IR REPORT 2018 - 乃村工藝社 NOMURA...ニュースダイジェスト...

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IR REPORT 2018 第82期 第2四半期のご報告 2018.03.01 2018.08.31 証券コード:9716

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Page 1: IR REPORT 2018 - 乃村工藝社 NOMURA...ニュースダイジェスト 乃村工藝社は1892年の創業以来、人びとに「歓びと感動」を提供するスピリットのもと、

IR REPORT 2018第82期 第2四半期のご報告2018.03.01 ~ 2018.08.31

証券コード:9716

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Page 2: IR REPORT 2018 - 乃村工藝社 NOMURA...ニュースダイジェスト 乃村工藝社は1892年の創業以来、人びとに「歓びと感動」を提供するスピリットのもと、

乃村工藝社は1892年の創業以来、人びとに「歓びと感動」を提供するスピリットのもと、

「にぎわい」あふれる集客空間を創造するディスプレイ業界のリーディングカンパニーです。

感性あふれるクリエイターと、ものづくりのスペシャリストが力を合わせ、多種多様な

ニーズにお応えしています。ディスプレイ業界は、建設業や不動産業、広告業、イベント

産業などの市場領域と密接に関係し、その市場規模は2016年度で約1兆5,400億円と

推定されています。当社グループは、ショッピングセンターやレストラン、展示会・イベ

ント、博物館、ホテルやテーマパーク、オフィスなど幅広い分野で、内装・展示の企画、

デザイン・設計、制作・施工、運営管理まで展開しています。

ディスプレイ業界の市場規模の推移(単位:億円)

ディスプレイ業界の上位30社における市場シェア

2013 2014 2015(年度)2012

14,10015,300

13,30012,500

※上記の数字は、2018年2月28日現在のものです。

出典:(株)矢野経済研究所

●当社 ●A社●B社 ●C社●D社 ●その他

人びとに歓びと感動を提供する

「空間」をつくり、そして活かす乃村工藝社グループはディスプレイ業界のリーディングカンパニーです。

国内拠点

10海外拠点

展開都市 展開都市

8継続顧客売上比率

78.7%

業界No.1を創り出す3つの強み

国内外のネットワーク網で、各業界の主要企業、優良企業のお客様との高い信頼を生み出しています。

デザインアワード受賞数

※2017年度実績(入選含む)

661級建築士

104名プランナー・デザイナー

470名

国内外から高い評価をいただいているクリエイティブ力で唯一無二の価値を提供しています。

1級建築施工管理技士

241名プロダクトディレクター

480名

あらゆるニーズをカタチにするものづくりのスペシャリストが、長年にわたり蓄積された経験・ノウハウ、最新技術などにより、

安全かつ高品質なサービス・価値を提供しています。

総合力

クリエイティブ力

プロダクト力

2016

15,400

※上記は当社集計による数値です。

※2018年8月31日現在

2017年度上位30社の売上合計

7,615億円

9.9%

6.7%

4.4%

4.4%

15.2%

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ニュースダイジェスト

乃村工藝社は1892年の創業以来、人びとに「歓びと感動」を提供するスピリットのもと、

「にぎわい」あふれる集客空間を創造するディスプレイ業界のリーディングカンパニーです。

感性あふれるクリエイターと、ものづくりのスペシャリストが力を合わせ、多種多様な

ニーズにお応えしています。ディスプレイ業界は、建設業や不動産業、広告業、イベント

産業などの市場領域と密接に関係し、その市場規模は2016年度で約1兆5,400億円と

推定されています。当社グループは、ショッピングセンターやレストラン、展示会・イベ

ント、博物館、ホテルやテーマパーク、オフィスなど幅広い分野で、内装・展示の企画、

デザイン・設計、制作・施工、運営管理まで展開しています。

ディスプレイ業界の市場規模の推移(単位:億円)

ディスプレイ業界の上位30社における市場シェア

2013 2014 2015(年度)2012

14,10015,300

13,30012,500

※上記の数字は、2018年2月28日現在のものです。

出典:(株)矢野経済研究所

●当社 ●A社●B社 ●C社●D社 ●その他

人びとに歓びと感動を提供する

「空間」をつくり、そして活かす乃村工藝社グループはディスプレイ業界のリーディングカンパニーです。

国内拠点

10海外拠点

展開都市 展開都市

8継続顧客売上比率

78.7%

業界No.1を創り出す3つの強み

国内外のネットワーク網で、各業界の主要企業、優良企業のお客様との高い信頼を生み出しています。

デザインアワード受賞数

※2017年度実績(入選含む)

661級建築士

104名プランナー・デザイナー

470名

国内外から高い評価をいただいているクリエイティブ力で唯一無二の価値を提供しています。

1級建築施工管理技士

241名プロダクトディレクター

480名

あらゆるニーズをカタチにするものづくりのスペシャリストが、長年にわたり蓄積された経験・ノウハウ、最新技術などにより、

安全かつ高品質なサービス・価値を提供しています。

総合力

クリエイティブ力

プロダクト力

2016

15,400

※上記は当社集計による数値です。

※2018年8月31日現在

2017年度上位30社の売上合計

7,615億円

9.9%

6.7%

4.4%

4.4%

15.2%

大阪事業所が第31回「日経ニューオフィス賞」を受賞

書籍「こどもとおとなの空間デザイン」が第12回キッズデザイン賞を受賞

多様なジャンルの本に出会え、憩いの場でもあるライブラリーは外部にも開放され、さまざまな人が行き交う

アイデアを描けるホワイトボード壁を設置

こどもとおとなの空間デザイン(産学社)

パワーリフティング用のトレーニングルーム当社にはパラ・パワーリフティングの西崎哲男選手が所属

快適で機能的なオフィスを表彰する「日経ニューオフィス賞」が2018年8月に発表され、当社グループの大阪事業所が「ニューオフィス推進賞」を受賞しました。人と人、人とモノ、人と情報が交流する「CROSS」をコンセプトとし、社内はもちろんのこと、社外の人とコミュニケーションが図れる仕掛けを多く設けています。自社グループにて構想からデザイン・設計、制作・施工、移転作業、運用ルールの設定まで実施。デザイン・設計は35歳以下の若手デザイナーチーム(U35)を起用し、自社のオフィス環境や働き方の未来を考えるきっかけとして構想段階から移転完了まで携わりました。

東洋大学ライフデザイン学部の仲綾子准教授と、子どもと大人が共に過ごしやすい環境づくりに取り組む乃村工藝社TeamM(チームエム)が共同で執筆した書籍「こどもとおとなの空間デザイン」が第12回キッズデザイン賞 (主催:キッズデザイン協議会、後援:経済産業省、消費者庁)を受賞しました。本書は、“子どもも大人も心地よい空間”に共通するデザインの考え方を探るため、施設の設計者や運営者に取材を行い、数多くのグッドプラクティスの紹介をしています。子どもも大人も心地よい新たな空間のあり方を提言する、未来の空間づくりを考える一冊です。

News

01

クロスライブラリー

ミーティングスペース トレーニングルーム

News

02

News

03

ディスプレイ業界有数のデザインアワードを受賞今年も日本トップレベルのデザイン賞において当社の高いクリエイティブ力が評価されました。

DSA日本空間デザイン賞2018(一般社団法人日本空間デザイン協会主催)金賞1作品、銀賞3作品、Best50 4作品、入選 10作品

JCD デザインアワード2018(一般社団法人日本商環境デザイン協会主催)銀賞2作品、Best100 5作品

NDF第37回ディスプレイ産業賞(2018)(一般社団法人日本ディスプレイ業団体連合会主催)優秀賞2作品、奨励賞5作品

SDA第52回日本サインデザイン賞(公益社団法人日本サインデザイン協会主催)銅賞および関西地区賞1作品、入選2作品

DSA日本空間デザイン賞2018金賞を受賞した「デンソー本社 エントランスロビー」

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持続的な安定成長に向けて

代表取締役会長

渡辺  勝代表取締役社長

榎本 修次代表取締役会長

渡辺  勝代表取締役社長

榎本 修次代表取締役会長

渡辺  勝代表取締役社長

榎本 修次

トップメッセージ

 2018年度(2019年2月期)第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1.3%減の522億42百万円となりましたが、売上総利益率が大きく改善したことにより、営業利益は同2.0%増の34億70百万円となりました。また、受注環境も堅調であり、受注高は同20.9%増の711億58百万円、受注残高は同28.9%増の550億85百万円となりました。当期は下期にプロジェクトが集中しておりますが、通期連結目標である売上高1,200億円、営業利益83億円の達成に向けて、着実に前進してまいります。

 当社グループは、10年後のあるべき姿を描いた「NOMURA長期ビジョンN22」に向けて順調に推移しておりますが、2020年以降を見据え、持続的で安定した成長を実現するためには、より強固な基盤を創りあげることが重要となります。そのために2つの大きな取り組みを推進してまいります。 1つ目の取り組みとして、当社は、2018年6月、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と、「内部空間・展示空間のデザイン、設計、施工」カテゴリーにおける東京2020オフィシャルサポーター

上期の振り返り、通期の見通しについて

強固な基盤を創りあげる

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 そして、2つ目の大きな取り組みは、強化された基盤のもと、2020年以降の持続的な安定成長を実現することです。 2020年以降におきましても、さまざまな都市の再開発が計画されております。そのなかで、創造性あふれる環境演出や、にぎわいの創出、集客の強化、快適性の向上のために、当社グループが空間を通じて貢献できることは、ますます広がっていくものと考えております。 また、拡大が見込まれる観光産業においては、世界の人々の訪日意欲を喚起する、インバウンド対応、地方創生への取り組みに対する需要が見込まれております。そして、プロモーション分野では、市場環境が変化するなか、新たな提案を必要とするお客さまの期待に応えてまいります。 このような空間創造活性化への需要に対し、一層強化される乃村工藝社グループの人財、そしてネットワークを活かし、これまで以上に大きな「歓びと感動」を提供できるよう取り組み、「NOMURA長期ビジョンN22」の達成、持続的で安定した成長を実現してまいります。 株主の皆さまには、今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

契約を締結いたしました。これをひとつの契機として、以下の基盤強化を実現してまいります。

1.事業基盤の強化 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における60社以上のパートナー企業、参加する200以上の国や地域との関係を強化し、既存顧客の深耕、新規顧客の開拓を進めてまいります。また、大会期間中、スポンサーショーケース(企業パビリオン)やナショナルハウスが展開される場合は、当社のカテゴリーである「内部空間・展示空間のデザイン、設計、施工」で大会に貢献してまいります。

2.組織力の強化 社員と組織、そして会社が一体となって成長し、誇りと自信をもって社会に貢献していく、“社員エンゲージメント”を高めてまいります。取り組みの第一歩として、お台場本社にコミュニティ空間「リセットスペース」を創りました。多様な社員が保有している知識や経験の共有、立場や職能を超えたアイデアの交換が活発になり、コミュニケーションの活性化、人財の育成につながっております。

3.ブランド価値の認知拡大 当社が広く携わった1970年の大阪万博は、ディスプレイ業を広く知っていただく場となり、業界の社会的価値も高め、当社が大きく飛躍するきっかけとなりました。東京2020大会はその時以上に、ディスプレイ業が、いかに「歓びと感動」を与えるものかを知っていただく絶好の場であると考えております。

知識や経験の共有を促進、コミュニケーションを活性化する新たなコミュニティ空間「リセットスペース」を本社に設置

2020年以降の持続的な安定成長に向けて

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ピックアッププロジェクト

コンセプトは、個性溢れる5つの空間でおいしいを叶える、ワンランク上のエキチカダイニング。通路が横断する梅田地下特有のフロア環境のなか、個性的なゾーンや約1,000席の客席、昼夜で変化する光環境や高揚感を演出する映像、待ち合わせスポットを設けることで、通路側に溢れる賑わいを創出。回遊するだけでも、心が躍る空間としました。

本社構内に建設した新たな研究・開発拠点「イノベーションセンター」新開発棟の1階にオープンした、一般のお客さまも見学できる(予約制)企業ミュージアムです。大人から子どもまで楽しめる展示、音や映像、多彩な楽器のメリハリある展示で、ヤマハの過去から現在、現在から未来へと続く挑戦の軌跡を、「見て」「聴いて」「触れて」体感できる施設としました。

地下1階から地上3階の商業フロアの商業環境デザイン、制作施工を担当させていただきました。「劇場空間都市」をデザインコンセプトとし、芸術文化・エンターテインメントの聖地である日比谷にふさわしい、大人の魅力に溢れた明るく華やかな空間を創出。伝統的な劇場空間を参考にした3層吹き抜けのアトリウムは、やわらかなカーブを描いた優雅な空間が広がります。

三井不動産株式会社様東京都

阪急電鉄株式会社様大阪府

ウメダフードホール

ヤマハ イノベーションロード奈良時代を今に感じる平城宮跡歴史公園の意義とすばらしさを伝え、公園や寺社へといざなうガイダンス施設です。現在の公園を案内する「平城宮跡のいま」、平城宮のいとなみを感じる「平城宮のようす」、木簡文書づくりなどが体験できる「往時のいとなみ」、出土品から平城宮・平城京を読み解く「時をこえて」のゾーンで構成。現地での感動につながる展示としました。

ヤマハ株式会社様静岡県

クライアント

クライアントクライアント

エリア

エリアエリア

東京ミッドタウン日比谷

平城宮いざない館

国土交通省近畿地方整備局様奈良県

クライアント

エリア

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星野リゾート OMO 7 旭川

三菱UFJ銀行 大阪ビル ギャラリーラウンジ

南禅寺参道 菊水

味の素 クライアント・イノベーション・センター

「OMO(オモ)」は星野リゾートの新業態・都市観光特化型ホテルで、コンセプトは“旅のテンションをあげるホテル”。「OMO 7 旭川」は2018年4月に開業。ロビーは正面に白樺のオブジェを置き、旭川家具をあしらったデザインで木のぬくもりが溢れます。また、旅行者とローカルをつなげ、街歩きが楽しくなるコンテンツや仕掛けを空間に散りばめました。

「周辺地域や御堂筋界隈の賑わいづくり」と「銀行建築としての上質な場の創造」を目的として、カフェ、ギャラリー、地域展示、貨幣展示とATMや外貨両替コーナーなど複数の要素をつなげ、一体的な空間を実現。さまざまな目的をもつ人々が同じ空間に集える施設としました。開業後の運営にも携わらせていただき、継続して「賑わいづくり」に取り組んでいます。

星野リゾート・リート投資法人様北海道

株式会社三菱UFJ銀行様大阪府

京都南禅寺参道にある歴史ある料亭旅館「菊水」のリノベーションプロジェクト。木造の骨格や、しつらえの良さを活かしつつ、靴のまま利用できる施設への転換、スタイリッシュなアートとの組み合わせ、モダンな家具などで新しい印象に生まれかわり、開放的な客室や新設したテラスから、四季を通じて優美な庭園を一層楽しめるようになりました。

味の素が培ってきた技術を知り、体感できるとともに、社会やビジネスパートナーが抱える課題の解決に向けて、人・技術・知恵をつなげ、新しい価値を共創することを目的とした施設です。顧客ニーズに応じた効率的なアプローチ、予想外の結びつきや発見を促す空間となるよう、可変性のあるシステム、円や有機的な曲線の組み合わせで構成した空間としました。

株式会社バルニバービ様京都府

味の素株式会社様神奈川県

クライアント

クライアントクライアント

クライアント

エリア

エリアエリア

エリア

撮影:河野 政人(株式会社ナカサアンドパートナーズ)

撮影:河野 政人(株式会社ナカサアンドパートナーズ)

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連結業績ハイライト

2014

103,129

51,446

2015

108,340

51,062

2016

115,561

53,827

2017

115,841

52,956

2018

120,000

52,242

(年度)

102,277

51,399

107,997

55,957

114,733

60,743

113,156

58,86871,158

2014 2015 2016 2017 2018(年度)

5,211

2,507

6,033

2,664

7,608

3,385

8,171

3,400

8,300

3,470

2014 2015 2016 2017 2018(年度)

31,58133,584

31,233

37,72741,839

35,184

42,723

35,132

55,085

2014 2015 2016 2017 2018(年度末)

5,434

2,629

6,200

2,774

7,809

3,470

8,373

3,537

8,500

3,587

2014 2015 2016 2017 2018(年度)

2014

62,805

2015

65,256

2016

72,361

2017

76,443

2018

73,126

(年度末)

3,193

1,531

3,841

1,606

5,056

2,242

5,638

2,684

5,900

2,767

2014 2015 2016 2017 2018(年度)

2014

29,992

2015

31,619

2016

35,268

2017

39,344

2018

39,473

(年度末)

売上高(単位:百万円)

受注高(単位:百万円)

営業利益(単位:百万円)

受注残高(単位:百万円)

経常利益(単位:百万円)

総資産(単位:百万円)

親会社株主に帰属する当期純利益(単位:百万円)

純資産(単位:百万円)

第 2四半期末 期末 第 2四半期末 期末

522 億円

711 億円

34 億円

550 億円

35 億円

731 億円

27 億円

394 億円

第 2四半期(累計) 通期 第 2四半期末 期末

第 2四半期(累計) 通期 通期(予想) 第 2四半期(累計) 通期 通期(予想) 第 2四半期(累計) 通期 通期(予想)第 2四半期(累計) 通期 通期(予想)

※1 受注高・受注残高につきましては、飲食・物販事業は受注概念が異なるため、含まれておりません。※2 2018年度第2四半期 事業分野別売上高:ディスプレイ事業(51,204百万円)/飲食・物販事業(1,037百万円)

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市場分野別ハイライト

専門店市場物販店、飲食店、サービス業態店等

百貨店、量販店等

売上高

前年同期比19.5%減

160億円受注高

前年同期比14.0%増

223億円受注残高

前年同期比28.7%増

122億円

百貨店・量販店市場

複合商業施設市場ショッピングセンター等

広報・販売促進市場企業PR施設、ショールーム、セールスプロモーション、CI等

オフィス、ブライダル施設、サイン、モニュメント等

博物館・美術館市場博物館、文化施設、美術館等

博覧会・イベント市場博覧会、見本市、文化イベント等

その他市場

余暇施設市場テーマパーク、ホテル・リゾート施設、アミューズメント施設、エンターテイメント施設、動物園、水族館等

売上高

前年同期比7.3%増

27億円受注高

前年同期比23.3%減

25億円受注残高

前年同期比20.8%減

13億円

売上高

前年同期比36.8%減

47億円受注高

前年同期比110.0%増

120億円受注残高

前年同期比132.5%増

107億円

売上高

前年同期比10.1%増

84億円受注高

前年同期比24.0%減

90億円受注残高

前年同期比25.4%減

52億円

売上高

前年同期比6.2%増

41億円受注高

前年同期比24.0%減

57億円受注残高

前年同期比6.5%減

87億円

売上高

前年同期比24.0%増

50億円受注高

前年同期比7.6%増

44億円受注残高

前年同期比94.5%増

62億円

売上高

前年同期比19.1%増

3億円受注高

前年同期比16.4%増

4億円受注残高

前年同期比35.2%減

2億円

売上高

前年同期比80.4%増

96億円受注高

前年同期比135.0%増

144億円受注残高

前年同期比49.5%増

103億円

※1 受注高・受注残高につきましては、飲食・物販事業は受注概念が異なるため、含まれておりません。※2 2018年度第2四半期 事業分野別売上高:ディスプレイ事業(51,204百万円)/飲食・物販事業(1,037百万円)

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IRコミュニティ

当社グループは、株主の皆さまに対する利益還元を経営の最重要政策のひとつとして位置づけ、事業の成長をはかるとともに、配当につきましては親会社株主に帰属する当期純利益ならびに事業基盤の強化および将来の事業展開等を勘案のうえ、実施することとしております。

幅広く木材関連業者が参加するウッドソリューション・ネットワーク(事務局:農林中央金庫様)は、木質空間デザイン・アプローチブック「MOKU LOVE DESIGN」を制作、当社グループはこの冊子の企画に参画しました。オフィスビルなどの内装を施主に提案するクリエイターの皆さまに木質空間の魅力を知っていただき、木材(クリーンウッド)を使った内装を取り入れていただくことを提案する内容となっています。

株主還元 トピック

スケジュール

第 1四半期 第 2四半期 第 3四半期 第 4四半期

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月●

決算発表●

定時株主総会

●第 1四半期決算発表

●第 2四半期決算発表

●第 3四半期決算発表

●期末配当基準日

本スケジュールは変更になる可能性があります。

2018年度は、2円増配の1株当たり47円を予定

木とクリエイターをつなぐ活動を推進

(年度)2014 2015 2016 2017

45.3 43.4 44.0 44.4

40

3026

45

2018

47

44.3

(予想)

 1株当たり年間配当金(円)   配当性向 (%)

※ 2016年度 普通配当38円/特別配当2円

当社グループは、事業活動において木材・木材製品を多く使用しており、伐採地の森林環境や地域社会に配慮したフェアウッドの調達が環境に対する社会的責任と考え、2010年に「フェアウッド応援宣言 ノムラ木材調達ガイドライン(http://www.nomurakougei.co.jp/corporate/environment/fairwood/)」を策定しました。2017年5月のクリーンウッド法施行を機に一段と力を入れており、木材の活用、環境に配慮した空間づくり、そして、社会的・経済的な価値の啓発に向けて、社員や協力会社への説明会の開催、冊子の制作、体感ツアーの企画などの取り組みを進めています。

国産木材の活用で社会的・経済的課題の解決に貢献

木質空間デザイン・アプローチブック「MOKU LOVE DESIGN」

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会社情報

株式会社ノムラプロダクツ株式会社ノムラデュオ株式会社TNPノムラテクノ株式会社株式会社ノムラデベロップメント 株式会社ノード株式会社スクエア株式会社シーズ・スリー株式会社六耀社乃村工藝建築装飾(北京)有限公司NOMURA DESIGN AND ENGINEERING SINGAPORE PTE. LTD.儂ノード

得空間設計咨シジュン

詢(上海)有限公司

商   号 株式会社乃村工藝社

創   業 1892年(明治25年)3月15日

設   立 1942年(昭和17年)12月9日

資 本 金 64億97百万円

主な事業内容 集客環境づくりの調査・企画・コンサルティング、デザイン・設計、制作・施工ならびに各種施設・イベントの活性化、運営管理

従 業 員 数乃村工藝社グループ全従業員 2,314名 ※契約社員含む単体:乃村工藝社 1,078名 ※正社員連結:乃村工藝社グループ 1,698名 ※正社員

本   社 東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所 大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号パークスタワー19階

国内拠点展開北海道支店(札幌市) 東北支店(仙台市) 中部支店(名古屋市)中四国支店(広島市) 九州支店(福岡市) 京都営業所(京都市)岡山営業所(岡山市) 沖縄営業所(那覇市)

海外拠点展開 北京、上海、成都、深圳、香港、シンガポール、ミラノ、ニューヨーク

発行可能株式総数 238,170,000株発行済株式総数 59,948,294株株主数 5,058名(前期末比400名減)

取 締 役 代表取締役会長 渡辺   勝代表取締役社長 榎本  修次常 務 取 締 役 中川  雅寛常 務 取 締 役 奥本  清孝取 締 役 大和田  整取 締 役 牧野  秀一社 外 取 締 役 坂場  三男社 外 取 締 役 小宮  悦子

監 査 役 常 勤 監 査 役 佐藤  正純監 査 役 竹村  孔一社 外 監 査 役 三和  彦幸社 外 監 査 役 伏見  泰治

役員待遇 統括エグゼクティブクリエイティブディレクター

鈴木 恵千代

統括エグゼクティブクリエイティブディレクター

小坂   竜

エグゼクティブディレクター 富林  健二

会社概要 (2018年8月31日現在) 株式の状況 (2018年8月31日現在)役員 (2018年9月1日現在)

グループ会社 (2018年8月31日現在)

執行役員 常務執行役員 兼平   慎常務執行役員 山崎  昭彦常務執行役員 吉田  勝彦常務執行役員 奥野  福三常務執行役員 土井  勇樹常務執行役員 酒井  信二執 行 役 員 武田  博宣執 行 役 員 松尾  浩一執 行 役 員 吉田  隆之執 行 役 員 栗原   誠執 行 役 員 安宅 騎一郎執 行 役 員 山口  吉章執 行 役 員 河西 裕二郎

所有者別株主分布

大株主 (上位10名)

株主名 持株数(株)持株比率(%)有限会社 乃村 5,234,000 9.41

有限会社 蟻田 5,141,500 9.25

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2,717,700 4.89

日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 1,961,700 3.53

乃村洋子 1,658,000 2.98

乃村工藝社従業員持株会 1,465,730 2.64

株式会社三井住友銀行 1,376,920 2.48

乃村工藝社共栄会 1,367,600 2.46

NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT

1,021,400 1.84

第一生命保険株式会社 974,700 1.75

17.54% 22.82%

1.17%

外国人

20.46% 38.01%

証券会社 金融機関 その他法人 個人・その他

※1 当社は自己株式4,316千株(7.20%)を保有しています。※2 持株比率は自己株式を控除して算出しています。

※上記の分布状況は自己株式数を含めて算出しています。

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Page 12: IR REPORT 2018 - 乃村工藝社 NOMURA...ニュースダイジェスト 乃村工藝社は1892年の創業以来、人びとに「歓びと感動」を提供するスピリットのもと、

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ディスプレイ・デザインの歴史 33

開示する企業姿勢 企業PR館 企業PR館は、昭和40年代にショールームから派生して誕生した。ショールームが製品や技術を中心に展示し、市場の拡大を目的としているのに対し、企業PR館は企業活動と社会との関わりを示しながら、地域住民とのコミュニケーションを図り、企業および産業への理解を深めることを目的とした施設である。

 企業PR館の事例を産業別に見ると、エレクトロニクス系では、昭和34年に開設された東芝科学館が先駆で、人と科学の触れ合いをテーマに自社の技術を紹介した。また、家電業界の台頭が目覚ましい昭和43年、松下電器の本社に技術館が設けられた。さらに昭和56年、シャープが天理に技術・歴史ホールをオープンさせ、過去から現在に至る商品開発の技術を提示した。

 昭和61年にオープンした松下電器のパナソニックスクエアでは、PR館の展示にエンターテインメント性を取り入れて注目された。

 エネルギー系では、昭和46年、九州電力・電気科学館がオープン、「電気をつくる・送る・使う」というストーリーに沿って展開され、本格的な参加型展示の導入が図られた。

 昭和42年、原子炉の巨大模型をメイン展示とした関西電力の美浜原子力PRセンターが開館、昭和53年には建築と展示の一体化を図った四国電力・伊方ビジターハウスがオープンした。

 昭和59年に開設した東京電力の電力館は、セミナーやイベントを催すホール、AVとパソコンのライブラリー、コーヒー・ショップなどを併設する複合施設で、新しい企業PR館の在り方を示した。昭和61年には東京ガス・ガスの科学館がオープン、天然ガスの誕生から利用までを「都市ガスの旅」と名付け、実物展示や実験装置を交えながらインパクトのある空間を構築した。また昭和63年、中部電力の浜岡原子力館が新たに開館し、宇宙史・地球史的視点で、人間が科学技術へ挑戦した夢を織り交ぜて展示し脚光を浴びた。

 繊維業界では昭和44年に倉敷紡績が倉敷工場跡地に記念館を開館し、自動車業界では昭和49年、自動車の文明史を展開したトヨタ鞍ケ池記念館がオープン、食品業界では昭和54年にサントリーウイスキー博物館が開館して注目された。

 企業博物館と企業PR館の判別は難しい。企業博物館は企業の持つ技術の足跡をたどり、物を中心に保存展示する産業史的な施設として出発したものが多い。

 しかし今日では、共に企業の文化活動の一環として位置付けられ、その表現も多様になっている。そんな中で昭和62年に開館したUCCコーヒー博物館は、新しい企業博物館の姿を提言し、平成元年のトヨタ博物館は、普遍的な立場に立つ社会施設として人 の々関心を集めている。

当社の主要事業であるディスプレイについてご理解を深めていただくために当社ホームページ、社史“ディスプレイ100年の旅”より「ディスプレイ・デザインの歴史」を掲載しています。

A:サントリーウイスキー博物館(昭和54年)B:関西電力 美浜原子力PRセンター(昭和42年)C:シャープ 技術・歴史ホール(昭和56年)D:松下電器 パナソニックスクエア(昭和61年)E:東京電力 電力館(昭和59年)F:UCCコーヒー博物館(昭和62年)G:中部電力 浜岡原子力館(昭和63年)

この冊子は環境保全のため、植物油インキとFSC®認証紙を使用しています。

TEL:03-5962-1171(代表)総務部

郵便物送付先〒168-0063東京都杉並区和泉二丁目8番4号三井住友信託銀行株式会社 証券代行部

電話照会先(フリーダイヤル)

0120-782-031

株主メモ事 業 年 度定時株主総会基 準 日定時株主総会期 末 配 当 金中 間 配 当 金 単 元 株 式 数公 告 方 法

株 主 名 簿 管 理 人

毎年3月1日から翌年2月末日まで毎年5月31日までに開催

毎年2月末日毎年2月末日毎年8月31日 

100株電子公告(下記URLのホームページに掲載)http://www.nomurakougei.co.jp/ir/epn.html

ただし、やむを得ない事由により電子公告をすることができない場合は、東京都において発行する日本経済新聞に掲載します。三井住友信託銀行株式会社東京都千代田区丸の内一丁目4番1号

http://www.nomurakougei.co.jp

取次事務は三井住友信託銀行株式会社の本店および全国各支店でおこなっています。

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