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ECO SMART VIEW 遠隔監視システム
施工注意事項
(V1.01 版)
Abalance 株式会社
2017 年 6 月 1 日
ECO SMART VIEW 遠隔監視システム施工注意事項
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目次
1 はじめに ........................................................................................................................................................ - 3 -
2 接続イメージ ................................................................................................................................................. - 4 -
3 (通信ケーブル購入)RS485 ケーブルの仕様 ............................................................................................. - 5 -
4 通信管購入の注意点 ...................................................................................................................................... - 7 -
5 データロガー設置の注意点 ........................................................................................................................... - 8 -
6 配線の注意点 ............................................................................................................................................... - 13 -
7 結線の注意点 ............................................................................................................................................... - 14 -
7.1 パワーコンディショナーに GND 端子がある場合 .............................................................................. - 14 -
7.2 通信ケーブルの長さの合計が 80m を超える場合 ............................................................................... - 14 -
7.3 シールド層をアースに接続する場合 ................................................................................................... - 15 -
7.4 終端抵抗について ................................................................................................................................ - 16 -
8 問題が発生した場合の確認の方法 .............................................................................................................. - 17 -
8.1 すべてのパワーコンディショナーがデータを収集できない ............................................................... - 17 -
テスト A ...................................................................................................................................................... - 19 -
テスト B ...................................................................................................................................................... - 20 -
8.2 一部のパワーコンディショナーデータがデータを収集できない ....................................................... - 21 -
テスト A ...................................................................................................................................................... - 21 -
テスト B ...................................................................................................................................................... - 23 -
8.3 すべてのデータ収集可能が、データは安定しない ............................................................................. - 24 -
8.4 結線の確認方法 .................................................................................................................................... - 26 -
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1 はじめに
本書の作業の流れ、概要は以下の通りです。
485ケーブルを購入
配線管を購入
監視装置を取付け
配線
結線
テスト
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2 接続イメージ
図 1は接続のイメージです。
図 1
パワーコンディショナーと RJ-45コネクタ間をシールド付き LANケーブルまたは RS485シールド付き通信ケーブ
ルで接続します。
RJ-45コネクタと遠隔監視装置(以下、データロガー)間をシールド付き LANケーブルで接続します。
※通信ケーブルのアース(GND)は場合によって、接続しないこともあります。
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3 (通信ケーブル購入)RS485 ケーブルの仕様
RS485 シールド付き通信ケーブルは、通信の安定性が最も高いので、パワーコンディショナーと RJ-45 コネクタ
の接続には、RS485シールド付き通信ケーブルを使用してください。
LANケーブルで接続する場合は、CAT-5eのシールド付きペア LANケーブルを使用します。高圧発電所に設置する
場合は、RS485通信専用ツイストペアシールド付きケーブルを使用してください。
図 2
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CAT-5e シールド付きペア LAN ケーブルは、パワーコンディショナーの RS485 通信端子 A、Bと結線する線は同じ
ペアの 2本です。2本を選ぶ基準は、図 3を参照してください。
図 3
RS485 シールド付き通信ケーブル:RS485 通信専用シールド付きツイストペアケーブル、直径が 1.0mm 以上のも
のを使用してください。(図 4を参照)
図 4
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4 通信管購入の注意点
高圧発電所に施工する場合は、金属管を通して通信ケーブルを配線してください。プラスチック製の配線管は使
用しないでください。通信障害をおこす可能性があります。
金属管の通信ケーブルは、図 5を参考にしてください。
図 5
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5 データロガー設置の注意点
データロガーは防水ボックスに入れ、固定してからご使用ください。
防水ボックスのサイズは、幅(320mm)、横(280mm)、縦(120mm)以上のものを使用してください(図 6)。
図 6
上記のサイズより小さいものを使用した場合は保証対象外となりますので、ご注意ください。
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データロガーと防水ボックスを太陽が直射するところに設置しないでください。熱によって故障するおそれがあります。
データロガーは、湿気が少なく、風通しの良いところに取り付けてください。(図 7、図 8参照)
図 7
図 8
日にあたったことによるデータロガーと防水ボックスの故障、SIM カードの変形は保証対象
外となりますので、ご注意ください。
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3G 通信方式データロガーは無線通信をおこなうので、変圧器、高圧電線など、強い磁場の近くに設置しないでくだ
さい。通信障害をおこす可能性があります。変圧器とデータロガーの間隔は 2m 以上(図 9)、パワーコンディショナ
ーとデータロガーの間隔は 1m(図 10)以上離して設置してください。
図 9
図 10
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3G 通信方式データロガーの取り付けが終わったら、アンテナが緩んでいないかを確認してください。緩んでいる場
合は、アンテナ(図 11の 1の部分)を回さず、ネジ(図 11の 2の部分)を回して締めてください。
図 11
データロガーのアンテナは、金属や電線などに接触しないようにしてください。また、デー
タロガーをプラスチック製の防水ボックスではなく、金属の配電箱などに設置する場合は、
別途 2mまたは 5mの延長アンテナを付けてください。通信障害をおこす可能性があります。
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図 12 の右側の写真のように、接続した通信ケーブルが引っ張られているような状態しないでください。接触不良を
おこして、正常に通信できなくなる可能性があります。
図 12
延長アンテナを付ける場合、アンテナは防水ボックスの外に固定してください。(図 13)
図 13
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6 配線の注意点
データロガーから最も遠いパワーコンディショナーまでの通信ケーブルの長さの合計が 80m 以内になるように設置、
配線してください。(図 14) 80mを超える場合は、データロガーを増設して、1セットのデータロガーと最も遠いパワ
ーコンディショナーまでのケーブル長が 80m以内になるように分割して設置してください。
図 14
高圧発電所で配線する場合は、ノイズを防ぐため、金属管を使うか、通信ケーブルとパワーコンディショナーが直流
電線から 0.5m以上離れるように設置、配線してください。
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7 結線の注意点
7.1 パワーコンディショナーに GND 端子がある場合
パワーコンディショナーにGND端子がある場合は、485+(A)、485-(B)に加えて、GNDを結線してください。この
結線は、すべてのパワーコンディショナーでおこなってください。(図 15)
図 15
7.2 通信ケーブルの長さの合計が 80m を超える場合
パワーコンディショナーにGND端子がなく、通信ケーブルの長さの合計が 80mを超える場合は、ノイズを減らすた
め、シールド層はアースに接続することをお勧めします。例:デルタ 図 16を参照
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図 16
7.3 シールド層をアースに接続する場合
パワーコンディショナーの取扱説明書で、シールド層をアースに接続することが明記されている場合は、取扱
説明書に従って、シールド層をアースに接続してください。例:新電元(図 17)
図 17
パワーコンディショナーの取扱説明書で、シールド層をアースに接続することが明記されておらず、GND 端子
がある場合は、シールド層をアースに接続しないでください。万が一、ノイズが発生する場合は、シールド層を
アースに接続してください。
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7.4 終端抵抗について
終端抵抗は各パワーコンディショナーメーカーの取扱説明書を参考にして、設定してください。(図 18を参照)
図 18
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8 問題が発生した場合の確認の方法
本章で説明する確認対象の問題は以下の 3つです。
1. すべてのパワーコンディショナーがデータを収集できない
2. 一部のパワーコンディショナーがデータを収集できない
3. データの収集はできているが、不安定
4. (一部のパワーコンディショナーが不安定、またはすべてのパワーコンディショナーが不安定)
上記の問題が発生した場合は、最初にすべてのパワーコンディショナーのアドレスコードを確認してください。
確認が終わって、依然としてデータが収集できない場合は、接続を確認してください。
1. 通信ケーブルの A と Bを間違えて接続していないかを確認します
2. 端子の接続が緩んでいないかを確認します
3. 接触不良が発生していないかを確認します(RJ-45コネクタの場合はケーブルが断線してないかを確認して、差込口
のところに圧着してないかを確認します)
以上の確認全部終わって問題が解決しない場合は、次の方法を試してください。
8.1 すべてのパワーコンディショナーがデータを収集できない
SmartPVにログインして、データロガーがオンラインになっているかを確認します。(図 19)
図 19
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SmartPVに追加したパワーコンディショナーと実際に使用しているパワーコンディショナーが一致しているかを
確認します。(図 20)
図 20
上記の確認をおこなっても原因を特定できない場合は、以下のテスト A、Bをおこなってください。
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テスト A
予備のケーブルを利用して、各パワーコンディショナーをテストします。(予備ケーブルは金属管を通さなくても良い)
1. 現在接続している通信ケーブルをすべて抜きます。
2. 予備ケーブルを使用して、データロガーと一番近いパワーコンディショナーのみを接続して、データが正常に取
得できるかを確認します。
3. データを正常に取得できていることが確認できたら、1番目のパワーコンディショナーと 2番目のパワーコンディ
ショナーを接続して、同様にデータが取得できるかを確認します。
4. 以後、最後の一台のパワーコンディショナーまで、順番に確認をします。
図 21
すべてのパワーコンディショナーがデータを収集できる場合は、元の配線に不具合がある可能性が高いと考え
られますので、配線を交換してください。(元の配線を使って、予備通信ケーブルと入れ替えて、どの部分のケ
ーブルに問題があるかを確認してもよいですが、時間はかかります)
1 番目から順番にテストをおこない、途中まではデータが収集できるのに、ある特定のパワーコンディショナー
以降のデータが収集できなくなる場合は、このパワーコンディショナーに通信故障や通信端子異常があるため、
以降すべてのパワーコンディショナーでデータが収集できなくなる可能性が高いと考えられます。
例)1番目から 3番目まではデータが収集できるが、4番目以降、最後までデータが収集できない場合は、4番
目のパワーコンディショナーに問題がある可能性が高い。
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テスト B
予備のケーブルを利用して、各パワーコンディショナーをテストします。(予備ケーブルは金属管を通さなくても良い)
1. すべての通信ケーブルを予備ケーブルに交換して接続をします。
2. 予備ケーブルに交換してもデータが取得できない場合は、1 台目のパワーコンディショナーの接続をはずして、
データロガーと 2台目のパワーコンディショナーを接続して、データが取得できるかを確認します。
3. 2台目のパワーコンディショナーでもデータが取得できない場合は、2の手順を 3台目、4台目と繰り返していき
ます。
4. テスト Aの手順をおこなってください。
図 22
例えば、1 番目のパワーコンディショナーではデータが収集できず、2 番目のパワーコンディショナーから最後
のパワーコンディショナーまではデータが収集できる場合は、1 番目のパワーコンディショナーの通信モジュー
ルまたは通信端子に問題があり、結果としてすべてのパワーコンディショナーでデータが取得できなくなってい
る可能性が高いと考えられます。
手順 1から手順 3までを最後のパワーコンディショナーまでおこない、データが収集できない場合は、パワーコ
ンディショナーの通信プロトコルが変更されている可能性が高いと考えられます。パワーコンディショナーを製
造しているメーカーに連絡して、通信プロトコルを再確認する必要があります。
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8.2 一部のパワーコンディショナーデータがデータを収集できない
データを収集できないパワーコンディショナーに故障があるかどうか確認します。(パワーコンディショナーが正
常に運転しているか、正常に発電しているかを確認します。)
データが収集できないパワーコンディショナーの Smart-PV に登録された情報(アドレスコードなど)が一致す
るかどうかを確認します。(例:オムロン製、ダイヤモンド製などのパワーコンディショナーはアドレスコードが0
から設定します。)
データが収集できないパワーコンディショナーの Samrt-PV に登録された情報(型番など)が一致するかどうか
を確認します。
データ収集できないパワーコンディショナーの結線をもう一度確認します。(断線を確認します。)
上記の確認項目に問題がない場合は、データが収集できないパワーコンディショナーの状況によって、テスト A、テ
スト Bを試してみてください。
特定のパワーコンディショナー以降、最も遠いパワーコンディショナーまでデータが収集できない →
テスト A
途中のパワーコンディショナー1台以上がデータを収集できない → テスト B
テスト A
データロガーより、一番遠いパワーコンディショナーもしくは、複数のパワーコンディショナーで、データを収集できな
い場合は、結線や通信端子の問題の可能性が高いと考えられます。
例:5 台のパワーコンディショナー中、1 番から 3 番まではデータが正常に収集でき、4 番と 5 番はデータが収集で
きない場合
データが収集できないパワーコンディショナーと直前のパワーコンディショナーを予備ケーブルと接続し(3 番と
4 番の間のケーブル)、データが収集できるようになったら、元の配線が断線している、または結線に間違いが
あることが判断できます。この場合は、ケーブルを交換すればデータを収集できます。(図 23)
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図 23
最後の 2 台以上のパワーコンディショナーが通信できず、上記の確認方法を試しても、データが収集できない
場合は、いったん 5 番目のパワーコンディショナーと 4 番目のパワーコンディショナーのケーブルを抜いてくだ
さい。(図 24 を参照)4番目のパワーコンディショナーがデータを収集できるようになったら、4番目のパワーコ
ンディショナーと 5番目のパワーコンディショナーの間のケーブルに問題がある可能性が高いと考えられます。
そして、もう一本予備のケーブルを使って、4 番目のパワーコンディショナーと 5 番目のパワーコンディショナー
の間のケーブルを交換します(図 25 を参照)。ケーブルを交換しても 5 番目のパワーコンディショナーがデー
タを収集できない場合は、5 番目のパワーコンディショナーの通信モジュールや結線端子に問題がある可能性
が高いと考えられます。
図 24
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図 25
テスト B
中央の何台かのパワーコンディショナーがデータを収集できない場合は(図 26 参考)、下記のチェックを行って
ください。
1. データを収集できないパワーコンディショナーが、正常に運転しているかを確認します。
2. このパワーコンディショナーの通信端子側、結線に問題があるかもしれません。結線をもう一回、繋ぎ直してくだ
さい。
3. アドレスコードの設定が間違えていないかを確認してください。間違っていましたら、正確な番号を設定してくだ
さい。
上記のテストにすべて問題がない場合でも、データが収集できない場合は、パワーコンディショナーの通信モジ
ュールまたは結線端子が故障している可能性が高いと考えられます。
図 26
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8.3 すべてのパワーコンディショナーでデータを収集できるが、通信が安定しない
通信ケーブルがツイストペアシールド付きであるかを確認します(『3 (通信ケーブル購入)RS485 ケーブルの
仕様』を参照)
RS485 通信端子 A、B にペアの 2 本が接続されていることを確認します(『3 (通信ケーブル購入)RS485 ケ
ーブルの仕様』を参照)
パワーコンディショナーに GND の結線の指示がある場合は、GND が結線されていることを確認します(『7.1
パワーコンディショナーに GND端子がある場合』を参照)
通信ケーブル長の合計が 80mを超えていないかを確認します(『7.2 通信ケーブルの長さの合計が 80mを超
える場合』を参照)
パワーコンディショナーの終端抵抗を設定したことを確認します(『7.4 終端抵抗について』を参照)
高圧発電所の場合で、通信ケーブルに金属管を通していることを確認します(『4 通信管購入の注意点』)
データロガーの周りにノイズの発生源があるかを確認します
パワーコンディショナーの結線端子と変換コネクタに接続不良がないかを確認して、もう一回結線をやり直して
ください
以上の確認項目に問題がない場合でもデータが収集できないときは、すべての通信ケーブルを予備のケーブルと
交換します。データが収集できた場合は、元のケーブルをすべて交換してください。
図 27
予備のケーブルに交換しても、データが収集できない場合は、データロガーを交換してみてください。使用されてい
るパワーコンディショナーの対応リストの利用履歴欄に「無し」と書いている場合は、速やかに代理店に連絡してくだ
さい。遠隔で監視しながら問題を確認します。(72 時間以内プロトコルに問題があるかを確認します。確認できまし
たら、1週間以内この問題を解決します。)
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ある一台のパワーコンディショナーの問題で、他のパワーコンディショナーの通信を妨げたと思われる場合は、疑っ
たその一台のパワーコンディショナーに対して、次項で説明する個別遮断法を用いてデータが正常に収集できるよ
うになるかを確認します。正常にデータを取得できる場合は、疑ったパワーコンディショナーに問題があると判断で
きます。正常にデータを取得できない場合は、他の原因の影響でデータを収集できていないことになります。
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8.4 結線の確認方法
① パワーコンディショナー個別遮断法(接続、設置などに問題がない場合)
一台のパワーコンディショナーが問題で、他のパワーコンディショナーの通信を妨げていると思われる場合は、この
方法を利用して確認してみてください。
図 28
上記図 28 の例のように、Inverter3 に問題があり、Inverter4 またはすべてのパワーコンディショナーに影響を与
えて、データが収集できないようになる場合は(データの収集ができない場合は、Inverter3 と Inverter4の間の接
続を先に確認してください)、Inverter3 の直流と交流のブレーカーを同時に落とします。この場合は、Inverter2 と
Inverter4 を直接接続したこと同じになり、Inverter3の影響は受けない状態となります。この状態で Inverter4の
通信が安定した場合は、Inverter3が Inverter4の通信に影響を与えたことが確認できます。Inverter3のみに問
題があるとして、Inverter3 の問題を解決します。(次の『②パワーコンディショナー単独接続方法』を用いてパワー
コンディショナー3番のみデータロガーと接続します)
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② パワーコンディショナー単独接続方法
単独接続方法とは、接続されているケーブルをすべて抜いて、予備のケーブルを使用してパワーコンディショナーと
接続する方法です。パワーコンディショナーの通信モジュールまたは通信端子の故障で、すべてのパワーコンディ
ショナーの通信を不安定にさせていることを確認できます。
図 29
この方法は、あるパワーコンディショナーのみがデータを収集できない、または、すべてのパワーコンディショナーが
データを収集できないか、通信が不安定であることを確認する方法です。前述の『①パワーコンディショナー個別遮
断法(接続、設置などに問題がない場合)』のように、このパワーコンディショナーの電源を切ってから(交流側と直
流側)、他のすべてのパワーコンディショナーがデータを収集できるようになり、通信が安定している場合は、このパ
ワーコンディショナーのみを、データロガーと接続します。データロガーとの通信ができるかどうかを確認ができます。