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横浜交響楽団
第698 回定期演奏会【 オラトリオの魅力② 】
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YOKOHAMA
OTO M ATSURI
横浜 音 祭り
オラトリオ「メサイア」より ……ヘンデル
ソプラノ 横森 由衣 アルト 松浦 恵
八 I
合唱
管弦楽 横浜交響楽団
テノール 渡辺 大
横響合唱団
バス 竹内 利樹
指 揮 飛永 悠佑輝
日l々 令和元年10 月27 日(日)回 目 談会 場ネ 中奈川県 立音楽堂(横浜市西区紅葉ヶ丘) 入場料¥1,000( 全自白席)前 売 所 チ ケ ット ポ ー ト( 横 浜 駅 東 口 地 下 街 ポ ル タ 内) TF し045453-2871
チ ケ ット か な が わ( 神奈川県民ホール・KAAT神奈川芸術劇場・神奈川県立音楽堂)
TEL 0570-015-415
ヨ コ ハマ よ み う りプ レイ ガ イ ドTEL 045-201 -9748 http:// www・y-playg uide.com/
(ヨコハマよみうりプレイガイド⇒電話・HPでお申し込みください。店頭での販売はありません。)
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主 催: 横 浜 交 響 楽 団 共 催: 横 浜 市 文 化 観 光 局 後 援: 神 奈 川 県 教 育 委 員 会
「青 少年のための音楽会」では、横浜 市内の公立小 仲・ 高・特別支援学校の蜃 硲 生徒さんをご招待しています。
鑑賞 をご希望の方は学 校毎に所定の中込 書でお中し込 みください、
お 問 い 合 わ せ 先
横 浜 交 響 楽 団 事 務 局 TEL 080-3308-1321 http:// w ww.yokoky o.net/
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」オラトリオの魅力②】
【イ|=曲 者 ヘンデ ル】
ド イツ生 まれの ゲオル ク ーフリードリヒ ーヘンデ ルG685 ~1759 年)
は、 バッハ と並ぶドイツのバ ロック音楽 の 代 表 的 な作 曲家 で す。1706
年 にイタリア へ渡 肌 続 いて1710 年 に初 めてイギリスの 土 を踏 んだヘン
デ ルは、オペラ『リナルド 』によって 空 前の 大成 功 を収 め、や がてロンド ン
を永 住 の地 と定 めて 活発 な 創作 活動 を繰り広 げます が、 その 活 動 は劇
場 にお ける オペラの上 演 を中 心 とするも のでした。特に1719 年 に友 人
や 貴 族 だちと株 式 組 織 のオ ペラ企業「 王 立 音 楽 アカデ ミー」 を設 立して
から、 ヘンデルは オペラの 作 曲と歌 手 の契 約など、音 楽 上の 一切 の責 任
を負って 大 活 躍 を続 けj」ジュリアス・ シー ザ ー』『ロ デリンダ 』など の優
れた作 品 を次々 と発 表しました。
しかし ヘンデル の オペ ラ活動 は 決して順 風 満 帆 の 平 穏 なもので はな
く、1720 年に「アカデミー」 は 早くも分裂 の 危機 に見 舞 わ れ、 コ28 年 に
ジョン・ ゲ イの『 乞食 オペ ラ』が上 演されると、 英 語を 用い て市 民 の生 活
感 情 を巧 みに表現 したこの作 品 の庶民 性 がロンドン中 の人 気 を独占し、
ヘンデル のイタリアオペラは 致命 的な 大打 撃 を受けました。さらにヘンデ
ル の 失脚 を図 る反 対派 が 新しい オペラ一 座 を結 成したため、 イタリアオ
ペラの不 振や 反対 派との抗 争 はついに ヘンデ ル を経済 的に 破産 の状 態
に 追い 込み 、その 上 無理 が 続い たヘンデル は健 康 を害しました。
病 から回 復したのち、 ヘンデ ルは再 び 精力 的 に オペラの作 曲と上 演 に
取 り組 み ましたが、 どの作 品も不 評 に終 わり、1741 年を最 後 に、つい に
オペ ラの 作 曲 を断 念しな けれ ばならなくなりました。もしここで ヘンデ ル
が 失意 の あ まり作 曲 の筆 を折 ってい たなら、彼 はそ の 後 の輝 かしい 成
功 を見 ることは出 来な かったでしょう。これ まで に発 表した『エジプトのイ
ス ラエ ル人 』など数 多くの オラトリオ作 品 が、 みな 好評 を 博したことに 気
づき、 オラトリオに創 作 の主力 を注ぐことになりました。そしてヘンデ ルは
『メサイア』を作 曲し、以 前 は移 り気たった人 達も 彼 を一流 作 曲 家として
認 め、 経 済的 にも 豊 かになる 支持基 盤 を得 ることになりました。
バッハと同じ年に生まれながら、ハンデルの音楽性はバヅハとは対照
的で、バッハの駆使した対位法(2 つ以上の旋律を組み合わせてポリ
フォニーをつくる技法〉は用いず、簡潔で明快で大らかな楽曲が多いの
が特徴です。代表作にはオラトリオ「メサイア」の他に管弦楽曲『水上の
音楽』『王宮の花火の音楽j』があります。
オラトリオとは、宗 教 的な 音 楽作 品で 聖 譚 曲( せい たんきょく)とも言 わ
れ、 独 唱・ 合 唱・ オ ーケストラで 演 奏さ れます。一般 にオペラのような演
技 や 衣装 を用い ることはありませ ん。
16 世 紀 にロ ーマ教 会で 聖 書 など の講 義 をおこなうオラトリオ会で 演 奏
された 音 楽が 起 源で、教 会で 演 奏され始 め た初期 の 頃は 演 技 付きで 歌
わ れてい ましたが、 教会 の 信者 たちの反 対 により次第に 演技 付 きで はな
い 形 になり、 演奏 する 場所 も教 会 からコンサートホールへ と変 わってい
きました。17世 紀 には形 式 が確 立さ れたので 、1741 年に作 曲されたヘ
ンデ ル のyメサイア』は、教 会 にお ける 礼 拝 や 儀 式 の た めのも ので はな
く、コンサ ートホールや 劇場で 演 奏されることを目 的としています。
1741 年イギリスの著述家で聖書の研究家でもあったチャールズ・ジェ
ネンズが、聖書の有名な聖句を精選して作詞をし、ヘンデルに作曲を依
頼しました。ヘンデルは、異常な熱意をもって作曲に取り組み、作曲を
1741 年8 月22 日に始め、9月14 日までのわずか24 日間で完成させま
した。その間ヘンデルは一切の俗事を忘れ、作曲の筆を進めたと伝えら
れています。
【オラトリオの 名 曲『メ サイア 』】
メサイアは、『救世 主 』と訳 され、 イエ ス・ キリストを指します 。音 楽も 第
1部『予 言・降誕 』、第2 部『 受難 』、第3 部『 復活・ 永生 ぶの3 部 構 成となっ
てい ます。メサイアの 初 演 は1742 年4月13 日に アイル ランド 島 東 部 の
都 市で あ るダブ リンで 行 わ れ、定員 卵O 人 のホ ール に700 人 をつめ こ
んでもなお 数 百人 が 外にあ ふ れるほどの盛 況で した。ヘンデ ルは、生 前
にyメサ イア渋 数 十 回演 奏しています 飲 ほとんどその 度に楽 譜 を改 訂
してお り、現 在 使用 され る楽 譜にもいくつ かの版 があ ります 。
まず、 第1 部 は 重 々しい 序 曲で 始 まります。そして、イェ ス ーキリストの
生 涯 の苦 悩 と栄 光 が見 えてくる ような音 楽になります。どこまで も広 が
るのど かな 風 景 を感じさせる「 田 園 曲」は、 メサイア全 曲 中、序 曲 を除 い
て唯 一の 器 楽 曲です 。
第2 部は、 第1 部とは対 照 的に 劇的な 要素 が多く、 宗教 的 にも 最も感 動
的な 部 分で す。そして 第2 部 の最 後 は、「 ハレル ヤ」で す、お そらくメサイ
アを一 度も 聞いたことがない 大 でも、 ハレル ヤだけは 耳にされ たことがあ
る ので は ないで しょうか。ロンドンで 初 演さ れた際 、ハレルヤを聴 いた 国
王ジョージH 世は大 変 感 激して 曲の 途中 で思 わず 立ち上がったというエ
ピソードは有 名で 、この曲だけ 単独で 演 奏さ れることも多くあ ります。
第3部 は、イエス・ キリストの 復 活と永 遠 の生 命 を表現 して います。そ
して 最 後 は、ア ーメンコーラスで す。「アーメン」の みでつ づ られたコーラ
スは、全員 での力 強 い 合唱となっていき、メ サイア全 曲の幕 を閉じます 。
メサイアは、 キリスト教 信仰 に基 づく楽 曲 のた め、 クリス マスや年 末に
かけて世 界 中で 演 奏される定 番 曲となってい ます 。
横 響『メサイア』公 演 は 、今 回 で4 回 目 となり ます。過 去の3回、 そして
今 回と合 唱 パートを歌うのが 横響 合 唱 団で す。横響 合 唱 団は 、1970 年
(昭和45 年) 秋 の 横 響第258 回定 期 演 奏 会で ベ ートーヴェン『 荘 厳ミサ
曲 』を演 奏 するた めに、メンバ ーを 一般 募集 した「横 響 とミサ・ソンムニ
スを歌う会」 が母 体となり、翌1971 年( 昭利46 年)1 月 に誕 生し、横響 合
唱 団初 出 演 の定 期 演 奏 会は、 その 年の5 月 の小 船 幸 次 郎指 揮 のフォー
レ『レクイエ ム』(県 立 音 楽堂) でした、
ヘンデ ル没 後 も『メサイア』は 高く評 価さ れ続 け、教 会という場 を超 え
た全 人 類の 普 遍 的 な音楽 で あるとい えます。合 唱あり、 独 唱 あり、 二重
唱あ り、 歌い 手 が語り かけるようなレチ タティ ーボや 、ド ラマ チックに 歌
い 上 げるアリアと、 オペラの手 法 を取り入れて 非 常 に多 彩な 演 奏 スタイ
ルで 構 成されてい る『メサイア』をお楽しみください 。
(Tp内 藤)
2019 年12 月22 日( 日) 午 後 2 時 第699 回 定 期
神 奈 川 県 民 ホ ー ル
【横響 ・第九演奏会】
〈横響第九70回記念・ 横響と第九を歌う会50周年記念〉1
楽劇
第「ニュルンベルクのマイスタージンガー」1幕への前奏曲
2。交響曲第9番二短調
独唱 ソプラノアルトテノールバリトン
ワーグナー
「合唱付き」……ベートーヴェン
////
美
真
和恵和響
山浦藤内
横松工池
合唱 横響合唱団・横響と第九を歌う会合唱団
指揮 飛永悠佑輝