cloud.config ホワイトペーパー · Cloud...

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© 2019 FIXER Inc. cloud.config ホワイトペーパー Ver2.0 2019 年 6 月 1 日 株式会社 FIXER

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© 2019 FIXER Inc.

cloud.config ホワイトペーパー

Ver2.0

2019 年 6 月 1 日

株式会社 FIXER

© 2019 FIXER Inc.

内容

1. はじめに ........................................................................................................................................................... 1

1.1. cloud.configとは ...................................................................................................................................... 1

1.2. 本ホワイトペーパーについて ................................................................................................................... 2

2. クラウド利用の動向 ......................................................................................................................................... 3

2.1. クラウド化のメリット .............................................................................................................................. 3

2.2. クラウド時代のシステム開発・運用手法と課題 ....................................................................................... 5

2.3. FIXERのクラウドへの取り組み ............................................................................................................... 6

<受賞歴> ........................................................................................................................................................ 6

3. cloud.configの特長 .......................................................................................................................................... 8

3.1. 概要........................................................................................................................................................... 8

3.2. 運用体制 ................................................................................................................................................... 8

3.3. cloud.configのベネフィットと選択できるサービス ................................................................................. 9

3.4. cloud.configの選択できるサービス .......................................................................................................... 9

4. cloud.configの SLA(サービスレベル合意)と SLO(サービスレベル目標) ..................................................... 12

4.1. Azure環境 .............................................................................................................................................. 12

4.2. 24時間 365日自動監視 .......................................................................................................................... 12

4.3. 障害一次対応 .......................................................................................................................................... 12

4.4. TAM ....................................................................................................................................................... 14

4.5. 問合せ対応 .............................................................................................................................................. 14

4.6. サービスレベルの適用外 ........................................................................................................................ 14

4.7. サービスレベルの変更 ............................................................................................................................ 15

4.8. サービスレベルの未達成時の対応 .......................................................................................................... 15

5. cloud.configのご利用方法 ............................................................................................................................. 16

5.1. 作業依頼 ................................................................................................................................................. 16

5.2. 調査依頼 ................................................................................................................................................. 16

5.3. 質問・ご相談 .......................................................................................................................................... 16

6. cloud.configの ITサービスマネジメントシステム ....................................................................................... 17

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1. はじめに

1.1. cloud.configとは

cloud.config は、日本マイクロソフト株式会社(以下 Microsoft)が提供する「Microsoft

Azure Cloud Computing Platform & Services」(以下 Azure)を利用したフルマネージドサー

ビスです。

システム開発者にとって、日々進化するパブリッククラウドの多種多様なサービスをすべ

て評価してシステムに組み込み、コストの最適化まで考えて開発・運用することは大変困難

です。

そこで、お客様にとって最適な Azure のインプリメント支援と 24 時間 365 日の監視サー

ビスとともに Azureの安定運用を提供するのが cloud.configです。

さらに IoT や機械学習、ビッグデータ基盤といったパブリッククラウドならではのシステ

ム環境は、最適化したクラウドデザインパターンで構成してご提供いたします。

運用安定後もリアルタイムな利用状況、課金情報を簡単に把握できる専用のポータル画面

をご用意していますので、お客様によるリソースの適切なコントロールも可能となります。

cloud.config は、運用のアウトソースを実現し、本来の業務に専念いただくトータルサポー

トをいたします。

図 1 cloud.configのサービススタック

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1.2. 本ホワイトペーパーについて

本ホワイトペーパーは、クラウドを取り巻く動向、cloud.config のサービス内容およびサービ

ス導入のメリットを読者にご理解いただくためにご提供するものです。

対象読者:

➢ Azureをご利用中の方

➢ Azureの運用にお困りの方

➢ Azureの導入をご検討中の方

関連サイト

➢ 株式会社 FIXER

https://www.fixer.co.jp/ja-jp/

➢ cloud.config 公式サイト

https://www.cloud-config.jp/

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2. クラウド利用の動向

2.1. クラウド化のメリット

クラウドの特徴は、必要に応じて割り当てるリソースを増減できる弾力性(Elasticity)に

あります。この特徴がユーザーにもたらす主なメリットは、以下のとおりです。

図 2 パブリッククラウドの動向

(1)従量課金制

従来のオンプレミス型のシステムにおいては、サーバやネットワーク等のインフラのコス

トは固定費です。そのため、企業はシステムの導入にあたり、事前に綿密な投資対効果の試

算が必要となります。

しかし、クラウドの導入により、インフラコストは変動費化されます。これにより、投資

リスクを低減するとともに、リソースの使用状況に応じて構成を変更することが可能となり、

コスト配分の最適化の実現とともに、ビジネスリスクを軽減できます。

(2)伸縮自在

ビジネスの変化に合わせて、システムに求められる要件も変化し続けます。また、システ

ムの負荷は常に一定ではないため、従来のオンプレミスのシステムでは、ピーク時の負荷に

合わせたサイジングを行う必要がありました。これは、通常時はシステム資源が無駄になっ

ていることを表します。

しかし、クラウドの導入により、システムのスケーリングを柔軟に行えるようになり、オ

ンプレミスのシステムでは通常時に無駄になる資源に関わるインフラコストを低減すること

ができます。

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逆に、予想を上回る急激なビジネスの伸びが発生した場合、迅速なシステム増強が可能と

なり、ビジネス上の機会損失を軽減することができます。

(3)即時性

初期投資を最小限に抑えられ、インフラの調達から構築に関わる期間を大幅に短縮できる

ため、ビジネスを迅速に立ち上げることができます。

(4)検証済み構成

クラウドベンダー(Azureの場合は Microsoft 社)によって十分に検証され、一定の可用性が

担保されたインフラを利用するため、システム運用に関わる負担を軽減でき、システムの開

発に集中することができます。

(5)運用の委託

インフラの運用に関わる専任スタッフを配置する必要がなくなるため、人的リソースの削

減や、削減したリソースをシステム開発に再配置することが可能となります。

(6)規模の経済

クラウドベンダーは、グローバルに膨大な数のインフラ機器を調達するため、個社でハー

ドウェアを調達するコストと比較して、圧倒的な低価格で利用することができます。

システム運用面においては、クラウドを利用した開発と運用を専門に行うプロバイダーに

クラウドのマネジメントを移管することにより、個社で人材の育成や運用標準を構築するコ

ストと比較して、圧倒的な低価格で開発・運用することが可能となります。セキュリティ面

においてもこのスケールメリットを享受することができます。

クラウドが登場した直後は、クラウドのセキュリティに懸念を示すユーザーが多く見られ

ました。これは、システムリソースがブラックボックス化されており、他ユーザーとリソー

スを共有することで情報漏洩が発生するのではないか、といった不安や、実際に発生したク

ラウドサービスのトラブルなどが原因であると考えられます。

しかし、オンプレミス環境であっても標的型攻撃等により情報漏洩事故が発生している現

実を踏まえると、オンプレミスであってもクラウドであっても、適切なセキュリティ対策を

行う必要があるという点においては共通です。

大手クラウドプロバイダーは、セキュリティに非常に力を入れており、多数のセキュリテ

ィ関連認証を取得しています。セキュリティ対策も日々進化させており、信頼のおけるクラ

ウドプロバイダーの提供するサービスは、最も高いレベルのセキュリティを確立していると

いえます。クラウド化は、セキュリティの観点からもメリットとなります。

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(7)グローバル

グローバル展開しているクラウドベンダーのインフラを利用することで、サービス対象と

なる各国にインフラを準備する必要がなくなり、また、日本国内から世界各地のインフラリ

ソースの状況を管理することが可能となります。

2.2. クラウド時代のシステム開発・運用手法と課題

オンプレミス発想の開発・運用は、アプリケーションとインフラがモノリシックに構築さ

れるケースが多く、リリース直後から陳腐化が始まるシステムを多くの人手で管理する手法

が一般的ですが、クラウド時代の開発・運用は、クラウドの特徴である弾力性を生かしたク

ラウドと親和性の高いシステム開発・運用手法として、CI(継続的インテグレーション)、CD

(継続的デリバリー)+DevOpsの考え方が近年注目されています。

図 3 オンプレとクラウドにおける保守運用設計の違い

DevOpsは、開発と運用がシームレスに連携する手法であり、Infrastructure as Code、マイ

クロサービス、サーバレス、といった開発・運用の概念を包含しています。DevOpsは、スピ

ードと品質が要求される今後のシステム開発・運用の主流となっていくと考えられます。

また、Microsoft も近年 Configurable Cloud というワードでインフラストラクチャとアプ

リケーションを継続的に可変させることで、多くの人手で管理するコストを低減し、新規ビ

ジネス創出の機会を増やすコンセプトを提唱しています。

しかし、クラウド自体の進化が極めて速いため、ユーザーがそのメリットを十分に享受する

ためには、常にクラウドの最新機能をキャッチアップし続け、開発・運用に必要となる様々

なツールを効果的に利用していく高度な技術とノウハウが必要になります。

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2.3. FIXERのクラウドへの取り組み

FIXER は、創業(2009 年)当時から、前述の Microsoft が近年提唱している Configurable

Cloud と同様のコンセプトでお客様のクラウド環境を開発・運用しているクラウドインテグ

レーターです。

cloud.config は、Azure に関する高度な技術を保有するエンジニアのシステム開発・運用ノ

ウハウを、クラウドの極めて速い進化(最新機能)をキャッチアップしながら、一般的な業務

要件の一部を含めてパッケージ化しており、お客様のビジネスを迅速で効果的にクラウド化

することができます。また、導入後の 24 時間 365 日自動監視、お問合せ窓口、ご利用状況/

ご請求の確認などをワンポータルで提供いたします。

図 4 cloud.configのカバレッジ(*今後リリース予定の機能含む)

<受賞歴>

2018 年

日本マイクロソフト社「Microsoft Japan Partner of the Year 2018」

「Financial Services アワード」最優秀賞を受賞

https://www.microsoft.com/ja-jp/partner/jpaward/2018.aspx

2017 年

米国マイクロソフト社「Microsoft Worldwide Partner Award 2017」

日本国内で最も優秀な実績を挙げたパートナーとして「Microsoft Country Partner of the

Year」を受賞

https://www.microsoft.com/ja-jp/partner/wpcaward/2017.aspx

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2014 年

日本マイクロソフト社「Microsoft Japan Partner of the Year 2014」

「Microsoft Azure パートナーアワード(Cloud Service Vendor)最優秀賞を受賞

https://www.microsoft.com/ja-jp/partner/jpaward/2014.aspx

2013 年

日本マイクロソフト社「Microsoft Japan Partner of the Year 2013」

「Windows Azureパートナーアワード(Cloud Service Vendor)最優秀賞を受賞

https://www.microsoft.com/ja-jp/partner/jpaward/2013.aspx

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3. cloud.config の特長

3.1. 概要

cloud.config は、「アドバイザー」「Dedicated Support Engineer(以下 DSE)」「システム運用

マネージャ」「コンサルタント」がお客様のクラウド環境の安定運用を提供しています。

図 5 cloud.configの運用体制

3.2. 運用体制

(1)アドバイザー

cloud.config フルマネージドサービスをご利用のお客様の窓口となり、お問合せやご依頼

の受付/対応、システムアラートなどのインシデントの検知および初動などのサポート業務を

行います。

(2)DSE

インシデントや障害原因の追及および再発防止策の策定、システムに必要とされるリソー

スの管理を含め、サービスの迅速な復旧を行い、お客様の事業活動への影響を最小限に抑え

る対応を行います。

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(3)システム運用マネージャ

フルマネージドサービスの提供状況を統括し、お客様にサービスの提供状況をお知らせし

ます。お困りごとの相談など、アドバイザーよりも高度な技術/知識を要するご要望にお応え

します。

(4)コンサルタント

お客様の業務およびシステム環境を把握し、日々の活動に加え、将来必要とされるリソー

スや機能のご提案など、今後の事業拡大に向けたご報告/提案を定期的に行います。

3.3. cloud.configのベネフィットと選択できるサービス

cloud.config をご利用(=FIXER から Azure を購入)いただくお客様には、24 時間 365 日の

自動監視サービスを無償で提供しています。

また、ご契約金額に応じて課金・請求ポータルのご利用、Azureハンズオンも無償で提供し

ています。

表 1 FIXERと他社とのサービス比較

3.4. cloud.configの選択できるサービス

cloud.config はパブリッククラウドに特化したシステムの自動監視サービスを提供してい

ます。

万が一、障害が発生した場合には、運用知見が豊富なクラウドエンジニア陣が障害一次対

応を行い、迅速な復旧をサポートいたします。

24 時間 365 日の運用サポート体制で、お客様のシステムの安定運用をご支援いたします。

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図 6 cloud.config 24 時間 365 日自動監視/障害一次対応の全体フロー

しかし、クラウドの活用にあたってお客様が持つ課題は様々です。そのお客様の課題レベル

に合わせて 24 時間 365 日自動監視サービスの他に「障害一次対応」「Technical Account

Manager(以下 TAM)」「問合せ対応」の 3 つのサービスを提供しています。各サービスの提

供時間およびサポート体制は、以下のとおりとなります。

表 2 サービス別のサポート提供時間、サポート体制

№ サービス名

サポート提供時間 サポート体制

平日 10:00

~19:00

24 時間

365 日 DSE アドバイザー

システム運用

マネージャ コンサルタント

1 24 時間 365 日自動監視 ● - - - -

2

障害

一次

対応

24 時間 365 日自

動監視からの対応 ● ●

電話による対応 ● ●

メール又は WEB

問合せ窓口による

対応

● ●

3 TAM ● ● ● ● ●

4 問合せ対応 ● ● ●

※平日の営業時間は月曜日~金曜日の 10:00~19:00 とし、国民の祝日およびその振替日、

年末年始(12 月 31日、1月 1日~1月 3日)は除く。

(1)24時間 365 日自動監視(無償提供)

専門エンジニアが FIXERの「監視テンプレート」を用いて、日々の運用業務で発生するレ

ポートメッセージから、セキュリティインシデントを含む重大なインシデント情報までを 5

段階にレベル分けし、障害の発生をメールにてご連絡いたします。

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ご要件に応じて、お客様がご利用中の監視プロダクトの API 連携も対応いたします。

(2)障害一次対応

障害の通知を受信後、あらかじめ定められた手順に基づき、復旧作業を行います。復旧作

業完了後、お客様へメールにてご報告を行います。

また、お客様のご依頼についても、あらかじめ定められた手順に基づき行い、作業完了後、

お客様へメールにてご報告を行います。

(3)TAM

お客様の業務特性をヒヤリングし、業務サービスの影響も加味した自動監視サービスにグ

レードアップいたします。

障害の通知を受信後、お客様が運営するサービスの稼働状況・影響範囲を確認するととも

に、Azure の各サービスの稼働状況やパフォーマンス測定を行い、原因切り分けを行います。

また、必要に応じて、関連会社への対応やサーバやプロセスの再起動等の対応を行います。

上記の一時的な対応に加え、活動サマリ、Azure の最新情報、最適化提案、Azureの最新ユ

ースケース、Azure ハンズオン等の有用な情報をご要望に応じてミーティングで月次報告い

たします。

(4)問合せ対応

お客様の各種お問合せに対して、問合せ内容を確認し一次対応いたします。

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4. cloud.configの SLA(サービスレベル合意)と SLO(サービスレベル目標)

cloud.config は、Azure の最新技術を最適に活用しつつ、お客様に安定した運用を提供する

ため、各メニューに SLA(サービスレベル合意)および、SLO(サービスレベル目標)を設定

しています。なお、SLA、SLO は表 2に記載の各サービスの提供時間に基づきます。

4.1. Azure環境

Azure を利用して提供するサービスのサービスレベルについては、「Microsoft」が定める

SLA に準ずるものとします。

http://azure.microsoft.com/ja-jp/support/legal/sla/

4.2. 24時間 365日自動監視

SLA 5 分以内 Azure の稼働状況を 24 時間 365 日監視し、異常時はお客様に障

害内容を自動で通知します。

SLO - -

4.3. 障害一次対応

障害発生時に、その障害一次対応に対する対応優先度の明確化と、SLA、SLO の目標設定

を行います。

(1)対応優先度の明確化

お客様の障害一次対応の内容について、影響度と緊急度から対応優先度を P1~P5 の範囲

で明確化いたします。

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表 3 影響度-緊急度からの対応優先度表

緊急度

1 2 3 4

実害なし

(アラート多発)

信頼性の低下

(冗長構成の障害)

パフォーマンスに影響

(レスポンスが遅い)

サービス/システムが使用

できない 影響度

1 対外的な影響なし P5 P5 P4 P3

2 一部業務に支障が発生。対外的な影

響は軽微 P5 P4 P4 P3

3 複数の業務において支障が発生。対

外的な影響が発生 P4 P3 P3 P2

4 広汎な範囲で業務遂行が困難。対外

的に多大な影響が発生 P4 P3 P2 P1

(2)対応優先度に対する目標設定(SLA、SLO)

対応優先度に対する SLA、SLO を以下のとおり設定しています。

表 4 対応優先度別 SLA、SLO

P1_最高 P2_高 P3_中 P4_低 P5_最低

SLA 対応開始

(対応者決定) 30 分以内 60 分以内 4 時間以内 1 日以内 2 日以内

SLO 正常性確認

(※1) 4 時間以内 1 日以内 1週間以内 2 週間以内 1 か月以内

※1:障害の原因が Azureであるか確認いたします。

(3)障害一次対応に対する SLA、SLO について

「24時間 365 日自動監視」「電話」「メール又はWEB 問合せ窓口」による、それぞれの障

害一次対応の SLA、SLO は以下のとおりとなります。

①「24時間 365 日自動監視」からの障害一次対応

SLA 30分以内 あらかじめ定められた手順に基づき、対象の事象(ご依頼)発生

から 30分以内に対応(対応者決定)を開始する。

SLO P1~P5

に準じる 表 4「対応優先度別 SLA、SLO」の目標(SLO)を参照

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②電話による障害一次対応

SLA 30分以内 あらかじめ定められた手順に基づき、対象の事象(ご依頼)発生

から 30分以内に対応(対応者決定)を開始する。

SLO P1~P5

に準じる 表 4「対応優先度別 SLA、SLO」の目標(SLO)を参照

③メール又はWEB 問合せ窓口による障害一次対応

SLA P1~P5

に準じる 表 4「対応優先度別 SLA、SLO」の目標(SLA)を参照

SLO P1~P5

に準じる 表 4「対応優先度別 SLA、SLO」の目標(SLO)を参照

4.4. TAM

SLA 60分以内 問合せから 60 分以内に対応(対応者決定)を開始する。

SLO - -

4.5. 問合せ対応

SLA 60分以内 問合せから 60 分以内に対応(対応者決定)を開始する。

SLO - -

4.6. サービスレベルの適用外

4.2~4.5 に記載の SLA、SLOは以下において適用外となります。

(1)災害、地震、地変、火災、労働争議、騒乱、伝染病、納入業者の債務不履行、法令の変更、

政府・関連省庁又は地方公共団体による規制、指示その他指導、郵送期間の問題又はその

他の不可抗力に基づくサービス停止。

(2)第三者の故意による侵害のため、本サービスの対象システムが正常に運用できないことに

よるサービス停止。

(3)お客様の指示に従った結果として生じるサービス停止。

(4)「Microsoft」が提供する「Azure」又は「トレンドマイクロ」が提供する「Deep Security」、

ならびに弊社が利用している第三者のサービスの仕様、瑕疵、バグ等に起因したサービス

停止。

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(5)別途定める場合を除き、本サービスの保守・中断・変更およびそれ以外の事由によるサー

ビス停止。

(6)その他、FIXERの責任外となる事象、現象によるサービス停止。

4.7. サービスレベルの変更

FIXERは、サービスレベルの向上に向けてサービスレベルの内容変更を行う場合がありま

す。変更にあたっては、FIXER は、お客様に事前の通知をすることなく、本サービスの内容

の全部又は一部の追加および変更、廃止を行います。

4.8. サービスレベルの未達成時の対応

サービスレベルの目標を下回った場合は、お客様と FIXER で協議のうえ、その目標を達成

するための改善対応・施策を推進いたします。

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5. cloud.config のご利用方法

cloud.config では、WEB 問合せ窓口を通じて、お客様と FIXER のエンジニアとの間でコミ

ュニケーションを行います。この窓口は、チケットマネジメントシステムを採用しており、

コミュニケーションには、「作業依頼」「調査依頼」「質問・ご相談」をご用意しています。

5.1. 作業依頼

あらかじめ定められた作業をご依頼いただく際にご利用ください。ご利用にあたっては、

チケットマネジメントシステムに下記項目を記載し、チケットの発行をお願いいたします。

✓ 社名

✓ ご依頼担当者名

✓ ご依頼作業名

5.2. 調査依頼

未知の障害が発生した場合にお問合せいただく際にご利用ください。ご利用にあたっては、

チケットマネジメントシステムに下記項目を記載し、チケットの発行をお願いいたします。

✓ 社名

✓ ご依頼担当者名

✓ 障害件名(業務サービス影響がわかる内容)

✓ 解決のご希望期限

5.3. 質問・ご相談

Azure の技術的な内容、具体的なユースケースの紹介など、業務サービスに直接影響がな

いお問合せの際にご利用ください。ご利用にあたっては、チケットマネジメントシステムに

下記項目を記載し、チケットの発行をお願いいたします。

✓ 社名

✓ ご依頼担当者名

✓ ご依頼件名(分からないこと、解決したいことの内容)

✓ 解決のご希望期限

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6. cloud.configの ITサービスマネジメントシステム

IT サービスマネジメントは、お客様のニーズに合致した適切な IT サービスを安定的に提

供するために、運用の維持管理ならびに継続的改善を行うマネジメント活動全般のことです。

デジタルトランスフォーメーション(以下 DX)の時代、IT サービスを提供する組織は、従来

のシステムの開発・構築・運用という役割だけでなく、お客様のビジネスを理解し、ビジネ

スの発展に貢献する視点が欠かせなくなっています。

cloud.config では、お客様ビジネスに貢献するため、サービスの設計、移行、提供および改

善について定め、JIS Q 20000-1 に可能な限り準拠した ITサービスマネジメントを実践して

います。

以上

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本書の記載内容は予告なく変更する場合があります。

「Microsoft」「Azure」は、米国 Microsoft Corporation およびその関連会社の商標又は登録商標です。

「FIXER」「cloud.config」「クラウドコンフィグ」は、株式会社 FIXER の登録商標です。