オホーツクキャンパス My Style · 月 研究室のゼミ研修で道南を訪問...

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1日編 1年編 3年次に入室希望の研究室に通って 先輩の実験や研究の進め方を見学し 研究領域を絞る際の参考にしました 二階堂 桃花 (埼玉県立大宮北高校出身) 生物産業学部食品香粧学科3年 住まい/ひとり暮らし アルバイト/市内の飲食店 クラブ・サークル/おいしいパン研究会 地域活性化の手がかりを探り続け 体育祭や収穫祭を消費市場に仮想し さまざまなビジネスモデルに挑戦 北條 裕己 (神奈川県・相洋高校出身) 生物産業学部地域産業経営学科4年 地域産業資源研究室(笹木ゼミ) 住まい/ひとり暮らし アルバイト/農家バイト・ホタテバイト クラブ・サークル/ダンスサークル 2年次は3年次から所属する研究室を探す期間でもあります。 私は応用微生物学研究室への入室を希望しているので、今日は その研究室を訪問して、先輩たちに実験技術のレクチャーを受 けました。また、おいしいパン研究会の活動が2週間ぶりにあ り、最新設備がそろう食品加工技術センターに集まって、香ば しいパンづくりをみんなで楽しみました。 経営学に興味があり、入学後は生産(1次産業)から加工(2次)、 流通(3次)までのすべてを地域の産業が連携しておこなう「6 次産業化」の取り組みに高い関心をもちました。3年次からの1 年間は研究室で地域の生物資源を生かす産業のあり方を学び、と くに漁業の振興に焦点をあてた研究を進めています。将来は故郷 の小田原市を活性化させる取り組みに参加したいと考えています。 北條さんの時間割(3年次後期) 北條さんの1年(3年次) 5 4 6 4年次へ 1 時限 現代環境論 英語(四) 簿記Ⅱ 生物産業技術論 2 時限 プランクトン学 ゼミナール アグリフード ビジネスモデル システム論 戦略論 3 時限 流通経済論 中国語 水産微生物学 副ゼミナール 4 時限 スポーツの科学 5 時限 特別講義(四) 集中 地理学 宗教と人間 二階堂さんの時間割(2年次前期) 1 時限 英語(三) 生物化学 食品機能学 2 時限 食品化学 微生物学 食品栄養学 3 時限 倫理学 有機化学 食品化学実験 食品機能学実験 食品衛生学実験 4 時限 食品開発論 5 時限 特別講義(二) 143 142 東京農業大学 大学案内 2016 起床 キャンパスに到着 学生ラウンジでノート整理と情報検索 アパートから大学まではバス で約10分。冬でもバスが遅れ ることはまずありません。キャ ンパス内のロータリーから1 時限目の英語の教室へ。 毎朝遅くとも7時には起床します。今日は1時限目から授業が あるので、8時半に家を出て、すぐ近くのバス停へ。 アルバイトのために大 学から網走市街に向か うバスを待つ間、近く のベンチで先輩に教え てもらった実験の手順 を再チェック。 クジラの骨格標本が展示されてい る学生ラウンジは、自主学習に適 したスペースです。有機化学は覚 える項目が多いので、ポイントを 忘れないうちにノートに整理。 学食は2つあり、席数が多く て広い第二食堂の「クリオ ネ」を よ く 利 用 し て い ま す。 今日は入試の日に知り合って 以来仲良しの友人と久々にお 喋りしながら楽しくランチ。 図書館で資料をコピー 研究室の先輩を訪ねる前にち ょっと調べもの。図書館(学 術・情 報 セ ン タ ー)で、有 機 化学の文献を探してコピーを とりました。 アルバイトはしゃぶしゃぶ屋さんで 週3~4回。夕食に賄い食が出るの で大助かりです。バイトのない日は 友人と自炊し合って、お互い節約に 努めています。オホーツクの美味し い食材のおかげで、自炊も自然と楽 しくなりますね。親からの仕送りは 月に2万円までしか使わないことに 決め、残りは貯金しています。 オホーツクの美味しい食材は 自炊に最適です! [ 1カ月の収支 ] ●収入 仕送り 40,000 円 アルバイト 60,000 円 収入合計 100,000 円 ●支出 家賃 45,000 円 食費 10,000 円 光熱費 12,000 円 雑費・娯楽 8,000 円 交通費 5,000 円 貯金 20,000 円 支出合計 100,000 円 学外のフィールドワークを拡大 6次産業化の事例を地域の生の姿から自分の目で 確認するため、網走市街や漁港、生産農場、牧場 などを時間の許す限り訪問することにしました。 公共施設の雪かきボランティア 網走市内視察中に知り合った地 域の方々と一緒に、市の公共駐 輪場の雪かきをするボランティ アに参加。共同作業を通じて交 流は一段と深まり、地域をより 理解するはずみになりました。 ホタテバイトに参加 昨年に続き大学の友人たちと今年 もホタテバイトに参加しました。 ホタテ収穫期の集中作業を通じて、 水産業の現実を体験する絶好のフ ィールドワークになりました。 研究室に所属 1年次のゼミで担当教員だった笹木先生のいる地域産業資源学研究室 に入室し、本格的なゼミ活動がスタートしました。 7:00 8:45 9:00 18:00 10:40 21:30 10:55 14:40 14:20 二階堂さんの1日(2年次) 1時限目の授業(英語) 帰宅 オホーツクキャンパス My Style オホーツクキャンパス 学食で友人とランチ 今日は久々においしいパン 研究会の活動日。食品製造の 大型機器が整った食品加工 技術センターに集合してパ ンを作り、焼きたての香ばし い風味を楽しみました。 アルバイトへ 15:40 サークルでパンづくり 試験的なビジネスモデルを考案 インターネットのバナー広告を 利用した通信販売のビジネスモ デルを考案。網走市内の海産物 販売会社の協力を得て、ネット 上で試験的に運営し、予想以上 の成果をあげることができまし た。それ以来、この会社の販売店 を度々訪れるようになりました。 収穫祭ではコーヒーを販売 収穫祭ではコーヒーの販売 を企画。ブラジルから豆を 直接仕入れ、キャラメルマ キアートも加えましたが、 売り切れを心配して初日の 販売数を抑えたことで、最 終日に在庫が残ってしまい ました。販売ビジネスを学 ぶ大きな教訓になりました。 卒業研究のテーマ探し 4年次におこなう卒業研究のテーマについて検討を始めました。現在 は東京農大バイオインダストリーで販売されるような、未利用資源を 使った工芸商品の開発に興味をもっていますが、もう少し周辺情報を 整理してから絞っていきたいと思います。 11研究室のゼミ研修で道南を訪問 笹木ゼミの研修旅行に参加。国産ウィスキー製造の聖地である 余市町をはじめ、道南の酒類製造施設を視察して巡りました。 施設への水の供給環境にも注目し現地調査を実施しました。 2 13:30 入室予定の研究室を訪問 入室を希望している応用微生物 学研究室を訪問し、先輩に有機 化学に関する質問をしました。 さらに研究室の実験の進め方も 教えていただきました。 先輩たちはみなさんとても やさしく、入室できる日が 待ち遠しい思いです。 7 前期定期試験 9 後期授業開始 8 夏休み 12 冬休み 1 後期定期試験 体育祭でサークルから出店 今年から開催されることにな った体育祭で、ダンスサーク ルが出店したノンアルコール カクテルが売り切れになる盛 況を得ました。仕入れからす べて自分たちでおこなった努 力が報われました。 クリスマスに ダンスイベントを開催 日頃のダンスの鍛錬の成果を披 露するダンスイベントを市内で 開催しました。地域の若い世代 の人々と交流を深めるいいきっ かけになったと思います。 帰省して父の仕事の手伝い 実家に帰省して外車ディーラーを運営する父の会社を手伝いました。 顧客に納車する仕事を通じて、商品管理と顧客ケアの重要さを身に染 みて学ぶことができました。 またラウンジ隣には利用自由 のPCコーナーもあり、よく論 文の検索をおこなっています。 英語(三)の授業では、短文を通して文法を覚え直します。 今日は「譲歩を表す構文」がテーマでした。 3時限目の授業(有機化学) 食品化学や栄養学を学ぶために必要な有機化学の授業で、今日は 有機化合物の化学反応とエネルギー変化について学びました。

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Page 1: オホーツクキャンパス My Style · 月 研究室のゼミ研修で道南を訪問 笹木ゼミの研修旅行に参加。国産ウィスキー製造の聖地である 余市町をはじめ、道南の酒類製造施設を視察して巡りました。

1日編 1年編3年次に入室希望の研究室に通って先輩の実験や研究の進め方を見学し研究領域を絞る際の参考にしました

二階堂 桃花(埼玉県立大宮北高校出身)

生物産業学部食品香粧学科3年住まい/ひとり暮らしアルバイト/市内の飲食店クラブ・サークル/おいしいパン研究会

地域活性化の手がかりを探り続け体育祭や収穫祭を消費市場に仮想しさまざまなビジネスモデルに挑戦

北條 裕己(神奈川県・相洋高校出身)

生物産業学部地域産業経営学科4年 地域産業資源研究室(笹木ゼミ)住まい/ひとり暮らしアルバイト/農家バイト・ホタテバイトクラブ・サークル/ダンスサークル

2年次は3年次から所属する研究室を探す期間でもあります。私は応用微生物学研究室への入室を希望しているので、今日はその研究室を訪問して、先輩たちに実験技術のレクチャーを受けました。また、おいしいパン研究会の活動が2週間ぶりにあり、最新設備がそろう食品加工技術センターに集まって、香ばしいパンづくりをみんなで楽しみました。

経営学に興味があり、入学後は生産(1次産業)から加工(2次)、流通(3次)までのすべてを地域の産業が連携しておこなう「6次産業化」の取り組みに高い関心をもちました。3年次からの1年間は研究室で地域の生物資源を生かす産業のあり方を学び、とくに漁業の振興に焦点をあてた研究を進めています。将来は故郷の小田原市を活性化させる取り組みに参加したいと考えています。

北條さんの時間割(3年次後期)

北條さんの1年(3年次)

5月

4月

6月

4年次へ

1 時限 現代環境論 英語(四) 簿記Ⅱ 生物産業技術論

2 時限 プランクトン学 ゼミナール アグリフード

ビジネスモデル

システム論 戦略論

3 時限 流通経済論 中国語 水産微生物学 副ゼミナール

4 時限 スポーツの科学

5 時限 特別講義(四)

集中 地理学 宗教と人間

月 火 水 木 金二階堂さんの時間割(2年次前期)

1 時限 英語(三) 生物化学 食品機能学

2 時限 食品化学 微生物学 食品栄養学

3 時限 倫理学 有機化学 食品化学実験 食品機能学実験 食品衛生学実験4 時限 食品開発論

5 時限 特別講義(二)

月 火 水 木 金

143142 東 京 農 業 大 学   大 学 案 内   2 0 1 6

起床

キャンパスに到着

学生ラウンジでノート整理と情報検索

アパートから大学まではバスで約10分。冬でもバスが遅れることはまずありません。キャンパス内のロータリーから1時限目の英語の教室へ。

毎朝遅くとも7時には起床します。今日は1時限目から授業があるので、8時半に家を出て、すぐ近くのバス停へ。

アルバイトのために大学から網走市街に向かうバスを待つ間、近くのベンチで先輩に教えてもらった実験の手順を再チェック。

クジラの骨格標本が展示されている学生ラウンジは、自主学習に適したスペースです。有機化学は覚える項目が多いので、ポイントを忘れないうちにノートに整理。

学食は2つあり、席数が多くて広い第二食堂の「クリオネ」をよく利用しています。今日は入試の日に知り合って以来仲良しの友人と久々にお喋りしながら楽しくランチ。

図書館で資料をコピー研究室の先輩を訪ねる前にちょっと調べもの。図書館(学術・情報センター)で、有機化学の文献を探してコピーをとりました。

アルバイトはしゃぶしゃぶ屋さんで週3~4回。夕食に賄い食が出るので大助かりです。バイトのない日は友人と自炊し合って、お互い節約に努めています。オホーツクの美味しい食材のおかげで、自炊も自然と楽しくなりますね。親からの仕送りは月に2万円までしか使わないことに決め、残りは貯金しています。

オホーツクの美味しい食材は自炊に最適です!

[1カ月の収支]●収入仕送り 40,000円アルバイト 60,000円収入合計 100,000円●支出家賃 45,000円食費 10,000円光熱費 12,000円雑費・娯楽 8,000円交通費 5,000円貯金 20,000円支出合計 100,000円

学外のフィールドワークを拡大6次産業化の事例を地域の生の姿から自分の目で確認するため、網走市街や漁港、生産農場、牧場などを時間の許す限り訪問することにしました。

公共施設の雪かきボランティア網走市内視察中に知り合った地域の方々と一緒に、市の公共駐輪場の雪かきをするボランティアに参加。共同作業を通じて交流は一段と深まり、地域をより理解するはずみになりました。

ホタテバイトに参加昨年に続き大学の友人たちと今年もホタテバイトに参加しました。ホタテ収穫期の集中作業を通じて、水産業の現実を体験する絶好のフィールドワークになりました。

研究室に所属1年次のゼミで担当教員だった笹木先生のいる地域産業資源学研究室に入室し、本格的なゼミ活動がスタートしました。

7:00

8:45

9:00

18:00

10:40

21:30

10:55

14:40

14:20

二階堂さんの1日(2年次)

1時限目の授業(英語)

帰宅

オ ホ ー ツ ク キ ャ ン パ ス M y S t y l eオ ホ ー ツ ク キ ャ ン パ ス

学食で友人とランチ

今日は久々においしいパン研究会の活動日。食品製造の大型機器が整った食品加工技術センターに集合してパンを作り、焼きたての香ばしい風味を楽しみました。

アルバイトへ

15:40サークルでパンづくり

試験的なビジネスモデルを考案インターネットのバナー広告を利用した通信販売のビジネスモデルを考案。網走市内の海産物販売会社の協力を得て、ネット上で試験的に運営し、予想以上の成果をあげることができました。それ以来、この会社の販売店を度々訪れるようになりました。

収穫祭ではコーヒーを販売収穫祭ではコーヒーの販売を企画。ブラジルから豆を直接仕入れ、キャラメルマキアートも加えましたが、売り切れを心配して初日の販売数を抑えたことで、最終日に在庫が残ってしまいました。販売ビジネスを学ぶ大きな教訓になりました。

卒業研究のテーマ探し4年次におこなう卒業研究のテーマについて検討を始めました。現在は東京農大バイオインダストリーで販売されるような、未利用資源を使った工芸商品の開発に興味をもっていますが、もう少し周辺情報を整理してから絞っていきたいと思います。

11月

研究室のゼミ研修で道南を訪問笹木ゼミの研修旅行に参加。国産ウィスキー製造の聖地である余市町をはじめ、道南の酒類製造施設を視察して巡りました。施設への水の供給環境にも注目し現地調査を実施しました。

2月

13:30

入室予定の研究室を訪問入室を希望している応用微生物学研究室を訪問し、先輩に有機化学に関する質問をしました。さらに研究室の実験の進め方も教えていただきました。

先輩たちはみなさんとてもやさしく、入室できる日が待ち遠しい思いです。

7月前期定期試験

9月後期授業開始

8月夏休み

12月冬休み

1月後期定期試験

体育祭でサークルから出店今年から開催されることになった体育祭で、ダンスサークルが出店したノンアルコールカクテルが売り切れになる盛況を得ました。仕入れからすべて自分たちでおこなった努力が報われました。

クリスマスにダンスイベントを開催

日頃のダンスの鍛錬の成果を披露するダンスイベントを市内で開催しました。地域の若い世代の人々と交流を深めるいいきっかけになったと思います。

帰省して父の仕事の手伝い実家に帰省して外車ディーラーを運営する父の会社を手伝いました。顧客に納車する仕事を通じて、商品管理と顧客ケアの重要さを身に染みて学ぶことができました。

オホーツクキャンパスライフ

オホーツクキャンパスライフ

またラウンジ隣には利用自由のPCコーナーもあり、よく論文の検索をおこなっています。

英語(三)の授業では、短文を通して文法を覚え直します。今日は「譲歩を表す構文」がテーマでした。

3時限目の授業(有機化学)食品化学や栄養学を学ぶために必要な有機化学の授業で、今日は有機化合物の化学反応とエネルギー変化について学びました。