 181,087

-32,018-----7,14521,098-

-49,542-335---28,22740,1771,037

-49,278-20,218---29,85328,2018,280

-53,712-11,233---29,81324,4636,826

18,35157,083-434---27,33115,9921,004

65,65651,826-7

4,846--27,2504,566-

48,47852,555--34,521-24,54720,789197-

1996年

193,013

56,97662,11713,518-60,402

210,120

65,69253,8079,309-35,752-31,76113,799--

1997年

189,023

42,85067,23311,401-67,539

178,671

42,58848,50310,066-31,943-35,36510,206--

1998年

157,364

45,86340,34610,813-60,342

162,782

44,20245,61912,336-24,084-33,5842,957--

1999年 2000年

162,199

64,79450,9655,713-40,727

179,895

74,78253,1238,751-17,658-25,581---

222,414

104,31561,78417,379-38,936

191,932

96,45257,34913,958-5,5125,79112,870---

MMMA外観

(注)

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(4)工場概要1)敷地面積 約910千平方メートル2)建物延面積 約330千平方メートル3)生産能力 28万台/年

(5)生産1)生産車種三菱が開発した共用プラットフォームを使用して、三菱、ボルボ各々のジョイントベンチャー車を生産。スタイルを中心に差別化を図ると共に、生産及び費用効率確保のために、可能な限り部品の互換性を図っています。三菱車は三菱ブランドで、ボルボ車はボルボブランドで各々販売しています。・三菱カリスマ欧州市場に最適なコンセプトの小型乗用車。三菱が欧州で販売しているランサーとギャランの中間に位置し、1600cc、1800ccのガソリンエンジン、1800ccのGDIエンジン(三菱製)、1900ccディーゼルエンジン(ルノー製)、INVECS-24AT(三菱製)、5MT(ルノー製)を搭載。・ボルボS40(セダン)・V40(ハッチバック)ボルボS70・V70シリーズの下位に位置する。4ドアセダンのボディに1800cc、2000ccのガソリンエンジン(ボルボ製)、1800ccのGDIエンジン(三菱製)、1900ccディーゼルエンジン(ルノー製)を搭載。・三菱スペーススタースペースユーティリティを重視した小型乗用車。1300cc・1600ccのガソリンエンジン、1800ccのGDIエンジン(三菱製)、1900ccディーゼルエンジン(ルノー製)、INVECS-24AT(三菱製)、5MT(三菱製・ボルボ製・ルノー製)を搭載。

2)生産実績

・2001年の生産は約21万台を計画している。3)現地調達比率・約80%・生産にあたっては1900ccディーゼルエンジンとトランスミッション(5MT)にフランス・ルノー製を採用する他、ほとんどの部品を欧州域内の約260社(ドイツ:80社、オランダ:50社、フランス:30社他)のサプライヤーから調達することで現地調達率を高めています。

$9

■2.Netherlands Car B. V.(略称:NedCarネ ッ ド カ ー

)(1)所在地 本社及び組立工場 オランダ・リンバーグ州ボーン市

Dr. Hub van Doorneweg 1. 6121 RD Born, The NetherlandsP.O.Box 150, 6130 AD Sittard, The Netherlands

(2)沿革(設立年月日:1991年12月1日)・1991年8月31日、オランダでの乗用車合弁について、三菱とオランダ政府、スウェーデン・ボルボ・カー・コーポレーション(VCC)、3社により正式契約に調印しました。・1991年11月に三菱がオランダ・ボルボ乗用車会社の株式33.3%を、スウェーデン・ボルボ乗用車会社が33.3%を各々オランダ政府から取得しました。これにより、オランダ・ボルボ乗用車会社は3社対等の合弁会社となり、1991年12月1日社名をNetherlands Car B.V.に変更しました。・1999年2月、オランダ政府はNedCar株主間契約に基づき、オランダ政府が保有するNedCar株式をMMCとVCCへ売却しました。・2001年3月、三菱はVCCが所有するNedCar株式50%を取得しました。〈工場の歴史〉

1928年 オランダ政府がトレーラーメーカーとしてDAFを設立1950年 DAFで商用車の生産開始1959年 DAFで乗用車の生産開始1967年 ボーン工場設立1973年 ボルボ社が33%資本参加1975年 ボルボが出資比率を75%に引上げ、社名をボルボ・カー・B.V.に変更1978年 政府出資を45%に引上げ1981年 政府出資を70%に引上げ

(3)会社概要1)資本金・株主・550,950千ギルダー・株主構成 三菱自動車グループ 100%

〔三菱自動車85%、MIE15%(MME7.5%、MCAE(三菱商事現地法人)4.2%、ディストリビュータ3.3%)〕2)役員*経営体制としてスーパーバイザリーボードとマネジメントボードがある。SUPERVISORY BOARD:

三菱自動車 2名その他   1名

BOARD OF MANAGEMENT:NedCar PresidentNedCar Executive Vice PresidentMME Cheif financial Officer の3名

3)従業員数5,061人('00年実績)

10海外事業

$8

NedCar外観

1994年実績 1995年実績 1996年実績 1997年実績 1998年実績 1999年実績 2000年実績

三菱カリスマ - 19,100 44,401 82,255 78,239 54,460 28,784三菱スペーススター - - - - 13,645 58,871 30,097ボルボS40/V40 - 2,071 70,688 114,970 150,920 149,074 156,334ボルボV400 92,059 99,037 30,001 - - - -

合 計 92,059 120,208 145,090 197,225 242,804 262,405 215,215

(単位:台)

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■3.Mitsubishi Trucks Europe-Sociedade Europeia de Automovieis,S.A.(日本語名:欧州三菱トラック株式会社 略称:MTE)

(1)所在地 Apartado 7, 2206-906 Tramagal, Portugal(リスボンから北東約150Km)

(2)設立の経緯1972年   ポルトガルで組立・販売開始(キャンター・ふそうトラック)'80年代   ベルギー・オランダ・アイルランドで組立・販売開始1982年   ポルトガル国産化開始(20%)1991年   ポルトガル組立製造会社 Tramagauto社 設立

(ポルトガル販売会社 MMP100%出資)1995年7月 Tramagauto社株 96.5%を三菱自動車欧州統括会社MMEが買収[全欧州のキャンター組立製造オペレーションを統合し、欧州での供給基地とする]1996年4月 Tramagauto社をMTEに社名変更

(3)会社概要1)資本金  15億エスクード(約7.5億円)2)株 主  Mitsubishi Motors Corporation(MMC):99%

J.Rosa(同社副社長) : 1%3)従業員数 413人(当社派遣者16人)

(4)工場概要1)敷地面積  約110千平方メートル2)建物延面積 約24千平方メートル

(5)生産1)生産車種  キャンター2)生産実績

3)現地調達率 キャンター約50%

%1

(6)三菱生産方式のNedCarでの評価とその改善内容基本的に三菱自動車の生産方式を取り入れたが、オランダ人と日本人との交流を重視し、現場改善、QCサークル活動等日本式のオペレーションをオランダに適合する形で採用した。(生産ラインの特長)・プレス工場に最新鋭のトランスファープレスを2機導入・溶接工場にフレキシブル溶接組立ラインを採用・塗装工場には、塗料に水性塗料を使用・最終組立工場には、自動化ラインを設置

(7)大陸(オランダ)を三菱の欧州生産拠点に決めた理由・労働環境、金融市場状況、欧州内への供給、部品調達等、交通・運搬事情などの良さ、言語も英語が通じること、オランダは欧州のセンターに位置すること・また、オランダにはボルボの工場があり、ボルボの車づくり、品質についての考え方で一致した点を見出すことができた等の理由。

10海外事業

%0

1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年

生産台数 9,074 8,577 6,920 7,176 5,597 7,256 9,210 11,405 11,714

Space Star

工場内 工場内 MTE工場 MTE本社屋

(単位:台)

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国内取扱販社 EON

(3)会社概要1)資本金 543百万マレーシア・ドル

2)株主 Petroliam Nasional Berhad*1 27.2% 三菱自動車 8.0%Khazanah Nasional Bhd.*2 18.0% 三菱商事 8.0%その他(一般株主等) 38.8%*1 マレーシア国営石油会社*2 マレーシア政府(大蔵省)投資会社

3)従業員数 6,236名三菱自動車からの派遣者 7名

(4)工場概要1)敷地面積  942千平方メートル(内鋳造工場95千平方メートル)2)建屋面積  435千平方メートル(内鋳造工場18千平方メートル)3)生産能力  23万台/年(2直稼働)操業開始時能力は8万台/年(2直稼働)。その後国内の需要増及び輸出台数の拡大に対応して、順次能力拡大を実施しました。

4)国産化の状況マレーシア自動車部品産業の育成は国民車プロジェクトの目的の一つであり、PROTONはこの推進役としての役割を持っています。ア)国産部品点数 ベンダー部品 4,556点イ)国産化率  約85%(2000年3月末)ウ)ベンダー社数 185社

(5)生産車種

%3

■4.Perusahaan Otomobil Nasional Bhd.(略称:PROTON  プ ロ ト ン  

)(1)所在地 HICOM Industrial Estate, Batu 3 P.O.Box 7100, 40198 Shah Alam,

Selangor Darul Ehsan, Malaysia

(2)設立の経緯マレーシア工業化政策の一環として国民車プロジェクトがマハティール首相の発意によりスタートし、自動車製造会社PROTON及び販売会社EON(Edaran Otomobil Nasional Berhad)が設立されました。PROTONはマレーシア重工業公社(Heavy Industry Corporation of Malaysia)=現:HICOM HoldingsBerhadと、日本の三菱自動車/三菱商事との三者合弁事業として発足し、その後1992年3月に株式を公開しました。三菱自動車及び三菱商事は国民車事業への資本参加のみならず、開発・設計・生産技術等の技術移転の他、工場建設・部品供給・人員派遣など、幅広い分野でこのプロジェクトを支援しています。

<主な沿革>1983年5月 HICOMと三菱自動車/三菱商事の間で合弁事業関連諸契約締結

8月 工場建設開始1985年7月 PROTON SAGA量産第1号車ラインオフ

9月 国内販売開始1986年12月 輸出開始(バングラディシュ向け)1988年8月 マレーシア政府の要請により三菱自動車/三菱商事から経営陣を派遣1989年1月 英国向け輸出開始

6月 エンジン組立国産化開始1990年12月 エンジン・トランスミッション新工場完成1992年3月 クアラルンプール証券取引所に株式上場1993年4月 R&Dセンター開所

5月 新モデルWIRA発表・発売7月 三菱派遣社長よりマレーシア人社長へバトンタッチ

累計50万台達成1994年4月 鋳造工場完成

6月 左ハンドル車輸出開始10月 左ハンドル車欧州大陸向け輸出開始

1995年1月 上級モデルPERDANA(2.0L車)発表・発売3月 3ドアハッチバック車SATRIA発売7月 量産開始から10周年を迎える10月 マレーシア政府指名幹部による経営から民営の経営体制に変更

SATRIA英国輸出開始1996年4月 TIARA発売

10月 英国ロータス社を買収(63.75%の株式を取得)12月 量産累計100万台達成

2ドアクーペ車PUTRA発表・発売1997年3月 タンスリ・ヤハヤ会長事故死に伴いダト・サレー会長体制発足

12月 '97年1~12月PROTON車国内販売185千台、マレーシア乗用車総需要308千台、マレーシア自動車総需要405千台と各々史上最高を記録

1999年5月 新R&Dセンター開所2000年5月 新モデルWAJA発表(8月末発売開始)

10月 PROTONはDRB, Erat Bakti, Khazana保有の販社USPD株式70%を取得し、100%子会社化。12月 PETRONAS(マレーシア国営石油会社)はHICOM保有のPROTON株式全数27.2%を取得。

10海外事業

%2

(6)プロトン車生産(MMCベース車)<生産実績>(含、組立委託生産分)

1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年

国 内 向 80.2 96.3 110.7 132.0 176.0 185.0 74.0 152.9 179.1

輸 出 向 18.7 21.8 16.5 23.0 22.0 28.0 18.0 17.8 9.5

計 98.9 118.1 127.2 155.0 198.0 213.0 92.0 170.7 188.6

車  名

ボデータイプ

生産場所

仕 向 地

エンジン・トランスミッション

SAGA "ISWARA" WIRA SATRIA PUTRA PERDANA WAJA

4ドアセダン

PROTON

国内・輸出(RHD)

●1300cc, 5M/T●1500cc, 5M/T●1500cc, 3A/T

←←←

←←←

●1600cc, 5M/T●1600cc, 4A/T●1800cc, 5M/T●1800cc, 4A/T

●2000cc, 5M/T(ディーゼル)

←←←←←←←

←←←←←

●2000cc, 5M/T●2000cc, 4A/T●2000cc, 4A/T(V6)

●1600cc, 5M/T●1600cc, 4A/T

EON

5ドアハッチバック

PROTON

EON

4ドアセダン

PROTON

国内・輸出(RHD・LHD)

PESB

5ドアハッチバック

PROTON

PESB

3ドアハッチバック

PROTON及び組立会社委託

PESB

2ドアクーペ

PROTON

国内

EON

4ドアセダン

PROTON

国内

EON, PESB

4ドアセダン

中規模工場

国内・輸出(LHD)

(参考)TIARA生産台数累計('96~'99):26,657台(上記台数の外数)

(暦年、単位:千台)

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%5

(7)国内販売1)販売会社

2)販売状況マーケットニーズに則した商品、高性能・高品質、優位な価格によりマレイシア国内乗用車市場で60%を超えるシェアを維持しています。

(8)輸出1)輸出状況・国民車プロジェクトの当初構想に輸出は含まれていませんでしたが、1986年末から近隣諸国を対象に少量輸出を開始。1989年より英国輸出を開始、1994年より欧州大陸を含む左ハンドル車市場への輸出を行っています。

2)輸出実績 10海外事業

%4

■5.Mitsubishi Motors Australia Ltd.(略称:MMALエムエムエーエル

)(1)所在地 1284 South Road, Clovelly Park, Adelaide, South Australia, Australia

(2)沿革1916年 I. J. RICHARD & SONS LTD.の社名で車両製造業として創業1947年 米国クライスラー社により買収、社名をCHRYSLER DODGE DE SOTO DISTRIBUTERSに

変更1951年 CHRYSLER AUSTRALIAに社名変更1955年 TONSLEY PARKに工場用地購入1964年 TONSLEY PARK工場完成1967年 LONSDALE工場操業開始1971年 三菱ギャラン組立開始1977年 三菱シグマ組立開始1980年4月 米国クライスラー社保有株を全株取得の上、三菱両社により買収

三菱自動車49.8%、三菱商事49.8%、一般株主0.4%10月 現地名MITSUBISHI MOTORS AUSTRALIA LTD.に社名変更

1982年10月 三菱コルト(ミラージュ)発売開始1985年4月 三菱マグナ発売開始(前々モデル)1991年4月 三菱マグナ発売開始(前モデル)1992年9月 三菱マグナワゴン米国へ輸出開始1995年6月 増資新株式をMMCにて全額引受け、持株比率をMMC60%、MC40%とする1996年4月 新型三菱マグナ発売開始

9月 新型三菱ディアマンテ米国へ輸出開始11月 新型三菱シグマ一般地域へ輸出開始

1997年4月 新型三菱マグナ/ベラーダワゴン発売開始2000年12月 増資新株式をMMCにて全額引受け、持株比率をMMC88%、MC12%とする

(3)会社概要1)資本金  279.3百万オーストラリア・ドル2)株主   三菱自動車88%、三菱商事12%3)従業員数 約3,355人

(4)工場概要トンズレーパーク工場 ロンズデール工場

所 在 地 アデレード市内 アデレード市内

敷地面積 701,600平方メートル 297,000平方メートル

建屋面積

生産品目

マグナセダン/ワゴン、

ベラーダセダン/ワゴン、

完成エンジン(V6 3.0 & 3.5)

エンジン部品(シリンダーブロック、

シリンダーヘッド、カムシャフト)

174,000平方メートル

生産能力 7万台/年完成エンジン:6万基/年

シリンダーブロック:44万個/年

053,600平方メートル

EON本社PROTON本社

販 社 名

会社設立

資 本 金

株主構成

拠 点 数

取扱車種

Edaran Otomobil Nasional Bhd.(略称:EON)

1984年5月

RM 226.8百万

HICOM :32.0%

KPSB : 8.0%

Jardine :19.4%

Khazanah Nasional Bhd. : 7.0%

一般 :33.6%

175

・SAGA ISWARA(4ドアセダン・5ドアハッチバック)

・WIRA(4ドアセダン)

・PERDANA(4ドアセダン)

・WAJA(4ドアセダン)

PROTON Edar Sdn. Bhd.(略称:PESB, 旧USPD)

2000年11月

RM 10百万

PROTON:100%

97

・PUTRA(2ドアクーペ)

・SATRIA(3ドアハッチバック)

・WIRA(5ドアハッチバック)

・TIARA(5ドアハッチバック)

・WAJA(4ドアセダン)

1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年

プロトン車 140,647 176,100 185,220 86,476 150,622 177,384(シェア) (62.5%) (63.9%) (60.2%) (62.8%) (65.0%) (62.9%)

乗用車総需要 224,992 275,693 307,816 137,650 239,633 282,100

(暦年、単位:台)マレーシア国内販売状況

※プロトン車はMMCベース車(除くTIARA)

1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年

輸出台数 14,961 20,846 21,921 25,280 18,270 15,643 10,810

(内英国) (10,169) (7,264) (10,338) (12,969) (6,157) (5,175) (2,902)

(単位:台)

※1986~1992年輸出累計 60,212台(うち英国 51,966台)

MMAL工場

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(7)生産・販売1)生産・販売実績

2)現地調達率

(8)輸出1987年6月にMSC社/カナダ・クライスラー社との間で契約が結ばれ、1988年1月からランサーのカナダ向けの輸出を開始し、1992年からは、欧州向けに1トンピックアップトラックの輸出を開始しました。又、'95年11月に発表した新型ピックアップトラックをタイにて集中生産し、'96年7月より欧州・豪州向輸出を開始、現在北米を除く全世界に輸出しています。

タイからの出荷台数

■6.MMC Sittipol Co.,Ltd.(略称:MSCエムエスシー

)(1)所在地 69-69/1-3 Mu11 Phaholyothin Road, Tambol Klongneung, Ampur Klongluang,

Phathumthanee 12120, Thailand

(2)沿革1961年5月 販売会社Sittipol Motor Co.(SMC)設立1964年10月 自動車組立会社The United Development Motor Industries Co.,Ltd.(UDMI)設立

(現地資本100%)1965年 UDMIの株60%を取得1973年 SMCの株40%を取得1987年1月 UDMIとSMCの両社を合併(現地資本52%、三菱自動車48%)し、製造/卸売会社となる1997年7月 MHTC(現地資本51%、三菱自動車49%の持株会社)増資引受1997年8月 リーグループの保有する株式の約93%を取得

(3)会社概要1)資本金  8億3400万バーツ2)株主   三菱自動車46.23%、MHTC52.04%、リーグループ1.73%3)従業員数 約2,945人

%7

10海外事業

%6

(単位:台)

乗用車

54% 60% 52% 45%

車体 ENG.

1トンピックアップトラックバス

MSC

(単位:台)

(6)工場概要

(ラカバン工場)No. 61 Moo 4. Lamplatiew District. Lardkrabang IndustrialEstates, Bangkok, Thailand

(ラムチャバン工場)199 Mu 3 Laemchabang Industrial Estates, Tambol TongsukhlaAmphor Sriracha, Cholburi, Thailand

ラムチャバン工場

第1工場 第2工場

所 在 地

生産車種 大中小型トラック・バスランサーギャラン

L200(ストラーダ)

バンコク市内

ラカバン工場

ラムチャバン工業団地(バンコク郊外約100km)

建屋面積 10,800m2 27,000m2 42,000m2

生産能力 16,000台/年 60,000台/年 60,000台/年

(5)概況1)生産・販売実績

'00年総需要は前年を0.8千台上回る史上2番目の767千台を記録しました。'00年7月からの税制改正(GST導入)による車両価格低下で、7-12月6ヶ月間の総需要は423千台に達し、過去最高の'98年を26千台も上回る空前の活況を呈しました。MMALは、年央で新型パジェロ、マグナ/ベラーダの新年式モデル投入する一方、その後生産事業撤退報道が再燃し、伸び悩みましたが、12月にMMCからの100億円増資を実施を挺子に挽回、通年での販売台数は業界平均を上回る前年比5%増を達成し、シェアは前年8.8%から9.2%へ回復しました。

販       売

乗用車

(シェア)

商用車

(シェア)

合計

(シェア)

対前年比

総需要

生産

1994年

25,315

(16.3%)

44,882

(13.6%)

70,197

(14.4%)

(100.1%)

486,204

76,557

1995年

18,006

(11.0%)

53,420

(13.1%)

71,426

(12.5%)

(121.8%)

571,290

78,151

1996年

20,918

(12.1%)

53,842

(12.9%)

74,760

(12.7%)

(104.7%)

588,990

87,672

1997年

9,309

(7.0%)

25,882

(11.2%)

35,191

(9.7%)

(47.0%)

363,114

78,413

1998年

3,303

(7.1%)

12,537

(12.8%)

15,840

(11.0%)

(45.0%)

144,066

65,341

1999年

4,049

(6.1%)

15,123

(10.6%)

19,172

(8.8%)

(121.0%)

218,330

77,857

2000年

3,703

(4.5%)

26,538

(14.8%)

30,241

(11.5%)

(157.7%)

262,189

92,008

販  売

乗用車

(マグナ・ベラーダ)

完成輸入車

合計

(シェア)

総需要

生産

1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年

40,463 33,215 32,387 41,008 35,844 28,239 26,271

32,236 29,507 26,560 39,121 45,807 38,902 44,328

72,699 62,722 58,947 80,129 81,651 67,141 70,599

12.2% 10.0% 9.3% 11.3% 10.4% 8.8% 9.2%

597,904 324,821 634,888 706,064 788,301 766,393 767,244

47,859 39,728 43,235 58,920 47,296 34,883 38,452

(単位:台)

2)輸出

従来、三菱自動車ではディアマンテの完成車輸出のほとんどは日本で生産し輸出してきましたが、現在は日本向けを除いてMMALに生産を集約し、米国をはじめ世界各国に輸出をしています。

3)国産化率 70%後半

ディアマンテ

1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年

6,936 5,868 11,713 17,450 9,549 10,063 12,037

(単位:台)

乗用車

商用車

1994年

1,472

5,910

1995年

58

6,031

計 7,386 6,089

1996年

3

12,555

12,558

1997年

3

40,069

40,072

1998年

1,720

59,023

60,743

1999年

3,232

63,072

66,304

2000年

2,386

75,043

77,429

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10海外事業

%9

■1.クライスラー社(ダイムラー・クライスラー社)との提携の歩み1969年5月 三菱重工、クライスラー社と自動車合弁事業に関する覚書に調印1970年10月 三菱自動車、クライスラー社との合衆国流通契約(USDA)を締結1971年9月 クライスラー社、第1段階分15%の資本払込み完了1982年8月 クライスラー社と海外販売契約(IDA:International Distribution Agreement)終了1982年10月 MMSA(米国三菱自動車販売)販売を開始

販売車種:スタリオン、コルディア、トレディア、1トンピックアップ、モンテロ(パジェロ)1984年12月 クライスラー社とV型6気筒ガソリンエンジン供給契約に調印1985年10月 三菱自動車とクライスラー社の間で乗用車工場をイリノイ州ブルーミントン・ノーマルに建設すること

で合意、合弁会社設立契約を締結DSM-ダイヤモンド・スター・モーターズ・コーポレーション設立(現MMMA-ミツビシ・モーター・マニュファクチャリング・オブ・アメリカ)

1991年10月 クライスラー社のDSM社持株を三菱グループで全額購入

%8

6. 主要な海外提携関係

■2.メルセデス・ベンツ社(ダイムラー・クライスラー社)との提携の歩み1987年9月 三菱自動車と独ダイムラー・ベンツ社との間で次の3項目について基本合意

1.ベンツ社製乗用車のうち日本で販売されている全シリーズ及び商用車・バスの一部車種(T-1トランスポータ、MB-Nシリーズ、多目的四輪駆動車ウニモグ、特殊大型トラクタ及びスーパーハイデッカバスO303)を三菱自動車の販売網により日本国内で販売することとし、両社で具体的計画策定・推進に着手

2.三菱自動車の商用車を欧州のベンツ社生産拠点で現地生産することの事業性につき両社でフィジビリティスタディに着手

3.小型商用車の共同開発の検討に着手1989年1月 乗用車販売のための1号店「シュテルン中央」営業開始

4月 商用車販売の為の合弁会社「シュトットガルト・トラック・バス販売株式会社」(略称:STB)を設立1991年7月 ベンツ商用車取扱店として、ふそう系全販売会社(47社)が契約し営業開始1993年11月 南アフリカ共和国においてメルセデス・ベンツと協力して三菱自動車製1トンピックアップトラックを

組立・販売する事業について合意1994年4月 ベンツ商用車については従来のSTBに加え、当社もMBAGから直接輸入・販売する体制に変更

11月 メルセデス・ベンツ南アフリカ社で1トンピックアップトラック(COLT)の生産開始12月 メルセデス・ベンツ南アフリカ社のディーラーを通じて1トンピックアップトラック(COLT)を販売

1996年9月 ベンツ商用車の販売終了(既販売車両のアフターサービス、部品供給は従来同様ふそう系販社で行う)

●クライスラー社による三菱自動車株 持株数・出資比率の推移三菱自動車

資  本  金

(千円)

三菱自動車

発行済株式数

(千株)

29,900,0001970年 4月

1971年 9月

1985年 6月

1985年11月

1988年12月

1989年 9月

1989年12月

1992年3月~93年6月

1993年 7月

35,177,000

35,177,000

35,177,000

65,077,450

65,077,450

109,477,450

109,477,450

109,477,450

★2,999

★3,517.7

703,540

703,540

773,894

773,894

853,894

853,894

853,894

クライスラー社

(含む子会社)

持株数(千株)

★527.7

140,708

168,850

168,850

93,850

93,850

50,250~23,250

備    考

三菱自動車設立(全額三菱重工出資)

第3者割当増資によりクライスラー社が出資

三菱重工業がクライスラー社へ5%譲渡

三菱重工業がクライスラー社の子会社(5社)へ4%譲渡

株式上場、70,354千株公募増資(発行価格 850円/株)(資本組入額 425円/株)

クライスラー社(含む子会社)が75,000千株売却

80,000千株公募増資(発行価格 1,110円/株)(資本組入額 555円/株)

クライスラー社が株売却

クライスラー社が、国内株式市場において23,250千株売却

(出資比率)

(15%)

(20%)

(24%)

(21.82%)

(12.13%)

(10.99%)

(5.88~2.72%)

株式数の★印は額面金額10,000円、無印は50円

■3.ダイムラー・クライスラー社との提携2000年3月 独ダイムラー・クライスラー社と資本参加を含む乗用車事業全般にわたる事業提携について基本合意書

に調印。主な項目は次の通り。1.乗用車及び小型商用車のデザイン・開発・生産・流通に関する提携。2.ダイムラー・クライスラー社は第3者割当増資引受けにより34%の当社株主になる。

2000年7月 上記基本合意書に基づき、最終契約を締結2000年9月 三菱自動車、ダイムラークライスラー社と提携強化について合意2000年10月 ダイムラークライスラ社による三菱自動車への34%出資の手続きが完了し、当社の筆頭株主となる2001年6月 ダイムラークライスラー社によるABボルボ社所有当社株式(3.3%)取得手続きが完了し、ダイムラー

クライスラー社による出資比率が37.3%となり、当社とダイムラークライスラー社との関係は、トラック・バス事業を含む戦略的協業に拡大した

2000年3月基本合意書を締結 河添社長(当時)とシュレンプ会長

2001年1月 園部CEOと取締役就任直後のエクロートCOO

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^1

10海外事業

^0

■5.現代自動車との提携の歩み1973年9月 エンジン(1200cc)の「技術援助契約」締結1981年10月 下記の「技術援助契約」締結

1.FF用エンジン、トランスアクスルなど  2.乗用車新工場建設ノウハウ1982年4月 三菱自動車・三菱商事資本参加(各5%)1985年5月 三菱自動車・三菱商事出資比率を引上げ(各7.5%)1988年8月 ソウル五輪開催を記念し現代自動車「エクセル」を日本国内で150台限定発売1989年12月 新型デボネアの「共同開発契約」締結1990年3月 現代精工㈱とパジェロの「技術援助契約」締結1994年3月 現代精工㈱とシャリオの「技術援助契約」締結1999年4月 三菱自動車が新開発したV8 4.5r GDIエンジン技術が供与され搭載された現代自動車新型エキュウス発表

■6.PSAプジョー・シトロエン社との提携1999年1月 三菱自動車とPSAプジョー・シトロエン社は、三菱自動車のガソリン直噴エンジン(GDIエンジン)

のPSAプジョー・シトロエン社への技術供与に関する契約を締結

■7.ピニンファリーナ社との提携1997年1月 三菱自動車とイタリア ピニンファリーナ社(IPF)との間で小型SUV(パジェロ・ピニン:パジェロ

ioをベースに内外装の一部にIPF社の定評あるデザインアイデアを採用した欧州専用モデル)をIPF社で生産することで合意

■8.中国事業の提携1996年8月 三菱自動車、三菱商事、マレーシア中国投資持株有限会社の3社と中国航空工業総公司並びに中国航天汽

車工業総公司との間で自動車用エンジンの開発・生産・販売のための合弁事業について、8月26日北京に於いて中国李鵬総理、朱鎔基副総理並びにマレーシア・マハティール首相立ち会いのもと合弁契約書に調印

1996年11月 三菱自動車、長豊(集団)有限、湖南華聨国際貿易他と中国湖南省永州市に自動車製造合併会社「湖南長豊汽車製造股 有限公司」を設立

1997年8月 三菱自動車、中国航天工業公司、瀋陽市建設投資公司、マレーシア中国投資持株有限会社、三菱商事と「瀋陽航天三菱汽車発動機製造有限公司」を設立

1998年9月 三菱自動車、中国航空工業総公司傘下のハルピン東安発動機製造公司とハルピン飛機製造公司、マレーシア中国投資持株有限会社、三菱商事と中国黒龍江省ハルピン市に自動車用エンジン及びトランスミッションの開発・製造・「ハルピン東安自動車エンジン製造有限公司」を設立

仁 分

■4.ボルボ社との提携の歩み(乗用車事業)1991年5月 オランダ政府、三菱自動車、スウェーデン・ボルボ乗用車会社(VCC)、オランダ・ボルボ乗用車会社

(VCBV)の4社が、オランダにおける乗用車の生産に関する共同事業についての趣意書(レター・オブ・インテント)に調印

1991年8月 上記4社が正式契約に調印・新会社は持株会社と生産会社及び研究・開発会社で構成され、また名称をNetherlands Car B.V.(略称:NedCar)に変更

1991年12月 NedCar設立(P.44.■2参照)1997年4月 NedCar社で生産しているボルボ乗用車会社(VCC)の小型乗用車S40、V40搭載用エンジンとして三

菱のGDIエンジン及び同エンジン用マニュアルトランスミッションを供給することで合意2000年3月 NedCar株式のVCC持分に対する買取オプションを行使した。

(トラック・バス事業)1997年10月 三菱自動車とボルボ・トラック・コーポレーション(VTC)との間で小型トラックの販売協力や中型

トラックの共同開発等について両社が協力する事で合意1999年10月 スウェーデンのアクティエボラゲート・ボルボ(ABボルボ)と資本提携及び今後の協業推進について

の基本合意書を締結。主な項目は次の通り1.ABボルボは、当社が第3者割当増資により発行する株式(増資後の5%相当)の全てを引受ける。2.当社は新会社を設立し、トラック・バスの開発・生産・販売関係事業を新会社に営業譲渡する。さらにABボルボはこの新会社株式を19.9%を目途に取得する。

3.当社は、ABボルボの発行済株式5%を限度として市場から漸次取得する。4.当社の分社化された新会社及びABボルボ社のトラック・バス子会社に役員を相互に派遣する。5.当社とABボルボは、トラック・バス事業における広範囲の協業を推進する。

1999年12月 上記基本合意書に基づき、業務提携契約を締結2001年4月 三菱自動車のトラック・バス事業の戦略的提携パートナーがABボルボ社からダイムラークライスラー

社に変わることにつき当事者間で合意し、当社はその旨了承した。2001年6月 ABボルボ社によるダイムラークライスラー社に対する当社株式売却手続きが完了し、ABボルボ社と

の提携関係が終了した。

NedCar工場

カリスマとボルボS40

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10海外事業

三菱自動車はかねてから国際協調の精神で事業を推進してまいりましたが、昨今の自動車を巡る世界規模での提

携・合併、安全・環境意識の高まり等内外の劇的な情勢変化の中、当社もダイムラークライスラー社との提携を果

たしグローバル・プレーヤーとして地歩を固めていく体制を整えつつあります。

(1)基本方針

・当社の車をお買い頂ける世界中のお客様に、それぞれの市場に適した製品を競争力ある価格でお届けするため、

市場に即した最も合理的な生産場所・生産方法を選択する。

・部品・資材の調達先は、グローバルな最適化の観点から公平・内外無差別の原則に基づき広く世界に求める。

・調達先選定に当たっては、技術的・経済的最適化に加えお客様のデモグラフィーを反映する(注)ことにも配慮

する。

(注)例えば、当社製品の輸出比率が48%('00年度 台数実績)に達していることから国内生産車種について

も積極的に海外サプライヤーとの取引機会を追求するとともに、北米においては少数民族・女性が経営す

る企業からの調達金額を全体の5%以上とすることを目標としています。

(2)グローバル調達

・過去8年間の当社の全世界における生産台数と日本から見た海外調達金額を対比した次表から読み取られる通

り、積極的にグローバル化を進めてまいりました。

・調達のグローバル化促進のため、当社では以下の諸施策を実施してまいりました。

●海外関連会社購買部門を活用し、海外サプライヤーに関する情報収集・評価機能強化。

●インターネット活用により、各国に展開する海外関連会社の技術・購買部門並びにサプライヤーとのコミュ

ニケーションの改善。

●海外R&D拠点の機能強化及びCAD/CAE活用により、海外サプライヤーとのコンカレント開発体制整備。

●以上の結果、海外サプライヤーとの間でも日本のサプライヤーとほぼ同等の条件でデザインイン等開発初期

段階からの共同開発が可能となりました。

・本年6月末実施の組織改正に伴い本社購買部門を「グローバル購買・物流本部」として再編成し、総合的なサ

プライチェーンマネージメント機能を強化するとともに、海外関連会社購買部門を糾合したグローバルに一元

的な運営を行います。

・当社は今後ともこれらの動きを発展させていくとともに、ダイムラークライスラー社との提携効果を活かし、

同社とのサプライヤー共同利用や部品・コンポーネントの共用化、先端技術の共同開発等を通じて、一層のグ

ローバル化を目指します。

・更に、ITを活用したe-ビジネスへの積極的な展開により、国境と時間の壁を越えた文字どおりのグローバル調

達を実施していきます。

7. グローバル調達の拡大

全世界生産台数

1993年度

2000年度

伸長率

1,844千台 770億円 650億円 1,420億円

1,798千台 1,031億円 2,714億円 3,745億円

▲2.5% +33.9% +317.5% +163.7%

海 外 調 達

日本への輸入額 海外現地調達額 合 計

^3^2

サプライヤーとの公正で結果重視の緊密な関係を築くCOSMOS

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名   称

11安全

1経営理念・方針

^5

三菱自動車は、車の高性能な走りを誰でも安全、快適に楽しむことができるよう安全対策については常に業界のトップレベルを維持しています。ドライバーが予見しにくく、またコントロールしにくい状況を、車側の技術で極力カバーする「アクティブ セーフティ」思想に基づき、「4輪ABS」、「ファジィシフト5AT」、「ファジィTCL」など、さらにこれらを総合的に制御し基本性能を高めた「INVECS-3」、「ASC」等を積極的に採用するとともに、万一衝突した場合にも被害を最小限に抑えるための安全機構である「パッシブセーフティ」思想に基づいた衝突安全強化ボディ「RISE」、エアバッグ、サイドドアビーム、シートベルトプリテンショナー等を採用しています。

^4

11安全1. 安全に対する考え方

2. 安全性向上対策の要素

地球にやさしい車 (「21世紀高度自動車社会をめざして」の資料をベースに作成)

基盤技術 技術の ねらい

第1世代技術群 第1世代技術群 第2世代技術群 第2世代技術群 将来の自動車の姿 将来の自動車の姿 技術の ねらい 1990 2000 2000 1990

・エレクトロニクス

オーダーメイド自動車

安らぐ自動車

動く事務室

通信衛星      利用自動車

時間有効利用 自動車

地下道路利用 自動車

自動運転 自動車

第二次 高速道路 利用自動車

人にやさしい車  社会にやさしい車

道路・鉄道 両用自動車

・新材料 ・オートエアコン

・オートクルーズ

・自動車電話

 社会 システム との結合

・快適センサ ・匂いコントロール

・ETC・トラックの物流  運行支援

・ナビゲーション

・インフラ整備

・空力向上 ・アクティブ制御

・衝突安全  強化ボディ

・ファジィ制御 ・双方向通信 ・最適経路ナビゲーション

・バイオ応用  センサ

・全国3時間  交通圏化

・超強度材料利用

・視覚センサ(予防)

・自動ブレーキ

・自動運転  (AHS)

・専用路自動   誘導運転

・4WD・4WS

・ABS・TCL

・ASV・AYC

・ASC

・MDAS・INOMAT

・VOICE

・VICS

・高性能タイヤ

・エアバッグ

近接センサ(予知)

・CAD  CAM

・CIM安全性

・バイオ

三菱自動車は自動車側からの安全性向上対策を下図のように考え、各要素を自動車にバランスよく盛り込むよう研究開発しています。尚、当社は車両・道路のインテリジェント化を中心に格段の安全性向上を目的とした先進安全自動車(ASV)プロジェクト・走行支援道路システム(AHS)プロジェクトの研究開発・実用化にも積極的に参加し平成12年末には運輸省・建設省共同の公開実験(スマートクルーズ21)に参加し、その安全効果を実証しました。

安全性向上対策

事故回避対策

アクティブセーフティ

(予防安全)

被害軽減対策

パッシブセーフティ

(衝突安全)

・運転環境向上

・視界を守るウインド廻りの最適設  計とメーター表示等の視認性向上 ・乗員の快適性を向上する空調  と車室内防音・防振設計

・乗員保護

・乗員救出・脱出性 ・歩行者等の被害軽減-外部突起物のフレキシブル化

・車両火災の防止-内装の難燃化、燃料洩れ及び          燃料系の損傷防止

・衝撃吸収車体構造と生存空間確保 ・乗員拘束装置

・緊急回避性向上

・走る、曲がる、止まるのバランス  良い運動性能制御 ・車間距離等の警報と制御 ・積極的な運転支援:ASV,AHS

3. 安全対策

4. 三菱自動車の交通安全運動

(1)主な乗用車、トラック・バス共通の安全対策-各種装置等の装備状況

名   称

・四輪駆動装置(4WD) ・電子制御サスペンション(ECS)

・アンチロックブレーキシステム(ABS) ・ナビゲーションシステム

・後方監視カメラ ・曇り防止ドアミラー(ヒーター付ミラー)

・複合曲面ミラー ・ディスチャージヘッドランプ

・リミテッドスリップデフ(LSD) ・コーナリングランプ

・シートベルト非着用時警報装置 ・フロントシートベルトプリテンショナー

・サイドドアビーム ・SRSエアバッグ(運転席・助手席)

・衝突安全強化ボディー ・室内難燃化材料

・衝撃吸収ステアリングホイール

事故回避対策

事故未然防止・

(2)主な乗用車の安全対策-各種装置等の装備状況

・INVECS(車両の電子走行制御システム)・トラクションコントロールシステム(TCL)・四輪操舵システム・自動防眩ルームミラー・車間距離制御装置(プレビューディスタンスコントロール)・車線逸脱警報・後側方モニター・ファジイ制御エアコン・オートライティングコントロール・セーフティ機構付パワーウインド/電動サンルーフ・タイヤ空気圧低下警報・アクティブヨーコントロール(AYC)・アクティブスタビリティコントロール(ASC)・ブレーキアシスト

事故回避対策

事故未然防止・

衝突後対策

衝突時・

・サイドエアバック

・後席3点式シートベルト

・ロールオーバ検知燃料カットバルブ

・衝撃感知ドアアンロックシステム

衝突後対策

衝突時・

(1)交通安全呼びかけ

(2)安全運転技能講習

①マスコミ媒体を使用し、交通安全の呼びかけを行うとともに、積極的にシートベ

ルトの装着運転を実施

②お客様向け安全啓発パンフレット「セーフティブック」、「こども安全学」などを

作成し、正しい安全知識の普及に努めている

①ジムカーナ形式の安全運転講習会として、“エンジョイ・ミーティング”を開催

②“4WDルール&マナー・安全走行講習会”を開催(㈱ラリーアートで実施)

③女性向け安全運転講習会“クルマの学校”を開催

名   称

(3)主なトラック・バスの安全対策-各種装置等の装備状況

・大型後部反射器

・フルアジャストシート

・アンチスピンレギュレーター(ASR)

・車間距離警報装置

・運転注意力モニター(MDAS)

・香覚醒機能付運転注意力モニター(MDAS-2)

・多重表示&音声警報システム(VOIS)

・積載モニター(MILS)

・坂道イージースタートシステム(EZGO)

・機械式自動T/M(INOMAT)

・軸重移動装置(MSD)

・補助ブレーキ連動オートクルーズ

・車間距離保持機能付オートクルーズ

・左折警報(ダンプ)

事故回避対策

事故未然防止・

・サイドガード

・大型強化リヤバンパー

・乗員保護のためのシート背面突起廃止

衝突後対策

衝突時・

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12環境対策

1経営理念・方針

^7

三菱自動車は地球環境保護のため、'89年に「地球環境問題プロジェクトチーム」を設置し、環境問題に関する認識を高めるとともに、環境保全に積極的に取り組み始めました。'93年3月には、新たに「三菱自動車環境会議」を設置すると同時に、「三菱自動車環境プラン」を策定し、環境保全への取り組み体制の充実を図りました。さらに'99年8月、従来の「環境に対する基本理念」に代えて「三菱自動車環境方針」を制定し、より積極的な当社の環境指針を明らかにしました。この指針は'98年に設定された企業ポリシー「いいもの ながく」の精神を反映し、循環型経済社会の構築など新たな環境側面への対応を充分満たす内容となっています。この中の「基本指針」では、環境保全が最重要課題の1つと認識し、総力をあげ継続的にこれに取り組むこととしています。また「行動基準」では、以下に掲げる環境保全活動の基準を提示しています。①環境負荷の低減 ②継続的な環境改善 ③規制の遵守 ④関係者全員の連携 ⑤情報公開すなわち、自動車の燃費・排出ガス低減、リサイクル性向上、生産活動における省エネ、廃棄物ゼロ化、物流合理化等、また環境保全に関する啓発活動・情報の公開等に積極的に取り組んでいます。ISO14001認証については、国内全製作所の他、国内外の一部関連会社で取得済であり、今後も拡大して

いく一方、グリーン調達として取引先会社にも取得を要請しています。

^6

12環境対策1. 三菱自動車の環境への取り組み 2. 三菱自動車環境指針

基本指針

地球環境の保全が人類共通の最重要課題の一つであることを認識し(1)グローバルな視野に立ち、車に関する開発、購買、生産、販売、サービスなど全ての企業活動

の中で総力を結集し、環境への負荷低減に継続的に取り組みます。(2)社会を構成する良き企業市民として、積極的に地域や社会の環境保全活動に取り組みます。

行動基準

(1)製品のライフサイクル全ての段階において、環境への影響を予測評価し、環境保全に努める。〈重点取り組み〉・温室効果ガスの排出量を削減して地球温暖化防止に努める。・環境汚染物質の排出を抑制し、汚染の防止に努める。・省資源、リサイクルを推進し、資源の有効活用と廃棄物の低減に努める。

(2)環境マネージメントの充実に努め、継続的に環境改善に取り組む。(3)環境規制、協定を遵守し、自主管理目標を設定して環境保全に取り組む。(4)国内外の関連会社や取引先などと協力し、環境保全に取り組む。(5)環境情報を積極的に公開し、地域や社会との相互理解に努める。

三菱自動車は環境を守るため こんな取り組みをしています。

三菱自動車は 何をすべきか

環境問題とは こんな事を

考えることです。

◆環境に優しい自動車の開発 次世代エネルギー車(CNG車、LPG車、EV)、各種低公害車(ハイブリッド車、 燃料電池車等)の開発

◆生産工場における環境配慮 CFC、1.1.1.-トリクロロエタン等の有機塩素系溶剤の全廃

◆社会との共生 植樹、植林への参加

輸送の効率化、梱包材の見直しによる環境保全、ITS技術の開発

社員への教育活動(緑化運動、空き缶収集運動)

◆省資源・リサイクルの推進

SOx削減、NOx削減、ばいじん・粉塵削減、HC削減、ダイオキシン発生抑制、 PRTR対応

排水処理システム、水使用の合理化、富栄養化への対応

廃棄物の低減、埋立処分量ゼロ化

騒音・振動防止

新エンジンによる燃費向上(GDIエンジン等)、軽量化による燃費向上、 走行抵抗減による燃費向上

新冷媒HFC-134aの採用

自動車騒音の可視化技術、エンジン構造の低騒音化、エンクロージャ技術 による低騒音化、タイヤ/路面騒音の低減

リサイクルしやすいプラスチックの利用、マーキング、油脂類の長寿命化、 解体容易化、バンパーの回収リサイクル

インタークーラー付ターボチャージャー、高圧燃料噴射、NOx触媒、 EGR(排出ガス再循環)、DPFシステム

今日の 環境問題

地球温暖化防止

酸性雨防止

大気汚染防止

オゾン層保護

環境騒音防止

水質汚濁防止

地球資源保護

自然保護

CO2削減 等

NOX、SOX削減 等

NOX、パティキュレート削減 等

CFC全廃

騒音の低減

排水システム構築 等

リサイクル 等

環境保護への支援

「三菱自動車 環境指針」

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^9

12環境対策

^8

3. 組織とその役割 4. 地球環境問題への個別取り組み状況

5. 三菱自動車の環境保護の歴史1966年1969年1979年1980年1981年

1984年1986年

1987年

1989年

1990年

1991年

1992年1993年

・東京電力㈱と電気自動車の研究開始・ガスタービン車の研究開発開始・メタノール車の研究開発開始・MCA-JETエンジンが日本機械学会から技術賞を受賞・排水再生利用施設完成(丸子工場)・COD排出量常時監視システム名古屋市とテレメーター化開始

・30トンボイラーを低NOx化に改造完了(川崎工場)・鋳造工場、DISAライン脱臭装置完了(水島自動車製作所)・京都製作所滋賀工場が縁化優良工場として「通産大臣賞」を受賞・ダイヤモンド・スター・モーターズ社が米国 産業開発調査協議会から「優秀環境保全事業賞」を受賞・プレストローク制御式燃料噴射ポンプが日本機械学会から「技術賞」を受賞・理想の希薄燃焼を実現したMVVエンジンを発表・リベロ電気自動車の前身となったランサー電気自動車を東京電力㈱と共同開発・低燃費で高出力なMIVECエンジンを発表・「三菱自動車環境プラン」を策定し、「三菱自動車環境会議」を設置

・小型乗用ハイブリッド電気自動車ESR(先行研究実験車)を第30回東京モーターショーに出展

1994年

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

・リサイクル促進のためプラスチック部品の塗料を取り除くシステムを開発・リベロEVを販売・メタノールキャンターの試行販売開始・超低燃費・高出力の筒内噴射ガソリンエンジンを開発・小型乗用ハイブリッド電気自動車「HEV」を開発・キャンターハイブリッド電気自動車を開発・京都製作所滋賀工場が緑化運動功労者として「内閣総理大臣表彰」を受賞・環境会議に「リサイクル部会」新設・GDIエンジン搭載車発売・GDIエンジンを開発・普及したとして「平成9年度環境保全功労者表彰 地球温暖化防止部門」を受賞・名古屋製作所、京都製作所、水島製作所の3製作所でISO14001認証を取得・環境部設置・東京製作所がISO14001認証を取得(これにより国内全製作所にて認証取得完了)・「三菱自動車環境報告書」初版を発行・グリーン調達(取引先への環境取り組み協力要請)を開始(11月)・販売会社における環境取り組み体制を構築(12月)

低燃費・低排出ガス車への取り組み

低公害車への取り組み

リサイクル・環境負荷物質低減への取り組み

オゾン層保護・温暖化防止への取り組み

〔GDIエンジン〕

〔MVVエンジン〕〔ディーゼルエンジン〕

●1991年 5 月 シリンダ内にガソリンを直接噴射し、超低燃費・高出力を同時に実現した、「GDIガソリンエンジン」を開発●1999年~ GDIシグマシリーズ(GDI-ASG、GDI-CVT、GDIターボ)を発売●1991年~ 1.5R、1.8R、2.5R、0.66R MVVエンジンを実用化●コモンレール式燃料噴射、VGターボチャージャ、MIQCS燃焼など採用した低燃費低排出ガスの直噴ディーゼルエンジンを実用化

〔電気自動車〕

〔天然ガス自動車〕

〔ハイブリッド車〕

〔燃料電池自動車(FCEV)〕

●1993年 東京電力㈱と共同で「リベロEV」を開発、東京電力㈱他に納入●1999年 マンガン系リチウムイオン電池を搭載した電気自動車FTO-EVによる24時間2000㎞走破に成功。●軽商用車、小型商用車、キャンター、大型路線バスなど'00年度までに1600台余りを販売●2001年 パジェロ パイフューエル車(ガソリン・CNGで走行可)を発売●1994年 MBECS(制動エネルギー回生バス)を路線バスとして公営交通などに70台余りを納入●1995年から3年間、CNGを燃料とするシリーズ型ハイブリッド車を加州大気資源局(CARB)にてフリーテスト実施●1999年6月 高所作業車キャンターHEVを低公害車フェアに出展●2000年 東京モーターショーに「エアロノーステップHEV」(大型バス)を出展●燃料電池自動車を三菱重工㈱と共同開発、2005年頃までに実用化を目指す

〔マーキング〕〔バンパー〕

〔塗料〕

●1991年 6 月から新型車の100g以上の樹脂材料にマーキングを実施●1997年 4 月から事故交換バンパー回収を開始●1999年度に61,600本の廃バンパーを回収●シリンダブロック塗装に粉体塗装を採用(これによりブロックに付着しない塗料は全量回収可能になる)

〔フロン関連〕

〔生産関連〕

●1991年 1 月からCFC回収再生機を乗用車、トラック・バス販売会社に順次配備●1993年度中に特定フロンの使用を全廃●1998年 関連業界と協力してCFCを回収・破壊するシステムを全国に構築●2001年3月 HFC回収機を導入開始●1995年 CFV、1.1.1-トリクロロエタンを全廃●1998年度末 トリクロロエチレン・テトラクロロエチレン・ジクロロメタンを全廃

環境会議は'93年から設置されており、社としての環境に関する方針を決定し、これに基づき、推進計画の審議・策定、実施状況の評価を行い、計画の推進および是正処置を各部会に要請します。'00年4月にトラック・バス部門の社内分社化に伴い、トラック・バス部門の環境保全活動を統括的に推進するため、トラック・バス部会を追加し、4部会制としました。'00年6月には更なるリサイクル活動強化のため、リサイクル部会傘下の解体技術WGをリサイクル性向上WGとしました。また、環境専任組織として'99年5月に設置された環境部は'00年4月に人員を増強して環境技術部となり、全社的な環境保全活動の方向付けおよび環境会議、関連部会の事務局などを担当します。

環境会議 [議長:社長]

商品部会 生産部会 リサイクル部会 トラック・バス部会

京都分科会

水島分科会

名古屋分科会

生産分科会

リサイクル分科会

商品分科会

交換バンパーリサイクルWG

マーケットWG

情報公開WG

リサイクル性向上WG

乗用車に関する ・燃費向上 ・排出ガス低減 ・騒音低減 ・クリーンエネルギー  自動車の開発 ・交通流円滑化

(*1)

乗用車に関する ・工場環境の保全 ・産業廃棄物の低減 ・省エネルギー対策 ・物流の合理化 ・生産工程の改善 ・PRTR制度への  対応 ・国内生産関係  関連会社への  活動展開 ・海外事業における  環境配慮

(*2)

乗用車に関する ・新型車のリサイク  ル性向上 ・環境負荷物質低減 ・新型車へのリサイ  クル材の適用拡大 ・環境マネジメント  システムの充実 ・環境関連の情報  公開 ・販社環境マネジメ  ントの取組み ・再生部品活用要請  への対応検討 ・グリーン調達 ・クリーンエネルギー  車の拡販

トラック・バス に関する

(*3)

(*1)の内容

トラック・バス に関する (*2)の内容

トラック・バス に関する (*3)の内容

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&1

13製品の歩み

&0

1経営理念・方針13製品の歩み1. 乗用車の歴史

(注)日付の上段:発表日,下段:発売日

(A)三菱 5 0 0(’60/4)

(B)コルト6 0 0(’62/7)

(C)コルト1 0 0 0(’63/7)

(D)コルト1 5 0 0(’65/11)

(E)コルト8 0 0(’65/11)

(F)コルト1 0 0 0 F(’66/9)

(G)コルト1 1 0 0(’66/9)

(H)ニューコルト1 2 0 0(’68/5)

( I )ニューコルト1 5 0 0(’68/5)

( J )コルト1 1 0 0 F(’68/8)

(K)ジープ( ’53/2)

軽 3 輪レオ ( ’59/9) 三菱 3 6 0 ( ’61/3)

’64

7/15

’65 ’70 ’75 ’80 ’90 ’95 ’00’85

’86 7/22 8/22

’92 10/26 10/26

(1)デボネア

’69 10/20 12/ 1

’73 5/24 6/ 1

(9)コルトギャラン (10)ニューギャラン ’76 5/14 5/20

’76 11/26 12/ 1

’80 4/24 5/10

’80 4/24 5/10

’83 8/23 9/ 1

(’78ギャランΛエテルナ)

(2)デボ ネアV (3)デボネア

(’78ギャランΣエテルナ) (’71ギャランFTO) (’70ギャランGTO)

’90 10/ 1 11/30

’92 5/14 5/14’92 10/ 5 10/ 5

’82 2/22 3/ 1’82 2/22 3/ 1

’78 8/25 9/ 1

’79 6/25 6/25

’86 6/19 6/19

’68 7/ 1 7/ 1

’94 5/12 5/12

(’75ランサーセレステ)

(’69デリカバン)

(’71ミニカスキッパー)

(’68ミニキャブバン)

’78 2/22 3/ 1

’83 10/21 10/27

’87 10/12 10/12

’91 10/14 10/14

’88 6/10 6/10

’91 10/14 10/14

’92 5/20 5/20

’82 5/14 5/14

’83 2/23 2/23

’91 5/23 5/23’91 2/ 4 2/16

’93 9/20 9/20’93 9/20 9/20

’89 1/23 1/23

’84 2/ 1 2/ 1

’91 1/30 1/30

’94 12/13 12/13

’84 6/ 6 6/ 6

’66 8/ 8 8/ 8

’76 4/12 4/12

’77 2/25 3/ 1

’81 8/19 9/ 1

’62

10/ 1

’69 7/ 7 7/ 7

(’76新規格ミニカ5)

’72 10/17 10/17

’77 6/17 6/17

’90 2/21 3/1

’82 4/22 5/ 7

’90 10/25 10/25

’91 1/22 1/22’91 5/30 5/30

’73 1/14 2/ 1

’79 3/27 4/ 2

’85 2/ 5 2/ 5

’89 10/ 6 10/ 6

’92 5/14 5/14

’88 10/19 10/19

’87 10/16 10/16

’95 1/23 1/23

’94 10/24 10/24

’95

11/20

※ジープはノックダウン方式によるCJ 3 A型の生産開始以来、バリエーションを拡げ、20万台を超える台数を生産したが、1998年J55型をもって生産を終了した。  

(7)ニュー   ディアマンテ

’95 10/17 10/17’95 10/17 10/17

(8)シグマ

(11)ギャランΛ (12)ギャランΣ

(13)ギャランΛ   エテルナΛ

(14)ギャランΣ   エテルナΣ

(16)ギャランΣ   エテルナΣ

(18)ギャラン (17)ギャラン

(21)エテルナ ’96 8/29 8/29

’96 8/29 8/29

(19)ギャラン

(22)レグナム (20)エテルナ (25)コルディア

(26)トレディア (24)エメロード ’98 8/26 8/26

(27)アスパイア (23)エテルナ SAVA

(31)ミラージュ

(37)ランサー

(32)ミラージュ

(38)ランサー

(30)ミラージュ

(36)ランサー

(29)ミラージュ   ランサーフィオーレ

(28)ミラージュ   (’82ランサーフィオーレ)

(35)ランサーEX(33)ランサー ’76 11/8 11/8

(34)ランサー

(46)スタリオン

(49)パジェロ

(39)ミラージュ/ ランサー   ワゴン

(42)リベロ

(48)FTO

’98 12/22 ’99 1/ 4

(43)ミラージュ   ディンゴ

’00 1/25 1/29

(44)ディオン ’01 6/20 6/20(45)エアトレック

’00 11/15 11/18

(41)ランサー  セディアワゴン

’99 6/ 1 6/ 1

(54) タウンボックス ワイド

’96 7/2 7/2(53)チャレンジャー

’99 9/2 9/2

(51)パジェロ

(47)GTO

(50)パジェロ

(52)ストラーダ (56)フォルテ

(57)デリカ (58) デリカ (55)デリカトラック

(68)ミニカ (69)ミニカ70 (70)ミニカF4 (71)ミニカ   アミ55

(72)ミニカ アミL

(59)デリカ   スペースギア

(62)シャリオ

'97.6.2 輸入車

(66)RVR

(61)シャリオ

(75)ミニカ (74)ミニカ (73)ミニカ

(78)ミニカトッポ

’98 10/ 5 10/ 5’98 10/ 5 10/ 5

(76)ミニカ

’99 1/ 6 1/ 6(85)ミニキャブ

’99 4/ 1 4/ 1

(86)タウン   ボックス

(79)トッポBJ

’98 10/ 5 10/ 5

(88)パジェロ   ミニ

(77)ミニカトッポ

(84)ミニキャブブラボー

(87)パジェロ   ミニ

(64)パジェロ   ジュニア

’98 6/15 6/15(65)パジェロ   イオ

’99 1/22 1/22

(60)トッポBJ   ワイド ’97

10/13 10/17

(63)シャリオ グランディス

’97 11/28 11/28

(67)RVR

(83)ミニキャブ (82)ミニキャブ    ワイド55

(81)ミニキャブ    5トラック

(80)ミニキャブトラック

’90 5/21 5/21

(6)ディアマンテ ’84 10/23 10/23

  ギャランΣ   ハードトップ   エテルナΣ   ハードトップ

(15)

’99 12/20 ’00 2/ 1

(4)プラウディア (5)ディグニティ

~'95

’00 5/9 5/9

(40)ランサー   セディア

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&3

13製品の歩み

&2(2)デボネアV('86~) (3)デボネア('92~)

(6)ディアマンテ('90~)

(J)コルト1100F('68~) (K)ジープ('53~) (1)デボネア('64~)

(G)コルト1100('66~) (H)ニューコルト1200('68~) (I)ニューコルト1500('68~)

(D)コルト1500('65~) (E)コルト800('65~) (F)コルト1000F('66~)

(A)三菱500('60~) (B)コルト600('62~) (C)コルト1000('63~) (7)ニューディアマンテ('95~) (8)シグマ('90~) (9)コルトギャラン('69~)

(10)ニューギャラン('73~) (11)ギャランΛ('76~) (12)ギャランΣ('76~)

(13)ギャランΛ('80~) (14)ギャランΣ('80~) (15)ギャランΣハードトップ('84~)

(16)ギャランΣ('83~)

(19)ギャラン('96~)

(17)ギャラン('87~) (18)ギャラン('92~)

(20)エテルナ('88~) (21)エテルナ('92~)(4)プラウディア('00~) (5)ディグニティ('00~)

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&5

13製品の歩み

&4

(22)レグナム('96~) (23)エテルナSAVA('89~) (24)エメロード('92~)

(26)トレディア('82~) (27)アスパイア('98~)

(28)ミラージュ('78~) (29)ミラージュ('83~) (30)ミラージュ('87~)

(31)ミラージュ('91~) (32)ミラージュ('95~) (33)ランサー('73~) (34)ランサー('76~)

(35)ランサーEX('79~) (36)ランサー('88~) (37)ランサー('91~) (38)ランサー('95~)

(25)コルディア('82~)

(39)ミラージュ/ランサーワゴン('85~) (40)ランサーセディア('00~) (41)ランサーセディアワゴン('00~) (42)リベロ('92~)

(43)ミラージュディンゴ('99~) (44)ディオン('00~) (45)エアトレック('01~) (46)スタリオン('82~)

(47)GTO('90~) (48)FTO('94~) (49)パジェロ('82~) (50)パジェロ('91~)

(51)パジェロ('99~) (52)ストラーダ('91~) (53)チャレンジャー('96~) (54)タウンボックスワイド('99~)

(55)デリカトラック('68~) (56)フォルテ('78~) (57)デリカ('79~)

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&7

13製品の歩み

&6

(74)ミニカ('89~) (75)ミニカ('93~)

(76)ミニカ('98~) (77)ミニカトッポ('90~) (78)ミニカトッポ('93~)

(79)トッポBJ('98~) (80)ミニキャブトラック('66~) (81)ミニキャブ5トラック('76~)

(82)ミニキャブワイド55('77~) (83)ミニキャブ('84~) (84)ミニキャブブラボー('91~)

(85)ミニキャブ('99~) (86)タウンボックス('99~) (87)パジェロミニ('94~) (88)パジェロミニ('98~)

(58)デリカ('86~) (59)デリカスペースギア('94~) (60)トッポBJワイド('99~)

(61)シャリオ('83~) (62)シャリオ('91~) (63)シャリオグランディス('97~)

(65)パジェロイオ('98~)(64)パジェロジュニア('95~) (66)RVR('91~)

(67)RVR('97~) (68)ミニカ('62~) (69)ミニカ70('69~)

(70)ミニカF4('72~) (71)ミニカ アミ55('77~) (72)ミニカ アミL('81~)

(73)ミニカ('84~)

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&8

2. トラック・バスの歴史

(6)キャンター (5)キャンターFE

(9)キャンター   ガッツ

(8)キャンター15

(4)キャンター   T200

(2)キャンター T720

(3)キャンター   T90

(1)ジュピター ジュニア

(11)ジュピター (12) ジュピター (T44)

(T10,T11)

      

('65ジュピター T40,T41)

(13)ファイター ミニヨン

(18)ファイター (17)ふそうFK(16) ふそう (T650)

(15)ふそう T620

(27)ふそう    Fシリーズ

(FM) FM

'74

(28)ザ・グレート (77FS)

(20)KTI

(21)B1 (22)T31

ボンネットトラック

ボンネットバス

キャブオーバトラック (23)T380,   T390

(26)T910 T810 T951

(31)B10,B20

(33)B200,    B360

(32)B12

(34)BE2,BH2

(35)BE4

ローザ

(44)エアロミディ   MK

(43)MK    シリーズ

(42) B620(41)MR620

(52)エアロ    シリーズ

(53)エアロ    シリーズ

(51)MS   シリーズ

  (50)MP   シリーズ

(49)B906R(48)B9シリーズ B800シリーズ

(47)R300(46)R1リアエンジンバス

('35 BD46)  (37)B46 (38)B1 (39)B25 (40)B300

'40 '45 '50 '55 '60 '65 '70 '75 '80 '85 '90 '95 '00

小  型

トラック

中  型

トラック

大  型

トラック

小  型

バ  ス

中  型

バ  ス

大  型

バ  ス

'32

5月

'46

11月

'46

11月

'51

10月 '59

9月

'60

3月

'73

12月

'83

7月 (29)ザ・グレート

'93

7月

(30)スーパー    グレート

'96

6月

(19)ファイター '92

7月

'84

2月

'86

2月

(14)ファイター ミニヨン

'95

2月

'76

7月

'70

11月

'64

10月

'70

7月

'59

7月 '46

7月

'60

8月

'73

1月

'64

11月

'70

5月

'79

12月

'88

1月

'86

6月 (36)ローザ

'97

10月

'79

3月

'73

5月

'66

9月

'60

12月

'50

6月

'58

4月

'50

1月

'58

3月

'67

8月

'68

12月

'76

6月

'80

1月

'82

11月

'88

9月

(45)エアロミディ   MJ

'93

9月

(54)新エアロ    シリーズ

'92

10月

'63

4月

'63

3月

'68

7月

'73

5月

'78

11月

'85

10月 (7)キャンター

(10)キャンター    ガッツ

'93

11月

'93

11月

'87

1月

'80

11月

(24)T330 (25)T331

三菱トラック・バスの黎明期年表

1 9 3 2 年(昭和  7 年) 旧三菱造船�神戸造船所でB46型ガソリンバス完成。「ふそう」と命名。

1 9 3 5 年(昭和 1 0 年) 旧三菱重工業�神戸造船所で,わが国初のディーゼルバスBD46型完成。

1 9 3 6 年(昭和 1 1 年) 神戸造船所での大型自動車生産事業を東京機器製作所へ移管。

1 9 4 6 年(昭和 2 1 年) 4トントラックKT1型完成。B1型ガソリンバス・トラック生産開始。

1 9 4 9 年(昭和 2 4 年) ふそうトラック・バスの販売会社「ふそう自動車販売」設立。

1 9 5 2 年(昭和 2 7 年) ふそう自動車販売�,三菱ふそう自動車�と社名変更。

現 行 車 種 一 覧

区 分 車 種 名 積 載 量 型  式

1.25トン ~ 1.75トン キャンターガッツ F B,FD,FA

2トン ~ 4.95トン キ ャ ン タ ー F E,FG,FC

3.2トン ~ 4.8トン ファイターミニヨン FH

2.95トン ~ 11.7トン フ ァ イ タ ー FK,FL,FM,FN

8.1トン ~ 16.7トン スーパーグレート F P,FY,F S

F T,FU,FV

小型トラック

中型トラック

大型トラック

区 分 車 種 名

小型バス ローザ

エアロミディ

中型バス エアロミディ

大型バス

ニューエアロスター

エアロバス

エアロクィーン

エアロキング

&9

13製品の歩み

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*1

13製品の歩み

*0

(1)ジュピタージュニア('63~) (2)キャンターT720('63~) (3)キャンターT90('68~)

(4)キャンターT200('73~) (5)キャンターFE('78~)

(6)キャンター('85~) (7)キャンター('93~) (8)キャンター15('80~)

(10)キャンターガッツ('83~) (11)ジュピターT10('59~)

(12)ジュピターT44('70~) (13)ファイターミニヨン('86~) (14)ファイターミニヨン('95~)

(9)キャンターガッツ('87~)

(15)ふそうT620('64~) (16)ふそうT650('70~) (17)ふそうFK('76~)

(18)ファイター('84~) (19)ファイター('92~)

(20)KTI('46~) (21)B1('46~) (22)T31('51~)

(24)T330('60~)

(25)T331('73~) (26)T810('60~) (27)ふそうFシリーズ('73~)

(23)T390('59~)

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*3

13製品の歩み

*2

(43)MKシリーズ('79~) (44)エアロミディMK('88~) (45)エアロミディMJ('93~)

(46)R1('50~) (47)R300('58~)

(48)B9シリーズ('67~) (49)B906R('68~) (50)MPシリーズ('76~)

(52)エアロシリーズ('82~)

(53)エアロシリーズ('88~) (54)新エアロシリーズ('92~)

(51)MSシリーズ('80~)

(28)ザ・グレート('83~) (29)ザ・グレート('93~) (30)スーパーグレート('96~)

(31)B10('60~) (32)B12('66~) (33)B200('73~)

(34)BE2('79~) (35)BE4('86~) (36)ローザ('97~)

(39)B25('50~)

(40)B300('58~) (41)MR620('64~) (42)B620('70~)

(38)B1('46~)(37)B46('32~)

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*5

13製品の歩み

*4

3. 主要車種の特長 5. 国内・海外での主要車名モデルチャート

4. 車名の由来

国内モデル名

輸出モデル名

米(MMSA)

ヨーロッパ

オーストラリア

台 湾

プエルトリコ

インドネシア

その他

(2001年7月1日現在)

DIAMANTE

(ディアマンテ)

GALANT

(ギャラン)

MIRAGE

3DOOR

(ミラージュ

3ドア/アスティ)

PAJERO

(パジェロ)

LANCER

(ランサー)

DELICA

(デリカ)

CHARIOT

(シャリオ)

RVR

DELICA

SPACE GEAR

(デリカスペースギア)

CHALLENGER

(チャレンジャー)

PAJERO iO

(パジェロイオ)

ECLIPSE

(エクリプス)

STRADA

(ストラーダ)

DIAMANTE

(ディアマンテ)

DIAMANTE

(ディアマンテ)

DIAMANTE

(ディアマンテ)

MAGNA

VERADA

(マグナ/ベラーダ)

MAGNA

(マグナ)

GALANT

(ギャラン)

GALANT

(ギャラン)

GALANT

(ギャラン)

GALANT

(ギャラン)

GALANT

(ギャラン)

GALANT

(ギャラン)

GALANT

(ギャラン)

MIRAGE

COUPE

(ミラージュクーペ)

MIRAGE

COUPE

(ミラージュクーペ)

COLT

(コルト)

MIRAGE

LANCER

(ミラージュ/ランサー)

COLT

(コルト)

LANCER COUPE

(ランサークーペ)

LANCER

(ランサー)

LANCER

(ランサー)

LANCER

(ランサー)

LANCER

(ランサー)

VIRAGE

(ヴィラージュ)

LANCER

(ランサー)

LANCER

(ランサー)

LANCER

(ランサー)

PAJERO

(パジェロ)

PAJERO SPORT

(パジェロスポーツ)

PAJERO PININ

(パジェロピニン)

PAJERO iO

(パジェロイオ)

PAJERO

(パジェロ)

PAJERO

(パジェロ)

DELICA

(デリカ)

PAJERO

(パジェロ)

MONTERO

(モンテロ)

MONTERO

(モンテロ)

PAJERO(パジェロ)

ラテンアメリカは

MONTERO(モンテロ)

L300

L300

STAR WAGON(W)

L300 EXPRESS(V)

(スターワゴン/エクスプレス)

COLT SOLAR(D)

(ソラール)

SPACE WAGON

(スペースワゴン)

SPACE WAGON

(スペースワゴン)

NIMBUS

(ニンバス)

SPACE RUNNER

(スペースランナー)

ECLIPSE

(エクリプス)

ECLIPSE

(エクリプス)

ECLIPSE

(エクリプス)

ECLIPSE

(エクリプス)

L200

L200

L200 TRITON

(L200 トライトン)

SPACE GEAR(W)

(スペースギア)

L400(V)

SPACE GEAR(W)

(スペースギア)

L400(V)

SPACE GEAR

(スペースギア)

STAR WAGON(W)

(スターワゴン)

L400 EXPRESS(V)

MONTERO

SPORT

(モンテロスポーツ)

CHALLENGER

(チャレンジャー)

CHALLENGER

(チャレンジャー)

NATIVA

(ナティーバ)

NATIVA(ナティーバ)

または

MONTERO SPORT(モンテロスポーツ)

PAJERO iO(パジェロイオ)

西語圏は

MONTERO iO(モンテロイオ)

※なお、下記特定地域にディオンを出荷しています。

  ・ディオン…香港及びシンガポール(DION/ディオン)

各  車  の  特  長車    名

小型車枠をこえたワイドボディ、2.5、3.0Rのエンジンバリエーションなど従来の上級小型車の概念を越えた3ナンバー専用の4ドアハードトップ車

DIAMANTEディアマンテ

三菱自動車が世界に先駆けて実用化した環境エンジンGDIを搭載、精悍で力強いスタイリング、安全強化ボディRISEに代表される優れたコストパフォーマンスを併せ持つ三菱を代表するセダン

GALANTギャラン

ギャランの持つシャープでダイナミックなイメージを踏襲しながらワゴンならではの機能性、上質感をバランスさせたひとクラス上のプレステージスポーツワゴン

LEGNUMレグナム

新世代パッケージングによる扱いやすさとゆとりの居住空間、新世代パワートレインによる低燃費かつスムーズでスポーティな走り、「上質感」「躍動感」あふれるエクステリア&インテリアを併せ持った新しい時代が求める「新世代のコンパクトセダン」

LANCER CEDIAランサーセディア

機能美と上質感を追求したスタイリッシュデザイン、コンパクトボディとビッグキャビンを両立させた快適ゆとりの居住空間などを特長としたアクティブ・ツーリングワゴン

LANCER CEDIA WAGONランサーセディアワゴン

環境エンジンGDIによる高性能でエコノミーな走り、力強く高級感あるスタイリング、多彩なシートアレンジによるゆとりの室内空間を特長する3列シートミニバン

CHARIOT GRANDISシャリオグランディス

パワフルな走りとスペースユーティリティを兼ね備え、タウンユースでもレジャーユースでも様々な使い方ができるおしゃれでコンパクトな提案型RV、よりスポーティでタフな機能・装備を満載した“RVR SPORTS GEAR”も好評

RVRアールブイアール

SUWシリーズの第2弾で、コンパクトなボディサイズに十分な室内スペース、クラス初の左右分割のセカンドシートや床下に収納できるサードシートなど、多彩なアレンジが可能な5ナンバー3列7人乗りシート。乗る人すべてにストレスフリーを実現

DIONディオン

“スマート・デザイン”並びに“エコロジー・コンシャス”の基本思想をもとに開発したSUW(スマート・ユーティリティ・ワゴン)の第一弾。新開発世界最小1500ccGDIを搭載し経済的で環境にやさしく、スマートで快適な走りを実現

MIRAGE DINGOミラージュディンゴ

ミニバンのもつ日常での使い易さとステーションワゴンの持つスポーティーな走りとSUVのオフロード走行性能を併せ持つ次世代クロスオーバーRV

AIRTREKエアトレック

あらゆる場面で最高の楽しみが得られる“スーパープレジャー RV”として、乗用車感覚の乗り心地、多機能性、基本性能などすべてを兼ね備えた本格RV

DELICA SPACE GEARデリカスペースギア

スーパーセレクト4WD、マルチモードABS等先進のコンポーネントを搭載し、オンロード・オフロードを問わず卓越した走破性を実現する本格オフロード4WD

PAJEROパジェロ

卓越したオフロード走行性能とオンロードでの快適性など、パジェロのオールラウンドな性能を受け継ぎ、環境エンジン2.0RGDIと1.8RGDIターボを搭載した、コンパクトでジャストサイズのRV

PAJERO iOパジェロイオ

オンロード性能とオフロード性能の完全両立を実現し、従来の軽を超越した新感覚ライトウェイトRV。人気車種パジェロの基本性能を受け継ぐ優れた走行性とその外観から、“子パジェロ”の愛称を持つ

PAJERO MINIパジェロミニ

「乗る人みんなが使える・楽しめるスペイシーワゴン」とし、家族や友人とのコミュニケーションを重視した、開放感あふれる快適な室内と優れたユーティリティを実現

TOPPO BJトッポビージェー

「気軽に使えるベーシックセダン」とし、通勤や買い物に気軽に使え、経済性と実用性を重視MINICAミニカ

“マルチスペースミニワゴン”をコンセプトとした国内で初めて5ナンバーのキャブオーバータイプの軽自動車。大人4人がゆったり乗れる広い室内と荷物もたっぷり積めるラゲッジスペースを確保したボクシーワゴン

TOWN BOXタウンボックス

「軽商用車の基本と人へのやさしさを追求」をテーマに、『ミニキャブバン』また『ミニキャブトラック』の2車種を持つ軽商用車MINICABミニキャブ

意  味  と  解  説語源車  名

「ダイヤモンド」の意味、1990年代の三菱自動車を担う車として、社章の「スリーダイヤ」より命名[西]DIAMANTE

「勇ましい」「華麗な」等の意味[仏]GALANT

王様の権威や位を意味するラテン語「REGNUM」が語源[造]LEGNUM

「槍騎兵」CENTURY(センチュリー)とDIAMOND(ダイアモンド)からなる造語

[英][造]

LANCER CEDIA

古代ギリシャ・ローマの戦闘用二輪馬車「雄大」の意味

[仏][仏]

CHARIOTGRANDIS

Recreational Vehicle Runnerの略で、走りの良いRVという意味。「スポーツ遊具」の意味。海や山などあらゆるスポーツシーンに於ても満喫できるスポーティな走りとレジャーグッズ (遊具)を積載できる車を表現

[英][英]

RVRSPORTS GEAR

ギリシャ神話の「喜び」を与える神「Dionysus」より命名[造]DION

「蜃気楼」「三菱」のダイヤモンドの“D”と「的を得た」のビンゴ(BINGO)との造語

[英][造]

MIRAGE DINGO

“自由に冒険的な旅をする”を表す造語[造]AIRTREK

「空間のある道具」という意味で、室内のスペースを様々な機能により有効かつ楽しく使えるスペースユーティリティの非常に高い車を表現[英]SPACE GEAR

アルゼンチン南部の台地、パタゴニア地方に生息している野生の猫(パジェロ・キャット)の名iOはイタリア語で僕とか私の意味。親しみ易く、扱い易い、私のパジェロをイメージ

[英][伊]

PAJEROiO

小型自動車(ミニ・カー)の意味ルーフ(TOP)が高いノッポスタイルから「トッポ」と愛嬌を込めて命名Big Joy「大きな楽しみ」

[造][造][英]

MINICATOPPOBJ

車は小さいが広い荷台をもつキャブオーバーという意味[造]MINICAB

18世紀に英国で26戦無敗を誇った名競走馬の名[英]ECLIPSE

「神から授かった多くの人から愛される魅力」という意味のギリシャ語の“KHARISMA”が語源[造]CARISMA

「大きい」「立派な」という意味[造]MAGNA

中国の古書で「東海中の日出る所」の神木(扶桑)を指し、日本の美称[日]FUSO(ふそう)

馬術用語で、Gallop(はや足)とTrot(だく足)の中間の速さ。余裕を持った駆け足を意味し、三菱の高い品質を持った車に相応しい、サラブレッド特有の気品を連想される愛称名である[英]CANTER

[英]…英語 [西]…スペイン語 [ギ]…ギリシャ語 [伊]…イタリア語 [仏]…フランス語 [造]…造語

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14グループの概要

1経営理念・方針

*7

三菱自動車は軽自動車、乗用車、商用車から大型トラック・バスまでのフルライン体制をもつ世界でもユニークなメーカーです。開発・車体製造、部品製造、物流等、自動車の開発から販売に至る全ての業務において関連会社、海外ディストリビューターそして海外生産拠点との連携を一層深め、三菱自動車グループ全体の発展を目指しています。

*6

14三菱自動車グループの概要

三菱自動車 トラック・バス 販売関連

乗用車 生産関連

その他 開発関連

販売関連

海外関連

部品関連

〔その他〕 京菱産業㈱ 水菱サービス㈱ 名菱警備保障㈱ ㈱エムエムシーインターナショナル ㈱エムエムシー保険サービス ㈱菱東エステック ㈱菱名エステック

〔乗用車販売会社〕      (全販社数) ギャラン系   118社 カープラザ系  113社        計231社

〔トラック・バス販売会社〕 全販社数       36社

〔部品販売会社〕 全販社数  計13社 〔部品本部関連〕 菱自用品販売㈱ ミツビシ・エンジン・ノースアメリカン・ インク(MENA) ミツビシ・モーター・パーツ・セールス・ オブ・ガルフ・エフゼットイー(MMGF)

〔輸送関連〕 洛西貨物自動車㈱ ふそう陸送㈱ 三菱自動車ロジスティクス㈱ 〔販売支援〕 三菱自動車テクノサービス㈱ 三菱オートクレジット・リース㈱ ㈱ラリーアート

〔教育〕 ㈱ジン 三菱自動車教育センター㈱

〔開発〕 三菱自動車エンジニアリング㈱ ㈱エムエムシー・コンピュータ・リサーチ ㈱アバ・デザイン エムエムシー・テストアンドドライブ㈱ ミツビシ・モータース・リサーチアンドディベロップメント・オブ・アメリカ・インク(MRDA) ミツビシ・モータース・リサーチアンドディベロップメント・オブ・ヨーロッパ(MRDE)

㈱菱京エステック ㈱菱水エステック ㈱リードテック ㈱三菱自動車フットボールクラブ

㈱菱名ケイタリング ㈱エムエムシーシステムサービス

〔生産関係会社〕 〔部品製造〕  三菱自動車テクノメタル㈱(鋳鍛造)  菱和金属工業㈱   (板金)  難波プレス工業㈱  (シート)  水菱プラスチック㈱ (プラスチック部品)  菱和車体工業㈱   (バスシャーシ)  ㈱平安製作所    (板金部品)  和興産業㈱     (濾過器)

〔組立〕 三菱自動車バス製造㈱(バスボデー) ㈱パブコ    (トラックボデー) パジェロ製造㈱ (パジェロ) 水島工業㈱   (艤装)

〔海外生産会社〕  ミツビシ・モーター・マニュファクチャリング・

    オブ・アメリカ・インク           (MMMA)

 エイシアン・トランスミッション・コーポレーション  (ATC)

 ミツビシ・トラック・ヨーロッパ           (MTE)

 ピー・テー・ミツビシ・クラマ・ユダ・モータース・

    アンド・マニュファクチャリング       (MKM)

 エムエムシー・シティポール・カンパニー・リミテッド(MSC)

 ミツビシ・モータース・オーストラリア・リミテッド (MMAL)

 ミツビシ・モーターズ・フィリピン・

    コーポレーション               (MMPC)

 ペルサハーン・オートモビル・ナショナル・

    ビーエイチディー             (PROTON)

 ヒンダスタン・モータース・リミテッド        (HML)

 ネザーランズ・カービーブィ         (NedCar)

 現代自動車株式会社          (HMC)

 チャイナ・モーター・コーポレーション (CMC)

〔海外販売会社〕

 ミツビシ・フソウ・トラック・オブ・アメリカ

   インク              (MFTA)

 ミツビシ・モーター・セールス・オブ・

   アメリカ・インク          (MMSA)

 ミツビシ・モーターセールス・オブ・カリビィーン・インク(MMSC)

 ミツビシ・モータース・ニュージーランド・リミテッド(MMNZ)

 エムエムシー・オートモビルズ・エスパーニャ (MMCE)

〔海外その他〕  ミツビシ・モータース・ヨーロッパ・ピー・ブィ (MME)

 ミツビシ・モータース・アメリカ・インク  (MMA) 

会  社  名 所   在 電  話 資 本 金 出資比率 事 業 内 容

設計・製図・実験等エンジニアリングコンピュータによる開発関係業務自動車・用品のデザイン・開発事業全般

鋳・鍛造品製造・機械加工板金部品(ドア・フード等)製造シート製造プラスチック内装部品製造大・小型バス及び商用車部品製作、バス特装オイルパン等板金部品製造各種濾過器の製造・販売自動車・産業エンジンの改造・修理、架装物の製作・加工

バスボデー架装荷台・バンボデー等トラック架装パジェロ組立て、金型・板金部品の製造自動車の組立、特装車の製造、自動車部品製造

自動車整備士学校、国内・外整備技術研修

乗用車新車整備、ディーゼルエンジン再生販売金融、レンタカー、リースモータースポーツ事業自動車用品、家電製品の販売

エンジン等輸送完成車両、自動車部品の運送国内・輸出向完成車輸送元請業務

福利厚生施設管理、不動産売買、土木建築工事、警備福利厚生施設管理、不動産売買、土木建築工事、警備、ガソリンスタンド福利厚生施設管理、不動産売買、土木建築工事福利厚生施設管理、不動産売買、土木建築工事、スポーツ施設管理

運搬・梱包・包装等構内作業防災・警備業務構内モータープール警備部品輸入・販売、雑貨輸入・販売ホテル業損害保険代理業、生命保険代理業

コンピュータによる受託計算及びソフトウエアの開発サッカーチーム(浦和レッドダイヤモンズ)の管理・運営工場、寮給食業務印刷、ビデオソフト製作、通信情報処理サービス

100%100%100%

100%100%20%50%99%33%21%15%

100%100%67%44%

100%

100%43%100%100%

40%22%75%

100%100%100%100%

100%100%100%100%48%100%

85%51%100%20%

450百万円30百万円100百万円

1,940百万円150百万円150百万円100百万円149百万円60百万円312百万円50百万円

6,400百万円600百万円610百万円64百万円

750百万円

400百万円960百万円54百万円20百万円

30百万円18百万円300百万円

70百万円46百万円138百万円168百万円

20百万円13百万円10百万円40百万円135百万円10百万円

50百万円160百万円10百万円

1,000百万円

044-549-72500564-32-54800566-77-8800

0243-23-81000566-81-1851086-473-3111086-552-3153052-398-1521075-864-855103-3281-2791046-286-6711

076-466-9311046-231-22110574-28-5100086-473-3111

0564-45-2831

03-3474-187103-5476-011103-5232-768203-5232-7880

075-691-6121044-511-838303-3454-5310

044-587-2515052-614-2611075-864-8196086-444-5077

075-864-8195086-444-4887052-612-545203-5232-6800086-444-432103-3455-101103-5232-7070044-587-4411048-832-3240052-611-917203-3809-1161

〒212-0013 川崎市幸区堀川町580番地16〒444-0908 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地〒446-0051 愛知県安城市箕輪町新芳畔56-1

〒964-8585 福島県二本松市高田100番地〒472-0021 愛知県知立市逢妻町道瀬山110番地〒711-8688 岡山県倉敷市児島小川8-3-8〒710-0262 岡山県浅口郡船穂町水江1424番地〒455-0847 名古屋市港区空見町3番地〒616-8111 京都市右京区太秦下角田町13番地〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-2〒243-0801 神奈川県厚木市上依知3008番地

〒939-2757 富山県婦負郡婦中町道場1番地〒243-0402 神奈川県海老名市柏ヶ谷456番地〒505-8505 岐阜県加茂郡坂祝町酒倉2079番地〒711-0911 岡山県倉敷市児島小川8-3-8

〒444-2194 愛知県岡崎市仁木町字川越1番地1

〒140-0004 東京都品川区南品川4-2-37〒108-8411 東京都港区芝5-34-7(田町センタービル)〒108-0014 東京都港区芝5-33-8〒108-0014 東京都港区芝5-34-7(田町センタービル)

〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町2番地〒211-0958 神奈川県川崎市幸区鹿島田47番地〒105-0014 東京都港区芝2-5-6

〒211-0023 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地〒455-8501 名古屋市港区大江町2番地〒616-8114 京都市右京区太秦巽町1番地〒712-8066 岡山県倉敷市水島高砂町2-3

〒616-8114 京都市右京区太秦巽町1番地〒712-8501 岡山県倉敷市水島海岸通1-1〒455-8501 名古屋市港区大江町2番地〒108-0014 東京都港区芝5-19-4〒712-8064 岡山県倉敷市水島青葉町4-20〒108-0014 東京都港区芝5-34-6(新田町ビル11階)〒108-8410 東京都港区芝5-33-8(三菱自動車ビル5階)〒211-0023 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地〒336-8505 埼玉県さいたま市浦和仲町2-4-1〒455-8501 名古屋市港区大江町2番地〒116-0002 東京都荒川区荒川7-50-9

■開発三菱自動車エンジニアリング㈱㈱エムエムシーコンピュータリサーチ㈱アバ・デザイン

三菱自動車テクノメタル㈱菱和金属工業㈱難波プレス工業㈱水菱プラスチック㈱菱和車体工業㈱㈱平安製作所和興産業㈱㈱ふそうテック■組立三菱自動車バス製造㈱㈱パブコパジェロ製造㈱水島工業㈱■販売支援

三菱自動車教育センター㈱

三菱自動車テクノサービス㈱三菱オートクレジット・リース㈱㈱ラリーアート菱自用品販売㈱

■輸送関連洛西貨物自動車㈱

人材開発に係る教育・研修コンサルタント、情報収集・提供サービス100%11百万円03-5232-7134〒108-8410 東京都港区芝5-33-8(三菱自動車ビル6階)■教育㈱ジン

ふそう陸送㈱三菱自動車ロジスティクス㈱■サービス/厚生施設管理運営、その他㈱菱東エステック㈱菱名エステック㈱菱京エステック㈱菱水エステック

京菱産業㈱水菱サービス㈱名菱警備保障㈱㈱エムエムシー・インターナショナル㈱水島国際会館㈱エムエムシー保険サービスエムエムシー・アイティ・ソリューション㈱㈱エムエムシーシステムサービス㈱三菱自動車フットボールクラブ㈱菱名ケイタリング㈱リョーイン

■部品製造耐久走行試験業務100%50百万円0564-31-4509〒444-0908 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地エムエムシーテストアンドドライブ㈱

福利厚生施設管理、不動産売買、土木建築工事、警備、旅行業者代理業100%40百万円03-3769-7181〒108-0014 東京都港区芝4-14-2㈱リードテック

コンピュータシステムの構築、ソフトウェアの設計・開発、受託計算100%100百万円

国内の主なグループ会社

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15文化社会活動

1経営理念・方針

*9

三菱自動車は、お客様に愛される企業をめざし、スポーツ・文化活動を中心にして社会に貢献する活動を続けています。

*8

15文化・社会活動

1. 文化活動

2. スポーツ活動

3. 全国博覧会への協賛

●米国DSM工場(現;MMMA)地鎮際に、ブルーミントン及びノーマル両市の図書館に英文の日本紹介図書(総計500冊)を寄贈(1986年4月)●日本文化の紹介本として和英併用の「日本のすべて」を三省堂から出版(全国高校図書館選定図書)(1987年8月)●日本文化交流として米国イリノイ大学の学生による「イリノイ歌舞伎」の日本初公演に協賛(1991年2月)●YFU協会を通じ「米国人・オランダ人高校生を日本の家庭へ受け入れる諸活動」を実施。(1979年から毎年夏実施)

●ブルーミントン・ノーマルの学校教師に日本の教育システム等を理解してもらうため日本に招待(1989年から毎年夏実施)

●都市農山漁村交流オートキャンプフェスティバル「スターキャンプグラウンズ」を開催(参加人数約1万人、1992年~1977年)

●三菱自動車シンフォニーLOVELYコンサート開催(1986年から毎年数回実施)●三菱ふそうサマースケッチコンクールを開催(園児対象)(1978年から毎年実施)●小学生自動車相談室の開設(1994年から毎年実施)

(1)イベント開催協賛●「三菱自動車トーナメント」を開催(1977年から1998年までは「三菱ギャラントーナメント」として毎年各地区で実施)

●「三菱ふそうカレッジベースボール大会」(大学野球)へふそう系販売会社が特別協賛(1992年から1997年)●「三浦国際市民マラソン」へ特別協賛(1989年から毎年実施)

(2)主なスポーツ活動●サッカー:三菱重工サッカーチームを継承し、1990年「三菱自動車サッカー部」として新発足。1992年「㈱三

菱自動車フットボールクラブ」を設立し、“Jリーグ”でチーム“浦和レッズ”を運営しています。●野  球:各製作所の硬式野球チームは、たびたび都市対抗野球大会に地区代表として出場しており、2000年

には三菱自動車川崎チームが優勝を果たしています。1992年京都製作所の野球部伊藤投手(1993年ヤクルト入団)がバルセロナ五輪に出場し、銅メダル獲得に貢献しました。また、1996年には川崎野球部の垣野コーチ、桑元選手、西郷選手、岡崎野球部・谷選手(1996年オリックス入団)がアトランタ五輪に出場し、銀メダル獲得に貢献しました。

●ラグビー:京都製作所のラグビーチームは社会人の強豪として、1972年の社会人ラクビー大会で初優勝し、1976年にも社会人ナンバーワンとなっています。

●岡崎葵博覧会(1987年)●瀬戸大橋博覧会(1988年)●青函博覧会(1988年)●岡山食と緑の博覧会(1990年)●三陸海の博覧会(1992年)●北海道コミュニケーション博覧会(1992年)

4. 三菱自動車展示施設(1)三菱オートギャラリー(乗用車技術センター内)

「三菱オートギャラリー」は、1989年6月10日に愛知県岡崎市にある三菱自動車の乗用車技術センターの中に開設されました。この「三菱オートギャラリー」は、三菱が1917年に製作した三菱A型を始めとする歴代の二輪車・三輪車・四輪車・エンジンが揃ったユニークなオートギャラリーで、三菱自動車の若手社員が歴代の三菱車を学び、先輩の業績を伝えるとともに、一般のお客様にも三菱の自動車作りの歴史をご理解いただけるよう設立されました。ギャラリー開設以来10年間で約15万人にもおよぶ世界中のお客様が来場されています。1999年6月27日には、「三菱オートギャラリー」開設10周年の記念イベントが開催され、約300人の方々の参加をいただきました。当日はあいにくの激しい雨に見舞われましたが、それにもめげず北は東北地方から南は九州まで全国各地から三菱車オーナーズクラブの皆さんが、日頃大事にメインテナンスされている愛車を持ち寄られ、120台もの歴代の三菱車が一同に会しました。

(2)水島製作所PRセンター

水島製作所は三菱自動車の主力工場の1つで、主に小型の大衆車・商用車、軽自動車を生産しています。その見学施設として、1993年にオープンしたのがこのPRセンターです。1階は展示ホールで約10台の車の展示やパネルを展示して、自動車の歴史がわかるようにしています。

三浦国際市民マラソン

“三菱自動車フットボールクラブ(クラブ名:浦和レッドダイヤモンズ)”試合風景

©T. YAMAZOE ©T. YAMAZOE

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3298 '00. 7.12 イベント 21世紀夢の技術展に出展

- '00. 7.12 開発 ENOVIA VPMを採用

- '00. 7.14 MCL 第3回ABS(資産担保証券)発行による資金調達

- '00. 7.17 ラリー WRCラリーニュージーランド結果

3300 '00. 7.19 乗用車 福祉車両ハーティーラン・シリーズに追加

3302 '00. 7. 2 客相 2000年 小学生自動車相談室を開催

3301 '00. 7.26 乗用車 ランサーセディアに4WD追加

- '00. 7.28 提携 三菱自動車とDC社、提携に関する契約を締結

3305 '00. 8.10 環境 2000年度版環境報告書を発行

3309 '00. 8.29 乗用車 福祉車両ハーティーラン・シリーズに追加

3311 '00. 9.00 トラック スパーグレート、高速路線向 超低燃費セミトラクタを追加

- '00. 9.00 提携 DC社との提携強化について

- '00. 9.28 資金 第2回無担保転換社債の割当先変更

- '00.10. 3 リコール 三菱安心サポートプログラムを実施

- '00.10.16 トラック・バス 大型路線バス用HEV駆動システムの詳細

- '00.00.00 モーターショー 第34回東京モーターショー2000・商用車三菱自動車出品内容

- '00.10.17 海外 現代自、起亜自にCVTを供給

- '00.10.18 提携 DC社との資本提携について

- '00.10.24 海外 南アでの乗用車・小型商用車でのDCとの協力強化

3320 '00.11. 1 経営 園部社長就任挨拶

3321 '00.11.13 経営 三菱自動車の経営改革について

3322 '00.11.15 乗用車 ランサーセディアワゴン新発売

3324 '00.11.21 乗用車 軽自動車全ラインナップ機能・装備を中心に一部改良発売

3325 '00.11.28 経営 ミツビシ・モータース・オーストラリア・リミテッドの増資新株式を全額引受

3327 '00.11.30 乗用車 インターネットで乗用車「24時間オンラインサービス受付」オープン

3329 '00.12. 1 経営 「セカンドキャリア支援プログラム」導入について

3330 '00.12. 7 乗用車 「ランサーセディア車いすセルフトランスポート仕様車」を発売

3332 '00.12. 7 イベント 「YUMING&DRIVING in Naebe」を開催

- '00.12.18 開発 小型世界戦略車Zカーの搭載エンジン生産工場用地取得検討開始

3334 '00.12.19 イベント 「インターネット博覧会(インパク)=楽網楽座=」に出展

3337 '00.12.22 販社 販売会社における環境取り組みについて

- '01. 1.10 乗用車 「タウンボックス/ミニキャブバン車いす仕様車」の架装を内製化

3340 '01. 1.11 モーターショー 2001年デトロイトモーターショーコンセプトカー「ASX」と「RPM700」を出品

3342 '01. 1.26 乗用車 「ランサーエボリューションⅦ」を新発売

3343 '01. 1.29 乗用車 「ミラージュディンゴ」商品力を大幅に向上

3344 '01. 1.30 乗用車 「トッポBJ」内外観デザインを一新するなど商品力を大幅に向上

3346 '01. 2.21 イベント 三菱自動車販売会社で「クルマの学校」を開催

3349 '01. 2.26 経営 「三菱自動車ターンアラウンド計画」の骨子を発表

- '01. 3.28 経営 通期業績予想の修正に関するお知らせ

3351 '01. 3.28 経営 三菱自動車の新経営体制及びターンアラウンド計画の進捗について

- '01. 4. 4 経営 NedCar株式取得に関するお知らせ

3355 '01. 4.11 経営 三菱自動車のトラックバス事業の戦略提携について

3356 '01. 4.23 環境 名古屋製作所で廃棄物の埋立処分ゼロ化を達成

3357 '01. 4.25 人事 ダイムラークライスラーのデザイナー「オリビエ・ブーレイ」氏を起用

3360 '01. 5. 7 企業 New Historyキャンペーン第1弾

3362 '01. 5.18 経営 三菱自動車、2000年度決算及び2001年度以降の決算見直し並びにターンアラウンド進捗を発表

3363 '01. 5.24 トラック・バス 三菱ふそう小型バス「ローザ」の静粛性を一層高め居住性を向上

3364 '01. 5.28 乗用車 軽乗用車4車種に特別仕様車「ホワイトエディション」を設定

3365 '01. 5.25 企業 New Historyキャンペーン第2弾

3366 '01. 5.29 乗用車 「ランサーセディアワゴン」にGDIターボエンジンを搭載

3367 '01. 5.29 経営 一般社員に対する「セカンドキャリアプログラム」導入について

3370 '01. 6.14 イベント 第4回三菱自動車国際デザインコンペディションを開催

3372 '01. 6.20 乗用車 スマートオールラウンダー「エアトレック」を新発売

(1

15文化社会活動

三菱自動車のさまざまな事業活動を広くご理解いただくために、ニュース・レリース「News from MitsubishiMotors」を発行しています。

(0

5. 広報活動

最近の主なニュースレリース一覧(2000/7~2001/6)

発行ニュース関連写真

レリースNo. 日付 内            容

スーパーグレート第34回東京モーターショー出品

'00小学生自動車相談室を開設

RPM70002001年デトロイトモーターショー出品

ミラージュDINGO

エアロノーステップHEV第34回東京モーターショー出品

ランサーセディアワゴン

ASX2001年デトロイトモーターショー出品

「ランサーエボリューションⅦ」

項目

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三菱自動車工業株式会社

広  報  部

〒108-8410 東京都港区芝五丁目33番8号

T E L 03-5232-7164(メディア担当)

03-5232-7166(商品広報担当)

03-5232-7176(IR担当)

03-5232-7189(社内コミュニケーション担当)

F A X 03-5232-7747

(2

New Historyキャンペーン第1弾

パジェロミニ LINX-V LIMITEDⅡ

New Historyキャンペーン第2弾

エアトレック

小型バス「ローザ」

トッポBJ

ランサーセディアワゴン GDIターボ

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シートベルト・チャイルドシートをしっかりと。スピードを控えめに、安全運転は三菱の願い。

(この印刷物は環境保護のために再生紙を使用しています。)